検索結果
-
-男女ともに人間であるから、人間という点では、同じである。しかし、また、単なる「人間」なるものは、どこにも存在せず、必ず男か女であることも、また事実である。生物学的な差異から、歴史的・社会的な役割まで、冷静に考えてみると、男と女は、常に相補的な関係にあることがわかる。おたがいに理解しあうための、知的女性論。
-
-TeaTime編集部 / スチュワード麻子 / モーニングトン・クレセント / 紅茶と英国菓子の店チャッツワース / 葉田いづみ / 甲斐みのり / Uf-fu大西泰宏 / 岩崎一絵 / 三品輝起 / 林望1~15巻770~1,452円 (税込)※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「おいしい紅茶のある暮らし」をコンセプトに、ティータイムの楽しみ方を様々な角度からご紹介する本『Tea Time』を創刊しました。 紅茶とともに、一人で、また誰かと過ごす時間はホッとするリラックスの時間。毎日のティータイムから、本場イギリスのアフタヌーンティーまで、「特集」「レシピ」「コラム」「エッセー」で紅茶の魅力に迫ります。一息つきたい時、いつものティータイムに、一杯の香り高い紅茶と「Tea Time」でリラックスしたひと時を。 Tea Time Vol.1では、近年注目の「和紅茶」と、紅茶で愉しむ「クリスマス」の2つの特集でお届けします。 特集1 紅茶のこと 和紅茶がうまれるところ 飯塚さんを訪ねて・静岡県藤枝市 特集2 Christmas & Tea 紅茶とクリスマス 「英国のクリスマス」「クリスマスティー」スチュワード麻子 「クリスマスにぴったりの音楽」333discs 〈クリスマス・レシピ〉 「ミンスパイ」モーニングトン・クレセント 「クリスマス・ブレンドティー、カモミールのシチュードミルクティー」CHATSWORTH 連載エッセー 〜 憩いのひととき 〜 葉田いづみ「国立の街角から にじむイルミネーション」 甲斐みのり「night cap tea talk〜眠れる前の紅茶のおはなし〜」 岩崎一絵「西ロンドンの街角から ティーはティーでも」 三品輝起「スコーンの盗み方」 林望「イギリスはおいしい2 ハンベリー・マナー ―花野にて―」 紅茶の教科書 Lesson1 おいしい紅茶のいれかた Lesson2 紅茶の基本 Lesson3 茶葉を知る
-
3.0
-
4.0
-
-【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 幻燈会、デパートの食堂、チャンバラごっこ…。特に貧しくもなく特に裕福でもない、普通の家庭に生まれた「のぞむ少年」は、普通に幸福な毎日を過ごしていく。両親や祖父母の愛情に包まれて、いろいろな出来事に囲まれて、くやしい思いもいっぱい経験して-。昭和20年代から30年代の、そこらじゅうにまだ原っぱがいっぱいあった、どこかのんびりしていた時代。懐かしくて愛しくてそしてちょっぴりほろ苦い、つつましくも豊かだった「あのころ」の話。誰もが郷愁をそそられる、リンボウ先生の自伝的小説。
-
3.5あたかも外国が支配していたかのような、売国的な政治が終わり、「日本を取り戻す。」と政権公約した安倍総裁率いる自由民主党が、再び政権の座に就きました。しかしながら、手放しで喜ぶのは、まだ少し早いかもしれません。残念ながら、日本を取り巻く内外の環境は、依然として厳しいからです。わが国は、いまなお国難にあります。正直に申し上げれば、かつて安倍総理が退陣に追い込まれた5年4カ月前と比較して、日本の状況は、むしろ悪化しています。再び政権の座に就いた自民党の安倍総理が果たすべき課題とは何か。安倍内閣を待ち受ける試練とは何か。それらを、若い読者にもわかりやすく書いたのが、本書です。昨年(平成24年)12月の総選挙で初めて安倍さんのことを知ったし、論壇誌など読んだこともない――そうした若い世代の方々にも、ご理解いただけるよう努めたつもりです。(渡部昇一/「まえがき」より抜粋)
-
-本書と連動した内容が楽しめるYouTubeチャンネル「デイリーWiLL」 動画URLはこちら→https://www.youtube.com/@Daily_WiLL 組織のリーダー、スタッフはいかにあるべきか―― 史上最強の「組織集団」に学ぶ! 河野克俊氏(元統合幕僚長)推薦! 私は第5代統合幕僚長に就任し、自衛隊制服組のトップとなった。トップとなった以上、トップのあり方について考えてみた。その際に『ドイツ参謀本部』は大変参考になった。 第1章 近代組織の鑑・ドイツ参謀本部 ――フリードリッヒ大王が制限戦争時代に残した遺産 第2章 かくて「頭脳集団」は誕生した ――ナポレオンを挫折させたプロイセン参謀本部の実力 第3章 哲学こそが、勝敗を決める ――世界史を変えたクラウゼヴィッツの天才的洞察 第4章 名参謀・モルトケの時代 ――「無敵ドイツ」を創りあげた男の秘密とは何か 第5章 「ドイツの悲劇」は、なぜ起きたか ――ドイツ参謀本部が内包した“唯一の欠点” まさにドイツ参謀本部は「教訓の宝庫」! ドイツ参謀本部の歴史は一つの「古典(クラシック)」である。それは、そもそもの誕生から、生育、発展、光栄、悲惨、再建、消滅のすべての段階が、近代の比較的短い期間に起こったものであるため、見通しやすく、しかも原因・結果の連鎖が明快である。
-
3.0
-
-本書は、希代の教養人である著者による初の箴言集である。「成功のための努力とは」「研究的な生活のすすめ」「指導者の資質」「歴史の法則について」などの項目があげられている。 例えば、「目標が高ければ見失うことはない」「できない理由を考えたらきりがない」「男らしさとは自分よりも高い位置、美徳を認めること」など、精力的な仕事をこなす著者ならではの人生訓が並ぶ。さらに、「革命的手段で成功した人ほど、人を人とは思わない」「なぜ日本人の真似は独創的なのか」「私利私欲を越えたところに本物のプライドがある」など、歴史や人間について含蓄ある言葉もある。 人生訓だけではなく、「ことばの法」についても幅広い教養を披露している。「英語をいかに学ぶか」「日本語の真髄」「ことばの語源について」等々。 それぞれの引用文には、著者自らの短い解説文が付されている点が新鮮である。知的生活の刺激となり、生きがいの指針となる143の名言集である。
-
3.3筆も立って弁も立つ、「口から先に生まれた」リンボウ先生。文章を書くとき心がけていることは何か?これまでで一番影響を受けている作家はだれか?目上の人、年下の人にはどんなことば遣いで接しているか?林家で子どもたちに禁じたことばは何だったか?林望事務所はなぜ「風邪ひきの人、出入り厳禁」なのか?本書で初めて明かされるリンボウ先生の「ことば遍歴」と「ことば生活」は、日常生活で書いたり話したりする上で役に立つ、数々のヒントに満ちている。しかし、そういったノウハウ以上に大切なのは、「自分が今どんなことばを発しているのか」「自分をどんな人間として表現したいのか」という意識を常にもつこと、そして、豊かな古典を学んで、母国語としての日本語を愛することである、と著者はいう。ことばのトレーニングを通して「自分」の確立を考える、好評『日本語の磨きかた』『日本語へそまがり講義』に続く、集中講義の第三弾。
-
3.7「ことば」というのは「転変極まりない現象」であり、奥深くて曖昧で多様であることに、その本質と面白さはある……と著者。本書はおなじみリンボウ先生が、日本語にまつわるさまざまなエピソードを発掘・謎解き・新解釈し、縦横無尽に論じ尽くした一冊。一見へそまがりで偏屈な24編のエッセイを通して、「最近の若者の言葉遣いはなっていない」「ラ抜きは文法的に間違っている」といった規範意識にとらわれることなく、自分自身の「ことば」についてもっと自覚的であってほしいという大切なメッセージを伝える。
-
-1920年代半ば、1冊の旅行記が人知れず上梓された。『極東発見』。貿易商ウィリアム・J・マクブライトにより、当時のステレオタイプから離れた、真に迫った日本の姿がそこに提示されたのだった。「日本には『百聞は一見に如かず』という諺がある。この諺は、まさに日本を知るうえでもっとも適切な表現だと言い得るであろう……」それから70年。ウィリアムから数えること4代目のマクブライトは、曾祖父の伝えたこの異国の言葉を忠実に実行しようとしていた。日本をこの目で見たい! かくして、イギリス人青年ヘンリー君の不思議発見の旅は幕を開けることに。道端に唾を吐くのは、清潔を重んじるが故の行動だった!? 自販機文化は日本人の「病気」、それとも羞恥心の表われ? 派遣先である神奈川県立M高校を舞台に、ある時は修学旅行先の京都・奈良で、またある時は親友ヤマシタ先生の結婚披露宴でと、ヘンリー君の眼光はいつも鋭く光るのだった。
-
3.0
-
4.6
-
4.0
-
4.3
-
4.0文系と理系の知の巨人が、日本と世界の文明についてざっくばらんに語り合った放談集。アメリカ論、毛沢東論から進化論までを縦横無尽に語りつくす。日本は世界を気にする必要なんてない!渡部「日本でも江戸時代に各藩で小判が足りなくなると藩札を刷ったものですが、いまでは世界的な藩札制度になってしまった(笑)」。養老「僕は、日本が持っているアメリカ国債なんか、どうせ紙切れなんだから焼いてしまえっていっているんです(笑)」養老「日本は温暖化対策のリーダーシップをとるなどといっていますが、何か騙されているんじゃないですかね」。渡部「日本がどんなに二酸化炭素排出をゼロにしても、アメリカが出しているのなら意味がありません」養老「中国と仲良くするのは簡単。いざというときは上納金を払えばいい」。渡部「あるいは向こうで永久革命を起こさせつづける。毛沢東が政権を握っているときは、わが国は平穏でした」
-
4.0世界に通用する、日本独自の“心のあり方”とは? 「知の巨人」のラストメッセージ! 今、日本から道徳や倫理、さらにはマナーやモラルといったものが著しく欠けていっている。 このような状況を危惧してか、文科省が「道徳」の授業を義務教育において 教科化するという(小学校が2018年度から、中学校が2019年度から)。 しかし、小学校や中学校で道徳の授業が教科化されたからといって、 日本の古き良き道徳観をすぐに取り戻せるとはとても思えない……。 「今の教育の間違いは、子供に理屈を言うこと」―。 “芯”のなくなった日本社会へ最後の提言、著書渾身の道徳論! 日本人の“道徳心”を取り戻せ! ●「無作法なことはするな」―子供への教えは簡潔に ●正直に生きたほうが気持ちがいい ●大切なのは恥を知り、心を磨くこと ●学問には「耐久性」を与える力がある ●普通の人でも“徳”のある人間になれる ●成功は「自らの努力」+「他者の手助け」 ●何歳になっても事を成し遂げられる etc.
-
-本書は、日本人のアイデンティティを支えてきた意識構造や、謝罪・不戦決議、戦後補償をめぐる言論界への批判、宗教、税金、官僚などについての評論を集めたものだが、興味深いのは、それらがすべて口述された作品ばかりであるという点だ。 この点について渡部自身、資料が完備され、アクセスも容易になった時代だからこそ「どう考えるか」が重要であり、そのためにあえて「自分の頭の中にあることしか語らない」ことにこだわったのだという。収録作品は、「日本人と民族的『刷り込み』」をはじめ、日本人の品格を再生させるためには、正当なる“武士の伝統の再認識が必要”とする「品格とは何か」、ほかに「謝罪・不戦決議を許さない理由」「夫婦別姓論議と伝統」「税金を払っている理由」など、15本。
-
-
-
4.5日韓関係は現在、歴史的に「最悪の事態」に直面している。韓国が「竹島領有権問題棚上げ」の日韓取り決めを一方的に破って軍隊を常駐させ、要塞化へ乗り出したのは金泳三政権から。日本の歴史教科書の修正を要請し、歴史認識問題を本格化させたのは金大中政権から。首相・閣僚の靖国神社参拝が大きな政治的争点となったのは金大中政権以降のことだ。以後の韓国では、「反日法」制定で国内親日派一掃を強行した盧武鉉政権、天皇に対する「土下座謝罪」を要求した李明博政権と続く。そして、出発時点から侮日・親中姿勢を露わにし、前代未聞の強固な反日政権である現在の朴槿惠政権へ――。そのように日韓関係が最悪の事態に至った経緯を繙くと同時に、日本国内の要因も分析。とくに『朝日新聞』(平成26年8月5日、6日付朝刊)の「慰安婦問題を考える」という記事については、その欺瞞性を徹底的に暴いている。彼の国とどう対峙すべきかを両論客が提示。
-
3.0聖徳太子が送った隋への国書、「シナ絶対論」をめぐる江戸・漢学者の論争、近現代以降の幾度の戦争……。靖国参拝問題や尖閣諸島など、激動の予感がこれからも漂う時代に、「反日」と「覇権主義」をふりかざす隣国と、日本はどう向き合うべきなのか?本書は保守論客の第一人者である著者が、「日本文明とシナ文明は明確に異なる」という前提に基づき、1500年にわたる歴史と交流を繙きながら“両国のあるべき関係”を説いた渾身の論考。「神道を守り抜けば、日本人は文明の誇りを維持できる」「漢文に翻訳されなかった大和言葉」「『何が何でもシナが尊い』とされた時期」「シナをめぐる日米の対立」「コミンテルンの赤い魔手」「盧溝橋事件の真相」など、“適切な距離感”が急速に薄れてしまった日本人が、常に不安定な大国の歴史的背景を自信と確信をもって理解するための必読の内容だ。過去は未来へと繋がっており、すべては正しい歴史認識から始まる。
-
-銅像の場所、しぐさ、姿などから見えてくる偉人達のエピソード!銅像になった偉人達25名を収録。 古代・中世編 ◆紫式部―日本人として初めて世界の偉人に選定された文豪 ◆楠木正成―敗戦必至で出陣した忠臣が最後に息子に託したこと……ほか 戦国編 ◆加藤清正―清正が築いた天下の名城は明治時代に難攻不落を証明した ◆長宗我部元親―姫若子から鬼若子へ! 初陣で魅せた本当の強さ……ほか 近世編 ◆真田幸村―徳川家康の脳裏に自害をよぎらせた、徹底抗戦! ◆二宮金次郎―東京駅前で見つけた! 経済と道徳の調和を目指した巨匠……ほか 近現代編 ◆勝海舟―百万人の民を救った江戸城無血開城という決断 ◆大久保利通―近代日本の礎を作った信念の政治家……ほか 海外編 ◆八田與一―台湾人は、戦後の反日の雰囲気でなぜ八田の銅像を守ったのか ◆遠山正瑛―中国政府が建てた日本人の銅像……ほか 銅像が教えてくれる大切なこと。
-
-
-
-
-
5.0平成21年8月30日の衆議院議員選挙の結果、ついに、自民党に代わって民主党が政権の座に就いた。「政権交代可能な二大政党」による政権交代が行われたわけだが、そもそも「政権交替可能」であるためには、国家の基本に関わる問題については両政党の有する価値観に質的差異があってはならない。だが、非公式な場における党幹部の発言、そしてマニフェストの原案となる『民主党政策集』の中身などを知れば、それを知らずに(マスコミによって知らされずに)民主党に投票した有権者は驚愕し、後悔するのではないか。政治家のみならず、日本の知識人、マスコミ人のなかには、日本の歴史に対する愛情も理解もないがゆえに、日本を讒する――事実を曲げて祖国を罵り、その名誉を侵害する――人々が少なくない。また、「現実主義」を唱えて何も現実を変えないことの言い訳としている“人士”も散見される。それらの妄言の主を、具体的な根拠を挙げつつ実名で指弾。
-
4.0「戦後レジームからの脱却」を掲げ、保守層ならびに多くの日本国民の期待を担って登場した安倍内閣は、教育基本法の改正や教育三法の成立、防衛庁の省昇格、憲法改正の国民投票法の制定など、政策では歴代内閣と比べてもはるかに大きな功績を残した。では、なぜその政権が昨年7月の参院選挙で歴史的大敗を喫したのか。また、そうした「保守退潮」の機をうかがっていたかのように台頭しつつある勢力の「狙い」とは何か。「グローバル資本主義、構造改革が日本を救う」「慰安婦非難決議に対する日本の弁明は無用」「差別に泣いている人たちのために人権擁護法を」「皇室のご負担軽減のために宮中祭祀の簡素化・廃止を」「映画『靖国』の上映中止事件は、表現の自由に対する制限だ」……彼らの言説を信じていいのか? われらが祖国「日本」を殺し、息の根を止めようと狙う内外の確信犯、無自覚にも“善意”で日本を弑する結果を招こうとする人々を名指しで糺す。
-
3.0「日本はサンフランシスコ講和で東京裁判を受諾した」「原爆のおかげで終戦は早まった」「『百人斬り報道』は虚偽ではない」「アジア外交停滞の原因は首相の靖国参拝」「皇室典範を改正し、女系天皇を認めよ」……。冷戦が終結して10年以上の月日が経ったが、「日本悪しかれ」と願う文化人やマスコミは新たな衣装をまとい、さまざまな“戦場”で、このような、日本を貶め、蝕み、虐げる主張を展開している。また、そのような主張をすることで利得に与る政治家、経済人なども少なくない。そこで本書では、彼らの実名と発言内容等を挙げながら、その言動の誤りを糺す。対象人物は、半藤一利氏、保阪正康氏、高橋哲哉氏、二階俊博氏、加藤紘一氏、山崎拓氏、河野洋平氏、前原誠司氏、栗山尚一氏、田中均氏、野田英二郎氏、浅井基文氏、中田慶雄氏、北城恪太郎氏、柳井正氏、吉川弘之氏、岩男壽美子氏、古川貞二郎氏、園部逸夫氏、高森明勅氏、田中卓氏など。
-
3.0西郷南洲をはじめ、「志」ある日本人に読み継がれてきた古典を題材に、現代の碩学二人が、「人」「学」「史」「書」「生」「老」「死」について、縦横無尽に語り合う。江戸末期から明治維新期に活躍した人物の多くに、多大な影響を及ぼし、その後も、政財界で活躍するリーダーに必読の書とされてきた佐藤一斎の「言志四録」。この一斎のエッセイ集ともいえるような古典が、なぜそれほどまでにリーダーたちを魅了し続けてきたのか。本書では、この「言志四録」のなかから、学者としての人生を極めた著者二人が、それぞれの心に響く条文をとりあげて、その魅力に迫ります。とりあげた条文はすべて、谷沢氏が現代語訳。人生訓的であり、もっとも有名な条文「少にして学べば、則ち荘にして為すこと有り。壮にして学べば……」から、老境にいたってからの心構えを説く条文など幅広く取り上げており、志ある若者から老年の方まで、それぞれの読み方ができる書です。
-
-
-
5.0「東京裁判のすべての訴因について、日本は無罪である」――東京裁判に参加した“唯一の国際法律学者”であったパル判事はどのような理由によってこのような判決に至ったのか。『パル判決書』は東京裁判や大東亜戦争のみに関係するのではない。それ以前の、まさに昭和前半史ともいえる貴重文献なのである。これなくして、日本の近現代史を語ることはできない。本書は、難解な文章、膨大な量である『パル判決書』から、重要ポイントを抜き出しながら要約し、さらに解説を加え、読みやすくしたものである。『パル判決書』を何度も読み込み、東西の歴史や時代背景に精通した渡部氏によって、いま『パル判決書』がよみがえる!
-
-ガン、脳梗塞、肥満、腰痛、体力低下……あらゆる病気や体調不良の原因は「食べ過ぎ」と「冷え」にある!本書では、これまで信じられてきた「医学常識」を覆し、自分の健康を自分で守る方法を解説します。たとえば、「朝食はしっかり食べるべき」ではなく、「軽めにするか食べないほうがいい」。「食べ物の好き嫌いはカラダによくない」ことはなく、「種類をたくさん食べ過ぎても栄養過多になるので偏食でいい」。「塩分の摂りすぎは早死にする」ことはなく、「塩分はカラダをあたためるために人間に必要不可欠なものなので、積極的に摂ったほうがいい」などなど。クスリや病院に頼る前に、人間の自然治癒力を高める食事・生活習慣を身につけることの大切さを、食事療法を中心とした治療法で話題の医師の石原氏と、血液をサラサラにする東洋医学の素晴らしさを賞賛し、自身も「断食」を行う渡部氏が語り合った一冊。
-
-〝知の巨人〟と評される 小室直樹氏と渡部昇一氏による 国民必修の昭和「正史」 戦後世界秩序の大転換期の今こそ、 仕組まれた「歴史の罠」から抜け出し 自らの歴史を見直すとき。 戦後の学校教育、マスコミによる 「東京裁判史観」がいかに出鱈目であるか――、 歴史資料をもとに徹底的に論破! 2人の鋭く的確な指摘は、私たちの誤った認識を拭い取ってくれる! 名著復刊。 令和の時代に続く、 すべての日本の問題はここから始まった! 戦後日本に仕組まれた「歴史の罠」の終焉。 【本書の内容】 第一章 汚染された昭和史 第二章 東京裁判史観を払拭せよ 第三章 戦争への見えざる手 第四章 戦前・戦中・戦後――何が正しく、何が間違っていたか 第五章 新たなる出発(たびだち)のために
-
-「平等主義」の危険について、日本人はあまりにも無自覚、無警戒ではないか。釈迦もキリストも「平等」を教えはしたが、現世における平等主義を説いたわけではない。「この世で最も高い地位にある人でさえも、悪いことをすれば地獄に落ちる。奴隷であっても、心正しき者は天国に行く」というように、来世を含めて考えれば誰でも平等というのが両者の教えである。現世における平等主義を説いたのは、マルクス、レーニン=社会主義者である。そして、社会主義の支配が地獄の苦しみを生み出したことは、二十世紀の歴史を振り返れば明白である。「貧富差が広がってもよいのか」という批判があるが、貧富の差があるほど貧乏人が暮らしやすいというハイエクの逆説もある。現実に、貧富の差が激しいアメリカから亡命者が出たという話は耳にしない。二十世紀の呪縛を排し、日本が活性化するための道を説く「不平等主義のすすめ」のほか、八本の論文を収録した評論集。
-
3.5日本の未来を担う若者たちに伝えておきたいことがある 知の巨人からの遺言! 「先生、日本人にこれだけは言い遺さなければならないと思われることだけを語ってください」 本書は平成24年~28年まで、渡部昇一先生を主任講師として開催された「日本人への遺言セミナー」をベースとしている。 「先生、日本人にこれだけは言い遺さなければならない、心に刻み込まなければならないと思われることだけを語ってください」そうお願いしてスタートしたセミナーは、未来を生きる勇気の種として先人たちの言葉を受け取り、自分の頭で考え、子供たちに手渡す大人でありたい、そんな渡部昇一先生の思いに満ち溢れていた。 「大丈夫、日本は日本らしくあればよい!」先生のその声が、きっと心に木霊するに違いない。 (編者より) 【目次】第1章 子供達に本当の歴史を教えよう○第2章 日本人よ、「ガッツ」を持て!○第3章 日本人の誇り○第4章 「歴史戦」をいかに戦うか○第5章 日本よ、永遠なれ○第6章 西郷隆盛に学ぶ/「朝日の落日」まで闘おう (特別収録) ※この電子版は育鵬社発行「平成後を生きる日本人へ」(2018年4月17日 初版第1刷発行)をもとに制作されております。
-
-旅、友、礼儀、名利、機、芸、晩年、外見、色――。昭和を生き抜き、平成の世を大所高所から見渡す二人の碩学が、人の世のあれこれについて自由奔放に語りあう。その道先案内をするのは、言わずと知れた古典的名著『徒然草』である。まず『徒然草』が日本の文学史上においてどのような役割を果たし、文豪たちからどう評されてきたか、またどう読まれてきたのかについての話をする。芥川龍之介はそして小林秀雄はこの古典とどう対峙したのか。話は尽きることがない。それから次には、二人が思うままに日々語ってみたいと思っていたことについて存分に語り合うことになる。その題材は、いずれも『徒然草』でもとりあげられているテーマである。人の世で生きることの、儚さ、楽しさ、面白さ、苦々しさ……、どの話題においても長く濃い人生体験に基づく発言が縦横無尽に駆けめぐる。人生の妙味を知り尽くした著者らによる、これぞまさに平成「つれづれ」談義である。
-
3.7「だから日本は、戦った!」――「些細なこと」がいかに歴史を大きく変えていったのか。誰が、いかなる思いで、どういうことをしたのか。そして、当時の日本人は、何を感じていたのか。それらのことがすべて氷解し、歴史の見方が大きく変わる渾身の書! 著者が実際に戦時中に見聞きし、感じたこと、また長年、読み込んできた数多の史料の中から、「昭和史の理解のために、ぜひとも知っておくべき事柄」をすべて盛り込んだ、「渡部昭和史」の決定版である。本書で、まず注目すべきは、軍官僚の派閥抗争がいかに歴史を変えたかについて、著者一流の透徹した「人間を見る眼」を通して描き切っていることであろう。「人の営みの積み重ねで歴史が作られていく」ことが、痛いほどに伝わってくる。また、「コミンテルンの暗躍が、いかなることをもたらしたのか」「当時、世界に満ちていた『人種差別』に、どれほど日本人が憤っていたのか」など、現代人が忘れてはならない必須事項が、数多くのエピソードと共に細大漏らさず生き生きと描かれていくのは圧巻である。真実の歴史を知るために、ぜひとも座右に置いて読み返したい一冊。第一章 誰が東アジアに戦乱を呼び込んだのか/第二章 軍縮ブームとエネルギー革命の時代/第三章 社稷を念ふ心なし──五・一五事件への道/第四章 二・二六事件と国民大衆雑誌『キング』/第五章 満洲事変と石原莞爾の蹉跌/第六章 人種差別を打破せんと日本人は奮い立った/第七章 歴史を愛する日本人の崇高な使命
-
3.0作家・三浦しをんさん推薦! こんなに現代人の気持ちを代弁してくれるなんて、清少納言はエスパーかなにかなんだろうか。 「美麗で美声なお坊さんに、ついうっとり」って、コンサートに行ってアイドルのきらめきに圧倒される我々と同じである。 十五の講義で徹底解説! 『枕草子』全三百十九段から読みどころを精選。清少納言の鮮やかな筆が、 『源氏物語』全五十四帖の現代語訳『謹訳 源氏物語』の著者林望の解説と現代語訳で甦る。 「今どきの親は……」と嘆く場面もあれば、男女の恋心の機微や、宮廷サロンの雅な情景、はたまた男の不条理さを責め立てたり、男に騙される若い女房たちに苦言を呈したり、抱腹絶倒の笑い話もあり。 学校では教わらない古典随筆の名著の本質に触れられる絶好の入門書。 著者の古典の知識と人間への深い洞察による解説は必読。本書一冊で、『枕草子』の世界が語れるようになる。
-
4.0「令和」や出典の『万葉集』にイチャモンつける人たちにも読ませたい!! 渡部昇一さんの“正論” 万葉集から選ばれた新元号「令和」 日本人なら知っておきたい万葉集 万葉・大和言葉によって日本人は作られた 欧米人や近代人は個人生活においては「神の前で平等」「法の前の平等」を実現していたのだ。『万葉集』は、大伴家持が重要な役割を果たしているが、カースト的偏見はなく、農民、遊女の歌まで収録されている……。
-
-本書と連動した内容が楽しめるYouTubeチャンネル「デイリーWiLL」 動画URLはこちら→https://www.youtube.com/@Daily_WiLL 〈“マーフィーの法則”をポジティブに実行する人には 「無限の成功・富」が手に入る!〉 ◎思考・暗示は現実化する、そして富と成功が……。 本書で成功者が続々と……。 幸運とお金が自然と集まる理由(ワケ)! いかに不思議に思われ、奇跡のように、あるいは偶然のように見えても、すべてはマーフィーと渡部昇一が直接知っている“真実”―― ・幸運を引き寄せる“磁場” ・“感謝法”で失業者が副社長にまでなれた! ・“理想のパートナー”との出会いは、こうしてかなう! ・「お金が好きな人」にお金は寄ってくる! ・絶望的な肺癌も“イメージ”の力で治った! ・“よい眠り”があなたの潜在意識を働かせる ・“人を許せる”人には人生に奇跡が起こる!
-
-戦国時代は人を率いる立場にある者をいやがうえにも賢くし、智的水準を向上させ、その成果は数え切れないほど多種類の戦記として結晶した。それらの古記録を引用して編まれたのが『名将言行録』だが、残念なことに現在は絶版となっている。本書は、『名将言行録』を所蔵している当代一流の両読書人が、現代の眼から見て感動を呼び起こす勘所を、話題を広げながら語り下ろした価値ある一冊である。取り上げている武将は、いずれも強者の27人。北条長氏(早雲)、上杉輝虎(謙信)、武田晴信(信玄)、毛利元就、北条氏康、武田信繁、太田資長(道灌)、織田信長、柴田勝家、前田利家、山内一豊、細川藤孝(幽斎)、竹中重治(半兵衛)、今川義元、豊臣秀吉、黒田孝高(官兵衛、如水)、加藤清正、小早川隆、津軽為信、伊達政宗、石田三成、黒田長政、立花宗茂、細川忠興、真田昌幸、真田幸村、松田信綱。戦国人が現代人に遺してくれた叡智を存分に味わえる名著。
-
-歴史の洞察力を高める13冊。グローバル時代を生き抜くための知恵! 1ヘロドトス『歴史』――人間の歴史は伝説に始まる 2トゥキディデス『歴史』――演説で浮かび上がる歴史の真実 3カエサル『ガリア戦記』――ローマ帝国最大の遺産とは何か? 4タキトゥス『ゲルマーニア』――現代日本人に対する警告の書 5塩野七生『ローマ人の物語』――歴史作家の最高の資質とは? 6ドーソン『ヨーロッパの形成』――「暗黒時代」は「最も創造的な時代」だった!? 7マキアヴェッリ『君主論』――君主に求められる資質と振る舞いとは? 8クラウゼヴィッツ『戦争論』――「戦争とは何か」をきわめた哲学 9渡部昇一『ドイツ参謀本部』――リーダーと参謀、政治と軍隊の教訓 10シュペングラー『西洋の没落』――現代でも色褪せない優れた歴史的洞察 11チェスタトン『アメリカ史』――中世がない国には騎士道もなかった!? 12マコーリー『イングランド史』――歴史の登場人物と“ともに叫んでた”歴史家 13ベロック『The Jews』――世界史の中のユダヤ人を“予言”した書
-
3.5仕事や生活に役立てたい、情報通になりたい……。最近の人は読書に実用的な価値ばかりを求め、書物をゆっくり味わうことを忘れてはいないだろうか。本書は、そのような傾向に異を唱えるリンボウ先生が、「読書に貴賎なし」と、読書を自在に楽しむ方法を惜しみなく披露。古典作品の魅力と読み方も、書誌学の専門家としての知識を交えながらわかりやすく解説する。書物に触れる真の歓びに満ちた著者初の読書論!
-
-2017年4月に亡くなった渡部先生の名著が再び甦る! 東京裁判と朝日新聞によって捏造された昭和の暗黒史観 「大東亜戦争がなければ、アジアでは白人支配が今も続いていた」(渡部昇一) (著者からのメッセージ) 「日本は、本当はアジア諸国から感謝されているはずなのになあ」 二十世紀に、もしも日本という国がなかったら----近代の世界史はどう変わっていたでしょうか。そんな“歴史のイフ”について真剣に考え始めたのは、終戦から四年後の昭和二十四年、私が大学一年の夏休みに、中国・高校時代の恩師である佐藤順太先生が、何気なく口にされた上の一言がきっかけでした……(「はじめに」より)。 (本書の主な内容) 〇「満洲国は日本が中国を侵略して作った」のではない 〇東京裁判は日本を蝕む“梅毒”だ 〇脈々と続く朝日新聞「反日の源流」 〇慰安婦歴史論争は朝日の全面敗北で終了 〇韓国歴代大統領は「ゆすり、たかり、恩知らず」 〇中国・韓国は歴史的痴呆症に陥っている 〇あまりに拙速な女性天皇容認論 ※本書は、小社から2008年に出版された『渡部昇一の昭和史続』を増補改題した新版です。新たに「はじめに」「第4章」「第12章」「第15章」を加えました。先に復刊された『渡部昇一の昭和史正新装版』と併せてお読みください。 ※本書は、小社から2008年に出版された『渡部昇一の昭和史続』を増補改題した新版です。新たに「はじめに」「第4章」「第12章」「第15章」を加えました。先に復刊された『渡部昇一の昭和史正新装版』と併せてお読みください。
-
-日本の歴史において特徴的な出来事を漢詩に結晶させた頼山陽の『日本楽府』。日本人に誇りと自尊心を与えたその歴史観は、明治維新の原動力となったのである。戦後、意図的に歪められた歴史観と歴史教育によって、片隅に追いやられた日本史の真髄に、論客・渡部昇一によって、今、再び光が当てられる。全三巻からなる日本人のための日本史、その第一弾。
-
-日本の歴史にあって特徴的な出来事を漢詩に結晶させた頼山陽の『日本楽府』。日本人に誇りと自尊心を与えたその歴史観は、明治維新の原動力となったのである。その『日本楽府』を通して、下剋上の戦国時代から、信長の登場、秀吉による天下統一、そして朝鮮出兵までを註解する。全三巻からなる日本人のための日本史、シリーズ完結篇。
-
4.5(内容紹介) 25万部突破の「ベストセラー日本史」が新たに増補されて甦る! 本書は、弊社より2015年1月に発刊された『読む年表 日本の歴史』を改訂した増補新版です。旧版は東日本大震災にて終わっていましたが、新たに「第二次安倍政権成立・戦後七十年談話」「慰安婦報道の反日新聞『朝日』の落日」「天皇陛下譲位・令和に改元」「中国の新型コロナウイルス来襲」を追記。古代から令和の現代まで、この一冊で日本史通になれます! 著者である渡部昇一氏は、当代第一級の知識人、博学の人であったことは世に知られています。その著者が、日本史を日本人として理解するために極めて有効な方法として考えたのが、本書『読む年表 日本の歴史』です。 つまり、2000年におよぶ日本の歴史を見るうえで、“これだけは、はずせない”、あるいは、“これだけ分かれば、日本史は理解できる”という出来事を、年代順に選択、網羅し、その歴史的本質的意味を、分かり易く解き明かしました。 そのうえ、ふんだんな挿絵や図版を使い、しかもオールカラーで、一見開きを基本にコンパクトに解説しているので、非常に読みやすくなっています。 年表も岸田内閣、バイデン政権発足、コロナ禍での東京五輪開催までフォローしています。受験に、就職に、一般常識の涵養にも役立つ一冊です。 著者・出版社からのメッセージ 日本には世界に誇れる歴史があります。今一度、誇り高き日本を取り戻さなくてはなりません。それはこの時代を生きる日本国民に与えられた使命ともいえます。本書を手にして、この素晴らしい日本の歴史をぜひ知ってください。
-
4.0
-
5.0日本人は、日本をいかなる国にしたいと望んできたのか? この独創的な日本文明を形作ったのは、いかなる人々なのか? 12人の代表的人物から、日本の歴史の本質に迫る、「渡部日本史」の傑作。歴史がおもしろくないのは人物がよく扱われていないからだ、歴史は人物の連鎖に他ならない、と著者は説く。どのような人物が、日本の歴史にいかなる意義を果たしたか。そしてそれによって、日本文明の独自性がいかに形作られてきたのか。そこに著者一流の歴史眼で切り込み、あざやかな歴史の「印象画」を描きあげる。まさに人物伝から文明の本質に迫る「おもしろくてためになる」決定的論考である。そのような「理想的日本人」として選ばれたのは、聖徳太子、紫式部、西行、源頼朝、織田信長、徳川家康、松尾芭蕉、大久保利通、伊藤博文、松下幸之助、野間清治、岸信介。それぞれの人物のどこに着目するか! 日本人として知っておきたい、まさに国民必読の一冊である。
-
3.5
-
5.0
-
5.0リンボウ先生こと著者が憧れるのは、清貧ならぬ「清富」の人・井原西鶴。「俗の俗なることを愛し、しかし、それにおぼれず、ひたすら澄み切った眼力を以て世の有様、人の成り行く果てを観察し切った」という。この西鶴のような生き方こそが、著者がいうところの「閑雅」なのである。……が、このめまぐるしき現代、東京の郊外に暮らす著者の毎日は、実際には、学校や家庭の雑事に追われ、無粋な編集者たちからの原稿の催促に追われ、とかくままならないことばかり。著者は、その忙しさに疲労困憊しながらも、寸暇を惜しんでは、イタリアの恋の歌曲をレッスンし、好物のサツマイモを料理し、また、山荘で流れ行く雲を眺めて、「閑雅な暮らし」を楽しんでいる。 本書は、そんな著者の日常を、情緒たっぷり、ユーモアいっぱいに綴ったエッセイ集である。ここ三年間ぐらいの間に、雑誌や新聞などで発表したエッセイ72篇を収録した、読みごたえ十分の一冊である。
-
4.3
-
3.0本の森の迷路は深くて凄い! イギリスだけじゃない、書誌学者リンボウ先生の原点をさぐる名著――書誌学とは、言ってみれば本の考古学。標本とくらべて時代や筆者を推理分析する、まるで探偵小説を読んでいるようなおもしろさ。博覧強記でイギリス通のリンボウ先生、実はこの書誌学者。難しそうで読めない言葉が並んでますが、リンボウ先生の案内であなたも今日から本の名探偵に! <『書誌学の回廊』改題作品>
-
-【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 「とり大根」「ネギパラガス」「いかりんと」―。作家で学者のリンボウ先生は、どんなに忙しくとも、在宅する限りは厨房に立つ。「どんな素材を、如何にして調味しようか……」。料理法を考える時間をこよなく愛する、その頭脳から生み出される料理は、ありきたりのものなどではなく、じつに独創的。そのくせ、作り方はいたって簡単で、とにかく美味しいものばかりなのだ。作って食べるのはもちろんのこと、読むだけでも十分旨い! ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字サイズだけを拡大・縮小することはできませんので、予めご了承ください。 試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。
-
3.5【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 当代きっての名文家、リンボウ先生が行った特別講義をリアルに再現! 「文章を書くことも、一つのARTである」と言い切る先生が、その法則、技術、そして“リンボウ流”美学を、厳しく、懇切丁寧に指導する。人の心に届く文章とは? 品格ある日本語表現のコツとは? 独りよがりな文章にならないための訓練法とは? 手を入れることによって文章が格段によくなるさまを実感できる、鬼の“赤ペン添削”実例付き。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字サイズだけを拡大・縮小することはできませんので、予めご了承ください。 試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。
-
5.0父も、その父も、みな少なからず癇癪持ちで短気、しかも偏屈。その特徴を遺伝的に受け継いだ、筋金入りのへそまがりを自認するリンボウ先生。そのへそまがりぶりは幼い頃から発揮されて、野球にメンコ、運動会に修学旅行……、ふつう子供たちが好きなこととされていることが好きになれず、なにかと「ああ、いやだなぁ」という気分を味わっていたという。長じるにつれて、その偏屈、へそまがりぶりには磨きがかかり、飲酒、煙草、カラオケ、ゴルフ、テニス、電車、旅行、会議、お節介、無神経、怠け者と、「いやな感じ」のするものはますます増えるばかり。そんな「いやな感じ」のするものに、言葉の槍で一矢を酬いたエッセイ94篇を収めたのが本書である。底抜けの明るい善意と、ユーモアという隠し味がほどよく効いた厭味のない文章に、読者は著者の言いたい放題にもさっぱりとした読後感を感じるはず。リンボウファンならずとも、大いに満足できる一冊。
-
3.3
-
-近年静かなブームの老子。しかしこの老子という人物が確実に存在していたかはいまだ不明であり、『老子』五千言についても謎は多い。また有力な説である、弱者集団の発想、古代人の万物根源としての女性崇拝という視点で読むと納得できるところは多く、その魅力はつきることがない。ただ確実にいえることは、この五千言には「自由人がぱっと閃いた瞬間に走る稲妻」のような、いわば「きらめくような鋭さ」が随所に秘められていることである。そしてこの古典的名著に現代の碩学二人が挑んだのが本書である。まずは「老子」を読むうえで最上のテキストとは何かから始まり、訓詁注釈の姿勢で読まず、秘められた「きらめき」を拾い上げるように、絶妙の対話を重ねながら読み解いていく。日本人のなかで、長い時間をかけて血肉化されたこの一大思想には他の古典のように教師として高い場所から教え諭すような気配はない。老子を読むための最良のテキストが本書である。
-
5.0日本の歴史において特筆される66の出来事を、見事な漢詩に結晶させた江戸時代の思想家・頼山陽の『日本楽府』。それまで断片的な歴史の書物や、『大日本史』『本朝通鑑』のような数百巻におよぶ大部の書籍以外に存在しなかった「日本通史」を、広く一般の人々にまで伝える画期的なものであった。内容が短く何より手に取りやすい――国史の絵巻物を見るが如き鮮やかな描写と透徹した歴史観は、日本人に誇りと自尊心を与え、明治維新の原動力ともなった。本書は、「古代の大英雄、日本武尊」「大化の改新」「壬申の乱」「白村江の戦い」「帰らなかった遣唐使」「和気清麻呂と道鏡」「醍醐天皇の御親政」「藤原道長の栄華」「平治の乱」など、神代から平安朝の幕引きまでを収録。保守論客の第一人者による丹念な解説で、戦後の歴史教育で語られなくなった“日本のルーツ”に再び光を当てる!
-
-「反日」に勝つための「昭和史の常識」 さらば、「東京裁判史観」に呪縛されたフェイクな歴史観よ! 半藤一利氏の『昭和史』だけを読んでいては、間違った歴史認識を持ってしまう。 「渡部史観」よ、永遠なれ! これが「歴史認識」のスタンダードだ! 渡部昇一先生のラストメッセージ! 「私は半藤氏をよく存じ上げている。彼が『文藝春秋』の編集長を務めていた頃、企画などよく頼まれた。半藤氏の『昭和史』に書かれていることは面白い。しかし、終始、いわゆる『東京裁判史観』に立っておられる。つまり東京裁判が日本人に示した(押し付けようとした)歴史観の矩(のり)を一切踰(こ)えていない。ある意味で危険とも言える。マッカーサー元帥ですら、その後、先の大戦を『自衛のための戦争』と証言しているのだ! 」
-
5.0リベラルなグローバリズムの行き詰まりと国家再浮上の流れを受けて、日本だけを悪とする戦後世界史の克服を論じた、「知の巨人」と名物コラムニストの未発表対談を発掘。 明治末から昭和にかけての日本人が世界に対して強く意識していた歴史的使命感を言挙げする。 世界史の中の日本近代史と先の大戦の意味を語り尽くした決定版! 「渡部先生と私との対談を公刊するのはこれが初となる。ご逝去の5か月ほど前、世界史の中での日本の正しい評価をテーマに、じっくりお話しする機会を得た。トランプ時代という歴史の転換点で、“日本ファースト”の世界史の見方について論じたのだ」(解説より) <目次より> 序章 なぜ、世界史対談か(高山正之) 第一章 安倍政権の世界史的使命 第二章 崩壊する「米国製の嘘」 第三章 驚くべき日本の潜在力 第四章 最大の戦後レジーム・朝日新聞のメディア専制 第五章 戦後世界の大転換 終章 迷走して行き場を失う「敗戦利得者」(高山正之)
-
-日本の歴史において特筆される66の出来事を、見事な漢詩に結晶させた江戸時代の思想家・頼山陽の『日本楽府』。それまで断片的な歴史の書物や、『大日本史』『本朝通鑑』のような数百巻におよぶ大部の書籍以外に存在しなかった「日本通史」を、広く一般の人々にまで伝える画期的なものであった。内容が短く、何より手に取りやすい絵巻物を見る如き鮮やかな描写と透徹した歴史観は、日本人に誇りと自尊心を与え、明治維新の原動力ともなった。本書は、「赤松満祐の反逆」「北條早雲出現の背景」「大内氏を滅亡に導いたもの」「倭寇の血をひく鄭成功の活躍」「北国の虎・上杉謙信」「桶狭間の戦いは、なぜ成功したか」「朝鮮出兵と織豊時代の終焉」などを収録。下克上の応仁の乱から信長の台頭と滅亡、秀吉の天下統一、朝鮮出兵まで、江戸期の武士の眼から見た“戦国乱世”が鮮やかに甦る!
-
3.0
-
-
-
4.0平成25年12月26日の安倍晋三首相の靖国参拝は、第二次安倍政権発足から1年の節目に当たる日だった。第一次政権時に参拝できなかったことを「痛恨の極み」と表明していた安倍首相は、雌伏ののち政権に復帰し、参拝を望んでいた遺族や国民との約束を果たした。中韓の反発は予想どおりだったが、それでも首相が参拝に踏み切ったのは、「中韓に譲歩したところで、関係改善に結びつかず」という、これまでの経験を踏まえた判断があったからだとされるが、その判断は正しかった。またアメリカが中韓への配慮から「失望」を表明したが、日米関係に亀裂を走らせるには至っていない。戦後教育下に育った日本人の多くが、特定アジア2カ国(中韓)から靖国神社について非難されると狼狽してきたのは嘆かわしいかぎりだが、その呪縛から解放されるときがきた。靖国神社は日本が「独立国」としてあり続けるための精神的支柱であることを説く、「靖国論」の決定版!
-
4.0保守派の論客として知られる英文学者・渡部昇一氏と、 前駐日ドイツ大使で、日本の文化や政治をよく知るフォルカー・シュタンツェル氏。 日独の“知の巨人”が退位、国体、神話、憲法について 白熱した議論をかわす! 2017年4月に亡くなった渡部氏、最晩年の対談。 「退位できないとするならば、天皇の人権はどうなるのでしょうか」(シュタンツェル) 「天皇に人権なんて言っちゃいけない。天皇はカミなんです」(渡部) 「退位は時代の要請であり、その立場にある方の希望に沿う形で 答えが出されることが最良では」(シュタンツェル) 「それは100年後、200年後に日本に内乱を起こす元になる考えです」(渡部) また、第2部ではシュタンツェル氏がドイツ人向けに書いた 天皇に関する論考『時を超えて 二十一世紀の天皇』を翻訳して収録。 日本をよく知る外国人の立場から、天皇制について鋭い分析と今後の予測を展開。 これからの天皇制のあり方について考える一助となる一冊。 〈目次より〉 第1部 渡部昇一 フォルカー・シュタンツェル 対談 1 日本には神話の力が生きている 2 世界に例のない万世一系の存在 3 天皇の力は俗世の権力とは別次元 4 歴史の転換点で果たされる天皇の役割 5 新しい時代の天皇の在位・退位の考え方 第2部 『時を超えて 二十一世紀の天皇』フォルカー・シュタンツェル 1 天皇とトーテム 2 政治概念としての「天皇」 3 国家神道を支える天皇 4 魔術的力の喪失 ―「人間」性の回復に向けて 5 民主主義の象徴か、日本例外主義の象徴か 6 天皇明仁のもとでの変化 7 二十一世紀の天皇 陳腐化と再定義