ハーレクイン・ロマンス小説 - ハーレクイン - ハーレクイン作品一覧

  • ちぎれたハート【ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版】
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    明日をも知れぬ身を抱えながら、愛する彼の蔑みに耐えてきたけれど……。 交通遺児だったノリーンは従姉一家に引き取られ、まるで使用人のようにこき使われて育った。やがて美しい従姉は、心臓外科医として名高いラモンと結婚。密かに彼を慕っていた看護師のノリーンは、祝福の陰で人知れず涙した。だがその後、不幸にも従姉が肺炎で亡くなると、ラモンの激しい怒りは、看護していたノリーンに向けられたのだった。2年後、ノリーンの体は悲鳴をあげていた。心臓に問題があり、高額の手術を受けなければ、長くは生きられないとわかったのだ。医療費を工面するため、悪化していく体調を押して働き続けた結果、彼女は倒れ、緊急手術を受けることになる――ラモンのメスによって! ■〈たとえ命儚くとも〉と題して、病を抱えながらもけなげに生きるヒロインの恋物語をお贈りします。本作は、大スター作家ダイアナ・パーマーが描いた、伝説的人気を誇る名作です! 出勤中に発作を起こし、身元不明の急患として運ばれたノリーンでしたが……。 *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • オンリー・ワン
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    大胆不敵な姿は、ただの見せかけ――本当は臆病だと、彼に見抜かれてしまったの? 伯父の死後、天涯孤独となったブルックは、由緒ある屋敷と土地を手放さざるを得なくなった。屋敷を買った大手建設会社のパーティに、寂しさをこらえ出席すると、アランという黒髪の尊大な男に言い寄られる。女は金で買えるとでも思っているようなアランの発言を聞いて、彼の鼻をへし折りたくなり、誘惑にのるふりをしたブルック。だが彼女がバージンと気づくや、アランは突然立ち去った。後日、ブルックの勤め先の会社が買収され、新しい会長秘書となった彼女は、その人物を見て言葉を失う――アラン? このあいだの傲慢な人が会長だというの? ■今作のハーレクイン・マスターピース《特選ペニー・ジョーダン》は、大人気のボスと秘書の恋物語です。部下であるヒロインをからかうような言動をとるヒーローが、なぜか気になってしかたがないヒロイン。ある日、ボスとの出張先のロンドンで倒れてしまい……。
  • 眠り姫と富豪の夢一夜
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    なんて皮肉な運命なの……。お腹の子の父親に疎まれるなんて。 婚約者の裏切りを知って傷つき、鬱々としていたある夜、サスキアは富豪のマラカイと出逢って強く惹かれ、ベッドを共にした。その後、彼の運営する慈善施設を訪ねたけれど、いつも不在だった。私は避けられているの? 赤ちゃんを身ごもったと伝えたいのに。だが、慈善パーティで彼に再会したとき、サスキアは衝撃を受けた。「きみのお腹の子がぼくの子なら、結婚しなくてはならない」ああ、マラカイは知っていた……。そして義務感に駆られたの?何より哀しいのは、少女の頃からの夢が打ち砕かれたことだった。運命的に結ばれた両親のように、愛に満ちた結婚をするという夢が!サスキアはきっぱり言った。「いいえ、この子は一人で育てます」 ■マラカイに避けられていると思ったサスキアは、ひどいつわりで気を失ったところを、偶然居合わせた彼に介抱されたときも、妊娠を打ち明けられずにいました。しかし、その直前に、サスキアが身重であることを、マラカイは漏れ聞いて知ってしまったのでした……。
  • ラプンツェルと小さな天使
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    王子様とキスをした。一夜かぎりと知りながら。 やせっぽちの不器用な小娘だったころ、アンバーは王子に恋をした。王子は小娘には目もくれず、持参金目当てで婚約証書に署名した。深く傷ついた彼女は姿を消し、密かに独力で暮らし始めた……。8年後。まさか、信じられない。あの王子様が――トリスが微笑んでいる。友人の結婚式から連れ出され、アンバーは彼とめくるめく一夜を過ごした。積年の想いに身をまかせ、最後まで正体を明かせないまま。後日、自分が消息を絶っているせいで婚約が無効にできず、長年トリスを束縛してしまっていたことを知ったアンバーは、正式に婚約を破棄するために彼と面会する勇気をかき集める。きっと隠し通すことはできないけれど――彼の子を宿していることは。 ■初恋の王子と結ばれて小さな命を授かったアンバー。いまだ婚約者同士だった二人のもつれた絆の行方は……。とらわれの王女が健気に運命を切り開く、現代版のおとぎ話。『秘書はかりそめの花嫁』『貴公子と秘密の花園で』『イブに目覚めた眠り姫』関連作です!
  • 純真な花嫁
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    すべてを失った乙女は、手練手管の大富豪にさらわれた。 ステイシーは唯一の肉親だった祖父を亡くした後、遺された財産をすべて横領され、破産寸前の状態だった。これでは路頭に迷ってしまう……。思いつめていたある日、二度と会うことはないと思っていた男性と再会する。オーレン・マクレーン。以前、強引な求婚をしてきた大富豪だ。彼は私がお断りしたことに、まだ腹を立てているのかしら?「君の事情は変わったらしいな。プロポーズの答えを聞こう」オーレンは怯えるステイシーに近づき、自信たっぷりに告げた。なんて人……私が窮地に陥ったから、また求婚するというの? *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクインSP文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 華麗なる憂鬱
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    もうすぐ、最愛の人の妻になる。愛と疑念が渦巻く心を抱えたまま。 挙式を目前にしながら、アイシャの心は晴れなかった。少女の頃から一途にカルロを愛し続けてきたアイシャだから、彼からの突然の求婚には、もちろんイエスと応えた。たとえ彼の心が今も亡き前妻にあるとわかっていても、この結婚が、両家の繁栄のための政略結婚でしかなくても。わたしはカルロが別の女性と結婚したときだって乗り越えた。最愛の人に愛されない結婚だって、きっと耐えられるわ。ああ……でも、こんなことは予想していなかった。彼には、結婚後も別れるつもりのない、愛人がいるなんて。 *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクインSP文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 他人同士
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    夫は魅力的なオランダ人医師。でも、彼のことは何も知らなくて――。 両親を亡くしたマチルダは医師である伯父のもとで育ち、今は診療所を助けて看護師として働いていた。そんな彼女の静かで平穏な生活は、伯父の死で一変する。すべての遺産を継いだ従兄に家を追い出され、やっと老人看護の職に就くが、過酷な労働に倒れてしまった。八方ふさがりの彼女に救いの手を差しのべたのは、伯父の知人である魅力的なオランダ人医師、ラウヴェルト。他人も同然の彼に突然プロポーズされ、マチルダはとまどった。なぜなら以前、結婚は“都合がいい”と彼が言うのを聞いたから。 *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクインSP文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 運命を紡ぐ花嫁
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    テキサスの恋 30 ジェイコブズ家の物語壮大な愛のサーガ、ここに始動。すべては、このロマンスから生まれた――ジェイコブズビル、発祥の物語。他一篇『恋と冒険とカウボーイ』を特別収録! 鉄道王の一人娘エレンは自分の器量に自信がない。だが父親の財産目当ての求婚者は後をたたず、彼らを拒むたびに、もう結婚はできないかもと諦めていた。そんなおり、父とともに避暑地を訪れたエレンは、長身痩躯でハンサムな牧場主ジョンに出会う。災難に見舞われて困っているところを助けられ、エレンはジョンにほのかな想いを抱くようになった。彼はほかの男性とは違う――希望が芽生えたのも束の間、父親の支援が欲しいからと、便宜結婚を申し込まれる。 *本書は、既に配信されている作品のハーレクインSP文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 内気なエンジェル
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    愛してはいけない人だから、どうか、そんなふうに見つめないで。 1年前、結婚式の翌日に夫を事故で亡くして以来、ジョージィは罪悪感に苛まれ続けてきた。そんなある日、亡夫の従兄で銀行家のダクルが訪ねてくる。彼はジョージィを気遣い、新しい一歩を踏み出せるようにと、フランスに所有する豪華な別荘に誘ってくれたのだった。美しい景色の中で、優しくハンサムなダクルと過ごしながら、ジョージィは彼に惹かれていく気持ちを必死に抑えた。わたしには、彼を愛する資格なんてない――夫が命を落としたのは、わたしのせいなのだから。 ■傷ついたヒロインを、優しく、忍耐強く癒やしていくヒーロー。穏やかながらも愛の強さを感じさせる珠玉のロマンスを、名作選からお届けします。
  • 赤ずきんと黒い狼の結婚
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    孤独な乙女は、たやすく堕ちた。森で待ち伏せていた狼の誘惑に。 幼い頃に両親を亡くしたエラは、後見人の老富豪に育てられた。あるとき、祖母を見舞うために森の中の道を急いでいると、大きな犬を連れ、黒髪に青い目が美しい男性に出会った。ローマン・ブラックと名乗った彼は裕福な企業経営者で、二人は瞬く間に恋に落ち、5週間後には、祖母の前で結婚した。すべてが罠だったとわかったのは、結婚式のあと――。ローマンは別人のように冷たくなり、この結婚は、きみの後見人を陥れるための策だったとエラに告げる。裏切られた絶望と、愛の残り火に情熱を駆り立てられ、エラは夫にすべてを捧げてしまう――最初で最後のつもりで。 ■作家競作ミニシリーズ〈7つの愛のおとぎばなし〉の6話目です。『赤ずきん』を題材に、新進の人気作家ピッパ・ロスコーが筆を執りました。エラの後見人である老富豪と、ローマンの関係は?“黒い狼”を真実の愛に目覚めさせた、小さな奇跡とは――?
  • イタリア富豪と醜いあひるの子
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    イタリア富豪が醜いわたしに求婚したのは、ただ自分の体面を守るためだけ……。 亡き友人の遺児を迫りくる危険から守るため、ミネルバはとっさの思いつきを口に出した。赤ん坊の父親は兄の親友ダンテ、大富豪のイタリア人だと。優秀な美男美女ぞろいの家族の中で唯一冴えないわたしを、ダンテは何かと気にかけてくれた――たとえ哀れみゆえにしても。今は彼の誇る財力と権力にすがるしかないわ……。身に何の覚えもないダンテはミネルバの爆弾発言に激怒したが、彼女の事情を知るやいなや即座に驚くべきことを言い放った。「選択肢は一つしかない。ぼくと結婚するんだ!」 ■ハーレクイン・ロマンスで活躍中の“とある人気作家”が覆面作家ミリー・アダムズとしてデビューしました! 今作の邦題はハーレクイン公式Twitterの読者タイトル投票で決定しました。はからずも憧れの男性から愛なき結婚を迫られたヒロインの運命は?
  • 伯爵との離れがたき絆
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    人生のどん底で、私は身ごもった。顔も知らない伯爵の子を。 妊娠7カ月のロザリーは執事に案内され、おどおどしながらまるで宮殿のようなベネチアの邸宅へ足を踏み入れた。場違いすぎて泣きそうだ。まさか依頼主が伯爵夫人だったなんて。代理母は引き受けたけれど、やっぱり自分の子でもあるから、おなかの子は渡せないと言いたい。断られるに決まっていても。だが、見たこともないほど魅力的な伯爵は彼女の妊娠すら信じず、奥さまに確認してほしいと言っても蔑みの目を向けつづけた。伯爵夫人は夫に内緒で代理母を雇っていたの? それはなぜ?そのとき、伯爵が言った。「妻は死んだんだ。愛人と一緒にね」 ■両親を火事で失い、失意の中で代理母となったヒロイン。彼女はヒーローから金めあての女とののしられ、出ていけと言われます。だがその後ヒロインの話が本当だったと知って、ヒーローは彼女を追いかけ、子供をベネチアで一緒に育てるよう強引に迫るのでした。
  • 夢から覚めたシンデレラ
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    結婚の翌朝に、彼は別れを告げた――私の身に宿った命に気づきもせずに。 ペニーは旅先でとてつもなくセクシーな富豪コルトと、熱い恋におちた。めくるめく1週間。最終日、二人は運命に導かれるように結婚したが、翌朝、別人のような冷たい顔で彼は言った。「僕は結婚に向いてない」そして一方的に離婚を告げると、コルトは去っていったのだった。人生で初めての恋の代償は大きかった――ペニーは、妊娠していた。1年半後、女手一つで双子を育てていた彼女は、体調を崩して入院した。すると、ペニーが子育てと治療費の工面に困っていると知ったコルトが、入院先に突然、相も変わらぬまばゆいほど魅力的な姿を現した!彼に妊娠を知らせなかったのは、親権を要求されたら勝ち目がないから。命よりも大切な子供たちを、絶対に奪われるわけにはいかない……。 ■〈授かり子を密かに〉と題して、シークレットベビー物語をお贈りします。双子と関わったあとでコルトがまた姿を消したら、今度は子供たちが傷つく――ペニーの“親心”はコルトへの不信にあふれる一方、“恋心”は彼への切ない未練をぬぐいきれずにいて……。 *本書は、ハーレクイン・ディザイアから既に配信されている作品のハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 男爵夫人の憂鬱
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    愛なき求婚をされて気づいた――彼を、ずっと好きだったことに。 看護師のカトリーナは、パーティでオランダの男爵ラフと知り合った。落ち着き払った長身の彼は高慢な有閑人といった風情で、カトリーナは何を話せばいいかわからず、天気の話をするほかなかった。その夜は気まずく別れたが、後日、職場の病院で再会したとき、外科医でもあるラフが急患の処置をてきぱきこなす姿に胸を高鳴らせた。彼はとても優雅で、それでいて有能で頼りがいもあるわ……。そんなカトリーナも周りから頼りにされる働き者だったが、ある日、迷惑な同僚に言い寄られ、思わず、もうすぐ退職すると言ってしまう。すると、次の仕事のあてもない彼女に、ラフが驚きの提案を投げかけた!「僕は妻が欲しい。僕と結婚することを考えてくれないか?」 ■カトリーナより10歳以上も年上のラフは、自分は恋にのぼせあがるような年齢じゃないと言い、プロポーズをしました。彼が情熱的な愛を望んでいないのだと思うと、切なくなるカトリーナでしたが……。穏やかで優しい作風に癒やされる、不朽の名作です。 *本書は、ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品のハーレクイン・マスターピース版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • スター作家傑作選~会議室のシンデレラ~
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    情熱の大富豪ボスとのオフィス・ラブ名作集!恋と仕事の狭間で、甘美な誘惑に囚われ……。 ■情熱的な作風と濃やかな心情描写に定評のある実力派作家マヤ・バンクス他、セクシーなヒーローを描く作家らが勢ぞろい! 公私の境で揺れる、オフィス・ロマンスの傑作をセレクトしました。ボス&秘書や、偽りの婚約がテーマの物語を収録した豪華アンソロジー。 *『日曜までフィアンセ』『愛と夢のはざまで』は既に配信されている作品と同内容となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • ベビー・ウォーズ
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    養護施設育ちのケイトはその不幸な生い立ちから、人を愛することを恐れていた。恋愛より何より、仕事で自立することが最優先だった。そんなある日、養護施設で姉妹同然に育った親友の訃報が届く。赤ちゃんが遺されたと知って、ケイトは何の迷いもなくその子を引き取ったものの、仕事との両立は困難で、シッターを雇うことにする。だが、現れたのはリックと名乗る黒髪の男性。まさか彼が赤ん坊を奪うつもりの大富豪とは夢にも思わず……。 *本書は、ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊から既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 百万人にひとりのボス
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    あまりに魅力的なボスと、二人きりで、1週間の出張だなんて。 田舎町で生まれ育ったコリーは、地元の青年に失恋し、傷心のあまり転職して故郷をあとにした。ロンドンの一流企業に社長秘書として採用されたはいいが、初日から社長のマックス・ハンターに釘を刺されてしまう。「僕に対して、仕事の邪魔になる感情は抱かないでくれ」と。たしかに彼は恐ろしいほどハンサムだけれど、傲慢すぎるわ。仕事はやりがいに満ち、マックスはボスとしても有能だった。そんなマックスと1週間、二人きりの海外出張が決まる。初日の夜、緊張していたコリーに、なんと彼はキスをして――。 ■長く再版が待ち望まれていた、H・ブルックスのボス秘書ロマンスです。恋愛感情を抱くなと釘を刺したのはボスなのに、キスするなんて……コリーの動揺に、こちらも思わずドキドキです! *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 愛を宿した人魚姫
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    無垢な真心を捧げ、愛の結晶を宿した。なのに、わたしをお金目当てと蔑むの? 海辺の村に育った素朴な娘コーデリアは、嵐で転覆したボートから落ちて溺れた男性を助け、彼が意識を取り戻すまでの数日間、懸命に看病をした。目覚めた彼はルカと名乗り、イタリアから休暇で来たと言う。褐色の肌と逞しい体、セクシーな瞳。コーデリアは恋に落ち、彼にすべてを捧げた。やがて去っていく人と知りながら……。ところが、ルカがイタリアへ帰ったあと、妊娠が判明する。意を決して彼を訪ねるが、待っていたのは残酷な仕打ちだった。実はルカは億万長者で、ずっと前から婚約者もいるというのだ! ■〈7つの愛のおとぎばなし〉5話目のモチーフは『人魚姫』です。アンデルセンの原作をなぞりつつ、切ないロマンスに仕立てられています。二人が入り江で愛をかわすロマンティックなシーンは必見。最後まで読みどころたっぷりのおすすめ作品です。
  • アポロと謎めいた壁の花
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    見知らぬ夫が愛しているのは、記憶のかなたの、もう一人の私。 貧しい給仕係サーシャはパーティで大富豪アポロに見初められ、めくるめく熱い夜を過ごすが、翌朝、事態は一変する。ギリシアの神のごとく尊大な彼の不興を買い、部屋から叩きだされたのだ──純潔を捧げたというのに。数カ月後、彼女は事故に遭い、病院のベッドで目を覚ました。傍らで見守る男性は夫だという。あれは……アポロ?それ以外のすべての記憶を失ったままサーシャは退院し、アポロの屋敷へ赴くが、なぜか彼も使用人たちもよそよそしい。私はほんとうに彼の妻なの? サーシャは不安に身を震わせた。 ■大スター作家P・ジョーダンを彷彿とさせる作風で人気のA・グリーンが描くのは、ミステリアスなシンデレラロマンス。ヒロインにまつわる秘密のベールが1枚ずつ剥がされていくような展開にぐいぐい引き込まれ、いっき読み間違いなしの逸作です!
  • 二つの秘密を持つ花嫁
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    初めて対面した我が子に注ぐ彼のまなざしが、この胸を罪悪感と苦悩でさいなむ。 働きながら幼い息子を育てるシングルマザーのマリサは、次の仕事場である高級ホテルに到着し、愕然とした。そこは、5年前にひと目で恋に落ちた大富豪ローマンと出会い、彼にそっくりな愛しい我が子を身ごもった場所だったのだ。その直後、なんと当のローマンがいきなりホテルに現れ、最近になって自分には息子がいることを知った、と言う。ああ、ついに秘密が漏れてしまった……おののくマリサに、子供は持たない主義だと明言していた彼は、脅すように言った。「息子はどこだ? 僕から奪った4年の埋め合わせをしてくれ」 ■『ガラスの靴を捨てた花嫁』の関連作です。前作に続く大人気のシークレットベビー・ロマンス。実はマリサの息子は重い病気にかかり、彼女はローマンに会いたい想いを押し殺して彼の兄リオに相談していたのでした。そして、彼女のもう一つの秘密とは?
  • 伯爵が愛した灰かぶり
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    伯爵の目に飛び込んできたのは、王女のドレスをまとった、清貧の乙女。 両親亡き後、エレナーは老婦人の付添人としてつましく働いていたが、ある日突然、婦人の親戚ラヴェナム伯爵からプロポーズされる。ハンサムでやさしい彼を密かに慕ってはいたけれど、話が合う君となら、ベッドで飽きてからも穏やかに暮らせるだろうから、などという理由で結婚なんて。ショックで逃げ出したエレナーは、ひょんなことから、さる公爵未亡人の町屋敷で世話になることに。事の顛末を聞いた公爵未亡人は面白がり、伯爵の追跡をかわすため、エレナーを豪華なドレスと宝石で飾り、架空の国の王女に仕立て上げた。変装の成果を試したい夫人に、あらゆる夜会や舞踏会に連れ出されるが、そこには必ず、怒りにたぎるまなざしのラヴェナム伯爵がいるのだった。 ■ヒストリカルのベテラン人気作家アニー・バロウズが贈る『公爵の秘密の願い』の関連作です。伯爵は、エレナーの変装も、彼を欺くことになり自己嫌悪に陥っている彼女の心もお見通し。公爵未亡人の前では調子を合わせながらも、ある夜ついにしびれを切らし――
  • 秘密のまま別れて
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    おなかに小さな命がいると知ったのは、無一文で路上に放り出されたあと……。 「社長から、電話を取り次ぐなと言われておりますので」ギリシア大富豪クリストの秘書の返答に、エリンは愕然とした。クリストと同棲していたのに、理由も告げられずに突然捨てられ、エリンは気まずくなって、彼が所有するホテルでの仕事も辞めた。すべて忘れよう……。そう思った矢先、妊娠しているとわかったのだ。収入もないので、せめて援助を、と必死で彼の実家にも連絡したが、息子はもうすぐ結婚するから関わるなと釘を刺されたのだった……。3年後。困っていたエリンに働き口をくれた現在のボスに呼ばれ、オフィスの中へ入ると、そこにいたのは――エリンの仕事場であるホテルを買収しにやってきた、クリストだった! ■〈授かり子を密かに〉と題し、シークレットベビーがテーマの珠玉作をお贈りします。3年前の別れ際、クリストとのあいだに小さな命を――しかも、男の子と女の子の双子を身ごもっていたエリン。そうとは知らないクリストは、なぜか怒りに満ちていて……。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • キャリア・ウーマン
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    ずっと恋など知らずに生きてきた。あなたに出逢うまでは。 テムズ川沿いの高級アパートメントで一人暮らしをするハナが、結婚より自立を望んだのは、子供時代、裕福ではなかったから。だがある日、上司のセクハラで退職を余儀なくされてしまった。幸い、大企業で職を得ることができ、ほっとするが、現れた黒髪の社長サイラスを見て、目をみはる。故郷の村の役所で会った、場違いなほどゴージャスな男性だわ!あのとき、生まれて初めて胸の高鳴りを感じた人が、まさか上司になるなんて! 仕事に支障が出たらどうしよう?けれど、恋心を抑えようとするほどに思いはつのり……。 ■今作のハーレクイン・マスターピース《特選ペニー・ジョーダン》は、勤勉な牧師の父と愛情深い母を持つお堅いヒロインの初恋物語。とびきりセクシーなボスに恋をして、どんどん女らしく花開いていく一方、不安も頭をもたげ……。
  • シンデレラの眠れぬ夜
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    疎遠の父に日陰者扱いされてきた娘は、恋も、愛も、すべてが怖ろしくて……。 私を妊娠して捨てられてもなお、父を想い続けて一生を無駄にした母。そんな母を見てきたので、シャーロットは恋愛に臆病になっていた。ある日、父の突然の事故死で、莫大な遺産を継ぐことになり、シャーロットのもとに警備会社経営の大富豪ジェイスが派遣されてきた。たくましくて男らしい、黒い瞳と髪を持つ端整な彼に、思わず胸が高鳴る。だが、働きながら大学院に通い、苦学の末に社会に出た芯の強い彼女には、護衛は必要なかった。疎遠な父の遺産なんて放棄するつもりだから。一方ジェイスにとっても、守るべき相手との特別な関係は禁忌だった。惹かれ合うはずのないシャーロットとジェイスだが、相続の話し合いのためNYへ向かう機上、唇と唇が触れ合い……。 ■王道シンデレラ・ストーリー『ガラスの靴のウエイトレス』(I-2637)の関連作です。ベテラン作家スーザン・メイアーの描くヒロインは、自立心が旺盛な努力家で、好感度抜群! 疎遠の父がNYの大富豪だったとわかっても、独立独歩を貫こうとするヒロインにご声援を。
  • 愛にさすらう
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    リー・マーシャルの望みは、まにあううちに結婚して子どもを産むことだった。愛を知らないまま、家族の世話に捧げた青春。決して若くない彼女にとって、結婚相手の条件は、ときめきよりも生活の安定のはずだった。ホテル王ジャッド・バーネットは、3年前に一人息子を事故で失って以来、自暴自棄になっていた。仕事を優先し、息子との約束を破った日に事故が起きたのだ。そんなリーとジャッドが、運命に導かれるように出会う――。 *本書は、ハーレクイン・セレクトから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 夫に片思い
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    銀行の最高経営責任者であるリチャードと交際を始めたホリー。平凡なだけの女になぜ興味があるのか不思議に思いつつも、彼の目に宿る情熱を信じてみることにした。それでも心の片隅で感じていた。自分は本気の相手ではないと。リチャードは亡妻を愛し続けていると聞いたこともあるし……。悪い予感は的中した。ある日、彼と訪れたパーティで、リチャードの友人の妻が教えてくれたのだ。彼は、結婚紹介所に登録して妻を探していると。やっぱりわたしは、遊び相手にすぎなかったの? *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 強いられた結婚
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    スペインの伯爵である祖父の支配から逃れるため、18歳で駆け落ちしたリア。だが不幸な結婚の末、夫は事故死。貧しい生活の中、心臓病を患う娘の手術費などとうてい賄えず、リアはスペインに戻って祖父に援助を請うしかなかった。ところが祖父は手術費を払う代わりに、実業家のダミアン・マルケスと結婚しろと言う。先日出会ったばかりなのに、私にキスしてきたあの男性と?リアの胸は一瞬ざわめいたが、すぐに現実に引き戻された。結婚なんてできない。妻の務めを果たせないのだから……。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • ブラック・ベルベット
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    いくら彼がセクシーでも、マダムXの正体は明かさない。■シャイで地味なアマリー・ダヴにはもう一つの顔があった。彼女はマダムX――過激な描写で男女の欲望を綴った官能小説『ブラック・ベルベット』の著者なのだ。唯一公表した顔写真も友人のレイシーのものを使ったので、マダムXのほんとうの姿は誰にも知られていない。ところが、出版社の要請でパーティに出ることになり、やむなくアマリーは再度レイシーに代役を頼んだ。もちろん、アマリー自身はマダムXのアシスタントとしてレイシーから離れないつもりだった。駆け出しの女優であり、ゴージャスなブロンド美人のレイシーは、完璧にマダムXを演じて、皆がそれを信じた……と思った。そう、たしかにジェリコと名乗る記者だけは私たちを疑っている。できるかぎり彼を遠ざけ、秘密を守らなければ。でも、彼のたくましい太腿が……ああ、官能小説家の血が騒ぐ!
  • 失恋の後遺症
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    ■“歴史は繰り返す”という――だったら、私はまた捨てられるの?■三年前、メアリーは恋人に手ひどい裏切りを受けていた。結婚式の前夜、彼は昔の恋人のもとに去ったのだ。男性に対して、二度と夢は見ない。彼女は固く心に決めた。だが、ビデオ制作の仕事を依頼してきたグレッグを見たとたん、メアリーの胸は高鳴った。なんてハンサムでセクシーなの! 独身かしら?そう、確かにグレッグは独身だった。けれども別れた妻は彼の共同経営者で、今も付き合いがある。そんな人に恋をして捨てられて、また傷つきたくはない。常に自信ありげなグレッグは、メアリーにとって脅威となった。「僕らはなにもしていない……今のところは」そう言いながら、彼はメアリーにキスをした。「でも、この先なにが起こるかは断言できない」■傷ついたメアリーのかたくなな心を、少しずつ癒していくグレッグ。穏やかで、しかも性急な愛が彼女に新たな夢と強さを与えることに……。リタ・C・エストラーダが送るロマンスの真骨頂!
  • 愛の海へ再び
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    ■苦しみと悲しみを乗り越え、もう一度あなたと愛の海へ。■救急処置室で看護婦として勤務するテリーは、重傷を負って運ばれてきた夫マイケルの横たわるベッドを呆然と見つめていた。二年前、息子のジョシュを事故で亡くして以来、ふたりの間に埋められない溝ができた。そして、マイケルは突然、一年前に家を出ていってしまった。あれから、どこで何をしているのかまったくわからなかったのにこんな形で再会するなんて……。マイケルに捨てられたという事実を受け入れ、一人で新たな人生を歩もうとやっと決心したこのときに。ところが、奇跡的に回復したマイケルが最初に口にした言葉はテリーがまったく予想していないものだった。「僕は天使に助けられ、この世に戻って君を救えと言われたんだ」
  • 令嬢と騎士
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    ■屋敷も車も、財産はすべて奪われたローレル。彼女は今、エドワードにすがるしかなかった。■ここに来たのは間違いだったかしら?もう何度めかわからないが、ローレルはあらためてそう思った。エドワード・ホワイト弁護士の事務所の控え室は、ダラスの町の高級な一郭にふさわしく、とても贅沢な内装で、彼の有能ぶりがうかがえる。これまで六人もの弁護士に断られ、彼が最後の頼みだった。祖母の死後、財産を管理していた弁護士は、別れた夫とともに態度を一変させ、彼女が財産を相続できる時期を、いつまでもあいまいにしている。ローレルは代々住んだ屋敷から、無一文でほうり出され、食堂のウェイトレスをしながら、やっと暮らしを立てている。わたしひとりなら、このままでも生きていける。でも、幼いバリーのことを思うと、この先、満足に育てていける自信はない。彼に裁判で、財産のいくらかでも取り戻してもらえたら、報酬もきっと支払えるはず…。だけど、こんな条件で彼ははたして弁護を引き受けてくれるだろうか?ローレルはすがる思いで、彼の部屋の扉が開くのを待っていた。
  • カナダ傷心旅行
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    ■彼はモデルにしたいような騎馬警官。なのに、なぜ孤独に暮らす人間嫌いなの?■「あの人よ!彼にしてください」ジュディは騎馬警察隊の隊長に向かって叫んだ。さっき、ハイウェーで彼女にスピード違反の切符を切った警官だ。フォトジャーナリストのジュディは、騎馬警官を取材するために、カナダの北の果て、ノースウェストの小さな町までやってきた。この地を訪れたとたん、夏を前にしたすばらしい自然に魅せられ、そこで働く騎馬警官の姿を早く撮りたくてうずうずしていた。ジュディは町の警察隊の支部で見つけたその警官を、さっそくモデルにしたいと隊長に頼み込んだ。違反切符を切る間も、不愛想で、見るからに不機嫌そうな顔をしていた彼に、持ち前の好奇心が刺激されたのだ。あんな人でもほほえむことがあるのかしら?彼が見かけどおりの、こわもての警官かどうか確かめてみよう。だが、当のポール・モンローは優秀な警官ではあったが、同僚の誰とも付き合わず、町から離れた一軒家に暮らす孤独な男。ジュディがどんなに陽気に話しかけても、決して心を許そうとしない、頑固この上ない男だった……。
  • 裸足のジュリエット
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    ■わたしを大胆に変える魔法は、彼だけが使うことができる。■“彼は本心がつかみにくい”“彼は女性の扱いがうますぎる”まじめなジェシカはなんでもリストにしてしまう。でも、どんなにマイナス要素をあげてみても、イタリア人パイロット、ニックへの思いは募るばかり。誕生日を祝おうと、連絡もせずローマを訪れてみると、彼の別荘の寝室にはネグリジェ姿の先客がいた。さらに二人の女性も鉢合わせ!ジェシカは失恋した二人とトレビの泉に願いをかけた。ニックを嫌いになって、早く忘れられますように……。ところが、その夜ホテルで気分が悪くなり、翌朝になって病院を訪れた彼女は衝撃に襲われた。妊娠していたのだ――もちろんニックの子を。■同じ男性に失恋した三人はトレビの泉に誓いを立てた。もう男なんて信用しない! でも、本当はすてきな恋人が欲しい。
  • 緋色の記憶
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    ■あなたとは結婚できない――そう告げたのは正しかったはず。■デヴォンは突然婚約の解消を申し出た。刑事だった父が殺害されてから見るようになった悪夢。それはフィアンセのメイスが殺される夢だった。メイスの仕事も父と同じ刑事だ。いつか夢が現実になるかもしれない。その恐怖に耐えきれなかったのだ。それから一年後、デヴォンは衝撃的な事実に気づいた。これまで、父が殺害されたとき、自分は眠っていたと思っていたが、実は殺害を目撃していたということに。恐ろしさのあまり、部分的な記憶喪失に陥っていたのだ。いまでは犯人の顔まで、はっきり思い出すことができる。恐怖と戦いながらも、デヴォンは証言しようと決意する。だが、父の事件を担当しているのはメイスだった。そして、彼の心の傷はいまだ癒えておらず……。
  • レディに剣を
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    許嫁を宿敵サクソン人に殺され、以来八年独身を通してきたマズランは、弟の妻にうとまれ、意に染まぬ結婚を押しつけられそうになっていた。助けを求めにノルマンディーから、わざわざ海をわたってイングランドに住む従兄に会いに来たのに、彼はすべてを保留にしたまま戦地に赴いた。ただ一つ、辺境の地にいる身重の貴婦人の世話をしろと言い残して。しかも、マズランの警護を命じられたのが、憎きサクソン人の戦士。長い金髪、ほっそりした厳しい顔、たくましい長身の体―エドウィンは確かに魅力的だが、態度は傲慢このうえない。不愉快なのは、その敵とも言える相手に惹かれていることだった。大胆にも彼は率直にマズランを求めた。エドウィンはわたしを守ってくれる…でもエドウィンから、誰がわたしを守ってくれるの。
  • 強引な求婚者
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    ■好きなだけ逃げるがいい。ぼくは必ずきみを見つけ出す。■マリエッタは十八歳になっても結婚する気がなく、次々に現れる求婚者をことごとく断ってきた。継母のレディ・アリスは、そんなマリエッタにさじを投げ、十五歳になった実の娘エメリーンを先に結婚させようと考える。折しも、新しく獲得した荘園の隣に理想の結婚相手が……!ソースゲルド城の城主アラン卿の出現に、エメリーンとレディ・アリスは色めき立った。ところが、アラン卿が目をつけたのは、ほかならぬマリエッタだった。アラン卿は一目会ったそのときから、花嫁は彼女しかいないと直感したのだ。その直感に従って、彼は少々強引とも言えるやりかたで逃げるマリエッタに求婚しようとした。
  • ガラスの靴がはけたなら
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    ■つかのま夜を照らす花火より、輝き続ける星のような幸せがほしい。■夜空に打ち上げられた花火が大輪の花を描き、庭に集まったパーティ客たちから感嘆の声があがった。セアラは屋敷の主人のマックスに寄り添いながら、信じられない思いで花火を見上げていた。女性客のうらやましげなまなざしが痛いほどなのに、マックスは気にかける様子もない。それどころか、取材で屋敷を訪れた新聞記者のセアラに、次々と質問を浴びせてくる。セアラはどこか決意を秘めたようなマックスの視線に戸惑ったが、同時に抑えようのない気持の高ぶりを感じていた。でも、これはきっとわたしが勝手に思い込んでいるだけなのだ。実業家で、彼ほどの富の力があれば、わたしが抱えている問題を解決できるかもしれないなどと、期待しているわけじゃないわ。
  • せつない誓い
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    元恋人に監禁され、命からがら逃げ出したローラは、逃亡生活を続けながらカフェでウエイトレスをしていた。ある日彼女は、フォーチュン家の御曹子アダムに見込まれて住みこみの子守り(ナニー)として働くことになる。彼は妻を亡くして以来、幼い子供たちに手を焼いていたのだ。やがてローラは、冷たい仮面の下に隠されたアダムの優しさに惹かれていき、ずっとここにいたいと願うようになった。だが、ここにいれば、きっとあの男に見つかってしまう。アダムや子供たちにも危害が及ぶにちがいない。だから……ローラは誓った、アダムには深く関わらないと。
  • 熱く危険な恋人
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    祖母から飛行機を遺贈されたロッキーは、フライトサービスの事業を始めようと考えた。準備はほぼ終わった。あと足りないのは飛行場だけだ。彼女は、医師のルークが飛行場を所有しているのに目をつけて、彼に飛行場を貸してくれるよう頼みに行く。ルークは承諾したものの、彼女を金持のわがまま娘と決めつけ、嫌悪感をむき出しにした態度をとり続けた。ロッキーも自分を見下す彼には関わらないことに決めた。そんなある日、ロッキーの怪我がきっかけで、ふたりの冷戦状態にピリオドが打たれる。★ミネアポリスの名門一族フォーチュン家にまつわる愛や陰謀をドラマティックに描いて大好評のシリーズ『富豪一族の肖像』を12話連続で再刊行してお届けしています。人気作家がリレー形式で執筆する当シリーズ、今回は「危険な逃避行」に登場したアリソンの双子の妹、ロッキーがヒロインです。★
  • 愛は運命のままに
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    クリシーが母の代理でヘーズルウィッチの町にやってきたのは、母の弟チャールズが亡くなったので、財産を処分するためだった。大酒のみのうえに窃盗罪で訴えられたこともあるおじは、いわば家族のはみ出し者で、町の住人たちからも嫌われていた。それでもとにかく片をつけ、借金の清算などもしなくてはならない。クリシーはおじの家を掃除し、家具の査定をしてくれる業者を待った。そしてやってきた骨董品店の経営者、ガイ・クックと会ったとたん、二人は雷に打たれたように恋に落ちた。たがいに求め合う二人は、たちまちのちに愛を交わしてしまう。目くるめく急展開の中で、クリシーはチャールズの姪であることを言いそびれた。だがそれが、二人に破局をもたらすことになろうとは……。
  • 愛は迷路のなかに
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    国際的な合弁企業に職を得たチューラは、会社が本拠を置く町にロンドンから移り住んで早々に、元同僚で親友のオリビアから夕食に招待された。夕食にはオリビアの親戚で魅力的な男性のソールが同席し、それとなくお見合いのような雰囲気で紹介される。だがチューラはソールについて悪い噂を耳にしていた。彼は、結婚前のオリビアを既婚者の身で誘惑したことがあり、離婚して独身に戻った今は、親戚の十代の娘を惑わせているという。十六歳のとき妻子ある男性から裏切られた過去を持つチューラにとって、ソールはもっとも嫌いなタイプの男性だった。彼女はことあるごとにソールに辛辣な言葉を投げつける。ところが初出社の日、チューラは彼が直接の上司であることを知った。
  • 愛は復讐の果てに
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    十歳の少年ジョス・クライトンは、ある日すてきな女性を見かけた。ジョスの住むイギリスの田舎町では目にしたこともない顔だ。ボビーと名乗るその女性は、アメリカから来たと少年に告げた。ジョスはたちまちボビーに魅せられ、週末に催される姉たちのバースデーパーティにボビーを招待する。ある目的があってこの地に来ていたボビーは、喜んで招待に応じた。目的とは―クライトン家を断罪することだった。 パーティ会場で、ボビーはジョスのいとこのリュークに会った。カリスマ性があってハンサムだけど、鼻持ちならない男だわ。しかも、つきまとうガールフレンドを追い払うために、強引に私との親密な関係をでっち上げるとは…。それだけではない。彼はボビーに、鋭い疑いの目を向けてきたのだった。
  • 愛は苦難の始まり (上)
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    イギリスはチェシャー州の名門クライトン家。代々弁護士を輩出してきた一族の一員であるオリビアは、父とその双子の弟の五十歳の誕生パーティのためにアメリカ人の恋人と帰郷した。誰もがうらやむ“完璧な一族”も、彼女の目から見れば、危うい緊張の中に秩序が保たれているにすぎない。そしてパーティの当日、その秩序を根底から揺るがす出来事が起きた。次々と明らかになっていく、それぞれの暗い秘密。崩壊の渦に巻きこまれたオリビアもまた、最愛の恋人の心が離れていくのを感じた……。★ペニー・ジョーダンの傑作<パーフェクト・ファミリー>が十三カ月連続で再版されます。人間の愛と憎しみをあますことなく描ききる作家の手腕が冴え渡るシリーズです。★
  • 十年目の告白
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    十一年前、イギリスに留学したミーガンは、貧乏なウエイター、ニコラスに恋をした。愛されていると思いこんでいた―― ニコラスに突然別れを告げられるまでは。彼は本当は伯爵家の跡取りで、貴族の令嬢と婚約していたのだ。家を守らなくてはいけないと言うニコラスはあまりに冷たく、ミーガンが最後の望みを託して書いた手紙にも、なんの返事もよこさなかった。そして今、英文学の講師として教鞭をとるために、ミーガンはふたたびイギリスへやってきた。★ご要望にお応えして再度お届けしてきたエリザベス・ ハービソンの『シンデレラ・ブライド』。今月は伯爵 とアメリカ人女性の悲しい再会物です。★
  • 花嫁を演じて
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    「僕と婚約しているふりをしてくれないか?」上司であるテレンス・ブレッケンリッジ三世――トレイの言葉に、秘書のジェーンは自分の耳を疑った。仕事の関係上、どうしてもフィアンセが必要になったという。この五年、彼女は名門の御曹司トレイに思いを寄せていた。平凡で美しくもない自分が愛されることはないと知りながら。でも、せめて彼の役に立つことができれば……。ジェーンは彼のフィアンセ役を引き受け、首尾よく成功をおさめた。ところが思わぬ事態が発生し、とうとう結婚式まで挙げなくてはならなくなった。★リバイバル刊行でお届けしているエリザベス・ハービソンの『シンデレラ・ブライド』。★
  • 伯爵の秘密
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    ワシントンの植物研究所で働くエマは、イギリスにやってきた。ガーンジー島にある美しい庭園を訪れ、研究にどうしても必要な薬草を採取するために。庭園の持ち主はブライス・パリサー伯爵――十七代も続く名門の当主だ。エマはこの二年ほど文通をしている男性に連絡を取り、一緒にガーンジー島へ向かった。島に到着したエマは、やがて驚愕の事実を知る。なんと文通友達の男性こそ、ブライス・パリサー伯爵だった!★
  • 偽りの結婚指輪
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    夜間のフランス語のクラスから帰る途中、ハナはクラスの男に迫られ、走っている車から飛びおりて、ようやく家に逃げ帰った。夫のイーサンも、ハナのひどい格好を見て、顔色を変える。もともとハナは、弁護士であるイーサンの屋敷の子守りだった。子供たちの母親キャサリンは数年前に落馬事故で世を去っていて、愛情に飢えた子供たちが献身的なハナに心を開くのを見たイーサンが、わが子のために形だけの結婚を申しこんだのだ。彼の提案は、イーサンをひそかに恋していたハナにはショックだった。しかし子供たちのことを思い、ハナは結婚の同意書にサインをした。彼の気持ちは、亡き妻の思い出とともにあるんだわ。フランス語の勉強も、愛情のない結婚生活の中で自分を救うため……。だがこの事件以後、ハナを見るイーサンの目に変化が表れた。
  • つらい別れ
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    五年前、フランセスカは、やむにやまれぬ事情から第九代リンガード伯爵ウィリアム・クウェンティン――ウィルと別れた。その後、彼女は会社勤めを始め、今は自分のフラットで暮らしている。フランセスカは、この半年、正体不明のストーカーにつきまとわれていた。ある夜帰宅すると、フラットの浴室の窓が割られていたうえ、追い討ちをかけるように不気味な電話がかかってきた。彼女はパニックに陥り、安全な場所を求めてウィルの屋敷に車を走らせた。五年たっても彼は相変わらず魅力的だった。フランセスカは自分がまだウィルを愛していると気づいたが、彼には再婚話が持ち上がっていた。花嫁候補は資産家の美しい娘だ。フランセスカはウィルの幸せを願って自分の気持をひたすら押し隠し、何も告げずに彼の屋敷を立ち去ろうと決心する。
  • 招かれざるナイト
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    フロリダ沖をしばしば襲うハリケーンさながら、デイビッド・デネムはいつもアレックスの人生をかき乱す。海洋冒険家デイビッドとの短い結婚生活が破綻して一年――リゾート地で働くアレックスの傷心はようやく癒えつつあった。海を見るたび彼の瞳を思って恋しくなるものの、美しい島でのおだやかな日々は何物にも代えがたい。ある日、アレックスは浜で女性の死体を発見する。ところがその直後、死体は忽然と姿を消し、時を同じくしてデイビッドがリゾートの客として現れた。なぜ今になって? まさか、彼はあの死体と関係が?彼の不可解な登場に、アレックスの心は乱れた。★ニューヨークタイムズ・ベストセラー作家ヘザー・グレアムの最新作。美しいリゾート地で殺人事件が発生。疑わしい人物たちが次々と現れるなか、ヒロインは最愛の男性のために謎解きに挑みますが……。★
  • 沈黙の大富豪
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    威圧的な男性だわ。しかもひどく不機嫌そう……。孤児院の院長職に応募したアリッサは面接官のコナー・クインを前にして、緊張に身を震わせた。施設のオーナーである彼は、盲目ながら天才発明家として巨万の富を築いた人物だ。だが開口一番、彼はアリッサを追い返そうとした。以前、モデルとして働いていたアリッサに偏見を抱いているらしい。食い下がる彼女に、コナーは冷ややかな声で告げた。「試してみよう。きっかり一カ月だけだぞ」なんて傲慢な人! かならず私の能力を証明してみせるわ。★政府の遺伝子実験で生まれ、直後に引き裂かれた天才児たちの数奇な運命を描く『闇の使徒たち』。盲目の天才発明家と孤児院育ちのヒロインに芽生えるせつないロマンスは必読です!★
  • 消された一夜
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    三年前ペイジはCIAの新米エージェントとして、ジョシュア・ストーンとともに東欧の小国に潜入した。憧れの男性との任務に胸をときめかせたものの、プロに徹する彼がペイジを女として見ることはなかった。ところが、あの夜だけは違った。間一髪で危機を逃れた安堵のためか、ジョシュアはペイジを誘惑し、激しく愛を交わしたのだ。そして翌朝、何も告げずに戦場へと消えて行方不明となった……。時をへた今、ペイジは涙をこらえて彼と対峙していた。まさかジョシュアが生きていたなんて。しかし彼の表情は冷たかった。「人違いじゃないのか?」★RITA賞を二度も受賞し、リンダ・ハワードもその実力を讃えるゲイル・ウィルソン。人気連作『孤高の鷲』第六話では、最強のエージェントが不死鳥のごとくよみがえります!★
  • あの夜をさがして
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    ■束の間、身分の違いを忘れられた幻の一夜。その代償は彼女に重くのしかかった。■十八歳の誕生日、ダニーは一夜限りのシンデレラになった。しがない厩務員であることを隠し、上流社会の夜会に出席したのだ。髪の色を変え、初めての化粧をしてきらびやかなドレスをまとい、カロライナ出身の令嬢ダニエル・デヴリスと名乗って……。令嬢と紳士たちが甘い言葉をささやきかわす舞踏会を、手の届かない生活を、ダニーは味わってみたかった。そして、運命の人に出会ってしまった。ケンタッキーきっての名門ハミルトン家の御曹子リードに。ダンスフロアを横切ってきて手を差し伸べたリードの、南部一と謳われた微笑みにあらがうことなどできなかった。夢のような夜をともにした翌朝、彼女は身分を恥じて姿を消した。ダニーはすべてを忘れるため遠く離れた地で競走馬の世話に励む。だが五年が経った今、残酷な現実が彼女に襲いかかろうとしていた。■青い空とはてしない草原が広がる遙かなる大地。けれど、そこには決して越えることのできない階級の壁が存在して……。お届けするのは、サラブレッド競馬界に渦巻く陰謀とからめて展開される珠玉のラブストーリー。感動のラストには思わず涙を誘われます。
  • 偽りの求婚者
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    ■とても信じられない。あなたがアラビアの王子だなんて。■未婚で妊娠したために教職を追われたアビーは、夏のあいだ、友人ジェシカの牧場に身を寄せることになった。今後のことをじっくり考えなければ……。空港に着き、ジェシカがよこしてくれた迎えの男性を見てアビーは仰天した。彼こそ、おなかの赤ん坊の父親だ!去年の十二月、出会ったその夜に一度だけベッドをともにして、名前も告げずに別れた相手。まさかこんな偶然があるなんて。相手のマックも、驚きながらも再会をとても喜んでいる。ところが、実はあの夜に子供ができたと告げたとたん、マックの顔から笑みが消え、激しい怒りがみなぎった。「そうか、最初からこういう計画だったのか」■権力闘争に巻きこまれ、テキサスに逃れたアラビアの王子たちの波乱に満ちた運命を描く四部作『テキサス・シーク』。第三話は前作のヒーロー、ケイドの双子の兄マックが主人公です。
  • プリンスの決断
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    ■王女の花婿はすり替わっていた……。偽物が真のプリンスになれる日は?■中東の一国バラハールの王女セレナは、美しい衣裳をまとい、花婿の待つ広間へと向かった。その先には隣国ソラジーのマキン王子が待っている。王子は幼いころ亡くなったとずっと信じられてきたが、今になって、テキサスの牧場で暮らしていたとわかったのだ。まさか、このわたしがカウボーイと結婚するなんて!自ら望んだ結婚ではないが、王族なら政略結婚も仕方ない。セレナは沈む心を奮いたたせ、王子の前へ一歩踏み出した。そのとたん、身動きできなくなった。まるで王子の強いまなざしに絡めとられたように。彼なら、緊迫する二国間の状況をなんとかできるかもしれない。そのときのセレナはまさにマキンの魅力の前に屈していた。その王子が実は別人であるとも知らず……。■『テキサス・シーク』の第二話をお届けします。今回は双子の兄弟の一人ケイドが、双子ゆえのトラブルに……。自ら招いた窮地に彼がどう立ち向かうのか。楽しみな一作です。
  • 汚れなき誘惑
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    ■一夜の夢でもかまわない。わたしのすべてを奪ってほしい……。■獣医として父親の診療所を手伝うハンナ・クラークは、父の留守中に往診依頼を受けた。連絡してきたのは牧場主のアレックス・コールマン。雌馬が難産で危険な状態だと、助けを求めてきたのだ。ハンナはすぐに牧場へ駆けつけ、迅速な処置で馬を救った。だからといって、アレックスがお礼に何かしたいと言いだすとは!ずっとあこがれてきた男性の申し出に、ハンナの心は激しく揺れる。こんなチャンスは二度とないわ。さあ、勇気を出して頼むのよ。二十八歳になる今日まで捨てられずにいる、わたしのバージンを奪ってほしい、と……。■ついにケイシー・マイケルズがラブ ストリームに登場です!陰謀の魔の手を逃れて、テキサスに身を隠したシークたちの波瀾に満ちた運命の行く末を、たっぷりとお楽しみください。
  • 花嫁を誘拐?
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    ■結婚式の当日、花嫁は誘拐された。ブーケを教会に残したまま……。■結婚式を間近に控えたケイトは、ある日、婚約者と一緒に町の広場を歩いていた。法外な場所に駐車しようとする車に遭遇し、運転手に注意した。「ちょっと! 道の真ん中に車をとめないで」すると突然、車の中から銃を持った人間が飛び出してきて、ケイトに向かって発砲しはじめた。危機一髪のところを救ってくれたのは、彼女の婚約者ではなく、たくましい腕と琥珀色の瞳を持つ、見知らぬ男だった。ろくに話もせず、彼はケイトの前から姿を消してしまう。ところが結婚式の当日、その男がふたたび現れ、教会からケイトをさらっていった。■カリフォルニア州の町グレーザーズ・コーナーズを舞台にしたわくわくはらはらの結婚物語をお見逃しなく!
  • 危険なプロポーズ
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    「ぼくと結婚してくれ」ビッキーはジェイスの言葉に思わず耳を疑った。ウエイトレスとして働きながら大学に通うビッキーを、ジェイスはずっとデートに誘いつづけてきた。彼は名門の家に生まれ、自らも事業で成功をおさめている。そもそも私と、つり合うはずがないのに……。いぶかりながらもプロポーズを受け入れたビッキーは、ある男からの電話で地獄へと突き落とされる。やっと忘れかけていた過去。その過去を知られるぐらいなら、ジェイスの前から姿を消そう。★ヨーロッパの小国の王室を舞台にしたミニシリーズ『ロマンスは海を越えて』もいよいよ最終話です。次期国王候補となったジェイスは、婚約者ビッキーの思わぬ過去を知り、周囲を説得しようと試みますが……。★
  • 胸に秘めた思い
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    アニーは傷心をかかえ、故郷に戻ってきた。最近亡くなった父の遺してくれた牧場を継ぎ、この小さな町で平穏に暮らしていこうと決心したのだ。ところが町に落ち着いたとたん、隣人のトラヴィス・マッケイブがアニーにつきまとい始める。彼のことは、父が生前息子のようにかわいがっていた。だがどうやら、お目当てはアニーの牧場らしい。いいえ、だめ。父が守り抜いた牧場を、誰の手にも渡すつもりはない。たとえそれが、目を離せないくらいハンサムなトラヴィスであっても。★四カ月にわたってお届けしてきたミニシリーズ『恋が始まる町』も最終話です。今月のヒーローは、恋に臆病だったマッケイブ家の長男トラヴィス。隣人アニーとの恋の行方は?★
  • 忘れられない情熱
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    〈ダンヴィル財団〉の理事長であるマットは、一族の歴史を引き継ぎ、常に紳士であることを課せられてきた男性だ。だがペイトンが財団主催の催しの担当者となったとき、顔を合わせるたびに対立し、彼は感情を爆発させた。マットの妹の結婚披露パーティで、二人はダンスをするはめになり、思いがけず体が反応するのに気づいて驚く。反応したのは体だけ。そう思いこもうとしたが、運命は信じられない夜を用意していた。先の見えない情熱に惑わされたように、二人は“過ち”を犯したのだ。★ミニシリーズ『幸せを運ぶ人』の最終話です。ダンヴィル家の長男としての誉れ高いマット。恋に落ちたものの、なかなかその先に進むことができず……。★
  • 愛に目覚めるとき
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    まるでスコットランドの荒野に立つ若い領主みたい。リサは、家業のぶどう園を立て直すためにやってきた経営コンサルタントのサリバンにひと目で心を奪われた。情熱的な瞳、すべての女性を惑わすような笑顔。こんなに魅力的なのだから、きっと経験も豊富に違いない。バージンの私にも、すてきな体験をさせてくれるだろう。パーティのために美容院へ行き、新調したドレスを着けて、リサはサリバンの滞在するコテージへと向かう。「仕事と楽しみは一緒にしないと決めているんだ」ためらいがちに言う彼の前で、リサはドレスのボタンをはずし始めた。思わぬ出来事が二人を待ち受けていることなど想像もせずに。★名家ローガン家を中心に、人を愛することの尊さを描くミニシリーズ『ある運命の物語』が始まります。今月のヒロインは偶然自分の本当の父親を知ったリサ。真実の愛を知るにつれ、自分の出生にも興味を持ち始めます。★
  • 奇跡の恋人
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    ■二週間だけの気軽な関係を受け入れてしまってもいいの?■夫の死後、修道女のような生活を送ってきたステファニーにとってナッシュとの出会いはまるで突然訪れた嵐のようだった。彼女が切り盛りする朝食つきホテルに宿泊客としてやってきた彼に、これまで感じたことのない強い欲望を覚えたのだ。苦労した思い出しかない結婚生活のせいで、恋愛はこりごりなはずなのに、こんな気持ちになるなんて。思いが通じてしまったのか、ある日ナッシュが言った。「ぼくがここにいるあいだだけ、ベッドをともにしないか」はしたない女だと思われているんだわ!動揺したステファニーは、彼の前から逃げ出した。
  • 砂漠のシンデレラ
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    ■傲慢なプリンスにとって、愛は女性からの捧げ物でしかない。■「僕の子供を妊娠しているというのは本当か?」バハニア王国のプリンス、サディクにつめ寄られ、クリオは恐怖にのみ込まれそうになった。ああ、とうとうばれてしまったのだ。出会ってすぐに惹かれ合い、ベッドをともにしたが、貧しい生まれの自分は単なる情事の相手にすぎなかったと知り、傷ついたクリオは彼のもとから逃げ去った。いままでずっと連絡をくれなかったのだから、彼の目当てが王位継承権を持つ赤ん坊にあるのは明らかだ。「結婚しよう」サディクは一方的に告げたが、愛のない結婚を求めていないクリオにとって、それはプロポーズではなく、死刑宣告も同じだった。■『アラビアン・ロマンス:バハニア王国編』の第三話です。前作でヒロインだったザーラの妹、クリオが主人公。愛を求め続ける孤独な彼女の心を、プリンスが受け入れる日は来るのでしょうか?"
  • シークと幻の都
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    ■シークの慈悲を乞う奴隷――それがプリンセスの運命だった。■猛烈に吹き荒れる砂嵐に身を縮めながら、バハニア王国のプリンセス、サブリナは後悔に苛まれていた。父王の決めた結婚に反発し、伝説の地、盗賊の都を探しに出たものの、砂漠の迷宮に迷い込んでしまったのだ。サブリナが死を覚悟し始めたそのとき、遊牧民の一団が通りかかる。だが助かったと思ったのも束の間、リーダー格のたくましい男に捕らえられてしまう。彼女を奴隷にするつもりなのは明らかだ。サブリナはこの状況を切り抜けるために身分を明かすが、男はプリンセスを奴隷にするのも一興だと、まったく取り合わない。やがて一行は、見たこともない壮麗な都にたどり着いた。驚きに目をみはる彼女の気持ちを察したように、男は言った。「盗賊の都へようこそ。わたしはこの都の君主、カーダルだ」
  • ドクターは口説き上手
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    ■彼女が最も恐れるもの――それは恋。彼が恐れるものは――永遠の絆。■勤め先の郵便局を訪れたハンサムな男性に、エイプリルはすぐに反感を覚えた。ジミーというその男性は、彼女を見るなりいきなり口説いてきたのだ。女好きなお医者さまというわけね。こんなプレイボーイに、まどわされるわけにはいかないわ!妹を訪ねにこの町に立ち寄ったが、これほどの美人に出会えるとは。ジミーはほくそ笑んだ。ぼくのお世辞を少しも気に留めない、気の強い女性。口説き甲斐があるぞ。二週間もしたら出ていくつもりだが、それまで、彼女と気軽なつき合いをするのも悪くない。
  • 理想の恋人
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    “生涯にただひとつの真実の愛を見つけて結婚する”そんなアディソン家の伝統に従おうと努力してきたけれど、真の愛など見つけられそうにもない。悲観したフェイスは、せめて家業の不動産業に貢献しようと、ある屋敷を買い取り朝食つきホテル(B&B)に改装することにした。ところが工事を依頼した建築士ゲイブは、ことあるごとにフェイスの提案を退けようとする。素人だと思ってばかにしているのね。負けるものですか!彼女は自らの能力を証明するため、ゲイブに作業を手伝うと申し入れた。★昨年九月にお届けした「億万長者の誤算」で自分も幸せを見つけた大富豪ヘンリーがまたまた縁結びに乗り出します。はたして今回も首尾よくいくのでしょうか?★
  • 魔法がとけたら…
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    これでやっと二十一組のカップルの縁結びに成功したわ。メリーは、わき上がる喜びと安堵につつまれていた。若いメリー王女が呪いをかけられ、老女として支配人の重責を果たしてきた七年間に終止符が打たれるのだ。呪いが解かれる条件は満たした。これで母国へ戻れる。そして、アレクサンダーと会うことも二度とない。ふいにメリーの胸に痛みが走った。それだけは絶対にいや。オーナーである彼は、メリーを尊重し、支え続けてくれた。美しく魅力的な姿に戻った私を見て、彼はどう思うかしら?この最後の数日間を最高の思い出にしよう。メリーは心に誓った。★六作続けてお送りしてきた「恋する楽園」もついに最終話。数々のカップルのキューピッド役となっていたメリー自身の恋が、最後に大きな展開を見せます。老婆からもとの美しい王女の姿に戻ったメリーの選択とは……。★
  • ひとりじゃないから
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    シンシアは二十六歳だが、いまだ生活のすべてにわたって母親の言うなりだった。自らの夢を追うこともなく、母の選んだ地味な服を着て、作家である母の激務を支えて、ひたすら尽くしている。これは死んだ父との約束だもの。絶対に守り通さなければ。だが、休暇で訪れたリゾート島でシンシアの心は揺れていた。久しぶりの休暇だ。ほんのちょっとなら冒険してもいいはずよ。シンシアは服を脱ぎ捨てると、夜の海で思いきり泳ぎを楽しんだ。しばらくして、ふと浜に目をやり、彼女ははっとして凍りついた。誰かが見ている! 漆黒の浜で男性が優雅に葉巻をくゆらせていた。★「恋する楽園」の第五話をお届けします。母の言いつけどおりに生きてきたシンシアはリゾート島で、変わり果てた姿の元恋人と再会しますが……。来月刊「魔法がとけたら…」でついにシリーズ完結。どうぞお楽しみに!★
  • 花婿はいらない
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    ■期せずしてできた、最愛の人との絆。だけど、彼は私を愛してなんかいない。■最近、ボスのケインの様子がおかしい。マギーは、仕事に身が入らないケインのことが心配だった。ゴージャスで気さくなケインはまさに理想の上司で、女性社員の憧れの的だった。むろんマギーも例外ではない。彼の秘書になってからずっと、密かな思いを寄せてきたのだ。ある日意を決したのか、ケインはマギーに事情を打ち明けた。精子バンクの手違いのために、彼の精子が使用されてしまい、身ごもっている女性がいるのだという。そしてその女性は自分の会社に勤めているらしい、と。マギーはショックを受け、真っ青になって立ち上がった。なぜなら、ケインの子供を宿しているのはほかでもない、マギー自身だったからだ!
  • シンデレラを救え!
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    ■演技のつもりだった結婚が本物で、彼の妻になっていたなんて!■ジルはスポットライトの下、ウエディングドレスを身にまとい、酔った男たちのいやらしい視線に身震いしていた。プロのアイススケーターを目指す彼女は、ショーの主役の代理をはりきって引き受けた。だが、いくら宣伝の一環とはいえ、自分を競り落とした他人と結婚式を挙げなくてはいけないなんてひどすぎる。そのとき、一人の男がステージに上がってきた。長身で黒い目の彼は、ジルの手を取ると尋ねた。「大丈夫かい?」どうやら、彼が私を競り落とし、花婿になるらしい。よかった。この人はしらふだわ! ジルはほっとして彼の手を握り、カメラの回る中、結婚の誓いのまねごとを行った。翌朝には手を振って別れ、二度と会うこともないだろう。ジルが自分の間違いに気づいたのは、しばらくたってからだった。
  • 今夜だけレディに
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    ■見るからに裕福で傲慢な男。でも私の邪魔はさせない。■模造ダイヤをちりばめたドレスにイギリス風のアクセント。誰もが私をイギリス人のお嬢様だと思うはずだ。キャットは自信満々で、舞踏会の会場に現れた。再開発によって取り壊されそうな我が家を守るため、貴族のふりをして有力な議員に働きかける。それがこのパーティに潜入した目的だった。もくろみどおり議員に近づけたものの、すぐにパトリックという男性にダンスに誘われてしまった。しかも彼は、答えられないような質問ばかりしてくる。正体がばれたらどうしよう。あせるキャットに向かってパトリックは平然と言った。「君が貴族の名をかたっているのはわかっている。このまま帰すつもりはない」
  • シークと婚約?
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    ■一夜かぎりのあやまちだったのに、婚約することになってしまうなんて!■目をあけたアンは、体を起こしてぎょっとした。寝ていたのは見慣れないキングサイズのベッドで、枕からはまぎれもない男性の香りが漂ってくる。ここはこ?昨日は、親友のキャロリンの結婚式に出席した。アレルギーの薬とシャンパンのせいで具合が悪くなり、新郎のいとこ、ラフィークの車に乗せてもらった。そこまでは覚えているけれど、あとは何もわからない。テーブルの上の置き手紙を見て、アンは頭を抱えた。“すてきな夜をありがとう。あとで電話する”まさか私はゆうべ、あのプレイボーイと?こんな地味な私に彼が惹かれるなんて思えないけれど……。いてもたってもいられず、アンははだしで部屋を飛び出すと、真相を知るために、ラフィークを捜し始めた。
  • 億万長者はお断り!
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    ■僕が裕福だと彼女は知らない。貧乏なカウボーイだと思いこんでいる。■「私はもう結婚しているの。紹介するわ。夫のダコタ・ブルーベイカーよ」ダコタはあやうくガムをのみこみそうになった。次の瞬間、彼は笑顔になり、エリザベスを抱き寄せた。二カ月前から彼女に惹かれていたのだ。困っているのを助けられるなら、話ぐらい合わせればいい。どうやら、今来た男はエリザベスの兄で、彼女を連れて帰ろうとしているらしかった。ダコタが協力した結果、なんとか結婚は事実だと信じさせたが、二人は一緒にエリザベスの家族を訪ねることになってしまう。彼女と親しくなるには絶好の機会だ。喜んで承諾したダコタだったが、ひとつだけ問題があった。
  • プリンスに片想い
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    ■恋人のいる姉の身代わりなのに、彼に惹かれているなんて。■ミシェル王子の許嫁である双子の姉になりすまし、キャロラインはカラメールを訪れた。ふだん着ないようなセクシーな服に身を包み、子供のころから憧れていたミシェルの前に立った彼女は、彼の熱いまなざしにときめかずにはいられなかった。ミシェルが求めているのは私ではないと、キャロラインは自分に言い聞かせながらも、彼と過ごす日々を楽しんでいた。だけど、これはひとときの夢だ。すべてがばれたらミシェルは私を憎むに違いない。そして予想していたよりも早く、その日はやってきた。思いがけないミシェルの言葉とともに。■『カラメールの恋物語』二作目は無垢なのに大人の女を演じるキャロラインとミシェル王子のロマンスです。プレイボーイのプリンスもいよいよ身を固めるのでしょうか?
  • ためらいの夜明け
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    サバンナは、ノックスにけっして近づかないようにしていた。あえて冷たい意地悪な女を演じ、壁を築いてきた。なぜなら新聞社に入った日、一目で彼に惹かれてしまったから。上流階級の御曹子に、孤児のわたしが恋をすれば、傷つけられて終わるとわかりきっている。なのに彼と夫婦のふりをして、潜入取材をするはめになるなんて!しかも行き先は、古代インドの秘儀を伝えるあやしげなクリニック。数日間の官能的なワークショップに、多くのカップルが集まる。そんな親密な空間でも、この思いを秘めておけるだろうか?もしノックスに悟られたら、ガラスの心が砕けてしまう。★栄えあるRITA賞のファイナリスト、期待の新星ロンダ・ネルソンが日本デビュー!孤独なヒロインの姿が切なく胸に迫る作品です。アメリカでひそかなブームになっているという摩訶不思議な世界、古代インドで生まれたタントラの奥義を垣間見ることもできます。★
  • 気高き騎士
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    ■騎士たるもの、志は高く、正義を貫くためには命も惜しまず。■「婚礼の前に花嫁をさらうのはウェールズの風習なのだ」新しい主君キンヴェリンの説明に、ノルマン人ブライスはうなずいた。ウェールズの貴族にも風習にも詳しくない以上、たとえ意に染まぬ命令であっても納得するしかない。伯爵家の跡継ぎながら領地も爵位も失い、馬上槍試合の報奨金を糧に暮らしてきたブライスにとって、これは出世の機会でもあるのだ。彼が連れ去る花嫁はレディ・リアノン・ディレイニア。つい昨日の夜、ブライスのキスに応えた情熱的な貴婦人だ。彼女がキンヴェリンの花嫁だとは……。そしてレディ・リアノンの父親の前から彼女を奪ったとき、ブライスの不快感は強まった。いくら芝居だとしても、これほど彼女が抵抗するのは奇妙ではないだろうか?■『剣と竪琴』でディレイニア男爵とレディ・ロアンナが結ばれてから早二十年。いよいよ子供たちが運命の相手に巡り合うことに……。
  • 秘密のセラピー
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    天才医師として名高いドクター・ウォーカーは、出勤するはずの時間にあらわれなかった。三カ月間、わたしのクリニックを手伝ってくれるはずなのに。アロマテラピーやハーブ療法をどんなに見下しているとしても、約束はきちんとはたしてもらわなくては。彼をたたき起こそうと意気込んで家へ向かったフェイスは、ドアを開けた男性の裸の胸をぽかんと見つめた。どうして誰も教えてくれなかったの?ドクターがたぐいまれな才能ばかりか、想像を越えたすばらしい肉体美の持ち主だということを。★主人公リュークは、人々から崇拝される優秀な医師です。人を癒すために生きてきた男が、初めて人に癒されるときとは……。★
  • 再会はスキャンダラス
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    ジェイミーは十五年ぶりに故郷ホウノーリアへ帰ってきた。女優になる夢をあきらめ、もう一度人生をやり直すためだ。ある日、プールで溺れていた子どもを救ったのをきっかけに彼女は初恋の相手と再会する。その人は十代のころと変わらず、すがすがしい魅力をたたえており、会った瞬間、甘ずっぱい思い出がいっぺんによみがえってきた。高校の体育館裏に彼を呼び出し、告白したこと。「僕たちは違いすぎる」と言われ、拒絶されたこと。ジェイミーは恥じらいを静かな微笑に変えて、彼と向き合った。もう一度、大人になった自分を見てもらうために。
  • ダブル・ファンタジー
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    ■心を開くことができないのに、どうして誰かを愛せるだろう?■人を信じれば、それが弱みになって誰かにつけ込まれる。そう母親から教わったレイーナは、いつしか利己的な愛しか求めないようになっていた。だから、彼女の生きかたを正面切って否定する男性が現れたとき、レイーナは恐怖を覚えた。グレイ・マスタースン――操ろうと思っても操れない男。深い湖のような瞳で、心のひだに分け入ってくる男。城壁のように厚い壁を、彼なら破ってくれるだろうか?そして、破られた先に何が待っているのだろう?レイーナは初めて“愛”という言葉を考えはじめた。
  • 薔薇色にときめいて
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    ■月光の下で織られた魔法のスカート。はけば、男心を虜にするという。■寝室の鏡に向かったケイトは思わずにっこりした。ついに噂のスカートを手に入れたわ。今まで男にいつもそっぽを向かれてきたけれど、もう大丈夫。それに、ついに本物の王子様を見つけた!ハイスクール時代からあこがれだったトッドは、会社を経営して成功をおさめ、まさに未来の夫にふさわしい。魔法のスカートをはいて彼を誘惑すれば、たちまち二人は恋に落ちるはず。でも……。彼女はふと顔を曇らせた。それにはまず、ベッドの下に隠したこの男性をなんとかしないと。■友人の結婚式で望みのスカートを手に入れたケイト。彼女はお目当ての男性の前でスカートをはくつもりでしたが、スカートが盗まれてしまいます。叙情性に富んだ新作家クリスティン・ガブリエルがミステリーの要素も織りまぜて、ほほえましい作品に仕上げました。
  • 月の光に抱かれて
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    ■月光の下で織られた魔法のスカート。はけば、たちまち男心を虜にするという。■友人の結婚式でブーケの代わりにスカートが落ちてきたとき、チェルシーはびっくり仰天した。でもスカートにまつわる伝説を聞いて、すぐに大喜びした。なんという幸運かしら。今まで男運に見放された人生を送ってきたけれど、これで解決ね。彼女は早速、スカートをはいてレストランに出かけた。すると、どうだろう、みるみるうちに男たちが寄ってくる。その驚くべき効果を見て、頭にひとつの考えが浮かんだ。スカートをねたに記事を書き、雑誌社に売り込もう。そうすれば夢みてきたコラムニストの職が得られるかもしれない。そのとき、スカートが銀色の砂を撒いたようにきらきらと輝き、編集部で執筆に追われる自分の姿が幻のように目に映った。ただし男も映っていた。冷たいブルーの瞳の、見知らぬ男が。■恋人よりもキャリアが優先のチェルシーのお話。ファンタジーあふれる作品に仕上がりました。
  • 火遊びの行方
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    ■霧に導かれて激しく燃え上がる恋。たとえそれが妖しい罠だったとしても。■アリアナは最新雑誌の特集記事に見入った。“サンフランシスコ流セクシーな都会の夜の過ごし方”夜の霧に紛れて大胆に愛しあう恋人たちの写真に思わず息をのむ。なんてスリリングで魅惑的なの!私も燃えるような恋がしたい。この貴重な休暇の間だけでも。だけど、誰と? マックス……彼しか考えられないわ。彼は大金持ちの権力者で、私とは住む世界がまるで違う。でも、運命が味方さえしてくれたら……。そんなアリアナに思いがけない誘惑のチャンスが訪れた。夜、霧、欲望――その三つが揃ったとき、二人は予想もつかない方向へ一歩踏み出してしまう。それが何者かの策略とも知らずに。■ヒロインはレストランを経営する自立した女性アリアナ。愛も仕事も手に入れたい彼女が人生の選択を迫られます。
  • 結婚しない関係
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    ■彼に惹かれてはいけない。魅力的な男性は必ず私を見捨てるのだから。■テスとブレイクは広告代理店の共同経営者だ。“ラバーボーイ”というコロンの広告制作の注文を受けた二人は、イメージモデルをさがして、あちこちに出張していた。モデルの面接に来る青年はみんな魅力的でセクシーだが、彼らに対してテスがときめくことはなかった。同行しているブレイクには、すぐ体が熱くなってしまうのに。どうしてだろう? テスはホテルの部屋に戻って考えた。私は彼にとって、からかいがいのある相手でしかない。だが私は彼が欲しいのだ。それも奔放でみだらな方法で。こんなことを考えてはいけない。仕事に集中しなければ。夜もかなり更けていたが、テスはブレイクに電話をかけた。すると打ち合わせの電話に、彼は意外な言葉を返した。「テス、君が今なにを着ているのか教えてくれないか?」
  • 恋は人違いから
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    ■彼が好きなのは魅惑的な女を演じている私。シャイで臆病な本当の私ではない。■洗練され、自信に満ちた、セクシーな美女。それが今のレイチェルだ。だが、昔は違った。地味で内気で、いつもいじめられていた。当時受けた心の傷が癒えない彼女は、三人のいじめっ子に復讐することにした。正体を偽って誘惑し、彼らがその気になったところで捨てる。そして自分が誰かを教えて、自尊心を打ち砕いてやるのだ。まずは一番ひどい仕打ちをしたカールから。彼はあっさりと誘いにのってきた。計画では、彼を欲求不満にさせて立ち去るつもりだったが、レイチェルは本気で熱くなってしまった。しかも翌朝、人違いをしたことに気づいて……。■復讐と情熱のあいだで揺れ動くヒロインと、彼女にどんどん本気になっていくヒーローが繰り広げるストーリーをお楽しみください。
  • 最終章は終わらない
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    ある雨の晩、家を訪ねてきた男性を見てタラは目を見開いた。彼は……私のヒーローじゃないの。ロマンス作家のタラは、ここ数週間、隣家に出入りしている魅力的な男性をこっそり観察して、今書いている小説のヒーローに仕立てていたのだ。そして、その架空の男性にすっかり恋をしていた。もちろん想像と現実が違うことくらいわかっているけれど、どきまぎせずにはいられない。だが、彼が名乗った名前を聞いて愕然とした。ジャック・ルイス?ありえないわ。架空の彼と現実の彼が、まったく同じ名前なんて!★今月から二部作〈ヒーローに恋したら〉が始まります。罪な魅力を振りまく独身主義者の男性に、もしも本気で恋してしまったら?2004年に日本デビューしたトリッシュ・ワイリーならではの新鮮なストーリー展開をお楽しみください。ジャックの親友、プレイボーイのアダムが生まれ変わる来月刊にも乞うご期待!★
  • 愛が生まれるとき
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    ニッキは、友人のローラ夫婦が旅行に行った週末、ふたごの赤ちゃんの面倒を見ていた。今までも世話をしたことはあるし、何とかやれるはずだった。でも、ローラたちの乗った船にウイルスが蔓延して、しばらく帰ってこられなくなるなんて!わたしも明日からは仕事があって、一日中子守りをするのは無理だ。こんなときに助けてくれる人がいたら……。ふたごの叔父であるセスなら、引き受けてくれるかもしれない。食器洗い機の修理にやってきた彼に、ニッキは必死の思いで頼んだ。彼と顔を合わせるたびに感じる心のざわめきは無視して。★ハーレクイン・イマージュでは“今月のお楽しみ”と題した連載で、北米の公式ホームページで好評を博したオンラインリード作品をご紹介しています。本作品の巻末では、ソフィー・ウエストンの「魅惑の億万長者」の第6回がお楽しみいただけます。2004年にお届けした「甘いキスの記憶」の関連作になっています。★
  • 赤い靴のシンデレラ
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    人気スタイリストのカーラは、念願だったテレビ番組の仕事を得てはりきっていた。だが、そこへ思わぬじゃまが入った。急成長をとげている企業の経営者、アダム・タイラーだ。彼はその番組を思いどおりにしたいらしく、スポンサーとなってカーラの仕事にまで口を出しはじめる。どんな皮肉を言われようと、私は自分の仕事をこなすだけだわ。カーラはそう決心し、アダムと距離をおこうとした。それなのに、アダムはなぜかカーラを挑発し、謎めいた雰囲気とブルーの瞳で彼女の心をかき乱す。★夢中で読みとおせるテンポのよい作品をお届けします。「結婚をもう一度」(I-1771)の関連作です。また、ハーレクイン・イマージュでは“今月のお楽しみ”と題した連載で、北米の公式ホームページで好評だったオンラインリード作品をご紹介しています。本作品の巻末ではルーシー・ゴードン「愛はベネチアで」の第6回が楽しめます。★
  • 王様とマーメイド
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    ■彼が許すまで仕え続けろですって?そんなの横暴すぎるわ!■わがままな母と妹を養う義務からやっと解放され、アリーは休暇をとってカラメールへやってきた。ある日、海で泳いでいるうちに流されて溺れてしまい、魅力的だが傲慢な男性に助けられる。なんと彼はこの国の大公、ローヌ・ド・マリーニだった。恐縮するアリーに、彼は自分のために働いてくれと頼む。また何かに縛られるのは気が進まないが、命の恩人、しかも君主の望みとあっては断るわけにもいかない。アリーはしぶしぶ仕事を引き受けたけれど、率直で飾らない彼女と、伝統を重んじるローヌは顔を合わせるたびに衝突してばかりだ。ついに怒りのあまりアリーは、彼に平手打ちを食らわせてしまう。その罰として、ローヌはあることを命じた。
  • 魅惑のワルツ
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    ■ふたりで踊るワルツがすべてを変えてしまった。■メレディスは住みこみの家庭教師として働くことになった。一度は結婚していた彼女だが、夫の手ひどい裏切りに遭って離婚に至った。つらい経験から、男性に頼るのはやめようと決意し、生きがいを求めて教師の資格を取ったのだった。仕事先は、大きな家具店を経営するクーパー・マーフィーの家。交通事故に遭った娘が自宅療養中で、シングルファーザーの彼は世話や家事に追われているという。きっと家庭教師兼家政婦の到着を心待ちにしているに違いない。ところが、メレディスの予想は見事に裏切られた。やってきた彼女の顔を見るやいなや、クーパーはたちまち不機嫌になったのだ。
  • 赤毛の貴婦人
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    ■鉄の意志を持つ戦士にも、赤毛の花嫁という弱点があった。■マイナはずぶ濡れのまま、モンモランシー城の大広間に入った。嵐の中ここまで来たのは、婚礼前夜の祝宴のため。それなのに、花嫁のわたし抜きで始めてしまうなんてどういうこと?そのとき、奥の一段高い場所から彼女を見つめる男に気がついた。冷たく傲慢そうだが、意外にも若くたくましく、見目もいい。あれが夫となる人ね! 強気なマイナは着替えもせずに上座に近づき、皮肉を込めて当主ロジェに挨拶すると、さっさとその場をあとにした。なんという生意気な女! 赤毛の女とあって頑固なことこのうえない!ロジェは初めて会った未来の妻に怒りと幻滅を覚えた。だが、濡れた服はマイナのすばらしい体をあますところなく見せつけた。彼は妻に一つのことしか――服従しか要求しないつもりだった。待ち受ける困難も知らずにロジェは一人、悦に入った。マイナ・チルコットはその見返りに、夢のような夜を経験する。百戦錬磨のわたしが技を駆使すれば、女を手なずけることなど簡単だ!■中世イギリスを舞台に、戦う男たちの愛と冒険を描く人気の『戦士に愛を』シリーズも五作目に突入! 前作『ウェールズは遠く』にも登場した独善的なサー・ロジェ・モンモランシーが赤毛の貴婦人相手に四苦八苦します。
  • 御曹子の恋人
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    ■玉の輿を狙ったわけじゃない。愛してくれた人が大金持ちだっただけ。■昼はルート六六沿いの時代遅れの食堂で働き、夜は大学に通って将来を夢見ている一介のウエートレス。サブリナはそんな自分に満足し、幸せだった。客は地元の人やトラック野郎たちだから、ロマンスなんて期待はできないけれど……。でも、人生は予想外の方向に進むこともあるのだ。初夏のある日、客もまばらになった午後の休憩時間、サブリナは店の裏口で壁にもたれてうとうとしながら、暖かな日差しを浴びていた。ふと明るさが遮られ、目を開けるとジーンズ姿の背の高い男が見下ろしていた。帽子についた会社名からすると、近くの油井で働く人?お互いが運命の相手だと気づかせるものは何もなかった。けれど、そのとき御曹子はウエートレスに恋をした!
  • 永遠の炎
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    ■毎夜見る夢と同じだわ――端整な顔だちも、飢えたような瞳も。■ローレルは夢を見ていた。毎夜繰り返される黒い馬に乗った男の夢。「あなたは誰なの? なぜここに来たの?」彼女の問いかけに、鎧で身を固めた馬上の男が振り返る。「すべてを手に入れるためだ。おまえのすべてを」やめて!目が覚めたあともローレルの動揺はおさまらなかった。あのすみれ色の暗い瞳は、忘れたくても忘れられない。彼女の祖父が統治するエデンの谷は、近隣の賊たちに狙われている。あの夢の男は、賊の一人なのだろうか?やがてその男の正体が明らかになった。キアラン・サザーランド――この地を守るために雇われた傭兵、そしてローレルの夫となるはずの人物だった。夢が現実となると知って、ローレルは愕然とした。そうよ、彼はエデンの谷を乗っ取ろうとしているんだわ!■十四世紀のスコットランドを舞台にした愛と冒険の一大叙事詩〈サザーランドの獅子〉も、いよいよ最終話! 今月はライオンの忘れ形見キアランが放浪の末、本当の自分の居場所を見つけます。
  • ウエディング・ベル
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    ■ウエディング・ベルを愛する人と。そんな憧れがかなうのはいつ?■クララは、荘厳な結婚式に参列していた。花嫁は親友のスーザン。花婿は財閥の御曹司、ギャレスだ。幸せそうな花嫁の姿に、クララは目に涙をため、歓喜に酔っていた。一方、一緒に参列しているクララの恋人ジェリッドは、仏頂面だった。クララとは対照的に、ジェリッドは結婚式が大嫌い。クララのことを心から愛しているが、結婚はしないと公言している。すばらしい恋人だけれど、その点だけがクララには不満だった。ああ、私たちがウエディング・ベルを鳴らすのはいつのことかしら?それにしても、今日のジェリッドはようすがおかしい。ギャレスの祖父、オーウェンが声をかけてきたときの冷たい態度……。以前から知り合いみたいだけれど、二人の間には深い確執があるようだ。今日こそ彼の結婚嫌いの理由を突きとめよう。クララは決心した。それがわかれば、私たち二人にも新たな未来が開けるかもしれない……。
  • 心のパズルを解いて
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    ■結婚初夜の翌朝、離婚を言い渡された花嫁。屈辱感はまだ消えないのに、再び彼が現れた。■アリックスは、病に倒れた父の代わりに出版社を切りまわしている。しかし、会社は莫大な借金をかかえ、倒産寸前だった。債権者の集まるパーティに、アリックスはしぶしぶ出席したが、まさか、こんな衝撃的な再会の場面が用意されていたとは……。「僕のことが忘れられないようだね。だから一人で来たんだろう?」声の主はピアス・マーティノー――憎んでも憎みきれない男だ!五年前、彼は熱心にアリックスに求愛した。だが、それは罠だった。ピアスは一族のために、彼女の祖父に復讐を誓っていたのだ。なにも知らないアリックスを誘惑し、まんまと結婚した彼は、結婚の翌朝、自分の企みを暴露し、離婚を条件に海運会社を取り戻した。そのピアスが、なんと、アリックスの会社を援助しようと申し出た。「ただし条件がある。援助は、君が再び僕の妻になった日からだ」私をまた妻にするですって? 今度はいったいどんな罠が……?
  • 愛を見失う前に
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    ■今度こそ私の婚約を壊さないで!だが願いも虚しく、彼はまた挑発し始めた。■ジュディスの婚約披露パーティに必ず現れる男、アレックス。一度目は、七年前、彼の親友のサイモンと結婚する直前だった。バージンのまま結婚を迎えようとしていたジュディスは、会った瞬間からアレックスに抱かれたくてたまらなくなった。結婚式の二日前、彼に身を委ねたそのとき、サイモンに見咎められた。言い争いのあげく、サイモンは車で飛び出し、帰らぬ人に……。罪の意識にかられたジュディスは、アレックスの前から姿を消した。そして今、新しい婚約者と穏やかな生活を始めようと決心していた。それなのに、再び姿を現したのは、忘れもしない憎い男。今度こそ、彼の魅力に惑わされたりしない。苦い思いはもうたくさん。だがアレックスを目の前にして、心が揺らぎはじめた。彼は言う。〝君の相手はこの僕なんだ〟
  • ゲームは終わらない
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    ■恋はゲームというけれど、いったいだれがだれを好きなの?■レイサム社に勤めるケイトは、野心的なキャリアウーマン。突然スペインへ出張を命じられて大喜びだ。昇進のチャンスだわ!それにスペイン支社には、社長である憧れのコンラッドがいる。唯一の不満は、コンラッドの弟ガイと上司のロレインが同行すること。ガイは女子社員の間で理想の男性と噂の男だ。でも、女はみんな自分になびくと思っている男なんて私は大嫌い!ロレインはガイの大ファンだから、ガイのことは彼女にまかせて、私はコンラッドにアプローチしよう。ところが、滞在先のレイサム家に着いてみると、事態は思わぬ方向に……。母屋をコンラッドとロレインで使い、ガイと私が離れを使う。しかもこの組み合わせを決めたのはガイだという。この出張を機に、私を振り向かせようという作戦なの?
  • やさしく、熱く
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    ■富にも美貌にも恵まれながら、心は満たされていなかった。■両親の離婚で、双子の姉妹は、父母にそれぞれ引き取られた。ジャッキーは有名な俳優の父について世界中を巡り、二十四歳にして、フランス人との結婚離婚を経験している。女優として映画に出演し、離婚後マリブの豪華な家も手にしたが、なぜか心は満たされたことがなく、彼女はいつも孤独だった。そんな折、マリブのジャッキーの家に遊びに来た妹が、隣家の男性と恋に落ち、婚約するというハプニングが起きる。二人を一緒にいさせてあげよう。ジャッキーは妹家族の住むヴァージニアに移った。ある朝、庭に出ていた彼女は、汗を光らせ走る男性に心奪われ、なんとしても知り合いになりたいと強く思う。私は経験豊富な女。どんな男性も振り向かせることができる。けれども、そんなジャッキーの自信は粉々に砕かれた。■幼いころ離婚した両親にそれぞれ引き取られ、十七年ぶりに再会した二人。女優の姉と図書館員の妹。まったく違う環境で育ち、性格も違う二人が、本当の幸せを手にするまでのすてきなストーリーです。
  • 華やかな変身
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    ■長い間、憧れ続けた華やかな生活。身も心も、華麗に変身しよう。■ジュリアンは幼いころから大の本好きだった。今は図書館員として、地味ながら充実した日々を送っている。彼女には双子の姉がいたが、十七年間会ったことがない。少女時代、両親が離婚し、姉は俳優の父に、ジュリアンは母親に引き取られ、別々の環境で育てられたからだ。そんな二人に、再会の機会が訪れる。長期休暇で、姉の暮らすマリブに滞在できることになったのだ。ジュリアンはひそかに姉の華やかな生活に憧れを抱き、今回の訪問に胸をときめかせていた。だが、急な撮影の仕事が入り、姉はメキシコに行ってしまう。せっかく夢が実現したのだから、いつもの引っ込み思案な自分は捨て、姉のように華麗にふるまい、思う存分、休暇を楽しもう。そう決めた彼女に、突然のハプニングが……。■幼いころ離婚した両親にそれぞれ引き取られ、十七年ぶりに再会した二人。女優の姉と図書館員の妹。まったく違う環境で育ち、性格も違う二人が、本当の幸せを手にするまでのすてきなストーリーです。
  • ドクターは独身主義
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    ■理由も告げず、彼の前から去っていた女性。再会した彼女には、さらなる秘密が……。■整形外科の研修医、デヴリン・ブレナンは引っ越し先の向かいの住人を見て驚いた。彼に突然の別れを告げ、しかも、その直後に別の男性と結婚したかつての恋人ジリアンだったのだ。ジリアンが別れを切り出したのにはわけがあった。そしてタイミングの悪いことにデヴリンと別れたあと妊娠に気づき、偽装結婚したのだ。自分のように、子供を私生児にしないために。今、デヴリンは我が子とも知らず、ジリアンに抱かれた愛くるしい女の子を見つめていた。
  • 恋は蜜の味
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    ■この人と……恋人のふりをする?そう思うだけでジニーの体に甘い震えが走った。■「お願い、わたしになりすましてギリシアへ行って」いとこのベスに請われ、ジニーは考えた。ベスは大金持ちのギリシア男性クリオンと恋に落ち、息子を産んだ。だが、その子を認知する前に、彼は事故死してしまった。しかもベスは重い病に倒れ、先の命もわからない。赤ん坊の教育費だけ、クリオンの家族に援助を頼みたい。そうベスは望んでいた。ジニーはいとこの病状を案じて、その願いを聞き入れた。ところがアテネの空港で、赤ん坊連れのジニーを迎えたのは、フィリップと名乗る、クリオンの妻の弟だった。クリオンは結婚していたの? ショックを受けるジニーに、フィリップが恋人のふりをしてくれと言い、追い討ちをかける。そうすれば彼の姉も、赤ん坊が亡き夫の子とは考えないというのだ。姉思いでハンサム、ギリシア人らしく自信たっぷりのフィリップ。不安を感じつつ、ジニーはベスのためを思って彼の指示に従った。
  • 強情な花嫁
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    ■カレンにとってそれは幸せな結婚かもしれない。だが、サムにとっては復讐の始まりなのだ。■カレン・ホワイトローは真実の愛に出会ったことがなかった。だが、隣家の牧場主サム・ロングストリートとデートを重ね、プロポーズされたとき、今度こそ幸せになれると確信した。ところが、サムと結婚したいと告げると、父も兄も猛反対した。“あの男の目的はおまえの財産だ”と言って。それでもカレンはサムと結婚した。サムはやさしい夫だ。紳士的で、そのうえセクシーでもある。彼がお金のために結婚したとは思えなかった。そう、サムの目的はカレンの財産などではなかった。カレンの父親に復讐を果たすため――最愛の娘を父親から奪い取るためだったのだ。日々カレンと情熱を分かち合い、彼女を虜にする。その計画は、途中までは完璧に進んだのだが……。

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