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晴れた空には鳶(とび)が舞い、夕暮れには蝙蝠(こうもり)、秋になれば麹町にも赤とんぼの大群が――。明治初年の東京に生まれた著者が記(しる)す、当時の小学校、初めての芝居見物、町のあちこちに色濃く残る江戸の面影。そして、名作「修善寺物語」の執筆にまつわる思い出など、大正・昭和の歌舞伎界に数多くの名作を残し、「半七捕物帳」を生み出した綺堂の味わい深いむかし語り。
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Posted by ブクログ
明治から大正、昭和初期の時代の随筆集。関東大震災前の、江戸の風情の残る湯屋や遊びの描写が興味深い。日清、日露戦争の従軍記者として大陸で過ごす随筆は、まだほのぼのとした雰囲気だ。明治41年の修善寺は、著者の暑中休暇を綴る。明治43年には漱石の修善寺大患という出来事があるのだが、同時代の作家の動向がない...続きを読むのが不思議である。やはり私は「回想・半七捕物帳」が最も興味深かった。
「この春、インフルエンザが流行した」とか「フランス行ったらストライキで困った」とか「麻布十番人多すぎ、いや道玄坂も」とか、ん?現代?なんて思わず思ってしまうけれどこの岡本綺堂、生まれは明治。これも明治末期から昭和初期くらいのエッセイです。 「何でも見てやろう」がバックパッカーの合言葉になってたこと...続きを読むもあるようですが、生まれた時代によっては何でも見てやろうどころじゃない。綺堂の記憶には西南戦争時の暴動、日清戦争、日露戦争(従軍記者として参加)、一次大戦直後のフランス(しかもヴェルサイユ会議の年)、関東大震災…。不謹慎だけど生まれたのが当たり年なんでしょうね。「何でも見てやろう」の連中なんてどんなに悔しくても敵わないかと。 西郷関連商品が大ヒットしてたことや、フランスの元戦場でドイツ兵のヘルメットを模したお土産が売られていたこと、日清戦争と日露戦争での従軍記者の様子(日清戦争では子規も従軍記者だったね)とか参考になること多すぎです。書ききれない。この時代の随筆はやっぱり発見が多々。 麻布十番狸が通る、子供の歌。
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