歴史・時代 - 光文社作品一覧

  • 大逆転!戦艦「大和」激闘す
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    日本に47年間駐留した在沖縄米軍司令部は撤退した。代わりに自衛隊の航空機・戦車が上陸するなか、沖縄は大型台風が直撃! 一夜明けると……1945年、自衛隊は沖縄上陸を目ざす米英艦隊に取り囲まれていた! 攻撃を仕掛ける米・ヘルキャットの編隊。全面降伏か徹底抗戦か。その頃戦艦大和は死を賭けて出撃! 大和・自衛隊と米空母の死闘を大迫力で描いたイフ戦記。
  • 大逆転!ミッドウェー海戦
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    1988(昭和63)年、米大統領諮問委員会は、TSSW(時空移動兵器/タイム・スペース・スリッピング・ウェポン)の実験として、46年前のミッドウェー海戦に調査用飛行機を派遣した。ところが、環太平洋演習(リムパック88)に参加中の日本の海上護衛艦四隻も過去の世界へ! その一隻が米潜水艦の魚雷で撃沈された。司令・明智は、日本連合艦隊救出を決意するが……? 最新鋭艦が史上名高い海戦で闘う長編スペクタクルの快作!
  • ポツダム三巨頭(トルーマン・チャーチル・スターリン)を消せ
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    1945年7月、ドイツの戦後処理、対日戦略等を協議するためにポツダムに連合国三首脳(トルーマン・チャーチル・スターリン)が会した。その頃、ドイツ駐在の日本陸軍残置諜報員・河村吾郎は、戦犯狩りの追及を逃れ、戦いの時をじっと待っていた。大胆にも三巨頭の暗殺を計画したのである。史実にのっとり、抜群のアイデアと卓越した構想力でパワフルに描いた力作!
  • 信長を操った男
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    群雄割拠し、非道罷りとおる戦国時代。血腥い争乱の世に、天下統一の凱歌を奏したのは、今川でも武田でもなく、冷酷な将・織田信長であった。桶狭間を血に染め、比叡山を炎の地獄絵図に変えた男……だが、信長の背後には、彼を操り、世を乱す怪しの幻術師・修羅丸がいた! かつてなき烈しい戦時を生きた梟雄たちと、夢幻の人世を描きだす、著者会心の大河小説。
  • 紀伊国屋文左衛門
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    荒れ狂う風波を衝いて、紀州みかんを江戸に運んだ文ぞう(のちの文左衛門)は、寛永寺根本中堂の用材調達に男の夢を賭け、力強くわが道を切り拓いて行く…。 時代小説の世界に、新風を吹きこんだ長編力作。
  • 幕府パリで戦う
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    維新前夜――慶応三年。渋沢篤太夫(栄一)は、パリ万国博覧会日本代表・徳川昭武(慶喜の弟)に随行、横浜を出帆した。パリの博覧会場には既に〃幕府、日本を代表し得ず〃という薩摩=英国(イギリス)の工作が、施されていた。隠密とスパイの凄まじい暗闘! 若き貴公子・昭武と異国の乙女との淡い恋……。渋沢ら家臣団が、花のパリを舞台に必死の戦闘を繰り広げる維新秘録!
  • 東福門院和子(まさこ)
    3.0
    二代将軍秀忠(ひでただ)の末娘和子が後水尾(ごみずのお)天皇女御(にょうご)として入内(じゅだい)した。折りしも、「禁中並公家諸法度」による厳しい規制に遭い、朝廷・公家社会は江戸幕府に強い反感を抱いていた。だが、天皇と仲睦まじく、天真爛漫な愛らしさを持つ和子に、周囲の人々も次第に打ち解けてくる……。
  • 駈落ち
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    旗本の娘・みほには家同士で決めた婚約者・森川求馬(もりかわもとめ)がいた。しかし、求馬を嫌ったみほは、家来の定右衛門と不義密通の末、駈落ちしてしまう。この駈落ちに、みほの使用人・いさと荷物持ちの卯八が加わって、男二人、女二人の奇妙な道行きとなる。互いの関係も次第に乱れ……。歴史小説の面白さと、市井の片隅に生きる人々の情緒とを満喫できる傑作時代小説集。(『無頼の残光』改題)
  • 平賀源内(上・下合冊版)
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    技術革新の先駆的人物として脚光を浴びる異能の士・平賀源内を時代小説の巨匠が活写。いま脚光を浴びる「百年早く生まれた男」。多才に恵まれ、出世を志す野心家・源内を相反する二つの面を持った人物として描く力作。讃岐藩の軽輩から檜(ひのき)舞台へ――。
  • 伝七捕物帳
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    「やいっ。化けの皮を、てめえで脱いで恐れいってしまえ」 紫ぶさの十手と分銅ぐさりを武器にして、悪人どもを懲らしめる黒門町伝七親分! 大江戸八百八町から京都までを舞台に、痛快ストーリー満載の傑作選。
  • 秀頼、西へ
    4.0
    戦国末期。天下を手中にしようとしていた徳川家康は、大坂城に配下の者を忍び込ませた。一方、真田大助は、父・幸村より、落城の際には秀頼を連れ出し落ち延びよ、という密命を受ける。目指すは薩摩、島津家の元。燃えさかる大坂城を脱出した一行は西へ――。誰が味方で誰が敵なのか? 行く手には、想像を絶する謀略が待ち受けていた! 迫真の傑作時代ミステリー!(『落ちた花は西へ奔れ』改題)
  • 柳生三天狗(地の巻)
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    大坂夏の陣後、泰平の世を迎え、将軍指南番として次期将軍家光の訓育を目指す柳生一族。父宗矩を中心に、十兵衛、友矩、又十郎の兄弟小天狗が大人顔負けの腕と度胸で活躍する傑作時代長編!〈全二巻〉
  • 柳生三天狗(天の巻)
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    大坂落城のおり、坂崎出羽守が救け出した千姫と瓜二つの美女・お竜の正体は? 柳生宗矩は、預かり人のお竜が伊達政宗はじめ天下騒乱を企てる者に利用される怖れがあると察知し、密かに下屋敷に匿うが……。
  • 武魂絵巻(上)
    3.0
    三代将軍家光の時代、亡き名軍師真田幸村の兄信幸の治める信州松代に、五位鷺志津馬と名乗る若き美剣士が現れた。志津馬は、信幸はじめ各地の豊臣家ゆかりの大名たちに、現将軍打倒、将軍の弟忠長の擁立という大胆不敵な企てをもちかける。各地の大阪方残党の暗躍、そして伊賀忍者と飛騨忍者の宿命の対決! 志津馬をめぐる情欲の火花散る中、計画の行方は?
  • 忍びの者
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    伊賀の地に拮抗する百地三太夫、藤林長門守の二大勢力の間で、「影」に徹して生きる忍者の群の中に、若き日の石川五右衛門がいた。歴史の裏側で暗躍した忍者の世界を、現代の眼で捉えなおした記念碑的名作!
  • 地獄の辰・無残捕物控~明日は冥土か京の夢~
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    地獄の辰こと、江戸・深川の岡っ引き・辰造は、許嫁のお玉と同心・磯貝源之進に裏切られ、湯治場めぐりへと旅立った。その彼を追った手下の銀太が、何者かに斬殺された!? 大好評『地獄の辰シリーズ』第3弾!
  • 地獄の辰・無残捕物控~岡っ引きが十手を捨てた~
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    喧嘩早くニヒルで、〃地獄の辰〃と異名をとる、江戸・深川の岡っ引き・辰造。十年前、何者かに手籠めにされて死んだはずの彼の許嫁・お玉が生きていた!? 大好評『地獄の辰・無残捕物控』シリーズ、第2弾!
  • 春日局(二)
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    金龍が腹中に入る夢を見て御台所が産んだ、竹千代君(家光の幼名)の守り役・傅局(ふのつぼね)となった福(後の春日局)。若君と小姓たちを育成し、弟君に奪われそうになる世継ぎの座を秘策で守る。家康の死後、ついに大奥総取締役に。
  • 士魂魔道(上)
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    大坂落城の猛火を逃れ、さまざまな運命をたどる落武者たち。その一人、無双の剣技に颯爽と己の道を切り開く深見重兵衛。政権の礎ようやく固まる江戸をめざす人々の姿を酷薄に描く、凄絶非情の長編力作!
  • 龍馬の明治(上・下合冊)
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    暗殺者の凶刃(きょうじん)を逃れた坂本龍馬は、精力的に動き始める。が、討幕の気運は諸藩に広がり、薩摩の西郷隆盛も武力討幕へ傾いていく。そして西郷政権が誕生したが、旧徳川家臣の憤懣(ふんまん)は内乱へ向かった。その後、欧米列強、ロシア、清(しん)の内政干渉が強まり、岩倉具視(ともみ)の後を受け、急遽、総理となった龍馬は事態打開に奔走する。
  • 前田太平記〔上・中・下巻合本〕
    5.0
    家康の野心を抑え、落陽大坂城の遺子・秀頼を守る利家の苦衷(上・雪の章)。誇りを失わず、忍従に甘んじる加賀百万石の世界に春は近い(中・月の章)。利長の死で、前田家存亡の危機!最後の東西決戦、大阪の役が迫る(下・花の章)。前田中条流対徳川柳生流の兵法決戦は最高潮。文庫本3巻、1000頁超を一挙合冊した大長編歴史小説の決定版!
  • 木練柿(こねりがき)
    4.1
    胸を匕首(あいくち)で刺された骸(むくろ)が発見された。北定町廻(きたじょうまちまわ)り同心の木暮信次郎が袖から見つけた一枚の紙、そこには小間物問屋遠野屋の女中頭の名が。そして、事件は意外な展開に……(「楓葉の客」)。表題作をはじめ闇を纏う同心・信次郎と刀を捨てた商人・清之介が織りなす魂を揺する物語。時代小説に新しい風を吹きこんだ『弥勒の月』『夜叉桜』に続くシリーズ第3巻、待望の文庫化。
  • 夜叉桜
    4.0
    江戸の町で女が次々と殺された。北定町廻(きたじょうまちまわ)り同心の木暮信次郎(こぐれしんじろう)は、被害者が挿していた簪(かんざし)が小間物問屋主人・清之介の「遠野屋」で売られていたことを知る。因縁ある二人が再び交差したとき、事件の真相とともに女たちの哀しすぎる過去が浮かび上がった。生きることの辛さ、人間の怖ろしさと同時に、人の深い愛を『バッテリー』の著者が満を持して描いたシリーズ第2作。
  • 慟哭の剣~用心棒・桐之助 人情お助け稼業(一)~
    3.0
    独楽(こま)まわしの忠吉(ただきち)が死体で見つかった。一向に動かない町方にかわって調べを始めた見世物芸人の用心棒・呉羽(くれは)桐之助。天下無敵・無外流(むがいりゅう)の達人でありながら、芸人たちの相談にのる桐之助が忠吉の部屋から見つけたのは、旗本の悪行を直訴する訴状だった。事件に巻き込まれるなか、情に脆(もろ)い桐之助の剣が悪を斬る。賑やかな脇役を揃え、著者渾身の新シリーズ第1弾。
  • 刀圭
    4.4
    長患いを負い目にし、自害を試みた一三(いちぞう)を救った若き医者・圭吾(けいご)。日本橋福島町の長屋に居着き、住人から頼りにされていた。だが、懇意にする薬種問屋の若旦那とのいざこざから、薬が手に入らなくなる。亡き父から託された教えを胸に刻みながらも、圭吾は志を失いかけていた。そこに永代橋が落ち、多くの怪我人が出たとの報(しら)せが。小説宝石新人賞作家の長編デビュー作。
  • 幻海 The Legend of Ocean
    3.0
    1588年、イエズス会士シサットは日本での布教の行き詰まりを打開すべく、豊臣秀吉と会談。北条家征伐に同行し航海学の知識を貸すなら東国に布教の拠点を作ってよいとの条件をのみ、豊臣水軍に加わる。だが戦いのさなか「奥伊豆に黄金の国がある」という噂を耳にした一行は危険な海域を目指す。彼らがそこで目にしたものとは!? 迫真の海洋スペクタクル合戦譚。

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  • 幕末純情伝~龍馬を斬った女~
    5.0
    剣客たちにおそれられる新選組の沖田総司は、男装の美しい天才女剣士であった。惚れた男、土方歳三のためであれば、ひたすら多くの志士を斬りつづける。ついに狂おしい愛憎の刃は、やがて、「この男が死ねば日本は滅ぶ」とまでいわれた大政奉還の立役者・坂本龍馬に向かう。歳三と龍馬のあいだで揺れ動く女総司の情念を通して解き明かす、めくるめく幕末絵巻。

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  • 綺堂むかし語り
    4.5
    晴れた空には鳶(とび)が舞い、夕暮れには蝙蝠(こうもり)、秋になれば麹町にも赤とんぼの大群が――。明治初年の東京に生まれた著者が記(しる)す、当時の小学校、初めての芝居見物、町のあちこちに色濃く残る江戸の面影。そして、名作「修善寺物語」の執筆にまつわる思い出など、大正・昭和の歌舞伎界に数多くの名作を残し、「半七捕物帳」を生み出した綺堂の味わい深いむかし語り。

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  • 真説 忠臣蔵
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    「忠臣蔵」は日本人のロマンの原点であり、国民ロマンと呼んでもよい。過去夥しい忠臣蔵が描かれてきながら作家の創作意欲をいまだにそそりつづけて止まない。古色蒼然(こしょくそうぜん)たるはずのストーリーがいまもって新鮮なのは汲めども尽きぬロマンの原流がそこにあるからである。元禄の世に現代を照射しつ構築した忠臣蔵は、私にとってロマンの復権であり、昭和から元禄の代への“討入り”である(著者のことば)。
  • 半七捕物帳(一)
    4.0
    岡っ引上がりの半七老人が、若い新聞記者を相手に昔話を語る。十九のとき、『石燈籠』事件で初手柄をあげ以後、二十六年間の岡っ引家業での数々の功名談を江戸の世態・風俗を織りまぜて描く捕物帳の元祖!(全六巻)
  • 江戸情話集
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    三代将軍家光の供をして京へ上った菊地半九郎は、一夜、祗園に遊び、その夜初めて店出しの初心(うぶ)な遊女お染に惹かれた。毎夜のように通いつめる彼も、いずれは江戸へ帰らねばならぬ身の上。やがて別れの日は迫り、追いつめられた二人の行く手には苛酷な運命が……(「鳥辺山心中」)。浮世のしがらみを振り切って、恋に命を賭ける男女の情をこまやかに描いた情話集。全5編。

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  • 人間の剣 幕末維新編(上)
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    刀身不気味に冴えわたる無銘剣。携えた者には強烈な気力がみなぎり、一閃、血煙が上がる。幕末、大老井伊直弼が斃れた桜田門外の変では、「臆病者」と侮られていた小河原秀之丞が、坂下門外の変では江戸城に斬り込んだ小姓組名取克之助が、この剣を血で染めた……。流転する剣は、さらに京の新選組へ! 剣は動乱の幕末に何を見たか。歴史小説に新境地を拓く力作!
  • 鎧櫃の血
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    三浦老人の話は、およそ二十四、五の短編である。単彩の話題をとらえて、人生の断面を衝き、時代相と生活が渾然と融け合っている……。「江戸」がすっかり懐ろに収まっている趣きである。全十八編収録。

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  • 鷲(わし)
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    お鷹場を荒らす尾白の鷲をめぐって血みどろの葛藤(「鷲」)、名工の兜が持ち主に祟りをもたらす(「兜」)など、不思議な因縁の糸に導かれ、人知を越えた恐怖の世界を、ふと垣間見てしまった人々の運命は?(全十編)

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