綺堂むかし語り

綺堂むかし語り

550円 (税込)

2pt

4.5

晴れた空には鳶(とび)が舞い、夕暮れには蝙蝠(こうもり)、秋になれば麹町にも赤とんぼの大群が――。明治初年の東京に生まれた著者が記(しる)す、当時の小学校、初めての芝居見物、町のあちこちに色濃く残る江戸の面影。そして、名作「修善寺物語」の執筆にまつわる思い出など、大正・昭和の歌舞伎界に数多くの名作を残し、「半七捕物帳」を生み出した綺堂の味わい深いむかし語り。

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綺堂むかし語り のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    明治から大正、昭和初期の時代の随筆集。関東大震災前の、江戸の風情の残る湯屋や遊びの描写が興味深い。日清、日露戦争の従軍記者として大陸で過ごす随筆は、まだほのぼのとした雰囲気だ。明治41年の修善寺は、著者の暑中休暇を綴る。明治43年には漱石の修善寺大患という出来事があるのだが、同時代の作家の動向がない

    0
    2023年03月04日

    Posted by ブクログ

    「この春、インフルエンザが流行した」とか「フランス行ったらストライキで困った」とか「麻布十番人多すぎ、いや道玄坂も」とか、ん?現代?なんて思わず思ってしまうけれどこの岡本綺堂、生まれは明治。これも明治末期から昭和初期くらいのエッセイです。

    「何でも見てやろう」がバックパッカーの合言葉になってたこと

    0
    2012年02月05日

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