検索結果
-
-1~26巻1,870~3,135円 (税込)お得な価格でハーレクイン・ロマンス4作品収録『一夜の恋におびえて』-妹の結婚式で付添人を務めるゾーイ。式の最中、花婿の兄で付添人のアーロンの態度の悪さに辟易し、懲らしめようと近づくが、逆に彼の誘惑の罠にかかり……。『賭けられた花嫁』-父が賭で失った城を取り返すためアンジェリークは首長国に飛んだ。交渉相手レミーの部屋に忍びこむが、捕まって投獄されかける。すると彼からとんでもない提案が!『愛と偽りのギリシア』-ケイラはギリシアの小島でハンサムな漁師と知り合うが、彼はなぜか彼女の正体を疑っていた。それでも惹かれるケイラは、ある日、彼の驚く真実を知った。『希望と名づけた愛の証』―妊娠中のミアはおなかの子の父親の葬儀で、その兄である初恋の相手イーサンと再会した。彼はミアの不実をなじるが、この妊娠には誰にも言えない秘密があった。
-
-全1巻1,760円 (税込)毎月厳選したタイトルをまとめてお得にお楽しみいただけるハーレクインコミックスのセットです。「放蕩王の無情な妃選び」「キスは復讐の味」「億万長者の大誤算」「策略のダイヤモンド」の4話をまとめて収録。
-
-毎月厳選したタイトルをまとめてお得にお楽しみいただけるハーレクインコミックスのセットです。「砂の檻」「半年だけの結婚」「心、止められなくて」「翼を持った恋人」の4話をまとめて収録。
-
-全1巻1,760円 (税込)毎月厳選したタイトルをまとめてお得にお楽しみいただけるハーレクインコミックスのセットです。「誘惑のハネムーン」「エスタンシアの雄牛」「売り渡されたプリンセス」「別れの曲」の4話をまとめて収録。
-
-全1巻1,760円 (税込)毎月厳選したタイトルをまとめてお得にお楽しみいただけるハーレクインコミックスのセットです。「罪色のウエディングドレス」「未来への扉」「傲慢な億万長者の誤算」「美しき奇跡」の4話をまとめて収録。
-
-毎月厳選したタイトルをまとめてお得にお楽しみいただけるハーレクインコミックスのセットです。「貴公子と床磨きの乙女」「砂漠のプリンス」「愛は炎のように」の3話をまとめて収録。
-
-毎月厳選したタイトルをまとめてお得にお楽しみいただけるハーレクインコミックスのセットです。「背徳の花嫁」「情熱のとりこ」「愛人のレッスン」の3話をまとめて収録。
-
-お得な価格でハーレクイン・ディザイア2作品収録!『スイートルームの恋愛報告』-ルーシーは、探偵ヘイデンの滞在するスイートルームに来ていた。継父がオーナーを務める会社が起こした事件の聴取を受けるためだが、ドアが開いた瞬間、出迎えたヘイデンに一目で心奪われた――。陰のある端整な顔立ち、息がとまるほどの存在感。だが、ヘイデンが継父を黒幕だと疑っていると知り、一瞬のうちに、彼は愛してはいけない人となってしまった。彼を求める心の叫びを無視し、ルーシーは継父の無実を証明しようと、調査の協力を申し出る。やがてヘイデンと行動をともにするうちに、彼の瞳に揺らめく欲望の炎を見つけ、めくるめく夜をともにしてしまう。しかしヘイデンは残酷な言葉を放った。「この関係は一時的なものだ」『記憶をなくした億万長者』-別居中の大富豪の夫サムが事故で大怪我をしたと聞き、 ブリアは病院に向かった。 ところが、昏睡からさめた夫の言葉に驚く。 「今回は成功したのかな、スイートハート。 妊娠の兆候は?」 優しく彼女を気遣うサムの様子は、愛情深い夫そのものだった。 まさか……覚えていないの? 不思議なことにサムの記憶からは、5カ月前ブリアが流産したことも それが二人の関係を最悪な結末に導いたことも、消えていたのだ。 ブリアはサムが快復するまで、再び一緒に暮らすことを決める。 そして、仕事中毒ですれ違いばかりだった夫と過ごす新婚の頃のような甘く幸福な日々に、つかのま酔いしれるが……。
-
3.0ジョン・ナイトウォーカーは愛する妻と一族を皆殺しにされ、胸が張り裂けそうな悲しみと絶望を抱えたまま、復讐を果たすためだけに時を超えて生きてきた。移りゆく歳月のなかに一人取り残され、孤独に敵を探し続けていたある日、彼は町で見知らぬ美女に鉢合わせした。すると全身に鳥肌が立ち、彼女は敵に関係していると第六感が告げた。アリシアというその女はある秘密を知ったために、実の父に追われているらしい。ジョンは敵に近づくことを目論み、すかさず助けを申し出る。復讐の道具のはずの彼女に心惹かれるとは思わずに……。
-
-おまえは言葉を話せないはずでは……。偽りの代償を払わせる――愛の床で。 うら若き娘エンヤは、訳あって老女に身をやつして暮らしている。数年前、唯一の肉親だった兄によって奴隷商人に売り飛ばされ、たまたま市場を通りかかった北欧の戦士ウルフリックの目にとまった。エンヤは買われずにすむよう、口がきけないふりをしたが、ウルフリックはかまわず彼女を手に入れて家へ連れ帰った。その後、彼なりの方法でかわいがられはしたけれど、彼女は隙をついて主人を短剣で切りつけ、逃げ出したのだった。だが、ある町を訪れたとき、エンヤは突然現れた男を見て絶句する。目の前に立ちはだかった大男は、ウルフリック!彼女のつけた傷痕が今なお残る顔で、主人がこちらを睨みつけていた……。 ■HQロマンスで大活躍中のケイトリン・クルーズが放つ、情熱的なヒストリカル第2弾! 『さらわれた亜麻色の花嫁』(PHS-276)の関連作です。勇猛果敢なウルフリックと気高い魂を持つエンヤ――二人で一つの完全体となる、究極の愛が描かれる渾身作!
-
-勇猛な男が乙女に施したのは、驚くほどやさしい愛の導きだった。 両親を亡くし天涯孤独となった王女エルフィンは、非情な叔父に故郷を追い出され、修道院へ向かっていた。道中、突然目の前に筋骨たくましい長身の男が立ちはだかる。「その女をいただきに来た」男は高らかに宣言し、彼女を連れ去った。ソールブランドという名の彼は王女を遠くへさらい、無垢な彼女を妻にするつもりだった。だが、無理やり純潔を奪うつもりはない。ゆっくり教え込むのだ……。一方、エルフィンはソールブランドの考えなど露知らず、自分は彼の奴隷になったものと思い込む。しかし、心は乱れていた。私をかごの鳥にした彼を嫌ってもいいはずなのに、胸が甘く疼いて……。 ■ハーレクイン・ロマンスの大人気作家にしてUSAトゥデイのベストセラー作家、ケイトリン・クルーズが満を持してヒストリカルに初登場! 若きヒロインに心を奪われるつもりはなかったヒーローが、純真な彼女を溺愛せずにいられなくなる様子が巧みに描かれます。
-
4.0『トム・ウォーカー』―秘書のイリージアは、ボスのトムにずっと憧れていた。ある夜、そのトムに誘われてベッドをともにするが、なぜかそれ以来、彼の態度は残酷なほど冷淡になってしまう。ショックを受けたイリージアは退職し、故郷の町へと戻った。そして数年後、イリージアは町でトムを見かけて凍りつく。彼女には、絶対トムに知られたくない秘密があった。 『情熱のパラダイス』―デリアはカジノで酔った客といさかいになり、浅黒い肌をしたハンサムな男性マーカスに助けられた。億万長者のマーカスは、ギャングだとも噂される人物だったが、その不思議な魅力にとらわれ、デリアは彼と交際を始めることに。家族にも内緒で会い続けるうち、やがて妊娠に気づく。幸せを噛みしめ、彼のもとへ報告しに行ったデリアだが……。2編収録。 *現在、配信中の『トム・ウォーカー』『情熱のパラダイス』と内容が重複しています。ご購入の際は十分ご注意ください。
-
-天使はすべてお見通しだった──私と彼がヤドリギの下で誓うことも。 3年前、ハンナは逃げるようにニューヨークを離れ、トスカーナへやってきた。当時、料理界で莫大な財を成した富豪アントンルカの店で働いていた彼女は、突然現れた謎めいた男性客に魅了され、熱い一夜を共にしてしまった。翌朝、彼は名も告げずに姿を消すが、思いがけずハンナのおなかに小さな命を授け、それと同時に、なぜか彼女は理不尽な理由で一方的に店を解雇されたのだった。きっと運命だったのよ。今は愛しい息子とホテルの職を得られたし。だが、職場ででくわしたホテルの新オーナーの顔を見た瞬間、ハンナは衝撃で凍りついた。あの夜の恋人が目の前にいたのだ。アントンルカ!? 私を追い払った傲慢富豪が息子の父親だなんて。 ■愛する息子の父親と、自分をくびにした非情な富豪が同一人物だと初めて知って驚愕したヒロイン。後継ぎのためにと愛のない求婚をされても、戸惑うばかりで……。ケイトリン・クルーズが軽妙洒脱な筆致で紡ぐ、聖夜のシークレットベビー・ロマンスです!
-
-ビジネスライクな大富豪との妊娠契約。愛など存在しないはずだったのに……。 ずっと胸に秘めていたテイラーの夢、それは、母になること。結婚は求めていないが妊娠したい彼女が考える子供の理想的な父親は、妻亡きあと再婚しないと公言する、知的でセクシーな大富豪ドミニクだ。ある日、彼女は“受胎のためのバカンス”という企画の存在を知った。南国リゾートに1週間滞在し、子を授かることをめざすのだという。テイラーが思いきってドミニクに一緒に参加してほしいと願い出ると、彼はあくまでもビジネスとして契約書を交わすなら、と承諾した。バカンスを終えて妊娠に成功したら、他人同士に戻ることも確認して。これで、すべて望みどおりになりそう! テイラーは喜んだ――魅惑の1週間を終える頃には、彼を本気で愛してしまうとも思わずに! ■情熱的であると同時に美しく詩的な筆致と評される大作家ブレンダ・ジャクソンの大ヒット作を初邦訳! ロマンス小説界の最高峰とされる賞の一つ、アメリカロマンス作家協会のノーラ・ロバーツ生涯功労賞を受賞した作家による、情熱と感動の物語をご堪能ください。
-
-この幼い天使のような子たちが、10年会わなかったあなたと私の子? ずっと音信不通だった元婚約者ジョードンが突然現れ、ミアは思わず息をのんだ――彼が幼い双子の娘を連れていたから。10年前、彼女を捨ててNYへ行き、成功して大富豪となっただけでなく、どうやら運命の人を見つけて、父親にまでなっていたようだ。私にとっては、彼だけが心から愛した人だったのに……。だが、涙をこらえるミアに、ジョードンが信じられないことを告げる。「この子たちは君の娘でもあるんだ」なんですって? どういうこと?聞けば、かつて彼とミアが提供した受精卵を使って双子をもうけた不妊の夫妻が先日亡くなり、ジョードンが後見人に指名されたという。ジョードンと私の子! しかも、彼は結婚していなかった!内心喜ぶミアだったが、ジョードンは養子に出すつもりで……。 ■いつの日か家庭を築いて、ジョードンの子を産むことを夢見ていたミア。けれども、いつまでも一緒にいようという約束を彼に破られ、“いつの日か”は永遠に来ないと思っていましたが――。巧みなストーリーテリングで読む者を魅了するタラ・T・クインの感動作!
-
-あの夏、あなたに見せた素顔は、けっして嘘ではないと信じてほしい。 イリンカはロンドンで突然誘拐され、ヴェネチアへ連れてこられた。そこで待っていたのは、何世紀も続く名門の富豪ザーゴだった。3年前の夏、イタリア旅行中のイリンカは彼と出会って恋に落ち、純潔を捧げて、夢のような数週間を過ごした。だが彼に求婚されて急に怖くなり、別れも告げずに逃げ出したのだ。「僕の妹が恋人との仲を裂かれて泣いている。きみの仕業だな?」変装の専門家であるイリンカには秘密を守るべき仕事依頼もある。口を開かない彼女に、話すまで屋敷でメイドとして仕えるよう、ザーゴは厳しく言い渡した。嘘でしょう? 一日中一緒に?今度こそは逃さないと彼に熱く見つめられ、彼女は身を震わせた。 ■その高い変装技術を買われ、富裕層の顧客から様々な依頼を受けているヒロインは、偶然にもヒーローの妹のトラブルにかかわることに。メイドとして彼の屋敷で暮らすうちに、封印した想いが再び溢れて……。ケイトリン・クルーズらしい軽妙洒脱なロマンスです。
-
-愚かな乙女は氷の城主に恋いこがれ、我が子と3人で家族になりたいと願った。 ディオニは美貌の家族の中でただ一人、地味でめだたない存在だった。そんな彼女は兄の親友のシチリア富豪アルセウに片想いをしていた。兄の結婚式の日、雨の中で彼に抱きしめられ、純潔を捧げたが、「哀れみからしたこと」と言われて深く傷ついてしまう。妊娠に気づいても、ディオニはアルセウに伝えるつもりはなかった。あんなことを言った男性が私や子供に興味を持ち、求めるわけがない。ディオニは故郷を離れてニューヨークへ行き、一人で暮らしはじめた。だがある日、外出から戻ると、家の前にアルセウが立っていた。「僕と結婚してもらう」その言葉は命令だった。 ■父親や周囲の人の無関心にも負けず、明るくふるまってきたヒロイン。ヒーローの命令口調のプロポーズを受け入れたのは、いつか想いが届くはずと信じていたからでした。不器用ヒロインの一生懸命な初めての恋を応援してください! 〈独身富豪の独占愛〉第2作。
-
-欲しいと願っていた小さな天使は、さよならの後にやってきた。 親に捨てられて施設で育ったジェニファーは看護師になり、期限つきでスペインから派遣されてきた医師ラモンと仕事をすることに。難しい症例に向き合うたび互いの腕前を認め、惹かれ合っていくが、男性恐怖症のジェニファーはスペイン人のラモンとの恋には慎重だった。けれど、甘い笑顔を持つセクシーで情熱的な彼に抗うこともできず、ついに陥落した彼女は寸暇を惜しんで彼との思い出を重ねていった――ラモンの妹から、彼には幼なじみの婚約者がいると聞かされるまでは!しかも、名家の家長である彼と私とでは釣り合うはずもない……。彼の任期が終わっても、彼女は送別会にも見送りにも行かなかった。3週間が過ぎた頃、ジェニファーは衝撃を受ける――私、妊娠している! ■本当は子どもが欲しいのに、捨て子だったために親の遺伝病などの有無が不明という理由で子どもを持つことを許されなかった経験を持つジェニファー。そんな彼女だからこそ、ラモンとの恋で授かった子を何があっても産むと心に決めます。たとえ独りであっても。
-
-継母を妻にしたギリシア富豪は彼女が無垢だとまだ知らない。 ジョリーは40歳年上のギリシア富豪と7年間形だけの結婚をしていた。その夫が亡くなったときはこれで自由になれると思った。しかし、遺言には信じられないことが書かれていた。遺産を相続するためには、夫の前妻の息子との結婚が条件だったのだ。自分を金めあての女と毛嫌いする、冷酷な目をしたアポストリスと。ジョリーにはどうしてもお金が必要だった。まだ十代のいとこの生活は彼女一人の肩にかかっていたから――。誓いのキスをするときも、アポストリスは花嫁をにらみつけていた。だが唇が重なると胸が高鳴り、ジョリーは自分の恋心に気づいて……。 ■USAトゥデイのベストセラー作家C・クルーズの意欲作をお届けします。名ばかりの結婚を2度したヒロイン。昼は理想的な夫を演じるが、夜は嫌悪感をむき出しにするヒーローに、彼女の想いは届くのか? 最後の1ページまでドキドキ&ハラハラすること確実です!
-
-一夜で燃え尽きた恋に後悔はない。私のお腹には残り火が宿っているから。 富豪ヴァレンティノが結婚すると聞き、カルリッツは呆然とした。3年前に熱いキスを交わして以来、一途に想い続けてきたのに。そう、彼こそが運命の人。カルリッツは居ても立ってもいられず、結婚式に駆けつけるが、なぜか花嫁は現れず、式は中止となった。動揺するヴァレンティノに寄り添ううちに空気は熱を帯び、気づけばカルリッツは彼に身も心も捧げていた。だが翌朝、ヴァレンティノから別人のように冷たく拒絶され、彼女は泣く泣く立ち去るしかなかった。もう彼には会わない。そう誓った矢先、カルリッツは身ごもっていることに気づき……。 ■思いがけず一夜で最愛の人の子を授かり、彼から便宜結婚を申し込まれたヒロイン。ところが迎えた新婚初夜、ヒーローは花嫁を置き去りにして出かけてしまい……。人気のケイトリン・クルーズらしい軽妙洒脱なロマンスをお楽しみください!
-
-どうか、この小さな願いが、叶いますように……。 幼いときに母と生き別れ、里親のもとを転々としたマディスン。イギリスの子ども病院の経営者で外科医のセオに招かれ、海を渡った。長身で魅力的なセオは5年前のクリスマスに交通事故で妻を喪い、5歳の娘アイビーは筋力が徐々に落ちる原因不明の病で入院中。診断医のマディスンはその病の正体を突き止める大仕事に取り組みつつ、母を知らないアイビーにみずからの少女時代を重ね、寄り添う。アイビーの“クリスマスの願いごとリスト”も手伝った。一番の願いごと――パパにクリスマスを好きになってもらうこと。マディスン自身、クリスマスは好きではないけれど力になりたいと思った。でもたとえセオに想いを寄せても、彼はまだ亡き妻を愛している……。 ■ハーレクイン・イマージュより、切なくて優しい感動ロマンスをお贈りします。それぞれクリスマスに悲しい思い出を持つヒーローとヒロイン。ヒーローの娘がかかっている可能性のある病の名を話し合ううち、衝動的にキスを交わしてしまう二人ですが……。
-
-臨月で、男性経験なし。ギリシア富豪の妻はまだキスも知らない。 アメリカの田舎町に住む天涯孤独のコンスタンスは家族が欲しかった。だから精子提供を受けて赤ん坊を産む決意をし、妊娠した。イブの夜、臨月の彼女を、ギリシア富豪アナクスが訪ねてきた。高価そうなコートを身にまとった彼は魅力的だが冷たい表情で、自分がコンスタンスのおなかの子の父親だと告げた。精子提供は本意ではなかったが、赤ん坊のために結婚したいと。コンスタンスは陣痛の中、アナクスの妻となり、子供を産んだ。孤独だった私に今は子供だけでなく夫までいる。クリスマスの奇跡だ。生まれて初めての幸せを噛みしめる彼女はまだ知らなかった。彼が妻子を世間から隠すための計画を立てていることを……。 ■スター作家C・クルーズよりクリスマスベビー・ロマンスが届きました! 初めて会った日にヒーローに求婚され、彼の妻となったヒロイン。夫を運命の男性と信じますが、彼は妻子をギリシアの島へ閉じこめて……。大スター作家D・コリンズファンは必読です!
-
-私を捨てた彼を、心の中で何度も責めた。ここにいない彼を、夢の中で何度も求めた。 保健師のソフィーは女手一つで幼い一人息子ラキーを育てている。ラキーには生まれつき足に問題があり、相談のため連れていった病院で、ソフィーは思いがけない相手と再会した――2年あまり前、一夜を共にしたあと音信不通になった不実な男性、フィン!電話すると約束してくれたのに、待てど暮らせど連絡はなく、彼の子を身ごもったことを伝えようにも伝えられなかった……。自分の息子とも気づかず診察する彼に、ソフィーの心は千々に乱れた。もしもフィンがいてくれたら、育児も日々の生活もずっと楽だったろう。でも彼が私を捨てた事実は変わらない。息子は私が独りで守るわ!だがラキーが1歳半と知ったフィンは月日を逆算するような顔になり―― ■恵まれたルックス、鍛え抜かれた体――美貌のフィンとの再会に胸の高鳴りを必死に抑えるソフィー。一方、彼女に連絡しなかったのには、片脚を失うほどの大事故に遭っていたという深い事情があったフィン。華々しい受賞歴を誇るL・ジョージの日本デビュー作!
-
-家庭教師が眼鏡と野暮ったい服に隠す秘密。それは切なる想いと、おなかで育つ命。 素行の悪い令嬢を更生させるロンドンの私立学校の校長を辞める日、ベアトリスはイタリア富豪チェーザレに異父妹の家庭教師を頼まれた。トスカーナの大邸宅へやってきた彼女は、雇い主を見て愕然とした。私がヴェネツィアで純潔を捧げた人が目の前にいる。恋いこがれた名も知らぬ男性が、実はチェーザレだったなんて。だが彼の前まで行ったとき、再会の喜びは吹き飛んだ。この人は私が誰なのか、まったくわかっていない。野暮ったい格好のベアトリスを一瞥し、富豪は近々結婚すると告げた。もちろん、花嫁は彼女ではなかった。彼の子を身ごもっていても。 ■私は王子さまに選ばれなかったシンデレラ。この胸の想いにも、赤ちゃんにも決して気づいてはもらえない……。大スター作家D・コリンズ同様、卓越したストーリーテリングで読者を楽しませるスター作家C・クルーズ。ハーレクインファン納得の大傑作です!
-
-あなたの子が私のおなかにいます。言えなかったことを、今こそ―― 生後4カ月の赤ん坊を連れ、エリースはフィレンツェに降り立った――元恋人のドクター・ルカ・ヴェネツィオに、この子はあなたの娘です、と告げるために。今まで子どものことを知らせなかったのは、失恋の傷心に加えて、切迫流産の危険があったから。それ以上に、かつてルカに子どもは要らないと言われたからだった。とはいえ、いつまでも知らせないままにはしておけないと、意を決してイタリアにやってきたエリースの告白に、ルカは驚愕した。DNA鑑定なんて必要ない。我が子であることは一目瞭然だ!そしてルカの口から、思わぬ言葉が飛び出した。「結婚しよう」 ■ゴールデン・ハート賞の最終候補に3度も選ばれた実力派ティナ・ベケットが、読み応え充分なシークレットベビー・ロマンスで日本デビューを飾ります! 出産時に胎盤が破裂し、子宮を摘出しなくてはならなかったエリースはもう子どもが産めなくなっていて……。
-
-愛されたことのない私のおなかに、愛すべき小さな命が宿った……。 エリアナは疎遠だった父の葬儀のため故郷に戻った。母は婚外子のエリアナを出産した際に命を落とし、父は経済的援助をするのみで、彼女は誰からも愛されたことがなかった。結局、複雑な思いから葬儀には出ずにホテルで過ごしたエリアナは、バーで官能のオーラを漂わせる絶世の美男子ディエゴと出逢う。強烈に惹かれ合い、一夜限りと知りつつ熱い時を過ごして別れるが、1カ月後、エリアナは父の遺した病院を継ぐために再び故郷を訪れた。するとその病院には、なんとディエゴがいた! 彼は外科医だったのだ!驚きのさなか、吐き気とめまいに襲われたエリアナは気を失ってしまう。まさかディエゴによって運ばれた救急外来で妊娠が明らかになるとは……。 ■自立した女性だけれど、実は誰からも愛されたことのない生い立ちのせいで自分に自信が持てないヒロイン。そしてヒーローもまた、よき父親像を知らずに育ったため、自分が父親になれるのか確信が持てず……。新星ルアナ・ダローザが描く、予期せぬ妊娠物語!
-
-8年間、泣き暮らした日々を、なかったことになんかできない……。 アナベルはロンドンの病院で働く救急救命士。日夜患者の救助にあたりながら、女手一つで7歳の息子を育てている。同僚や友人に恵まれ、今でこそ暮らしは落ち着いたが、8年前は違った。当時、恋人のハリーとともに救命士を目指していた。先に彼の就職が決まり、勤務地のドバイへ一緒に旅立つことにしたのに、彼は空港で突然アナベルに別れを告げ、一人で行ってしまったのだ。その後、妊娠に気づいた彼女が連絡をしても、返事さえよこさなかった。音信不通のまま時が過ぎ、半年前に息子が大けがで死線を彷徨ったとき、最後に一度だけ留守電にメッセージを残した。「帰ってきて」と。そして今、アナベルは乗客救助に向かった空港で、ハリーと再会する―― ■映画のようにドラマティックな“シークレットベビー物語”です。ハリーに捨てられたと同情されるのも、彼が必要以上に非難を受けるのも避けたくて、アナベルは周囲に息子の父親が誰かを明かさずに育ててきました。再会後、息子の存在を知ったハリーの反応は?
-
-あの人が帰ってきた。きっと驚くわ――自分にそっくりの赤ん坊を見たら……。 1年あまり前、長身で逞しい企業家ジャスティンが、父のホテルを買いたいと訪ねてきた瞬間、セイディはひと目で恋におちた。夢のような2週間が過ぎ、ある夜、想いがあふれ出し、ささやいた。「愛しているわ」と。翌朝、彼は姿を消していた……。やがて妊娠に気づいた彼女は、生まれた赤ん坊をイーサンと名づけた。自分をごみのように捨てたジャスティンが財力に物を言わせ、息子を取り上げるかもしれない。だから息子の存在は秘密だった。でも父が倒れて高額な手術費が必要な今、彼に頼るしか道はない。連絡を受け即座に現れた彼は、セイディを鋭い口調で問いただす。「君は何か僕に隠していることがあるのか――?」 ■“ハーレクイン・ディザイアを代表する大人気作家”といえば、まずモーリーン・チャイルドを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか? USAトゥデイのベストセラー作家として名高い、大ヒットメーカーが描く、ゴージャスな夢の世界をご堪能ください。
-
-教授が傲慢でも、不機嫌でも、わたしは彼を、愛してしまった……。 十人並みの器量だが賢さではきょうだいで一番のポリーは、学術書の手書き原稿を清書するアルバイトに応募し、採用された。ところが雇い主の友人で“教授”と呼ばれる医師サムの登場により、楽しいはずのアルバイトはとたんに緊張の連続となった。ある日、雇い主が突然の病で亡くなり、故人の遺志を継ぐため、ポリーがサムの屋敷に住み込んで清書を完成させることになったのだ!サムは気品があり、とてもハンサムだが、いつも不機嫌そうだ。彼と同じ家に住み、美しい婚約者から冷たい目で見られるのに耐えられず、ポリーは急いで仕事を終えると屋敷をあとにした。だがサムとの再会は、新しい職場となった病院で、不意に訪れた―― ■清書を完成させてサムの屋敷を去ったポリーは、会えば喧嘩していたにもかかわらず、気づけば彼のことを考えているのでした。やがて彼女は看護実習生として病院で働き始めますが、ある日、上司に呼び出されてオフィスへ行くと、そこにはほくそ笑んだサムが……。 *本書は、ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品のハーレクイン・マスターピース版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
-
-本物の妻になるか、城の囚われ人になるか。 清らかな花嫁は冷徹な夫に迫られた。 最愛の父を亡くし、途方に暮れていた18歳のクロエ。 頼れる人は富豪のラオしかおらず、居城のあるシチリアに飛ぶと、 彼は書類上の結婚という形でクロエを守ると約束してくれた。 ラオの庇護の下、彼女はロンドンで自立の道を探す猶予を得たが、 5年後、突然ラオから呼び出され、再びシチリアへと赴いた。 ついに名ばかりの結婚の解消を言い渡されるんだわ……。 怯えるクロエはカリスマ的オーラを放つ富豪の言葉に耳を疑った。 「僕たちの結婚を本物にする時が来た。毎晩僕のベッドに入れ!」 彼女は承諾するしかなかった――跡継ぎ作りのためだけと知りつつ。
-
-再会した彼は私のことなど忘れていた。あの甘い日々はつかの間の夢だったの? マデリンが息子とつましく暮らす小さな家に、ある日突然、イロニア王国の使者が訪れた。すぐに渡航せよとの通達だった。とうとう私の重大な秘密を知られてしまったの?6年前、短期留学生としてケンブリッジで学んでいた彼女は、イロニア王国の皇太子パリスと激しい恋に落ちた。妊娠がわかったのは帰国後で、密かに出産するしかなかったのだ。今や国王となったパリスと思わぬ再会を果たしたマデリンは、「きみは誰だ?」という彼の非情な反応に凍りついた。だが息子の存在を知るやパリスは態度を翻し、彼女に迫り……。 ■個性豊かな物語を描いて人気のケイトリン・クルーズ。今作はシークレットベビーをめぐる、王道のロイヤル・ロマンスです。王位継承者である息子のために結婚を承諾したヒロイン。ヒーローの心の闇を垣間見ると同時に、彼を愛していることに気がついて……。
-
-籠の鳥は生まれて初めての恋をした。自分を檻に閉じこめたがる非情な夫に。 ヴィクトリアが18歳になって以来、父親は結婚相手をさがしてきた。そして、ヴィクトリアはイタリア貴族アルドの花嫁となった。結婚式の夜、誰からも恐れられている彼は言った。「僕は君を自分のものにしたいんだ。僕のかわいい妻を」怖くてたまらないはずなのに、ヴィクトリアの胸は高鳴っていた。だが数カ月前の夜の薔薇園で、彼女が熱い想いと純潔を捧げて情熱的なひとときをともにしたアルドはもうどこにもいなかった。アルドが私を妻にしたのは、トスカーナの屋敷に閉じこめるため、世間の目にいっさい触れさせないためだったのだ。なぜなら、結婚する気のなかった彼の子を私が身ごもっているから。 ■父親から自由を制限され、富裕な男性に売られる日のために囚人のような暮らしを強いられてきたヒロイン。ヒーローも父親と同じことを考えていると知り、愕然として屋敷から逃げ出しますが、彼につかまって……。危険なのに甘いロマンスをご賞味ください!
-
-冷徹な国王との結婚に、愛は含まれていなかった! タレクはアルザラムの国王となって1年足らず。周囲の期待に応えるため、妻を娶り跡継ぎをもうけなければ……。そう考えていたところへ、またとない花嫁候補が現れた。彼の知らぬところで不当に囚われていたアメリカ人女性アニヤだ。突然地下牢に現れた国王タレクに、アニヤは目を見張った。罪なき拘束生活に憤りつつも、長衣の美しい王に胸がときめく。彼女は宮殿の贅を尽くした部屋に通され、法外な提案をされた。あなたの問題と私の問題を解決するため、結婚しようですって? ■ケイトリン・クルーズは斬新かつユニークな設定で読者の心をわしづかみにする、USAトゥデイのベストセラー作家です。跡継ぎを今すぐもうけたいシークヒーローと支配的な父親から逃れたい純真なヒロイン。そんな二人が繰り広げる恋愛模様をお見逃しなく!
-
-わたしは明日、花嫁になる──心から愛する人に思いを残したまま。 20歳で両親を亡くし、強欲で支配的な叔父から逃れるように生家を飛びだし、ロンドンで暮らし始めたティモニー。実業家クレタと偶然出会って恋に落ち、彼のペントハウスへ移り住むように。半年後、ティモニーはついに愛を告白するが、驚いたことにクレタは拒絶すると、その場で彼女を追いだした。なぜこんな酷い仕打ちを? わたしは愛されていなかったの?傷心の彼女は叔父に強いられるまま、高齢の富豪との縁談を受け入れてしまう。だが挙式を翌日に控えた聖夜のパーティに突然クレタが現れ、彼女を担ぎあげると車で連れ去って……。 ■ヒロインが聖夜に突然現れた最愛の人から聞かされたのは、彼の哀しい生い立ちの秘密でした。そして同時に叔父のたくらみも知ることに……。ケイトリン・クルーズらしい軽快な展開でありながら、印象深いシーンも多い、ドラマティックな一作です。
-
2.0鳥籠の外に出た彼女が知ったのは、甘くて苦い愛の罪。 王女アマリアの人生は、25歳で激変した。出生時に取り違えられ、実は農家の娘だったと判明したのだ。公私にわたる重圧から解放されて宮殿をあとにした彼女は、5年前、スペイン富豪ホアキンと出会ったホテルへ向かった。つらいとき、何度あの夏の甘美な思い出に救われたことか。だが出迎えた彼は、まるで罰するように乱暴なキスをすると、冷たい声で告げた。「あの残酷な仕打ちを償ってもらおう」王女ゆえに別れを選ぶしかなかった私を、今も憎んでいるの?思わず身震いしたアマリアを、ホアキンの氷の視線が貫いた。 ■『宿命の花嫁に王は跪く』に続く、ケイトリン・クルーズ渾身のロイヤル・ロマンス〈王女と灰かぶり〉第2話をお贈りします。ある日を境に、突然王女から庶民になったヒロイン。5年ぶりに再会した想い人から手ひどく扱われ、ショックを受けますが……。
-
-カンザスの農場で育った田舎娘の私が本当は地中海の小国の王女ですって? 病弱な母を抱えながら農場を営むディレイニーの前に、ある日、見たこともないほど美しく、魅惑的な男性が現れた。高貴な血を引くカエターノと名乗る彼は、驚いたことに、ディレイニーを花嫁にするために迎えに来たという。「君こそ、出生時に取り違えられた、僕の国の真の王女なんだ」二人の結婚が国に平和をもたらす唯一の方法なのだと聞き、彼女は混乱する。そんなばかげた話を私が信じると思う?だが、カエターノの金色に輝く瞳と芽生えた好奇心に抗えず、ディレイニーは地中海に浮かぶ彼の国へと飛び立った。 ■出生時の取り違えで異なる人生を歩むことになった2人のヒロインのロマンスを描く2部作〈王女と灰かぶり〉の第1話をお贈りします。軽妙な筆致で人気のケイトリン・クルーズがハーレクイン・ロマンス3700記念号を飾ります。
-
-義兄への想いを封印し、名前も捨てた。そうまでして隠したかった“愛の証”……。 5年前、リリーは車の事故で死んだ――でも本当は、名前を変え、別の場所で暮らしていた。血のつながらない兄ラファエルとの愛に溺れていたリリーにとって、そうするしか中毒のような関係から抜け出すすべがなかったのだ。ところがある日、とうとうラファエルに見つかってしまう。昔、二人の関係を“汚れた秘密”と呼んだ彼に、密かに産み育てている息子のことを知られるわけにはいかない。彼の突然のキスに動揺しつつも、彼女はとっさに言った。「私はリリーじゃないわ。あなたは誰?」これまで1日たりとも、彼を忘れたことなんてないのに……。 ■数多の女性と浮き名を流しながら、義妹のリリーをも誘惑した不埒なラファエル。けれど、リリーの死を信じず、似た人を見かけるたび確かめずにいられなかったのもまた、彼の真実でした。初めから赤の他人だったなら……と思わずにいられない、劇的ロマンス! *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
-
-これは茶色のめんどりが、王子さまに恋をした物語。かなわぬと知りつつも。 孤児のニーナはイザボー王女に引き取られ、長年仕えてきた。しかしある夜、神のような容姿を持つゼウス王太子の甘い言葉とまばゆい笑顔を愛と信じ、彼に清らかな身を任せた。直後パパラッチが現れ、ゼウスが王女との婚約を破棄するために自分を利用したのだと知って、ニーナは愕然とする。数カ月後、彼女は妊娠したことに気づくが、仕事は解雇され、国からは追放されていたので無一文というありさまだった。最後の手段として、ニーナはゼウスの王宮を訪ねた。まさか王太子が、彼女のような平民との結婚を望むとも知らず。 ■激しく切ないストーリーで読者の心を揺さぶってやまないC・クルーズの、おとぎばなしをモチーフとした一作です。全能神の名を持つヒーローの、まさに神のごとき魅力にはヒロインだけでなく、読者のみなさまも虜になること間違いなし! ぜひご一読ください。
-
-身を落とした悲運のメイドの前に、疎遠だった伯爵の夫が現れた! 父が莫大な借金を残して急逝したため、エマは夢をあきらめ、メイドとして働きながらこつこつ返済している。ロンドンの高級住宅街にある屋敷でのパーティに派遣された夜、ずっと音信不通だった最愛の男性の姿を目にし、彼女は息をのんだ――ああ、あれはレッドミンスター伯爵ジャック・ウエストウッド!6年前に渡米し、今や世界的企業の社長となった彼が、なぜここに?激しく動揺したエマは派手な失態を演じてしまい、烈火のごとく怒った屋敷の主人に乱暴されそうになる。すると、突然ジャックが現れ、威嚇するように言い放った。「僕の妻に、手を出さないでくれないか」 ■親にも黙って極秘結婚した6年前、父を亡くしたエマは母を一人にできず、ジャックと離れ離れになる道を選んだのでした。今、二人の関係をどうするか話をしたいという彼の言葉を、“離婚したい”と解釈したエマは、覚悟をしていたとはいえ酷く胸を痛め……。 *本書は、ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
-
-あなたがすべてを思い出したとき、わたしの恋は終わってしまうの? ジョセリンは父に言われるがまま、金の瞳の美貌のイタリア富豪チェンツォと結婚した。そして彼の所有するシチリアの古城で衝撃的な話を聞かされる。「きみと結婚したのは、きみの父親に仕返しするためだ」夫はわたしを手籠めにするつもり? だが城に着いたその日に、チェンツォは石段を踏み外して頭を打ち、記憶喪失に陥る。これは天の恵みよ。ジョセリンはいたずら心から彼に告げた。「チェンツォ、あなたはわたしが雇った“召使い”なの」かくして、彼女と大富豪の花婿との奇妙な結婚生活は始まった。 ■やがてヒーローは“奥様”が気になりだして、こんなところに彼女を放っておく“夫”とはどんな男なのか? 身分の壁を越えて奥様を手に入れたいと思うようになり……。ユニークな設定で読者を虜にする、大人気作家ケイトリン・クルーズの筆が冴える1作です!
-
-言えるはずがない――私の純潔を疑う彼に、「あなたの子を宿しています」と。 いまいましいタキス・サマラス! リサはベッドで枕を叩いた。姉の結婚式で、リサは新婦の付添人、タキスは新郎の付添人で、初対面なのに強く惹かれ合った。少なくともリサはそう感じた。長身で逞しい彼は、ギリシアでホテルチェーンを率いる富豪。恋人は作らない主義と公言してはばからない彼は、リサがヴァージンだと告げると、信じず去っていった。そんなタキスのことなどきっぱり忘れたはずだった――ある夜、チャリティパーティで再会するまでは。彼は鋼のようなグレーの瞳で見つめて言う。「君と最高の一夜を共にしたい」 ■忘れようとしても忘れられなかったヒーローとの再会。ヒロインは彼のスイートで一夜だけの情熱に身を任せた翌朝、黙って姿を消します。やがて妊娠に気づくものの、彼女が純潔だったことを信じてくれなかった彼に、妊娠したとは到底言い出せなくて……。
-
-盲目の花嫁に夫は見えない。その姿も、愛も、見えない……。 メロディは生まれつき盲目で、非情な貴族の父親に疎まれてきた。このままでは今にも家から追い出されかねない。メロディの窮状を見かね、地中海の国の王妃となった姉が、国王の弟グリフィンとの縁談をお膳立てしてくれた。そうすれば、メロディは冷酷な父のもとを離れられるし、グリフィンも放蕩王子という悪評を拭い去ることができるから。初対面の時から陽気な王子に密かな想いを抱いていたメロディ。ところが、結婚式とそれに続く舞踏会が終わって初夜に臨む前、彼は言い放った。「後継ぎは必要ないから、体の関係も必要ない」 ■王子が感じているのは同情心だけで、愛が与えられることはない。悲しい現実に打ちのめされたメロディですが、“君はもう安全だ”と言って抱きしめてくれた王子の優しさだけを頼りに、王族としての生活が始まり……。『エーゲ海の政略結婚』関連作になります。
-
-母を救うため、我が身を捧げるのは、ギリシアの悪魔と呼ばれる美しい大富豪。 モリーは破産寸前の窮地にあった。母に借金を負わせたのは、いまや大富豪となったかつての継兄、コンスタンティン。彼に母への誤解をといてもらうにはどうすればいいの?母を救いたい一心で、モリーはギリシアへ飛んだ。10年ぶりに会った彼はしかし、16歳だったモリーを虜にしたギリシア彫刻のごとき美貌で、驚愕の提案をする――それはあろうことか借金のかたに彼の愛人になること。困惑するモリーに彼は強引にキスをし、抜け目なく告げた。「たったいま熱く応えたくせに。君の演技はお見通しだ」 ■ゴージャスなギリシア富豪兄弟の恋を描く〈スカラス家の氷の掟〉2話目をお贈りします。かつての継兄への無垢な恋心も、彼のキスでたちまち燃え上がった体の奥の炎もひた隠して、彼の提案をのむほかないヒロインでしたが……。傲慢ヒーロー、ここにあり!
-
-すべて企みに満ちた嘘なのに、私と結婚するのは、なぜ? エレノアは夢見心地だった。ジェイスにプロポーズされた!彼は、世界中で不動産開発を手がけるギリシア人実業家。両親と祖父を亡くし、急にホテル経営を継いだ彼女にとって、慣れない仕事の悩みを聞いてくれる心強い相談相手だった。ところが、ダイヤの婚約指輪を着けてジェイスを訪ねた彼女は、携帯電話で話す彼の声を、偶然、耳にしてしまう。「僕が求婚したのは、彼女のホテルを奪うためだ」ショックを受けたエレノアは婚約を破棄して逃げ出すが、1年後、彼は拒めない条件を突きつけ、再び結婚を迫り――。 ■なぜかエレノアが受け継いだホテルに固執し、そのために彼女との結婚にもこだわり続けるジェイス。彼の意図が見えず苦悩するエレノアですが、ひとつ確かなのは、彼が決して愛してくれないこと。タイトルにある“最後の告白”に、思わず涙するのは必至です……。
-
-「君は兄を助けるためなら、その身を捧げられるのか?」 ケンドラは多国籍企業総帥バルサザールのオフィスに赴いた。彼は昔パーティで出会い、庭の東屋で情熱を教えてくれた男性。今、兄の不正を許してほしいと懇願する彼女に、無慈悲にもバルサザールは、その身を投げ出すならと迫った。嵐のように荒々しい黒い瞳がときに悪魔を思わせる、尊大な彼の強烈な魅力に抗えるはずもない……。ケンドラは熱い行為へといざなわれた――。3カ月後、彼は突如現れて言った。「君は妊娠しているはずだ」どういうこと? まさか、おなかの子を取り上げるつもりなの? ■忘れられずにいたプレイボーイ富豪は、意外にもヒロインとの一夜を覚えていました。再び身も心も虜にされた彼女は、妊娠を知った彼に、後継ぎは渡さないとギリシアへ連れ去られ……。ゴージャスなギリシア富豪兄弟の恋を描く2部作〈スカラス家の氷の掟〉です!
-
-心をなくした王の、 容赦なき独裁愛。路地裏の少女リビアが、マテオ王に拾われたのは17歳のとき。 今では王の秘書として、公務や外交のすべてを管理している。 冷徹で傲慢なマテオ王のどんな要求にも応え、尽くしてきたが、 ある日、決して従うことのできない命令が下される。 それは、マテオとの結婚――秘書から王妃への“昇進”だった。 求められるのは常に職務だけ。王が孤児を愛することなどない。 わかってはいても、リビアの秘め続けた愛は、もう限界だった。 初めて命令に背いた彼女に、マテオは冷たく言い放った。 「君ははじめから僕のものだった。断ることは許されない」
-
-みにくいあひるの子は美しい王に恋をした。 自分ではつり合わないと知りながらも。カリスタは働いていた父の会社をくびにされ、車に放りこまれ、 引きずられるように宮殿へ連れてこられた。 なによりも権力を望む父が、大金を払って縁談を用意した? ごく平凡な容姿の私が、君主の花嫁になって子供を産むですって? 精悍で男らしいオリオン王に初めて胸のときめきを覚えたときも、 カリスタは父の道具となった自分がみじめでたまらなかった。 でも王の氷の視線にも、私はひたすら耐えるしかない。 逆らえば、ずっと守ってきた盲目の妹を家から追い出し、 二度と会えないようにしてやると、父に脅されているのだから。
-
-別れたボスの贈り物は、まだ見ぬ、新しい命。 ヴァイオレットはマット・ファルコナーに退職願を出したが、彼は優秀な秘書を手放すまいと、強引に懐柔を試みてくる。ボスは何もわかっていないわ……。恋心を隠し続けた胸が痛む。ずば抜けた経営手腕と、ハンサムな容貌、華やかな女性遍歴。どんな女性も、彼に惹かれずにいることは不可能だ――真面目なだけが取り柄の地味な秘書、ヴァイオレットですらも。だからやっとの思いで退職を決めたのに、二人で働く最後の夜、彼はヴァイオレットの目をまっすぐ見て、こう言ったのだ。「君とベッドを共にしたい。この一夜だけでいいから」 ■ベテラン作家キャシー・ウィリアムズが描く、おしゃれなオフィス・ロマンスです。ボスのマットは世界的IT企業の若きCEO。万能の彼に唯一できないこと――それは女性と長続きする関係を築くこと。それを知りつつ、ヴァイオレットは彼に純潔を捧げますが……。
-
-10年の片想いが実っての結婚。ただし、おなかの子は祝福されぬまま。 クリスティアーノ――16歳から想い続けてきた私の大切な人。その夜、ジュリエンヌは憧れのイタリア人富豪に純潔を捧げた。クリスティアーノは生きるために身を売ろうとした私を救い、住まいと教育を与え、彼の会社で働くチャンスまでくれた。だから一夜の思い出以上は望まず、夜明けとともに姿を消した。ところが数カ月後、ジュリエンヌは妊娠していることに気づく。再会したクリスティアーノの反応は衝撃的だった。“自分の子を望んではいなかったが、こうなってはしかたない”そして愛する男性は憎しみをこめ、彼女に結婚を申しこんだ……。 ■ヒロインは妊娠に驚きますが、喜んでもいました。一人で育てるつもりで、彼女はヒーローに会いに行きます。しかし、待っていたのはトスカーナの彼の屋敷に閉じこめられた孤独な生活でした。ヒロインに選択肢はなかったのです――愛する男性の要求だったから。
-
-10年後に訪れた、もう一度恋するチャンス。ベストセラー作家スーザン・ブロックマン再会から始まる、甘くてビターなラブストーリー。 最近ジムで見かける素敵な男性が気になっているマギー。奥手な彼女はただ彼とのロマンスを想像して楽しむ日々だが、そんな折、卒業を機に町を出たきりだった高校時代の友人マシューから電話がかかってきた。父親の会社と巨額の遺産を条件つきで相続することになり、弁護士であるマギーを雇いたいと言う。彼と10年ぶりに再会するべく待ち合わせ場所へ向かうマギーだが、現れたのは気になっていたあの男性で……。
-
-荒海に囲まれた孤島の城は、美しい花嫁たちの鳥籠なのか……。 アンジェリーナは、二十歳になったばかりで結婚を決められた。相手は、イタリア貴族の末裔ベネデット・フランセッシ――莫大な富を持つ、孤島にそびえる〈黒い城〉の城主だ。アンジェリーナは破産寸前の没落貴族の末娘で、父親が金銭的援助を受ける代償として、ベネデットに売り渡されたのだった。彼と初めて会った夜、その恐ろしいほどの美貌に心奪われ、アンジェリーナは熱いキスと、それ以上の行為を許してしまう。彼には6人もの前妻にまつわる、恐ろしい疑惑があるというのに。 ■〈7つの愛のおとぎばなし〉の4話目は、モチーフとなっている『青ひげ』同様、花嫁は“決して開けてはならない部屋”の鍵を託されます。すばらしい初夜を過ごした翌朝、夫は姿を消してしまい……。謎めいた夫への、切望と愛が描かれます。
-
-今までずっと男性を拒んできた私が彼にはなすすべもなく翻弄されて……。 企業経営者の適性診断をするセラピストのサリーナは、その日、ヴェネツィアの名門貴族の邸宅を訪れた。主の世界的複合企業を率いる実業家マテオ・クーム――権力者らしく尊大で自信に満ちた彼は最も苦手なタイプのはず。なのに、にじむ威厳と色気に心は激しく乱れた。気づけばマテオに唇を奪われ、サリーナは陶然となった。その様子を録画されているとも知らず。やがてマテオは狼のようにほほえんで言い放った。「僕が何を要求するか――楽しむがいい」 ■『修道院育ちの花嫁』で妹ピアの花婿となった王子を、妹を妊娠させたという理由で殴った兄マッテオ。今作ではそのカリスマ性で瞬時にヒロインを魅了、要求どおりの報告書を書けと迫ります。無垢な彼女は彼に身も心も捧げ、やがて思いもよらぬ妊娠をして……。
-
-愛をくれない花婿は、祭壇でささやく。「いずれ君は抱いてくれと僕に懇願する」 セシリアは見習い修道女。イタリアの小さな町ドロミティの修道院の前に捨てられ、修道女たちを母親代わりに育った。だが、けがをした美貌の男性パスカルを看病するうち虜になり、やがて傷が癒えた彼に身も心も捧げた――まさか彼が翌朝、姿を消し、その一夜に新しい命を授かるとは夢にも思わず。修道院を出たセシリアは清掃の職を見つけ、赤ん坊を産んだ。6年後、彼女が聖堂の床に這いつくばって掃除をしていたとき、誰あろうパスカルが現れた。今になってなぜ? 息子は絶対渡さないわ! ■忘れもしない彼の金色を帯びた黒い瞳。その電撃のような視線に貫かれ、ヒロインは体がかっと熱くなるのを必死でこらえます。一方、ヒーローはイタリア有数の大実業家という正体を明かし、息子の親権を取り上げると脅して、ヒロインに結婚を迫ります。
-
-わたしは公爵夫人の座なんて欲しくない。ただお腹の子と二人で生きていきたいだけ。 アミリアは公爵テオが主催する仮面舞踏会に忍びこんだ。かつて義兄と呼んだ初恋の人、テオ。二人の両親が別れたあとも、ずっと彼を忘れられなくて、想いを断ち切るために、この屋敷を訪れたのだ。目の前の仮面をつけた女性が、義妹とは気づかぬテオは、官能的なダンスで彼女を幻惑して抱き上げると、仮装のまま客間へ入って、夢のような情熱の時を与えてくれた。でも、まさか妊娠するなんて……。やがて正体を明かし、妊娠を告げた彼女にテオは傲慢に言った。「妻になるか、さもなくば使用人になれ」 ■いとしい男性に金目当てと誤解され、ショックを受けるヒロイン。一方、ヒーローは鑑定でお腹の子が我が子と判明するや、彼女を別荘へと連れ去り、残酷な選択を迫ります。憎まれても蔑まれても彼の子が産みたい……。C・クルーズ得意の、危険で刺激的な物語!
-
-親友の妹だから親切にしてくれるの?その優しさが、今の私には切なくて……。 兄の結婚式の最中だというのに、サブリナは気もそぞろだった。ついさっき、妊娠していることがわかったのだ。調子がいいだけで不実なお腹の子の父親とは、別れたばかり。どうしよう……。困り果てたサブリナの前に、救いの神が現れた。兄の親友トレントが彼女の異変を見て取り、力を貸すという。元恋人に妊娠を告げ、一人で産み育てると伝える気のサブリナをトレントは自家用ジェット機に乗せ、パリへ向かった。ところが元恋人は不在。途方に暮れて二人で行方を探るなか、男らしいのに気が利くトレントに、サブリナはおのずと惹かれた。だめよ、シングルマザーになる私に、恋する資格なんてないもの! ■『小さき絆がみちびく恋』『億万長者の忘れじの恋』に続く、3つめのロマンスをお届けします。ニューヨークの富豪一族が主人公となるゴージャスな関連作は、既刊も大好評。今回も超絶ハンサムで、クールで、自由に生きる億万長者ヒーローがとてもステキです!
-
-甘い一夜をくれた夢の王子様の求婚。でも、彼が欲しいのは跡継ぎだけ―― 修道院育ちのピアは、旅先のNYで初めての恋におちた。エメラルド色に輝く瞳を持つ黒髪の優美なアレスに身も心も捧げ、帰国後、思いがけない妊娠に気づく。アレスの連絡先すら知らず途方にくれたが、おなかのふくらみが目立ちだす頃、彼が現れた。そして、アティリアの皇太子という身分を明かし、おなかの子が我が子ならばと求婚してきた。子供に父親は必要よ。でも、愛のない結婚なんて……。ロンドンでのDNA鑑定のため、彼の自家用機に乗ったピア。機内で眠り込み、目を覚ましたとき……そこは彼の王国だった! ■地味で冴えない品行方正なヒロインの、一夜の夢で終わったはずの初恋物語は、切ない再会劇で第2幕が始まりました。地中海の王国で、生まれ来る我が子のため、ヒーローへの想いを必死に抑える狂おしい日々……。醜いあひるの子ヒロインの運命やいかに?
-
-黒髪で浅黒い肌の危険な男性に、私は心を盗まれてしまったの? ロンドンで質素な生活を送るキャットは、ある日、手紙を受け取り、指定された法律事務所に出向いた。そこで対面したのは、ギリシアの実業家で富豪のザック・カヴロス。彼が冷酷な祖父の代理人だと知り、キャットは怒りに駆られた。母は結婚に反対されて駆け落ちしたものの妊娠後に捨てられ、何の援助もなくイギリスで極貧生活を送ったあげく亡くなったのだ。それでも祖父が重病と知らされて心を揺り動かされ、キャットは提案されたギリシア行きに同意する。まさか旅の途中でザックに抱きすくめられて唇を奪われ、生まれて初めての熱いときめきを覚えることになるとも知らずに。 ■純真無垢なヒロイン像が大人気のスター作家、キム・ローレンスの作品をお贈りします。人生で初めての熱い感情を体験したヒロインの戸惑いが共感を呼びます。ギリシアの途方もなく巨大で、宮殿のように豪華な屋敷で繰り広げられるロマンスをご堪能ください。
-
-森で彼女が出会ったのは、世にもセクシーな“狼”だった。 秘書のローレンはハンガリーの深い森へと赴いた。上司の異父兄ドミニクを帰郷させるためだ。森を抜け、小屋を訪ねると、現れたのは荒々しい風貌の男性。母の訃報を伝えた赤いコート姿の彼女を赤ずきんとからかい、ドミニクはあろうことかいきなりキスをした! しかし――。「帰れ。ぼくを捨てた母にも、見知らぬ家族にも興味はない」動揺しつつも説得を続ける彼女に、彼が出した帰国の条件は、“ぼくが望んだらいつでもキスをすること”。なんて不埒な人! なのに……彼と触れた唇が妙に熱い……。 ■無作法なドミニクは実は、一人で巨万の富を築いた敏腕実業家でした。品行方正なローレンとの結婚を弟に提案されると、“花嫁と初夜のベッドを共にすること”が条件だと、またもや彼女を当惑させて……。野性的なヒーロー像が光る、C・クルーズの作品です。
-
-恋の深みにはまってしまった。悪名高き伯爵の真実を知らぬ間に。 エッタはクリスマス前のチャリティパーティに出席していた。名前しかわからない実の親のことを知りたいと願う子どもたちのために、調査を手伝う彼女だが、自身の実の親については何も知らない。そんな彼女に、颯爽とタキシードを着こなした美男が声をかけてくる。未来の公爵にして数多の女性と浮き名を流す、いわくつきの伯爵ゲイブだ。公爵家の古い家系図を修復してほしいと頼まれ、エッタは舞い上がる。彼は婚約寸前の恋人を手ひどく捨てたと噂される人だから、いくら魅力的でも惹かれちゃだめ! そう頭ではわかっているけれど……。いずれ従順な貴族令嬢を妻に迎えたいという伯爵の望みも知らず、エッタのときめきは止まらなくて―― ■大好評『白鳥になれない妹』のヒロイン、コーラの兄であるゲイブと身分違いの恋に落ちるエッタの物語。愛など欲しくもないと思って生きてきたゲイブですが、やがて彼の都合でエッタと恋人同士のふりをしながら、クリスマスのウィーンを旅することになり……。
-
-美しい姉は伯爵家に嫁ぎ、冴えないわたしは“野獣”の妻となった。 婚礼を明日に控え、ジュリエットの思いは千々に乱れた。政略結婚の相手は、野獣とあだ名されるスペイン富豪ハビエル。公爵家の血筋の妻が欲しい彼に、わたしはお金で買われたのだ。それにしても、どんな女性でも買えるはずの彼がなぜ?赤毛の不器量なわたしを見たら、きっと落胆するわ……。危険なオーラを放つ、黒髪のハンサムな花婿と対面した瞬間、ジュリエットは震えた。そして、結婚の理由を尋ねた彼女に、ハビエルは不敵な笑みを浮かべるが早いか、身も心も奪わんばかりに貪欲なキスをした! ■ハビエルがかつて結婚を申し込んだのは、ほかならぬジュリエットの美貌の姉でした。それから10年、地味で冴えない赤毛の妹を花嫁に迎えた彼に、ジュリエットは夜ごと寝室で甘美な時を与えられますが、いつしか彼の心が欲しいと願うようになり……。
-
-まるで道端に捨てられた青い果実。そんな私が、拾ってもらえるの……? 伯爵領の使用人の娘ホリーは、女として未熟だと恋人に捨てられた。心沈む彼女のもとに、ある日、亡き伯爵からの遺言状が届く。〈ふたりのうち先に結婚し、婚姻関係を1年続けたほうに地所を譲る〉うまくいけば、父が大切に守ってきた土地を、父に贈ることができる。問題は、もうひとりの相続人候補、大富豪のステファン――8年前、国を追われて英国へ渡り、世界的な不動産王になった人物だ。いざ対面したとき、ホリーはステファンの凛々しさに息をのんだ。ほだされちゃだめ、男手一つで育ててくれた父に恩返しするのだから。一方、母国復帰の思惑を胸に秘めたステファンは、思いがけない台詞で彼女を翻弄した! 「僕と結婚してくれ」 ■幼くして母親に見捨てられ、不実な恋人からも理不尽に捨てられたホリー。そんな彼女を拾うかのごとく求婚したのは、なんと真剣な恋や純真な愛を拒む大富豪で……。切ないシンデレラ・ストーリー。『さよならを言わせて』『妃になれないシンデレラ』の関連作です。
-
-親の顔も知らない貧しい私を、王が娶る。でも、彼の望みは世継ぎの王子だけ……。 恐れていた日がきた。ショーナは緊張し、現れたマラクを見た。ウエイトレスとして働く店に、場違いな高級スーツ姿の彼がいる。21歳の誕生日の夜、恋をして純潔を捧げた私を捨てた男性が。王子だった彼は王となり、過去の交際相手を調べたという。ショーナの顔に汗が流れた。やめて、続きは言わないで……。「出ていって!」この5年間を、マラクには知られたくない!彼女の不敬な言葉に護衛は気色ばんだが、王は高笑いをし、プロポーズにはほど遠い傲慢な言葉で、彼女に結婚を迫った。「君と僕の子は王子に、君は王妃となる。おめでとう、ショーナ」 ■『授かったのは、王家の秘密』『国王からの結婚命令』『獅子王は惜しみなく奪う』の関連作をお届けします。幼い我が子のそばにいるために、ヒーローの妻となるしかなくなったヒロイン。彼に愛されぬ王宮暮らしは華やかで贅沢でも、不安ばかりがつのり……。
-
-愛する我が子を取り戻すため、彼女は愛なき結婚を選んだ。 ベスは暴力で支配しようとする夫とようやく離婚したものの、貧しさゆえに親権はなく、愛しい息子を奪われ悲嘆に暮れていた。ふとベスの脳裏に大富豪ランドンの姿が浮かんだ。彼女の前夫のせいで妻子を亡くしたランドンなら、この苦しみに共感し、手を差し伸べてくれるはず。ほどなくしてベスはランドンと1年限りの結婚契約を交わし、夫婦となって、息子を無事に取り戻す計画を進めた。だが、思わぬ誤算が生じる。ランドンの男らしさと献身ぶりにベスは激しく惹かれ、ついにベッドを共にしてしまったのだ。どうすればいいの? かりそめの夫を愛してしまうなんて……。 ■『傲慢なボスに片想い』で鮮烈な日本デビューを果たしたばかりのレッド・ガルニエ。NYタイムズのベストセラーリストにも名を連ねるベテラン作家の期待の第2弾は、愛なき結婚から始まるせつないロマンスです。最後にヒロインが選んだ道とは……?
-
-傷心の花嫁を待っていたのは、愛する人との屈辱の結婚だった……。 ソフィーは家を繁栄させるため、育てられた人形だった。政略結婚で人生が終わる前に、せめて情熱や愛を知りたい。一目で惹かれたシチリア富豪レンツォにバージンを捧げた結果、彼女はおなかに小さな命を宿した。しかし再会した彼はなぜか激怒していて、妊娠を言い出せず、ソフィーは親が決めた伯爵と結婚するしかないことに絶望する。チャペルに乗りこんだレンツォが、花嫁の彼女をさらうまでは。彼はソフィーを自分の城に閉じこめ、離婚を前提とした結婚と赤ん坊の親権を要求する。その目には彼女への憎悪しかなかった。 ■J・ポーター作、R-3379『シンデレラを拒んだ秘書』の関連作をお届けします。ヒーローによって情熱を知るまで、人間らしい感情を封じられていたヒロイン。だが、炎と氷の二人は惹かれ合うほどに傷つけ合い……。C・クルーズ得意の、危険で刺激的な物語です!
-
-運命の男性のそばにいられる条件――それは、恋心は友情に隠すこと。 ハンサムなライアンと外国のビーチで過ごした夢のような1週間のあと、マリアンナは赤ちゃんができたことに気づいた。だが、再会した彼は高級スーツに身を包み、別人のように冷たかった。動揺と緊張のあまり、妊娠したと告げるのがやっとのマリアンナに、薄情な富豪はこう言い放ったのだ。「ぼくは欲しくなかった」もうここにはいられない。彼女は逃げるように家へ帰った。ところが翌日、ライアンはなぜかマリアンナを捜して会いに来たうえ、体調を気づかい、子どもをいっしょに育てたいと切り出した。胸をときめかせるマリアンナだったが、続く言葉が彼女の心をえぐった。「だが、きみと結婚はできない」 ■子どものためにいい父親になりたいヒーローには、幼いころに離婚した両親から邪険にされて育った、悲しい過去がありました。かたくなに愛と結婚を拒む彼に、ヒロインの切なる思いは届くのでしょうか。読むにつれ、思わず主人公たちを応援したくなる一冊です。
-
-海賊のようなスペイン富豪の子供を身ごもってしまうなんて! アンナはリゾートを営む母からの電話でスペインの島にやってきた。1カ月後に盛大な結婚式が行われるから準備を手伝ってほしいというのだ。翌朝、不意に出会ったのはクルーザーを停泊させて島に上陸している人物。その黒髪の精悍な男性は結婚式を挙げる花嫁の兄レオだと名乗り、妹に代わって下見に来たと尊大に告げた。レオがスペイン貴族の末裔の富豪だと知るやいなや、アンナは彼との間に一線を引こうと心に誓った。18歳のころ、同じように魅力的な貴族の男性に惹かれ、ごみのように捨てられたあげく流産した苦い思い出があるから。それなのに彼の真の姿に気づいた夜、体を重ねてしまい……。 ■悲しい記憶のせいで、アンナは堅実さと分別を何よりも大事にして生きています。そんな彼女の前に突然現れたのは、まるで海賊のような貴族のスペイン富豪! アンナは彼の魅力にとらわれて……。英国人作家J・ギルモアが贈る極上のロマンスをご堪能ください。
-
-私の幼い胸を焦がした彼の美しい瞳に、今は怒りと憎悪しか見えない。 レクシーは両親の死後、伯父の家で使用人扱いされて育った。そんな日々の中、心の支えだったのは憧れの上司アトラス。だがある日、無実の罪で囚われた彼は皮肉にもレクシーの証言が決め手となり、CEOの座を追われ長い獄中生活を強いられる悲劇に見舞われてしまう――。10年後、ついに無実の罪を晴らした彼がオフィスに現れる。そして、おののくレクシーに傲然と言った。「僕を監獄に追いやった君への罰は、僕と結婚することだ」何を企んでいるの? 彼の意図がわからずレクシーは狼狽した。 ■あまりにも変わってしまったかつての憧れの男性。悲しみの新婚初夜、過去の罪を体で償えとばかりの悪魔の仕打ちにヒロインは耐えますが、妻がバージンだと知った彼は……。文豪デュマの名作『モンテ・クリスト伯』さながら、重厚な愛憎劇の幕が開きます!
-
-実の母にさえ捨てられた私を、ギリシア富豪が求めるわけもなく……。 幼くして母に捨てられ、父と世界各地を転々としてきたジョージー。今は離れて暮らす父が、ギリシアで美しい島を見つけ、農家を改装してゲストハウスを営むことにしたという。だが喜びも束の間、不幸にも父は突然の病で帰らぬ人となってしまった。天涯孤独のジョージーは亡き父の夢を叶えるため島に渡ったが、すぐに底をついた資金を工面すべく、働きに出ざるをえなくなる。リゾートホテルの重役秘書の仕事にありついたはよかったが、上司となるルーカスは、弟が勝手に決めたことだと解雇を宣告した。ジョージーがなおも懇願すると、彼は意味ありげに言い放った。「きみを雇うわけにいかない。社内恋愛を禁止する社則を設けたんだ」 ■最近、秘書が弟と恋愛沙汰でもめて辞めてしまい、ルーカスは同じ轍は踏むまいとジョージーを追い払おうとします。けれど、やがて真面目一徹の自分とは対照的に天真爛漫な彼女に惹かれていきます。社内恋愛を禁じるのは、弟のためか、はたまた彼自身のため……?
-
5.0愛するがゆえの誤解が二人を遠ざける。会いたくて会いたくて、たまらないのに。 キャリーは同僚医師のコナーと、幸せな結婚生活を送ってきた。けれども長らく子宝に恵まれず、ようやく授かったと思ったら、生まれる前に天国へ旅立ってしまい、深い喪失感に打ちひしがれた。なんとか仕事に復帰し、立ち直ったかに見えたキャリーだったが、ある日突然、彼女は短い置き手紙を残し、愛の巣を飛び出した。〈ごめんなさい。離婚手続きを進めてください。どうかお幸せに〉涙でにじんだメッセージを読み、夫のコナーはキャリーを捜すが、ゆくえ知れずのまま、彼女が住み慣れた家に戻ってくることはなかった。それもそのはず、キャリーは、コナーがもう別の女性を求めていると、人づてに聞いて絶望の淵に落とされてしまったのだから……。 ■愛する夫を思うあまり、みずからが身を引くしかないと姿を消したキャリーの心中を考えると胸が締めつけられます。愛の試練と心の機微を巧妙に描く人気作家J・メトカーフが用意した結末とは……?
-
5.0悪名高い公爵にキスされたのに、この胸が高鳴るのはなぜ? 数年前に両親を悲惨な自動車事故で亡くして以来、エリナーは唯一の家族となった妹のためだけに必死で働いてきた。今、少しでも給与の高い仕事を求めてロンドンから赴いたのは、ヨークシャーの荒野に立つ巨大な館。館の所有者で雇い主でもある第12代グローヴスムーア公爵は、英国随一の大貴族ながら、その放蕩ぶりでタブロイド紙の常連だ。公爵が後見人である7歳の少女の家庭教師を務めるのが仕事で、留守がちな彼と顔を合わせることなどないという話だった。ところが到着早々エリナーは公爵と遭遇し、言い放たれる。「これまでの家庭教師のように僕の気を引こうとしても無駄だ!」 ■着任するやいなや公爵に侮蔑されたうえ、いきなりキスを浴びせられた家庭教師のエリナー。純真無垢な彼女は悪名高い放蕩公爵に心を鷲づかみにされてしまい……。人気急上昇中の作家ケイトリン・クルーズが描く正統派のロマンスをご堪能ください。
-
-かごの鳥が自由を求め、普通の暮らしを手に入れたとき……。 「私はヴァレンティナ」「私はナタリーよ」何から何まで自分にそっくりな女性と空港で出会い、ヴァレンティナ王女は鏡を見ているような錯覚に陥った。そして妙案がひらめいた。2カ月後に迫る政略結婚の前に、夢にまで見た普通の暮らしを経験できるまたとないチャンスだ。仕事に疲れ切った様子のナタリーを懸命に説き伏せた彼女は、世界的な大富豪アキレスの秘書として化粧室をあとにした。魅惑的な金色の瞳にたやすく正体を見破られるとは――アキレスが生涯忘れ得ぬ人になるとは夢にも思わずに。 ■互いに真実には触れぬまま、禁断の愛に落ちるふたり。めくるめく2カ月が過ぎ、ヴァレンティナは彼への想いを振り切って帰国しますが、お腹には小さな命が宿っていて……。C・クルーズの官能的なロイヤル・ロマンス、『すり替わった王家の花嫁』関連作です。
-
3.0何より大切なおなかの子に、緊急事態が!支えてくれる家族もない孤独な聖母は……。 研修医のオリヴィアは亡夫の遺伝子を継ぐ子を人工授精で身ごもり、その大切な命とともにこれからの人生を歩んでいくつもりだった。しかし運命は残酷にも、彼女から心のよすがを奪おうとしていた。じつは手違いで、おなかの子が我が子でないことがわかったのだ!本当の親にこの子を奪われてしまうかもしれないなんて……。頼れる者もおらず、どうしようもない孤独感に沈んでいると、意外な人物に慰められ、オリヴィアは思わずときめきを覚えた――職場で女性スタッフらが熱い視線を送る美形ドクター、デイヴィッド。だが、彼が全米屈指の財閥出身だと密かに知る彼女は、我が身を戒めた。ただの同情を勘違いしてはだめ。これ以上辛いことに耐えられないから。 ■知らぬ間に発生した受精卵の取り違えにより、我が子と思って愛おしんできた胎児の運命がどうなるかわからなくなり……。作家競作2部作〈しあわせの絆〉第1話は涙の感動作です!
-
3.0地味な秘書の極秘任務は、45日間だけのシンデレラ。 ロンドン郊外の空港のラウンジで、秘書のナタリーは悩んでいた。傲慢な億万長者のボスに仕えて5年。心身ともにもう限界だった。すると突然、背後から声がかかり、彼女は振り返って仰天した。そこにはナタリーと瓜二つの、身なりのよい女性が佇んでいた。異国の王女だという彼女とナタリーはすぐさま意気投合し、互いの悩みまで打ち明け合ったが、ふと王女が意外な提案をした。45日間だけ、密かに立場を入れ替わってみないかというのだ。私が王女に? 承諾したのも束の間、すぐに後悔に襲われる。あろうことか王女の許婚ロドルフォに惹かれ、唇を奪われて……。 ■まるで双子のようにそっくりな秘書と王女。ふたりが立場を入れ替わることで運命の歯車が回り、思いがけない愛の物語が生まれました。ケイトリン・クルーズの魅力を存分に堪能できる1作です。
-
4.5身を落とした悲運のメイドの前に、疎遠だった伯爵の夫が現れた! 父が莫大な負債を残して急逝したため、エマは夢をあきらめ、メイドとして働きながらこつこつ返済している。ロンドンの高級住宅街にある屋敷でのパーティに派遣された夜、ずっと音信不通だった最愛の男性の姿を目にし、彼女は息をのんだ――ああ、あれはレッドミンスター伯爵ジャック・ウエストウッド!6年前に渡米し、今や世界的企業の社長となった彼が、なぜここに?激しく動揺したエマは派手な失態を演じてしまい、烈火のごとく怒った屋敷の主人に乱暴されそうになる。すると、突然ジャックが現れ、威嚇するように言い放った。「僕の妻に、手を出さないでくれないか」 ■〈メイド物語〉は、富裕な顧客向けにメイドを派遣する会社で働く4人の女性たちのロマンスを作家競作で描く華麗なミニシリーズ!1話目は『獅子と醜いあひるの子』で颯爽と日本デビューを果たしたクリスティ・マッケランが愛の復活の物語をお届けします。
-
5.0最高の出会いだと思った出来事は、炎にうぶな蛾が飛びこんだだけのこと。 壮麗な屋敷のパーティに出席したエリーは、舞踏室に入るやいなや、背の高い黒髪の男性に目が釘づけになった。飢えた豹さながらの強烈で危険なオーラ。「きみがほしくてたまらないよ、ぼくの女神」甘い囁きと炎のように熱いキスにいざなわれ、エリーは初めて愛の喜びを知った。彼の名は、ラファエル・サラザール。有名な億万長者の実業家だが、その過去は謎に包まれていた。そんな彼に身も心も奪われ、やがて彼の子を身ごもったエリー。だが、彼女は知る由もなかった――ラファエルが父への憎悪に燃え、彼女を復讐の道具にするつもりだとは……。 ■ドラマチックで濃密な愛の世界を描いて大人気、O・ゲイツの4部作がスタート! 幼いころ囚われた邪悪な組織を逃げだし、その天才的頭脳を武器に億万長者となった男たちの愛と復讐の物語です。第2話のヒーローはライデン。舞台はなんと日本です。
-
-初めて身も心も夢中になった人は、笑顔の裏に企みを秘めていた。 夢を実現するための資金調達に四苦八苦するアビーの前に、突然、潤沢な資金を提供するという救世主が現れた。名門ディ・シオーネ家の御曹司で、投資会社社長のマッテオだ。プレイボーイだと噂される彼は、実際に会ってみると寛大で率直な魅力にあふれたすてきな男性で、過去の出来事から男性不信に陥っていたアビーの心さえ動かした。さっそく食事に誘われ、彼女は生まれて初めて胸をときめかす。だが、マッテオの狙いをこのときのアビーはまだ知らなかった。そう、愛が憎しみに変わるほどの残酷な真の目的を……。■今作からスタートするミニシリーズ〈ディ・シオーネの宝石たち〉は、イタリアの名門一族ディ・シオーネ家に伝わる秘宝を捜す過程で巻き起こる恋愛模様を描いたシリーズです。豪華な人気作家たちの競演も見どころのひとつ。どうぞご期待ください!
-
5.0嘘でしょう? 捨て子の私が、異国の王の許嫁だなんて……。 マギーは20年前、道端に捨てられているところを保護された。以来、里親のもとを転々とし、不遇な子供時代を過ごして成長した。ある夜、マギーが勤務先のコーヒーショップで床磨きをしていると、護衛たちを大勢引き連れた尊大な男性がいきなり入ってきて、コンスタンティン国王レザだと名乗り、マギーを鋭く見つめた。いったい何の騒ぎ? 驚き怯える彼女にレザが厳かに口を開いた。マギーはじつは彼の隣国の、暗殺された国王夫妻の娘だというのだ。そして彼女を腕にかき抱くと、蠱惑的な笑みを浮かべ宣告した。「君は生まれたときに僕と婚約した。それが君の運命だ」 ■貧しいヒロインが磨き上げられ、別人のように生まれ変わる展開は、まるで『マイ・フェア・レディ』そのもの。人気のケイトリン・クルーズが描く、至高のシンデレラ物語をお楽しみください。
-
3.0誕生日プレゼントはプロポーズ……。すべては大富豪の冷酷な計画だった。 誕生日の夜、リリアナはイサルにバージンを捧げた。10年間恋い焦がれた後見人の彼に、一瞬でも振り向いてほしくて。けれどその行動は、大きな過ちでしかなかった。どうしてイサルが、両親を亡くした12歳の彼女を引き取り、家から遠く離れた山奥の寄宿学校に閉じこめたのか?今も厳しい監視の目を光らせ、生活を制限するのか?なにもかもが、私を花嫁にするための計画だったなんて!今後は夫に従順に尽くし、子供を産み育てるだけ。イサルが求める、億万長者の愛されぬ完璧な妻として……。■両親の死後、自分を引き取ってくれた後見人のヒーローに、10年間あこがれてきたヒロイン。二度目に会ったとき、二人は情熱的に求め合い、ヒーローはヒロインに結婚を申しこみます。しかし、それは平手打ちにも等しい、あまりに屈辱的なプロポーズでした。
-
4.0彼には言えない――天国の子のこと。そして、彼の子を身ごもったこと。 7年前、キャットは赤ん坊を早産のすえに2日で亡くし、婚約者とも破局して、悲しみをかき消すように仕事一筋に生きてきた。ある日、出張先のバルセロナで同じ医師のドミニクと出会い、美しい彼に惹かれるまま情熱的な一夜を過ごす。一夜限りとわかっているけれど、もっと一緒にいたい……。けれど、何か秘密を抱えているようすの彼を信じきれず、けっきょくは後味の悪い別れを迎えたのだった。やがて思いがけぬ妊娠が発覚し、脳裏に7年前の恐怖がよみがえったが、キャットはドミニクには知らせず、一人で産む決心をする。だが産休中の代診医として現れたのは、ほかでもないドミニクだった!■名作家キャロル・マリネッリが描く、せつないシークレットベビー物語をお贈りします。ともに、言葉では言い尽くせないほど悲しい過去を背負ったキャットとドミニク。そんなふたりがゆっくりと心を結び合わせていく、奥深くて情感豊かな愛と絆のストーリーです。
-
3.08歳年下の継母――彼に蔑まれても、屈辱さえ甘いのはなぜ? 金めあての強欲女――初めて会ったときからキャスリンは、イタリア人実業家ルカ・カステリからそう思われてきた。この2年間、彼女はルカに嫌われる一方だった。キャスリンが年老いた大富豪の夫を埋葬した日でさえも、義理の息子であるルカは彼女を軽蔑し、嘲るのをやめなかった。「次の標的は僕だろうが、そうはいかない」と言って。キャスリンが否定すると、ルカは突然彼女を抱きしめる。唇を奪われた瞬間、キャスリンは思った。この人がファーストキスの相手になるなんて、と。■ハーレクイン・ロマンスの中心的存在であるケイトリン・クルーズ。R-3176『幻を愛した大富豪』の関連作をお届けします。義理の息子との禁断の恋。でもそれは、ヒロインにとっては初めての本当の恋でした。
-
3.3死んだはずの私を、ずっと捜していたと言うの? 5年前、リリーは車の事故で死んだ――。しかし本当は、名前を変え、別の場所で暮らしていた。血のつながらない兄ラファエルとの愛に溺れていた彼女にとって、そうするしか、中毒のような関係から抜け出すすべはなかったのだ。しかしあるとき、リリーはとうとう彼に見つかってしまう。昔、二人の関係を“汚れた秘密”と呼んだラファエルに、私がひそかに産んだ息子のことを知られるわけにはいかない。突然のキスに心は動揺していても、彼女はとっさに嘘をついた。「私はリリーじゃないわ。あなたは誰……?」 ■ラファエルは数多の女性と関係を持ちながら、義妹のリリーにも誘惑の手を伸ばした筋金入りの放蕩者でした。ところが、事故後もリリーの死を信じず、似た女性を見かけるたびに確かめずにはいられなかった彼は、ついに彼女を見つけるのですが……。
-
5.0政略結婚から逃げだした花嫁には、熱く厳しい罰が待ち受けていた。 婚約式の翌日、アマヤは婚約者の前から黙って姿を消した。兄の決めた政略結婚に一旦は同意したが、やはり間違いだった。婚約者であるシーク、カヴィアンはハーレムを持ち、そこに大勢の女性を囲っているとの噂を耳にしてしまったのだ。そんな人と結婚したら、わたしも母のようになってしまうわ。父の愛を得られず、心を病んだ母のように。半年後、居場所を突きとめられたアマヤは強引に連れ戻され、待ち受けていたカヴィアンから耳を疑うような言葉を投げられる。「さて、まずは服を脱いでもらおうか」 ■政略結婚から逃れられないと悟ったアマヤ。尊大で鼻持ちならないシーク、カヴィアンの本当の姿を知り、思わず心を動かされますが……。
-
4.0彼の兄との、愛なき結婚──すべては小さな命を守るため。 妊婦のスターリングは、慌てて自宅から逃げだした。おなかの子の父親であるオマールは、1週間前に交通事故で帰らぬ人となった。そしてたった今、彼の厳格な兄、バクリ国王のリハドがこちらへ向かっているとの情報を耳にしたのだ。目的は明白だ。王家の血を引くこの子を奪うつもりでしょう?未婚の母から生まれた王位継承者をリハドが認めるはずがない。そもそも彼は信じないだろう。弟が生涯隠し通した秘密も、スターリングが清らかなバージンであるということも。 ■祖国を離れ、年若い愛人のスターリングと長年暮らしてきた弟が突然亡くなった──リハドはそう信じていました。ところが彼女から驚愕の事実を聞かされ……。息もつかせぬドラマティックなロマンス!
-
-娼婦呼ばわりされても、裏切り者と罵られても、それでも、あなたの腕に戻りたい。 母に捨てられ、父にも死なれて、癒しの旅に出かけたホリーは、エーゲ海のサントリーニ島で世にも美しい男性──ギリシア海運業界の雄、テオ・ツォウカトスと出会った。ふたりはたちまち激しい恋に落ちて電撃結婚するが、プレイボーイの夫にいつ捨てられるかと怯える生活に疲れ果て、ホリーは結局、みずからテオのもとを去った。別居して4年後。彼女はある目的のため、夫に面会を申し入れた。テオが指定した場所はバルセロナ──甘く熱いハネムーンを過ごした思い出の地で、彼はホリーを待ち受けていた。「裏切り者の娼婦が、今さら何をしに来たんだ?」 ■プレイボーイのギリシア海運王と電撃結婚したホリー。しかし、幸せな結婚生活は長く続かず……。過去の呪縛に苦しむヒロインが真の愛に気づく過程に、思わず心が揺さぶられます。
-
3.0蔑まれ、屈辱を味わわされても、彼から離れられない。もう二度と。 親に虐げられて育った孤独なニコラにとって、イタリア伯爵の息子ジャンカルロと恋に落ちた2カ月は、愛と情熱に包まれたもっとも幸せな日々だった。なのに……金を無心する親に脅迫され、その幸せを自ら壊してしまった。ジャンカルロは怒り傷つき、彼女を裏切り者と責め立てた。10年後、ジャンカルロの母親の個人秘書として雇われた彼女は、かつて愛した人に再び罵倒される。「金目当ての欲得ずく」と。それだけでは気がすまない彼は、母親ともども、彼女をトスカーナの地所に連れていくと、屋敷に軟禁した。そして24時間、彼の慰みものになることを強いて……。 ■しっとりとした大人の官能ロマンスに定評のあるC・クルーズ。サディスティックなまでに嬲られるヒロインの甘く切ない苦悩を描ききっています。かつて自分を裏切った女性に責め苦を与えるつもりが、逆に欲望をかき立てられてしまうヒーローにもご注目。
-
-『闇の貴公子』―闇の世界に名を轟かせる宝石泥棒マイケル・ブラックハートは大金持ちからしか盗まない、いわば義賊だ。今回の獲物は、悪名高い億万長者ビル・ヘルムズのコレクション。パーティに潜入したマイケルはヘルムズの秘書と知り合う。趣味と実益を兼ね、彼はその美人秘書を誘惑することにした。 『光さすところへ』―“奪われた家宝を取り戻してほしい”アンドレアはある決意を秘めて、旧友ダンカンに仕事を依頼した。元CIA局員のダンカンに彼女はずっと片思いをしていたが彼のそっけない態度は変わることなく、無情にも月日が流れた。今度こそ距離を縮めたい。だが再会の場で彼はやはり冷たかった。
-
4.0“醜いあひるの子”の私が、美しい姉から夫を奪うですって? ザラは花嫁として、教会の通路を父とともに歩んでいた。その先で待っているのは、青い目の美しい億万長者、チェイスだ。彼の妻になるのは、美貌に恵まれたザラの姉……のはずだった。なのに、気まぐれでわがままな姉が行方をくらますと、父はおとなしいザラに身代わりになれと命じたのだ。いくら父にとって期待はずれの娘だからって、今度のはひどすぎる。お下がりのウエディングドレスを着て、見知らぬ男性の妻になるなんて。だいたい、新郎が気づかないはずがない。ところが、チェイスは花嫁のすり替えに気づいても無言を貫いた。それどころか、誓いのキスは情熱的すぎる気さえした……。■『罪色のウエディングドレス』の関連作品です。前作のヒロインの兄チェイスと、美しい姉の身代わりとして彼と結婚するはめになったザラは、お互いに異なる思惑を抱えながら、期間限定の奇妙な結婚生活を始めますが……?
-
3.5「結婚してくれ」そう言うと、彼はお金で私を買った。 ついに恐れていた日がやってきた。マティーは久しぶりに会った兄の言葉に愕然とする。亡き父の会社を守るために、ニコデムスと結婚しろというのだ。彼から初めてプロポーズされたとき、マティーはまだ18歳だった。それから10年間逃げつづけたのに、とうとうつかまるなんて。“君は僕のもので、ふたりが結ばれるのは運命で決まっているんだよ”高笑いをするギリシア人大富豪ニコデムスの顔が、目に浮かぶようだ。しかし、経営に苦しむ兄を救いたいなら、ほかに方法はない。彼女にできるせめてもの抵抗といえば、ニコデムスとの結婚式に、灰色のウエディングドレスを着ることくらいだった……。 ■資産家令嬢マティーは、さんざん冷たくあしらってきたギリシア人富豪ニコデムスとの政略結婚を強いられたあげく、一糸まとわぬ姿で、彼に命じられるまま屈辱の行為を強要されてしまいます……。実力派C・クルーズが贈る熱く激しいラブストーリーです!
-
-メイドは億万長者に求められ、シンデレラになる。 父が破産し、今はホテルのメイドとして働くジェシカはある日、スイートルームの宿泊客を見て凍りついた。アイスブルーの瞳。端整な顔。父の会社を奪った億万長者、アレックス・バホーランがいる!屈辱をこらえ清掃を始めると、急に戻ってきた彼と鉢合わせしてしまった。いたたまれず慌てて作業を終え部屋を出ようとした瞬間、彼女は唐突に思いもよらぬ誘いを受けた。「今夜、ぼくと食事をしないか」まさか私の正体に気づいているの? 無慈悲な彼の仕打ちを忘れてはだめ。だけど……わたしを誘う彼の瞳はなんてきれいなの。1年後、アレックスはオフィスの会議室で捨て子の赤ん坊を見つけ、驚く。添えられた置き手紙の差出人は、“ジェシカ”……。 ■愛らしいヒロイン像と、ひねりのきいたドラマチックなストーリーで大人気、ハイディ・ベッツの秘密の命がテーマの物語をお楽しみください。皮肉にも、憎むべき仇敵にプレゼントされた夢のような一夜。魔法がとけたシンデレラのせつない恋のゆくえは?!
-
4.0みじめな失恋旅行が、突如、おとぎばなしに変わる。 婚約者に手ひどく裏切られ、傷心旅行に出たクレオが、ある沙漠の国で車を走らせていると、突然少女が飛び出してきた。賊にでも追われているのかと車に乗せようとしたとき、追ってきた男が尊大な態度でクレオの眼前に立ちはだかった。少女が言う。「あれは兄のハリド。この国のスルタンよ……」クレオはスルタンの妹の誘拐を企てたなどと濡れ衣を着せられ、ハリドの警備隊によって、壮麗な宮殿に連行されてしまう。数日後、クレオに下された処分は、驚くべきものだった。西欧諸国から野蛮な国家と見られているイメージを払拭するため、スルタンは、このアメリカ人女性と結婚することにしたというのだ! ■男女の意味深長な会話とホットなラブシーンで人気のC・クルーズ。シークものは特に雰囲気がすばらしいと評判です。ひと目惚れしたスルタンと突然結婚することになった一般女性のクレオ。夫の思惑がわからないまま、王妃の務めを果たさねばならず……。
-
-大富豪に突きつけられた、無慈悲な結婚―― こんな理不尽な要求をのむほかないの? コンスタンティン……?!父の葬儀に現れたかつての恋人を見て、シエナは呆然とした。漆黒の髪。たくましい肩。男らしい香り――これは幻ではない。懐かしさがこみあげた次の瞬間、苦い記憶がシエナを現実に引き戻した。2年前彼女は、アトレウス・グループCEOのコンスタンティンに突然婚約破棄され、絶望のどん底に落とされたのだ。今になって、私になんの用があるというの? いぶかる彼女にコンスタンティンは告げた。亡き父が彼に莫大な借金を負っていたと。いったいどうすればいいの? 借金を返す手立てなどあるはずもない。「君が借金を返せなければ会社をもらう」彼は氷のように冷たいまなざしで、シエナを見据え……?!
-
-秘密を知られたら、どうすればいいの?憧れの彼と一つ屋根の下に暮らすなんて。 生後8カ月のメグと暮らすイエナには、誰にも言えない秘密がある。実はイエナは北欧の小国ラースランドの王女。恋人が戦地で非業の死を遂げ、失意のなか妊娠に気づいた彼女はスキャンダルを恐れてアメリカに渡り、身分を隠してメグを産んだ。以来、マスコミの目に怯えながらひっそりと暮らしている。ある日、憧れている雇い主の兄リアムが困った顔で赤ん坊を抱き現れた。元恋人の遺児を引き取ったものの、世話に手を焼いているという。やがて、彼は驚くべき言葉を口にした。「君をナニーに雇いたい」呆然とするイエナをリアムは強引に説得し、家に連れ帰ってしまう。もし彼に、私が本当は王女だと知られたら……?■D-1629『億万長者の願い事』の強引で男らしいヒーロー像で読者の心をつかんだレイチェル・ベイリー。本作では、遠い異国ラースランドまで追いかけてきたヒーローが、拒まれてもなおヒロインに語りかける熱い愛の言葉にご注目ください!
-
-ひどい、あんまりだわ。キャロリンは非難を浴びせてくる男をにらんだ。サラクスの領主で、ハンサムなうえに傲慢なカルロス・ダルヴァレス。ここでは彼の言葉は法も同然だと聞いている。当地で仕事を続ける父を思って我慢を重ねてきたけれど、もう限界。同じ年頃で気の合う彼の弟と、湖で一緒に泳いでいただけなのに、わたしのほうから誘惑を仕掛けたと言うのだから。母国イギリスでは考えられない、あまりにも理不尽な言葉の数々だった。「弟は、君のような“違う種類”の人間とはつき合わないんだ」身分を見下されたうえ、ふしだらな女とまでほのめかされ、気づけばキャロリンは、カルロスの頬をひっぱたいていた!■“作家が憧れる作家”アン・メイザーの1970年の旧作を初邦訳でお届けします。誇り高きラテン系ヒーローが15歳も年下のヒロインの行状に目を光らせるのは、一族と領地の秩序を守るためか、それとも……? 古き良きHQロマンスの醍醐味を味わえる一作。
-
3.0愛しいボスと火遊びなどできない。 わたしはきっと、灰になってしまう。 日曜日の朝6時、電話が鳴り響く。「エラ、今すぐ来てくれ」 サント・コレッティの個人秘書として働くようになって4カ月、 時間外の呼び出しには慣れっこになっていた。 イタリアなまりの強い、深みのある低い声が寝起きの耳を愛撫する。 どんなに傲慢で、わがままで、女ぐせが悪くても、 サントはシチリア名家の御曹司として眩しいほどのオーラを放ち、 エラの心を惑わせる。ボスにこんな感情を抱くのは禁物なのに。 いいえ、それもあと少しのこと。エラは仕事を辞めようと思っていた。 だが駆けつけた先でサントのある姿を見たとたん、エラは胸をつかれ、 彼のもとを離れることなどできないと悟った。もしかしたら、永遠に。
-
-生涯に一度、女は悪い狼を愛してもいいのかもしれない。アリシアは慈善団体の職員にふさわしく、聖女と呼ばれるほどのまじめ人間。つまらない女と言われても気にしたことはない。それが友人に連れていかれた店で偶然ニコライにぶつかったとたん、今まで誇りに思っていたまじめで品行方正な生き方を忘れた。危険で美しい人。まるで狼みたい。彼にかかわったら、私は取り返しのつかない間違いを犯す気がする。なのに、逃げ出そうとしても体はニコライの腕の中から動こうとせず、ただ息もできないほどの興奮に理性が遠くなるばかりだった。荒れ狂う激しい欲求に従い、アリシアはニコライと唇を重ねた。キスは夜と破滅の味がした。■大好評を博している若手作家ケイトリン・クルーズが贈る、燃えるような恋の物語です。悪魔のように美しい実業家との激しい一夜を過ごしたアリシア。けれど喜びもつかの間、その情熱は一瞬にして絶望と後悔に取って代わられ……。
-
-いわれのない中傷も、蔑みも、 愛する人のためなら耐えてみせる。 アルプス山脈の懐に抱かれた小国、キッツィニア。 この国の皇太子の有能な秘書であるエイドリアーナは、 あるとき皇太子に呼ばれ、弟のパト王子の世話役を命じられた。 世界が注目する皇太子の婚礼が間近に迫ったいま、 王族一の放蕩者パトの行動に厳しく目を光らせる必要があるのだ。 あらゆる女性を虜にするセクシーな魅力と憎めない愛嬌。 パトの強烈な引力にエイドリアーナは初日から翻弄される。 そして翌朝気づけば、なんとベッドの隣にパトが横たわっていた! 動揺する彼女に彼は、指一本触れていないと断った上で言い放った。 「僕が生まれたままの姿で寝るのが何より好きだと知らないのか?」
-
-不実な婚約者に捨てられ傷心のアリは、運悪く仕事でも裁判沙汰に巻きこまれ、悲しみに暮れていた。そんなとき親友に無理やり連れていかれたバーで出会ったのが、グレイの瞳に陰を宿した魅力的な男性、マックスだった。いやおうなく彼に惹かれたアリは、思いがけずベッドをともにしてしまう。これは一夜限りの関係だとわかったうえで。数日後、裁判の担当弁護士との初顔合わせに訪れたアリを衝撃が襲う――なんとそこには、二度と会えないはずのマックスがいたのだ!彼への禁じえぬ想いを必死に隠すアリに、彼が残酷にも念を押した。「あれは一夜限りの情事だった。裁判が終わった後も続きはない」
-
-ナサニエル・ウルフはある日、仕事場に現れた人物を見てパニックに陥った。なぜだ、20年も経った今になって――その男は、複雑な血筋で構成された名家ウルフ家の過去を知る人物。彼は通りがかりの仕事仲間ケイティの腕をつかみ、乱暴に言った。「僕をここから連れ出してくれ、早く」憧れのナサニエルからかくまってほしいと頼まれ、ケイティは戸惑いながらも彼を自分のアパートメントへ案内した。ふだん自信家で冷静な彼の瞳に、見たこともない絶望がある。すると翌日、ナサニエルはさらに突拍子もないことを言い出した。「パスポートを用意してくれ。ブラジル沖の島に一緒に行くんだ」■亡きウィリアム・ウルフと数人の女性との間に生まれた8人の兄妹たち。過去に秘密を抱える彼らが家族の絆を取り戻し、最愛の相手とめぐり合う作家競作8部作〈ウルフたちの肖像〉がついにスタート! HQロマンスの中心的存在S・モーガンがトップを飾ります。
-
3.5仕事でパリの豪華ホテルを訪れていたパーディータは、ロビーの大階段で転んで足首を捻挫してしまった。立ち上がれない彼女に手をさしのべたのは、世界的な実業家レオニド。彼はパーディータを優しく抱き上げて部屋に運ぶと、医師に治療させたあと、なにかと世話を焼いてくれた。なんてすてきな人! もしかしたら彼はわたしのことを……。幸せを夢見るパーディータの心は舞い上がったが、レオニドが悪戯な笑みを浮かべて口にした言葉に息をのんだ。「父親が結婚しろとせっついてうるさいから、パリ滞在の間だけ僕の恋人のふりをしてくれないか?」