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「だから日本は、戦った!」――「些細なこと」がいかに歴史を大きく変えていったのか。誰が、いかなる思いで、どういうことをしたのか。そして、当時の日本人は、何を感じていたのか。それらのことがすべて氷解し、歴史の見方が大きく変わる渾身の書! 著者が実際に戦時中に見聞きし、感じたこと、また長年、読み込んできた数多の史料の中から、「昭和史の理解のために、ぜひとも知っておくべき事柄」をすべて盛り込んだ、「渡部昭和史」の決定版である。本書で、まず注目すべきは、軍官僚の派閥抗争がいかに歴史を変えたかについて、著者一流の透徹した「人間を見る眼」を通して描き切っていることであろう。「人の営みの積み重ねで歴史が作られていく」ことが、痛いほどに伝わってくる。また、「コミンテルンの暗躍が、いかなることをもたらしたのか」「当時、世界に満ちていた『人種差別』に、どれほど日本人が憤っていたのか」など、現代人が忘れてはならない必須事項が、数多くのエピソードと共に細大漏らさず生き生きと描かれていくのは圧巻である。真実の歴史を知るために、ぜひとも座右に置いて読み返したい一冊。第一章 誰が東アジアに戦乱を呼び込んだのか/第二章 軍縮ブームとエネルギー革命の時代/第三章 社稷を念ふ心なし──五・一五事件への道/第四章 二・二六事件と国民大衆雑誌『キング』/第五章 満洲事変と石原莞爾の蹉跌/第六章 人種差別を打破せんと日本人は奮い立った/第七章 歴史を愛する日本人の崇高な使命
...続きを読むPosted by ブクログ 2016年12月30日
「彼ら(日本)が戦争(日米戦争)に飛び込んでいった動機は、大部分が安全保障の必要に迫られてのことだった」
1951年昭和26年、アメリカ上院軍事・外交合同委員会における、マッカーサーの証言である。
「事、ここに至っては自存自衛上開戦止むを得ず」
昭和22年、極東国際軍事裁判(東京裁判)に提出された...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年01月03日
あくまでも本人自身の体験を通して、そして勉強し終えた
頃にさらに再構成をなさって執筆しております。
その意味で非常に執筆が目的をひとつになさっていると
思います。本来そういうものでなくては執筆者としては失格
だと思います。
出来る限り「客観性を努めて」としながら、元がそれではな
あ、という感じで、思...続きを読む
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