検索結果

  • 花嫁の値段【ハーレクインSP文庫版】
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    ミアは血も涙もない父親に道具として利用されようとしていた。ギリシア人大富豪アレクサンダー・ドゥーマスとの契約結婚――父はある島と引き換えに、跡継ぎにする男孫を得るつもりなのだ。かつて衰退したドゥーマス一族が父に売り渡したその島を、いまアレクサンダーが取り返そうと狙っていることにつけ込んで。ミアからすれば父の提案は野蛮きわまりないものに思えたが、島を買い戻すつもりでいたアレクサンダーにとっても同じだった。それでもやむなく条件をのんだ彼は蔑みを込めてミアに宣告した。「夫婦でいるあいだ定期的にきみを抱く。悪魔の子ができるまで」 *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクインSP文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 幸せな食卓 やせる漫画シリーズ2
    完結
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    運動嫌いだけど、痩せたい。食べるの好きだけど、痩せたい。そんな人のための料理レシピつきコミック。料理人の幼なじみの手助けでダイエットに挑む美加の奮闘ぶりをご賞味あれ。読んで、作って、食べて、そして健康に!
  • 愛を知らない恋人【ハーレクイン・セレクト版】
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    トスカーナの田舎で伯母と暮らしていた二十歳のミアは、本当の父親が大富豪オスカー・バルフォアだと知らされた。ミアはイギリスに移ることになるが、質素な田舎育ちなので、バルフォア家の華やかできらびやかな世界になじめない。オスカーの命令で、ミアはさる人物の邸宅に住み込み、ふさわしい令嬢になるべく教育を受けることになった。教育係に指名されたのは、ニコス・テアキス――若くして巨大複合企業をつくりあげた、ギリシア人億万長者だ。ミアはハンサムなニコスにひと目で魅了されるが、彼はなぜかいつもミアに冷たくあたり……。 ■ハーレクイン・ロマンスを代表する作家ミシェル・リードが筆を取った〈愛に戸惑う娘たち〉の1話目です。ニコスとミアは、あるパーティの夜、許されない過ちをおかしてしまい……。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 王子様の花嫁探し〈シンデレラになれる日 II〉
    完結
    3.0
    ジュリエットは地中海の王国から逃げるようにアメリカへ渡った。一途に愛を捧げた王子アランに、婚約者がいたと知ったから…。彼女の心は打ち砕かれたが、評判の結婚相談所のアドバイザーと知りあい、魅力的に磨かれた。そして勧められるまま出席したパーティーの最中、サプライズで最高の相性をもつ男性を紹介される。現れた美しい男性は――まさかアラン王子!? あなたが私の運命の相手なの? 心の奥で燻っていた愛の火種は、再び燃え上がろうとしていた。
  • ざくろの館
    完結
    3.5
    横暴な作家の秘書とは名ばかりの雑用係として取材旅行中のジャナは、コート・ダジュールのホテルで偶然に美しい男性と知りあう。傲慢そうな黒い瞳の彼は、砂漠の国エル・アマラの王子ラウルだった。彼はなぜか、彼女の素性を知っていた。その上、ジャナをディナーに誘うのだ。迷う彼女だったが一夜の夢と思い彼女は招待に応じた。その時は知るよしもなかった。この黒豹のように美しい砂漠の領主につれ去られ、彼の宮殿で愛なき婚約劇を演じるはめになろうとは。
  • 改心したプレイボーイ
    値引きあり
    4.5
    安心してください、妊娠は間違いでした――結婚式当日、そうつづった置き手紙を残し、ロウリは涙をこらえて花婿アダムの前から姿を消した。本当は、愛するアダムの子供を確かに宿している。けれど妊娠を告げたとき、彼は“罠にはめた”とロウリに言い放ったのだ。日ごと冷淡になる彼と、一緒にはいられなかった。あれから2年が経ち、ロウリは幼い娘をひとりで育てていた。つましくも幸せで穏やかな日々が、ずっと続くはずだった。ある日、アダムが突然現れるまでは…。
  • 燃える砂丘【ハーレクインSP文庫版】
    -
    モデルのセーラは不運な落馬事故によって片足が不自由になり、仕事を失ったうえ、薄情な婚約者にも捨てられた。ある日、偶然開いた上流階級向けの雑誌に奇妙な広告を見つける。“資産家の話し相手(コンパニオン)として外国で暮らせる、若い英国人女性求む”なんでも広告主は砂漠の地ベニ・ザインの首長ということだ。ちょうど、つらい現状から抜け出したいと思っていたセーラは、新しい人生への期待を胸に、未知なる異境に降り立った。だがそこには、謎の男からの思わぬ出迎えの言葉が待っていた。「君はわれわれ砂漠の男に襲われたくて、ここまで来たのか?」 *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクインSP文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 激情の園【ハーレクインSP文庫版】
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    帰郷したマデリンの胸中には、痛々しい決意が渦巻いていた。この地に戻ってきたのは、愛の幽霊を葬り去るため。失意と孤独に満ちたこの4年間、自分を変える努力を重ねてきた。わたしを深く傷つけた元フィアンセ、ドミニックと再会を果たし、洗練されたしぐさで冷たくあしらってみせるわ。懐かしい川辺を散歩して緊張をほぐそうとしていたとき、からかうような声が聞こえた。「ついに放蕩娘のお帰りか」意に反して心臓が止まりそうになる。ドミニックだわ!背を向けようとしたそのとき、彼は激しく唇を重ねてきた。 *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクインSP文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • サルド家の兄妹
    完結
    3.0
    アンジーは少女のとき恋をした。身寄りのない彼女にやさしくしてくれたスペイン人の貴族リック。彼は明るく、太陽のような存在だった。その後、大人になった彼女は看護師となるが、ある時、彼が事件に巻き込まれ失明したと聞く。彼の役に立ちたいと6年ぶりに故郷に帰った彼女が見たのは、別人のように心を荒ませたリックだった。なんとか治療とリハビリを受けさせたくて、アンジーはわざと厳しい態度で彼に臨むが、彼は彼女の想いも、さしのべた手も拒絶して…。
  • 億万長者の名ばかりの妻〈シンデレラになれる日 I〉
    完結
    4.6
    病に苦しむ母を救いたい――ダニエラは藁にもすがる思いで、評判の結婚相談所に登録した。でも家事以外に取り柄のない貧しい女と結婚して、莫大な治療費を負担してくれる男性がいるかしら? しかし奇跡は起こり、条件にあう男性が見つかった。億万長者の投資家レオだ。ダニエラは信じられない幸運に感謝した。そして結婚式当日。彼と初めて対面したダニエラは、ひと目で胸がときめいた。なんて素敵なの…。けれどレオは、彼女へ誓いのキスすらせず初夜も別で…!?
  • イタリア富豪は甘く償う
    完結
    -
    「ローズ助けて、お願い」親友からの本気のSOSに、ローズはフィレンツェに飛び立った。しかし遠い異国でローズを待ち受けていたのは、親友ではなくセクシーで魅力的な男性、実業家ダンテだった。4年前、ふたりは激しい恋に落ち、ベッドをともにした。けれど朝が来る前に彼は姿を消し、婚約者と結婚してしまった。彼の正体は不実なプレイボーイだったのだ! 彼のような人に、真実は告げないわ。ローズはあの一夜で宿った愛しい天使の存在を隠すことに決めた。
  • シングルマザー作戦
    完結
    -
    「私、赤ちゃんを産むの」幼なじみのケーティの言葉に、ショーンは愕然とした。さらに彼女は子供の父親を捜してほしいと言う。世間知らずのケーティが母親になる? しかも子供の父親に捨てられたのか…。複雑に揺れる心を抑え、ショーンがおそるおそる父親の名を尋ねると、驚くべき答えが返ってきた。「そうね、今のところ候補は5人なの」なんだって? 1度に5人の男とつきあっていたのか? ただの幼なじみだったケーティは、突然ショーンのなかで女に変わった。
  • 妻になる資格【ハーレクイン文庫版】
    3.0
    アントーニアは、愛するマルコとの将来を憂いていた。出生のあやしいアントーニアを、マルコは恋人に選びながらも妻としてふさわしくないと思っているのは明らかだったからだ。彼女は、名画“鏡の女”のヌードモデルだと噂されていた。ミラノの財閥を率いる名門ベリーニ一族の彼の両親は、そんな噂のある女性との結婚を決して許さないだろう。ある日、パーティーでその懸念は現実となった。マルコの母親があからさまに彼女を無視したのだ。アントーニアの顔は蒼白になり、唇は血の気を失った。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 四つの愛のかけら
    3.0
    イギリスの大富豪バルフォア家主催の慈善舞踏会に、当主オスカーの姪であるメレディスは招待されていた。夫のアレッサンドロは仕事先のミラノから遅れて参加するという。ともに仕事を持つ夫婦として、二人は一緒に過ごす時間が少なく、喧嘩と仲直りをくり返す日々を送っているが、前の日に判明した妊娠の事実を、メレディスは夫に伝えたかった。ところが舞踏会の会場で、彼女は信じられない噂を耳にする。アレッサンドロの旧友とわたしが情事を重ねている、ですって!?確かにきのうの電話で、夫は機嫌がいいとは言えなかった……。――ミシェル・リード『愛のアリアを歌って』より *本書に収録されている「愛のアリアを歌って」「別れを選んだ理由」は、既に配信されている作品と同作品となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 再会は苦く
    完結
    -
    ルーシーは今、かつて結婚生活を送っていた夫リカルドの豪奢な屋敷に戻ってきた。許されるならどんな罰も受ける覚悟で。そう、誰にも言えない理由で、彼女は最愛の夫と幼い我が子を残して家を出たのだ。簡単に許されるとは思っていない。でも、どうしても我が子に、夫に会いたい。その一心でルーシーは厳重に警備された屋敷にそっと近づいた。しかし切なさのあまり、うっかり物音を立ててしまい、ルーシーはすぐに冷たい夫の視線と向きあうことになり…。
  • 忘れられた花嫁【ハーレクイン・セレクト版】
    2.3
    キャシーの勤める会社が、さる大富豪に買収されることになった。だが新オーナーを見たとき、彼女は危うく気を失いそうになる。サンドロ! 6年前、情熱的な一夜をともにし、結婚も誓ったのに、そのまま私の前から姿を消した人……。ひどい仕打ちを受けた彼女は、その後妊娠に気づいて愕然としたが、誰にも頼らず双子を出産し、ひとりで懸命に育ててきた。呆然とする彼女の前に立ったサンドロは、衝撃的な言葉を口にした。「僕たちは以前、どこかで会ったことがあるかな?」なんてこと。サンドロは私を冷たく捨て去っただけでなく、プロポーズしたことすら覚えていないなんて。 ■“ハーレクイン・ロマンスの看板作家”ミシェル・リードの作品をお贈りします。愛した人の記憶から消し去られ、たったひとりで双子を産み育ててきたなんて、幸せなハッピーエンドを期待せずにはいられません。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • シチリア式結婚
    完結
    -
    シチリア名家の娘ニーナは、幼い頃1度だけ出会い恋をしたラファエルと再会する。けれど、いつか迎えに行くと約束したはずの彼はニーナのことなど覚えていなかった。それどころか彼女の従姉と親密な様子だ。ニーナが叶わぬ恋に身をひこうとしたとき、祖父から借金のかたに資産家のラファエルと結婚をしろと命じられる。身売り同然の結婚でも、いつかは愛してもらえるかもしれない。だが、結婚後も従姉と親しげに連絡を取る彼に、ニーナの心は切り裂かれ――。
  • クリスマス・ストーリー2011 四つの愛の物語
    3.0
    ◆『クリスマスに間に合えば』― アメリカ人の夫との結婚生活に破れ、クレミーはイギリスの緑豊かな町へと戻ってきた。引っ越しの荷物も片づかないうちに、クレミーは信じられない偶然を知る。12年前の高校卒業記念ダンスパーティの晩、熱いキスを交わしたアレックが隣家に住んでいたのだ。 ◆『億万長者の贈り物』― ベスは2年前の事故で夫と両親を同時に失った。あんな悲しみはもう二度と味わいたくなくて、他人と深くかかわるのを避けている。恋愛などもってのほかだ。だが、みぞれ混じりの雨が降る朝、裕福な実業家ニックと出会い、彼女の凍てついた心は揺さぶられ……。 ◆『愛を忘れた伯爵』― ベネチアの壮麗な宮殿では仮面舞踏会が催されている。悲惨な事故で逝った夫ドメニコの生家を衝動的に訪れたのをダイアンは後悔した。こんなことをしても過去は変えられない。ふと近づいてきた男が仮面を外したとき、彼女は息をのんだ。亡き夫がなぜここに? ◆『キャンドルナイトの誘惑』― ジョージアはひとり静かに休暇を過ごすため、かつて両親が暮らしていたコテージに来た。ところがその晩、コテージの所有者で憧れの男性チャンスが突然現れ、近辺に洪水の危機が迫っていると告げた。図らずもジョージアは彼の屋敷でクリスマスを過ごすことに。
  • クリスマス・ストーリー2009 四つの愛の物語
    3.0
    ◆『指輪はイブの日に』― トニー・ダンゼッタは高校時代の友人の訃報を知り、急遽故郷に戻った。友人はミリセント・エバンズという悪女のせいで、自殺に追い込まれたという。猛烈な怒りに駆られたトニーは、弔問に現れたミリセントを罵倒し、憤怒の形相で詰め寄った。とたんに彼女の顔は青ざめ……。 ◆『王子様と聖夜を』― クリスマスイブの前夜、フェリシアは十年前に別れたきりだったギデオンと思いがけない再会を果たした。二人は高校時代、学校の演劇公演でロミオとジュリエットを演じ、実生活でも恋人同士だったのだ。クリスマスの休暇を一緒に過ごすうち、二人の胸に昔の恋がよみがえる。 ◆『魅惑の舞踏会』― 貴族の令嬢ローワンは、友人ペネラピが気の進まぬ結婚を強制されて悩んでいることを知った。その縁談は、相手の伯爵と共に招待された大邸宅でクリスマス休暇を過ごしている間にまとまることになっている。ローワンは友人の衣装係になりすまし、縁談をこわそうとするが…… ◆『忘れえぬクリスマス』― 今日はクリスマスイブ。海軍に勤務するレン・ドーバーはボストンへ向かう列車を待っていた。彼は固い決意を胸に、家族が、そして恋人エイミーが待つ故郷へ帰る途中だ。雪のせいで遅れていた列車がようやく到着し、彼は安堵したものの、今度は脱線事故に巻きこまれてしまう。
  • ボスの十二カ月の花嫁【あとがき付き】
    完結
    5.0
    【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】世界的に有名なヴァレンテ社重役の上司マットは、あらゆる女性たちの羨望の的。ある夜、ラーナはマットにいざなわれ、夢のような一夜を過ごす。そしてその身に愛を宿し、彼に打ち明けることなく赤ん坊を産んだ…。1年半後、突然マットが家に現れラーナは言葉を失った。赤ん坊にヴァレンテ家の姓を与えるため、1年限りの結婚を提案してきたのだ。拒むなら、横領罪で訴え、子供もとりあげると言う。私は罪など犯していないわ。なぜそんなひどい仕打ちをするの!?
  • 純愛のアラベスク
    -
    あなたのそばで踊るたびに、心は喜びと不安でいっぱいになる。 イギリスの村で伯母と暮らすローリは、バレエ学校に通う17歳。ある日、彼女に驚くべき転機が訪れた。ベネチアの一流のバレエ団の総監督マキシム・ディ・コルテがローリの才能を見いだし、バレエ団に入るよう誘ってきたのだ。夢のような話に伯母は喜んだが、ローリの心は震えた。バレエは大好き。でも、伯母を一人残していくことはできないし、同じくバレエダンサーだった両親を劇場の火事で亡くして以来、舞台に上がると足がすくんでしまうのだ……。それを知ったマキシムは半ば強引に彼女をベネチアへ連れていき、厳しいレッスンを開始した。時折見せる笑顔でローリを魅了しながら。 ■美しさのなかに激しさと厳しさを内包するクラシックバレエの世界。小説やコミック、映像において無数の名作を生んでいるこのテーマを、英国ロマンス界の魔術師ウィンズピアはどのように料理したのでしょうか? 魅惑の地ベネチアが舞台の、心ときめく物語です。
  • ボスに恋愛中
    4.0
    『愛人関係』―しばらく前から予感していたことを、クレアははっきりと医者に宣告された。妊娠……。相手は勤務先の若き経営者マックス・レイサムだ。この五カ月間クレアは、昼は有能な社長秘書、夜は情熱的な愛人として、身も心も彼に捧げてきた。マックスは何よりも束縛を嫌っている。妊娠を打ち明ければ、彼は猛烈に怒るだろう。 『秘書を愛したボス』―ステイシーが敏腕弁護士ガレスの秘書として働くようになって一年。その間、妊娠直後に夫を亡くすという不幸に見舞われながらも、悲しみを乗り越え、彼女は今や優秀な働き手となっていた。週末、山の別荘にこもって仕事をするガレスに書類を届けようと、ステイシーは八カ月の身重の体をおして、雪の中、車を走らせた。だが無理がたたったのか、陣痛が始まってしまう。ガレスと対面するころには、もはや動ける状態ではなかった。
  • 王妃への招待状
    値引きあり
    2.0
    幼い頃に両親を悲惨な事故で亡くし、冷酷な伯父夫婦の家で使用人同然の生活を送っていたメル。家出を決意し空港に向かうため、夜明け前に手配していた車へ乗り込むとそのまま眠りに落ちてしまった。その後目を覚ました彼女は、目の前の光景に困惑する。ここはどこ? 飛行機に乗った覚えはないのに…あの運転手、まさか、誘拐!? さらに聞こえてきた声に、メルは驚愕した。「プリンス・リカルド」信じられないわ、あのタクシー運転手が、プリンスですって…!?
  • 誰かとめて、この愛を
    完結
    5.0
    英語教師のジョージアは、夏休みの間、家庭教師としてトスカーナで過ごすことになった。同じく休暇中の姉夫婦と飛行機に乗ると、ハンサムなイタリア人に親しげに話しかけられた。ジョージアの胸は高鳴ったが、その夜ホテルで再会した彼は鋭いまなざしを向けてきた。昼は好意的だったのにいったいどういうこと? 実は彼は有名な元F1レーサーのジャンルカ・ヴァロリで、英語を教える子供の叔父だったのだ。そのうえ彼女が義兄と不倫関係だと思いこんでいるようで…!?
  • 楽園の誘惑
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    白い砂浜と青い海が輝くカリブ海のリゾートで、ギリシアの大富豪の孫娘イヴは友人たちと休暇を楽しんでいた。だが祖父の仕事相手の建築家、イーサンは冷ややかで、ふたりの間にはいつも険悪な雰囲気が漂っている。そんなある日、迎えた24歳の誕生日パーティで、イヴは言い寄ってきた男性に襲われかけてしまう。窮地の彼女を救ったのは、イーサンだった。彼に非難のまなざしを向けられて涙がこぼれかけたとき、祖父が現れ、イーサンに結婚を命じた! *本書は、初版ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 失われた地図
    -
    探検家の父が行方不明になった。1枚の謎めいた地図を娘に遺して。モルベナはそれだけを頼りに父を捜す旅に出たが、船は珊瑚礁で座礁――気づくと彼女は白く輝く砂浜に漂着していた。目もくらむばかりの蒼く高い空、生い茂る熱帯の樹木。鮮烈な色彩の鳥が飛び交い、猿がするりするりと木の枝を渡る。もしかしたら、私はもう天国にいるの……?朦朧とした意識の中でそう思ったとき、たくましい青年の影が差し、はっと見上げた彼女の目に、褐色の肌の男性が飛び込んできた。漆黒の髪と、かわせみの翼のような碧眼の世にも美しい男――この楽園の支配者ロッケ・デ・ブラス・フェルロだった。 ■不世出の作家ヴァイオレット・ウィンズピアが描く原始的なまでに荒々しい愛の世界。極彩色の楽園を舞台に惹かれ合う領主ロッケと美しい乙女モルベナを、ほかの漂流者と島の娘たちはこぞって妨害しようとし……。生と愛を謳う壮大なドラマをお楽しみください。
  • 裏切りの指輪【ハーレクインSP文庫版】
    3.0
    愛する娘を誘拐され、ショックに打ちひしがれていたサラは、夫ニコラスとの3年ぶりの再会にさらなる動揺をおぼえた。出会った瞬間に恋に落ち、結婚したときは幸せの絶頂だった。だが、頑固なシチリア人である義父は英国から来た花嫁を嫌い、息子の目を盗んでは、周囲も巻き込んでサラにつらく当たった。そして事実無根の浮気の罪を着せ、ついに彼女を追いだしたのだ。ニコラスの子を身ごもったとサラが知ったのは、そのあとのこと。夫は今も金色の瞳に、妻への不信と復讐の念を浮かべている。自分の子供だと信じてもいない娘のために、なぜ訪ねてきたの? *本書は、初版ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクインSP文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • ハーレクイン・イマージュセット 1
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    お得な価格でハーレクイン・イマージュ2作品収録『愛と犠牲の花』-両親を早くに亡くし、妹たちの面倒を見てきた助産師のアビィ。彼女が勤務する産科に、ローハンという名のまばゆいばかりにハンサムなドクターがやってきた。見るも鮮やかな手つきで処置をほどこす有能な彼に、周囲の女性たちはまたたく間に虜になっていった。アビィもまた、彼に微笑まれるとどうしようもなく胸がざわついた。だが、ローハンは愛や結婚に否定的で、自己犠牲的な彼女の生き方をも非難する冷たい男性だとわかる。ショックを受けるアビィだったが、ある夜、突然ローハンが彼女の家を訪れ、思いがけない申し出を――。『スペインの情熱と絆』-1年前、スペイン人の夫サヴの運転する車が衝突され、アイラは4歳の息子ケーシーを失った。その後、サヴは罪悪感から心を閉ざし、彼女に冷たい態度をとるようになっていった。背中を向け合って眠りにつく日々が続き、やがてアイラは離婚しかないと考えるようになる。そのために仕事への復帰を決める彼女だったが、皮肉にも、サヴと同じ職場を選ばざるをえなかった。仕事場では気さくで、魅力的で、部下からの信頼も厚い彼。妻の自分には見せてくれない顔に、アイラの心はさらに沈み……。
  • ハーレクイン・ロマンスセット 1
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    お得な価格でハーレクイン・ロマンス4作品収録『一夜の恋におびえて』-妹の結婚式で付添人を務めるゾーイ。式の最中、花婿の兄で付添人のアーロンの態度の悪さに辟易し、懲らしめようと近づくが、逆に彼の誘惑の罠にかかり……。『賭けられた花嫁』-父が賭で失った城を取り返すためアンジェリークは首長国に飛んだ。交渉相手レミーの部屋に忍びこむが、捕まって投獄されかける。すると彼からとんでもない提案が!『愛と偽りのギリシア』-ケイラはギリシアの小島でハンサムな漁師と知り合うが、彼はなぜか彼女の正体を疑っていた。それでも惹かれるケイラは、ある日、彼の驚く真実を知った。『希望と名づけた愛の証』―妊娠中のミアはおなかの子の父親の葬儀で、その兄である初恋の相手イーサンと再会した。彼はミアの不実をなじるが、この妊娠には誰にも言えない秘密があった。
  • 嘘と嘘の間
    完結
    3.0
    美しいイタリア人実業家の夫レオ、かわいい息子と娘――ブルックは絵に描いたように幸せな結婚生活を送っているはずだった。けれど、偶然義父母の衝撃的な会話を耳にしてしまう。レオは、かつて婚約していたフランチェスカを実の兄に奪われたのだという。信じたくない…夫が私ではなくずっと兄嫁を愛していたなんて。義兄亡き今、フランチェスカを慰めるためと言い訳して、レオは兄嫁の家を今夜も訪れている。私はこのまま見て見ぬふりをしなければいけないの?
  • 運命のエトランゼ
    -
    無垢なイギリス娘がいだく、異国の谷の主への恐れ、そして愛。 ジョアンナがオーストラリアに着いたとき、妹はもういなかった。一緒に暮らそうと誘っておきながら、既に旅立ったというのだ。妹を追う旅費もない今、住むところを探すしかないジョアンナは、“ねむの木の谷”と呼ばれる美しい領地にそびえる、名士コレイン家の屋敷で住み込みの仕事に応募した。だが、傲慢で荒々しい気質の家長アダムはジョアンナの採用を渋る。色白で華奢な彼女を「ブティックの売り子のほうが似合う」などと言って見くびり、家政婦の仕事は無理だと決めつけるのだ。ジョアンナはなんとか2週間の試用期間を勝ち取ったが、アダムは彼女を追い出したくてたまらないかのように意地悪で……。 ■イギリス人は昔から、オーストラリアの広大な土地に憧れを抱いてきたといいます。V・ウィンズピアの今作は、クイーンズランド奥地の牧場や未開のジャングルが舞台。荒々しくも美しい、男の中の男とでもいうべきヒーローが無垢な英国娘を奪い、そして守るのです。
  • 求む、大富豪の花嫁!【あとがき付き】
    完結
    3.4
    【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】サーシャは大企業の重役ニックから耳を疑う頼み事をされる。先祖代々の屋敷を相続するため、便宜上の花嫁になってほしいというのだ。ひどいわ! 愛のない結婚なんて…。憤慨してはねつけたサーシャだったが、破産寸前の両親に裕福なニックと結婚して親孝行してくれと泣きつかれては承諾するほかなかった。困るのは、彼が7年前のファーストキスの相手だということ。初恋の彼のため純潔を守ってきたなんて、絶対に悟られないようにしなきゃ!
  • 二つの顔を持つ恋人〈ラミレス家の花嫁 II〉
    完結
    4.6
    「金持ちの男が必要なら、僕にしておきなさい」元恋人アントンの嘲りを含んだ申し出は、気高いクリスティーナのプライドを粉々に打ち砕いた。経営難に陥っていたクリスティーナは出資者を求めてパーティーに来ていた。そこへ世界的に有名な銀行の頭取となったアントンが現れ、彼女に蔑みの情けをかけたのだ。これはアントンの復讐だ。クリスティーナの脳裏に6年前、彼に浴びせた辛辣な言葉が蘇る。最愛の恋人を傷つけてまで別れなければならなかった事情も…。
  • 残酷な秘密
    -
    こんな恥ずかしい事実を愛する人に告白するなんて……。■ある日、サラは帰宅を急ぐあまり道路に飛び出し、危うく車に轢かれそうになった。運転していたのは紳士的な男性で、サラを家まで送ってくれる。その日のうちにお詫びの花束が届けられ、翌日彼が訪ねてきた。彼はジェイクといって、ペニントンの町の名士だった。鮮やかなブルーの瞳の、魅力あふれる男性だ。サラは生まれて初めて胸のときめきを覚えた。そして、ジェイクのほうもそれとなく好意を伝えてくる。だが、サラは自分にきつく言い聞かせた。彼に心を奪われてはならない。私には誰にも言えない秘密がある。男性と親密な関係になったら、その秘密を打ち明けないわけにはいかないのだから……。
  • 情熱の系譜
    完結
    3.0
    父が亡くなり、天涯孤独となったヘレン。住み込みのナニーとして働き始めるが、実際にはひどい下働きとしてこき使われていた。ある時雇い主の一家とともにカリブ海を訪れたヘレンは、空港で困っていたところを見知らぬ男性に救われる。お礼をしようと話しかけたが、彼の名を聞いて凍りつく。まさか! 彼は幼い頃に自分を捨て、家を出た母の再婚相手では? この若くすてきな男性が母の愛人だなんて。嫌悪から逃げようとするが、彼はヘレンに興味を示して…。
  • 誘惑のとき
    -
    アフリカの奥地で反乱が起こり、伝導教会に付属した診療所の看護婦たちはかけつけた野戦部隊の兵たちに案内されて救出機の待つ飛行場まで泥まみれの行軍をした。しかし、最後の小型機は満席で、いちばん若いイヴは、けなげにも港町まで四十キロのジャングルを、野戦部隊の少佐とともに歩く決心をした。食料を肩に、二人は反乱軍の出没する密林に再び入った。
  • 甘美な誘惑
    -
    報われない愛はもういや。これ以上、近づかないで……。■アラスデア・ドラモンドがどうしてここに?学生時代の憧れの男性がケイトの勤め先に突然現れた。近くに来る用事があって、急に会いたくなったという。ケイトは初めて会ったときからアラスデアに夢中だった。だが、アラスデアのほうはケイトを妹のようにしか思っておらず、卒業後に彼が海外へ行ったのを機に、疎遠になっていたのだった。今回、彼は国際的製薬会社のイギリス支社長として帰国したらしい。アラスデアとの再会に、ケイトは動揺した。またあんなふうに心をかき乱されてはたまらないわ。ケイトは冷淡な態度をとってアラスデアを追い払ったが、そのあと彼は何かにつけて現れ、彼女を誘惑しようとした。
  • イタリア富豪は甘く償う
    -
    世界一美しい街で再会した二人。だが、愛は憎しみを超えられるのだろうか? フィレンツェで親友に約束をすっぽかされ、ローズは途方に暮れていた。言葉もわからない異国のホテルで一人、どうすればいいのだろう?そのとき目の前に現れ、助けてくれたのは、実業家ダンテだった。だがいくら親切にされても、ローズは彼に心を開かなかった。理由があるのだ。じつは4年前、ふたりは会ったとたん激しい恋に落ち、その夜、薔薇色の将来を夢見てベッドをともにした。ところが朝が来る前に、彼は姿を消し、その後婚約者と結婚してしまった。理想の王子様の正体は、とんでもなく不実なプレイボーイだったのだ!そんなひどい人に、真実とはいえ、打ち明けられるだろうか?あなたには幼い娘がいて、私が一人で育てているのだと。 ■ベテラン作家キャサリン・ジョージの、2年半ぶりの新作をお届けします。婚約者のいる身でありながら、ローズを弄び、立ち去ったダンテ。憎み続けた彼の真実の姿を知ったとき、ローズは……。
  • ウエディングは華やかに
    2.7
    『捨てられた花嫁』―結婚式の当日、シャーンは花婿に捨てられた。ほかに愛する女性がいると知らされたのだ。残酷な別れの手紙を持参したのは、花婿の兄であるレイフ。偉大なるダンバーズ家の花嫁としてシャーンはふさわしくないと、最後まで主張していた男だ。さぞ満足に違いない。屈辱を噛みしめるシャーンに、レイフは信じられない言葉を告げた。「かわりに僕と結婚してくれないか」。 『あどけない花嫁』―あふれる喜びにエリーは踊り出したいほどだった。今日はずっと愛していたリーとの結婚式。ついに夢がかなう!彼に愛されていないことは知っているけれど、ずっと一緒にいれば、気持ちも変わるはず。そこまで考えたとき、エリーは罪の意識に襲われた。いえ、あのことを知ったら、気持ちが変わるどころか、彼はわたしをうとましく思うようになるかもしれない…。 『二度目の花嫁』―不動産会社に勤めるデイジーは、オフィスで引き合わされたクライアントに呆然とした。アレッシオ・レオパルディ!十七歳のとき、デイジーはアレッシオと出会った。ふたりはデイジーの妊娠をきっかけに結婚したが、数カ月後、流産したあとに破局を迎えたのだった。十三年ぶりに目の前に現れた元夫を見て、デイジーの胸は震えた。 *現在、配信中の『捨てられた花嫁』、『二度目の花嫁』と同作品となります。
  • 孔雀宮のロマンス
    -
    南の島で5年ぶりに再会した婚約者には恋人がいた。対岸の町で職があると聞き、港に行ったが2人用船室の寝台が1個空いているだけだという。女の相客は断ると言われたテンプルは、男装して船に乗り込んだ…。
  • ★2009年販売トップ3★ハーレクイン・ロマンス ベストセラー3作セット
    -
    ★お得なセット価格★毎月、数多くリリースされるハーレクイン・ロマンスから、“2009年”にもっとも売れたベストセラー3作品を一気読み。人気作家が大集合のお得なセットです!●リン・グレアム『誘惑のチェス・ゲーム』つらい過去からひっそり暮らすキャシー。夜間清掃人として働いているオフィスでプレイ途中のチェスに挑んだことから、イタリア人実業家セルジョの目に止まり、誘惑される。●ミシェル・リード『嘆きのウエディングドレス』親友の結婚式に招かれ、ミラノへ飛んだエリザベス。あろうことか彼女の実の兄が親友と駆け落ちし、その罪を償うため親友の婚約者ルチアーノから結婚を迫られて……。●サラ・モーガン『大富豪の醜聞』ロマンチックな舞踏会でギリシアの大富豪アンゲロスと出会ったウエイトレスのシャンタル。数日後、彼と再会するが、シャンタルは別人と間違われていた!
  • 恋はすみれ色
    -
    裕福な老夫人のメイドとして地味に暮らすウィルダの前に、この世で最も会いたくない人物が現れた。あらがいがたい魅力を放つギリシア人億万長者、ダミアン・デモニデス――ウィルダの秘密を知る男。2年前、ウィルダはある有名人の離婚劇に巻き込まれ、ふしだらな金髪娘と呼ばれてさらし者にされたのだった。偶然にもウィルダの雇い主の長男だったダミアンは、傲慢なグレーの瞳に侮蔑の色を浮かべて言った。「きみは母の財産を狙っているんだろう?」
  • 伯爵家の秘密
    -
    7年ぶりに訪れたスペインの瀟洒なリゾート地で、名家の令嬢キャロラインは目の前の悪夢に震えていた。ギャンブルをやめたはずの父親が賭博に手を出し、先祖伝来の土地と屋敷を失おうとしているのだ。するとそこへ忘れもしない男が悠然と姿を現した。かつて、結婚を約束しながら彼女の心を踏みにじったルイス――彼はキャロラインの父親に莫大な賭け金の大勝負を申し出る。頼むからやめてほしいと懇願する彼女に、ルイスは冷淡に告げた。今夜ベッドをともにすれば、賭けはやめにする、と。
  • 奇跡の賛美歌
    -
    失った幸せを、いつかまた手に入れたい。あの賛美歌の歌詞のように。■メグは宝飾品メーカーに勤めるシングル・マザー。ある朝、社長のネイサンに呼び出され、意外なことを頼まれた。週末に彼の実家で開かれるパーティに、一緒に来てほしいという。母親が次々と女性を紹介するのにうんざりしているらしい。ひそかに憧れていたネイサンの誘いに、メグは胸を躍らせた。週末は思いのほか楽しく、ネイサンもメグに好意を抱いたようだ。ところが、ネイサンが家に送ってきてくれたとき、メグを出迎えたのは、その存在をひた隠しにしてきた三歳になる娘だった。メグが絶望的な気持ちでネイサンを振り返ると、彼は茫然とした表情を浮かべていた。メグが、ネイサンにも胸に秘めた悲しい過去があると知ったのは、それから間もなくのことだった……。
  • シークに愛されて I
    -
    ●『砂漠の呼び声』―リンダは夢見心地で憧れのスペインに着いた。タクシーで、家庭教師を務める予定の農園へ向かう。一刻一刻、面接の時に会ったドン・ラモスとの再会が近づく。待ち遠しい。とても手の届かない相手だけれど……。その時突然、タクシーが何かに衝突したあげく、崖から転落した。気がつくと、リンダはアラブ系の男の腕に抱かれていた。●『熱砂の誓い』―「離婚は成立していない。君は今でも僕の妻だ」ブリンは、不意に現れたかつての夫カリールの言葉に耳を疑った。たった一年の結婚生活は、まるで悪夢のようだった。中東の王国ズワルと、その国王であるカリールから逃げだし、故郷に戻ってきて三年。王国でのできごとを忘れ、心の傷もようやく癒えたところなのに。
  • 荒野の乙女
    -
    怖いのは、何もわからないこと。 そして、なぜか彼に惹かれること。 ああ、自分の姓すら思い出せない。わたしはいったい誰なの?記憶を失ったリギアがたどり着いたのは、英国デヴォン州の荒れ野にぽつんと立つ古い屋敷だった。当主のエイブリーは医師で、親切に面倒を見てくれたが、近くに住む彼の従兄弟ロバートは彼女をはなから疑ってかかった。記憶喪失と偽ってエイブリーの財産を狙う女狐め!彼はエイブリーの意地悪な秘書とともにリギアに冷たく当たった。もうここにはいられない――リギアが思いあぐねていたある日、ロバートの態度を変える出来事が起きた。そして雨宿りで寄った彼の家で、ついに記憶の扉が……。■よすがをなくしたすみれ色の瞳の乙女は、どんな過去をもっていたのでしょうか? 天使のようなエイブリーと、悪魔のようなロバート。二人の狭間にあって、惹かれてはいけないほうに惹かれてしまう愛の苦しみを、伝説の作家が流麗な筆で描きます。
  • 白馬の王子がついた嘘
    値引きあり
    4.5
    いつだって私は壁の花。私なんかに白馬の王子様は用がないの。地味で冴えない令嬢ブレーは、仕方なく出席したパーティーでひとり物思いにふけっていた。そこに、父親が男性をつれて来る。ギャビン・スペンサー。大手広告会社の稼ぎ頭で、溌剌とした男性だ。なんてハンサムなの! 息をのむほど魅力的な彼からダンスを申し込まれ、戸惑うブレー。でも素敵なギャビンと夢のような時間を過ごし、ブレーは自分の心が浮き立つのを感じていた。彼の思惑は知らぬまま…。
  • 理想の契約結婚【あとがき付き】
    完結
    -
    【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】ブラボー!! 花嫁を見つけたぞ! 大企業のCEOアレックスは、美貌の女性オリヴィアを一心に見つめていた。半年以内に結婚しなければ会社を売却すると父親に脅されている彼に、理想の花嫁候補が現れたのだ。一方、アレックスの視線にオリヴィアの心はざわめいた。なんてセクシーなの。でもダメよ。ああいう危険な男性の火遊びの相手なんてまっぴら。けれど食事に誘われ警戒しながらも仕方なく出かけると、ディナーの席で突然彼が切り出した。「僕と結婚しないか?」と。
  • エーゲ海に捨てた恋
    完結
    -
    ロンドンの画廊に勤めるイザベルは、休暇でギリシャの孤島を訪れた。ところが崖から足を滑らせて意識を失ってしまう。目覚めると、美貌の男性が顔をのぞき込んでいた。彼の態度は敵意すら感じさせたが、その理由はすぐにわかった。彼はギリシャ人の大富豪ルーカス。イザベルが自分を誘惑するためにわざとけがをしたと邪推したのだ。誤解はすぐに解け、ふたりは惹かれあうが、ルーカスの瞳に宿る暗い影は消えない。そしてイザベルも、過去の暗闇に心を惑わされていた。
  • 熱砂の恋
    -
    ダイアンの祖父ロネ大佐はその昔、サハラ砂漠に連隊を率いて、アラブと抗戦した武勇の人だった。祖父が語る砂漠の魅力に抗しきれず、とうとうダイアンは一人でサハラ砂漠にやってきた。しかしフェトナの砦跡まで来たとき、馬に振り落とされて足をくじいてしまう。起き上がることもできず、果てしなく広がる焼けつく砂漠に倒れたダイアンを救ったのは、美しい黒髪の男性――アラブの首長カシムだった。だがその時、ふたりは互いの血の宿命を知らなかった。カシムがロネ大佐の連隊に深い恨みを抱き、宿敵として復讐を誓っていることを。■ドラマティックな情熱の物語で、今なお多くの読者に愛されるV・ウィンズピア。 本作品は1982年に刊行されたウィンズピアの初期作。 “シーク”という訳語がまだ日本に定着していなかった時代の 傑作です。時を超えてあなたを魅了することは間違いありません。
  • 絹の誘惑
    -
    嵐で半壊した砂漠の屋敷に、ひとり取り残されたローヌ。おじい様は死んでしまった。異国の地にはもう頼る人もいない。呆然とするローヌの前に、謎めいた野性的な男が現れた。彼の名はラズル・ベイ――王国エル・カラの君主だという。抵抗むなしくローヌはさらわれ、彼のハーレムへと運ばれた。贅を尽くした部屋、東洋の香り、妖しく輝く宝石の数々……。不安に駆られてローヌは尋ねた。なぜ私をこんなところへ?ラズルは琥珀の瞳を冷たく光らせ、君の祖父との契約だと告げた。彼は土地を借りる代償に、純真無垢な孫娘を差し出したのだ、と。
  • 裏切りの結末
    完結
    3.7
    ある日、親友からかかってきた夫の浮気を告げる1本の電話――。その瞬間、レイチェルの世界は粉々に砕け散った。17歳で結婚して以来、子育てに追われながらも裕福でハンサムな夫に愛されていると思っていたのに。夫のダニエルは会社経営者で仕事は常に忙しい。家を空けることも幾晩もあったけれど、それを疑いもしなかった私がバカだったの? 何かの間違いだと信じて帰宅したダニエルを問いただすと、彼はレイチェルの疑いを否定しようともしなかった…。
  • あの愛をもう一度
    3.5
    困窮する兄夫婦のために、マーニーは不本意ながらやむなく、イタリア人実業家である元夫、ガイに助けを請うことにした。4年前、彼女は妊娠を知らせるため駆けつけた先で夫の不貞を知り、言い訳しようとする彼を振りきって離婚を決めた。15歳も年上の夫には、汚れを知らぬ幼妻では不満だったのだろう。怒りと憎しみは消えないけれど、今、頼みの綱は彼だけだった。援助の見返りに何かほしいものはあるかとマーニーが訊くと、ガイは悪魔のように冷ややかで官能的な笑みを浮かべて言った。「きみがほしい。今この瞬間から、ぼくと一緒に暮らすんだ」
  • 結婚という名の罠
    3.5
    『愛に震えて』―優しかった大切な母が末期の癌だという突然の知らせに、リーアンはとるものもとりあえず、飛行機に乗った。到着した空港には、義兄ディミートリが迎えに出ていた。リーアンが十代のとき、母がディミートリの父親と再婚。大人の男性の魅力を持つ彼は、リーアンにとって憧れの人だった。彼女は夢中で追いかけたが、ある日はっきり拒絶され、傷心のあまり家を出て、これまで会っていなかったのだ。『伯爵家の秘密』―七年前、キャロラインはスペインのリゾート地で、もとギャンブラーで実業家のルイス・バスケスと出会い、恋に落ちた。だが、彼が父のエドワード卿からポーカーで大金を巻きあげたと知り、燃えるような恋は七週間で破局を迎えた。父はその後もギャンブルにのめりこみ、今や破産状態だというのに再び姿を現したルイスが提案したポーカーの大勝負に乗ろうとする。彼女がやめてと懇願すると、ルイスは途方もない条件をつけた。
  • 愛の値段
    完結
    2.5
    妹夫婦が事故で他界して3か月。スザンナは忘れ形見ティモシーとお互いを支え合うようにして暮らしていた。そこへ結婚に反対していた義兄ローガン・ブラッドフォードが現れ、名家の富と権力を楯に甥をひき取ると言う。今さらなぜ? ローガンの頭ごなしの態度に憤り、スザンナは親権をめぐって争うが、裁判所の判断でティモシーとともに当面ブラッドフォード家で暮らすことに。そこで威圧的なローガンの繊細な素顔に触れ、憎いはずの彼にスザンナは心惹かれて…。
  • 楽園の誘惑 恋する男たち II
    3.0
    楽園の蛇のように男を誘惑する女。そんな相手とはかかわるまいと彼は思った。■カリブ海に浮かぶ島で建築家のイーサンは休暇を満喫していた。しばらく前にシーク・ハッサンの妻リオーナとのあらぬ仲を噂され、トラブルに巻きこまれた経緯がある。だから当分、女性は避けるつもりだった。だが気になるのは、やはり島で休暇中の魅力的なイヴのこと。ギリシアの大富豪の孫娘で、いつも若い男たちに囲まれている。男を挑発し、誘惑し、破滅させてしまう官能的な娘だ。彼女の祖父の家で何度か会ったことはあるものの、イーサンはイヴのうぬぼれを嫌い、イヴはそんな彼を避けてきた。ある晩、イーサンが自分の部屋で寝ていると、隣接するイヴのビーチハウスから悲鳴が聞こえた。急いで駆けつけた彼が見たのは、半裸で震えるイヴの姿だった。
  • 再会にときめいて III
    -
    『復讐は愛ゆえに』―女優のジェシカは写真撮影のため、カメラマンのアレク・ステッドマンの仕事場に向かった。アレクと会ったとたん、ジェシカは圧倒された。百九十センチを超える長身と、金色に輝く不思議な目。撮影が始まるやプロとしての厳しい要求が続き、ジェシカはついに倒れてしまった…。『ファンタジー』―あまりに大きなショックを受け、イブは闇の中、ひたすらアクセルを踏み続けた。茂みを抜けると、目の前に海が開けた。車を止めた彼女はためらわず服を脱ぎ、泳ぎだしていた。ところが、ふいに脚がつって、イブの体は海中に沈んだ。意識が戻ったとき、彼女の前には男の姿があった。
  • 王子様と聖夜を
    -
    クリスマスイブの前夜、フェリシアは十年前に別れたきりだったギデオンと思いがけない再会を果たした。二人は高校時代、学校の演劇公演でロミオとジュリエットを演じ、実生活でも恋人同士だったのだ。クリスマスの休暇を一緒に過ごすうち、二人の胸に昔の恋がよみがえる。
  • 楽園の誘惑〈恋する男たち〉
    完結
    5.0
    シークの妻との仲を噂され、散々な目に遭ったイーサンはカリブ海のリゾートで羽根を伸ばしていた。そこで出逢ったのは、耐えがたく魅力的な瞳をしたギリシアの富豪の娘イヴ。イーサンは当分女性がらみのもめ事は避けたかったので、できるだけイヴに近づかないように心がけていた。ところが、ある晩イーサンが自分の部屋で寝ていると、ビーチハウスから悲鳴が聞こえた。急いで駆けつけた彼が見たのは、半裸で震えるイヴの姿だった―――!
  • サンレモ、運命の街
    -
    カサンドラの姉リズは、元恋人のカルロからひどく傷つけられた。彼はリズの妊娠を知ると、中絶費用として小切手を送ってきたのだ。姉はそれでも娘を出産したが、4年後、交通事故で亡くなった。カサンドラは、誰よりも慕っていた姉が侮辱され、不幸のうちに亡くなったことで、カルロへの怒りを募らせた。ところが、姪をひとりで育てていこうと決心した彼女のもとへ、突然カルロが娘を引き取りたいと連絡してきた。あんな男に、姉の大切な忘れ形見を渡すわけにはいかないわ。カサンドラはその日から、姪を連れて各地を転々とし始めた。けれど、ついに彼と出会う日が来てしまう――そこはイタリアのサンレモ、彼の地元だった。
  • ばらの面影
    -
    運命に翻弄された祖母の恋。この出会いもまた前世の定め?■戸口に現れたユーイン・フレーザーを一目見たとたん、ロザンナは体の奥底に震えが走った。初めて会った見知らぬ人なのに、なぜ……。ユーインもまた、驚きの表情をあらわにしている。でもそれは、ロザンナが祖母のローズに生き写しだったからだ。祖母はかつて第一次大戦下の戦場に看護婦として赴き、少尉だった彼の大伯父のハリーと恋に落ちた。そのいきさつは、残された手紙や日記に詳しくつづられている。史実を題材にしてベストセラー小説を書いたユーインは、次作で戦下の二人を描く調査のためにロザンナの家を訪れたのだ。彼はただ、わたしの中にローズの面影を探しているだけ。わたしが動揺したのも、不意に彼の訪問を受けたからにすぎない。だってわたしには、デイヴィッドがいるのだから。ハンサムで前途有望な医師である、愛情深い婚約者が……。
  • さよなら独身主義
    完結
    -
    ケイラは飛行機の隣席に座っているマットを意識しすぎて気分が悪くなりそうだった。高校生の頃、イケてない女子代表の私に、女子の憧れの的だったマットは魔法の言葉をくれた。「君は大人になったらとても美しくなる」そして私にキスをした。なのに彼は他の女性と結婚してしまった。今になって、駆け落ちした私の祖母とマットのお父さんをつれ戻すため一緒にバハマに向かうはめになるなんて。大人になっていっそう魅力的になったマットに再会し、ケイラの心は揺れていた。
  • 隼の伯爵と乙女
    4.0
    隼のような鋭い瞳の伯爵は、 美しさの陰に傲慢な魂を秘めていた。 骨董店の売り子をしているフェイは、まだ恋をしたことがない。休暇で旅に出たある日、乗っていたバスが立ち往生し、なにげなく外へ出た彼女は森のなかに立つ美しい古城に魅了された。そこへ突然、金色の瞳をした美しい男性が木陰から現れ、フェイは驚いた弾みで足首を捻挫してしまう。彼こそ、城主のデ・リベロ・ファルカン伯爵、ヴィンセント。伯爵は痛みで歩けない彼女をなんなく抱え上げ、そのまま城へ向かった。人に命令して従わせるタイプの男性にこんなに近づくのは初めて……。ときめきと不安が入りまじるフェイの心に、伯爵の甘い問いが忍びこむ。「さて、とらわれの姫の名前を教えてくれないか?」■あのリン・グレアムも尊敬する作家として挙げるヴァイオレット・ ウィンズピア。美しい情景と深遠な心情の境を彷徨い描き出される 世界観は、ロマンス小説家や翻訳家までをとりこにし続けています。 無垢な乙女と年上伯爵の恋を描いた貴重な初邦訳作をご堪能あれ!
  • 暗闇の妖精
    -
    会社が倒産寸前に追いこまれ、ニーナの父は心労で倒れた。父の会社を乗っ取ろうとしているのは、裕福なギリシア人投資家で黒髪にきりりとした顔立ちのアントン・ラキトス。ある夜、ニーナは父を苦しめないでほしいと懇願するために彼の家を訪れた。だが、酔った彼にベッドに引きずりこまれてしまう。暗闇の中でもつれ合ううち、ニーナは燃えるような刺激に体がしびれ、それまで知らなかった感覚を呼び覚まされた。憎んでいる男性に抱かれたいと思うなんて、私はどうしてしまったの?酔いがさめたアントンは、ニーナが誰だかわかると彼女の混乱をよそに、父の借金を持ち出して結婚を迫った。そんなことできるわけがない。私はほかの男性と婚約しているのよ。
  • 彼の求愛宣言
    3.0
    私にも未来がある――それを教えてくれたのはあなた。■ヘスター・コンウェイは、戸惑っていた。結婚一年目で愛する夫を亡くしたあと、家具店の経営に打ち込み、私生活のほうもなんとか充実させてきた。気軽につき合えるボーイフレンドも何人かいて、なんの約束もしない関係に満足していた。しかし一人の男性の出現によって、そんな平穏な毎日が崩れた。パトリック・ハザード。背が高く、知的でハンサムな作家。彼はヘスターの住む小さな町に突然越してきて以来、あっと言う間に彼女の心に入り込んできた。でも、私はまだ亡き夫を愛している。ほかの男性と深い関係になる心の準備はできていない……。だが、パトリックはヘスターの不安をよそに、彼女を強引に食事に誘うと、いきなりその唇を奪った。
  • ギリシア大富豪の哀願
    完結
    4.0
    ギリシアの大富豪ドラコスのインタビューをとってくれば私の企画が通してもらえる。さっそく彼の住む島を訪れたものの、記者とバレて即座に追い返されそうに! どうやら彼は私をパパラッチと勘違いしているみたい。冷たい暴君と噂の彼だけど、島の住人にはとてもやさしい眼差しを向けている。彼の真実はきっとこの島にあるんだわ。私はそれを知りたい。だけど偶然、彼の母を助けて負傷した私にドラコスは疑いの言葉を投げつけてきた。どうすれば信じてもらえるの!?
  • あの夜の代償
    値引きあり
    4.6
    「見つけたぞシンデレラ。もう逃がさない」ブルックは勤務先の病院で思わぬ人物と再会した。彼は6年前、お互い名乗りもせずに熱い一夜をともにした男性。どうして彼がここに? 彼はジェド・マシューズという優秀な医師で、診療部長に就任したのだという。初対面のふりをしたのに、彼は鋭い眼差しを向け、あの夜の答え合わせをしてくる。彼が覚えてくれていたなんて…。この6年間忘れることのなかった想いがこみ上げる。でも私には秘密がある。5歳の息子のことは…。
  • ウエディングベルは鳴らない
    値引きあり
    4.5
    結婚式当日、花婿ピエーズに他に好きな人がいると言われ、捨てられたシャーン。そんな彼女の前にピエーズの兄レイフが突如現れ、花婿は自分だと言いはじめた。女性の憧れの的ダンバーズ財団総帥のハンサムな大富豪が自分の弟の元婚約者の私を花嫁に!? 彼は弟の駆け落ち騒動を隠ぺいし、家の面目を保つことができるのならば愛のない結婚をしてもかまわないと言った。冷たいまなざしで私を見つめ、捨てられた花嫁と笑われたくなければ僕と結婚するしかないと迫ってきて…。
  • ★人気作家競作★ハーレクイン・ロマンス「ラミレス家の花嫁」3作セット
    -
    ★お得な20%OFF価格★異母兄弟の消息を知る条件は、1年以内に愛する女性と結婚し父親になること――3兄弟を主人公にした作家競作ミニシリーズ、〈ラミレス家の花嫁〉3作品を収録したお得なセット。●エマ・ダーシー『彼が結婚する理由』1年前、ニックとテスは一夜を共にしたが、彼は他の女性のもとへ去った。今、再び彼に誘われたテスはその動機をいぶかる。まさかニックは知ってしまったの? 私が子どもを産んだことを。●ミシェル・リード『二つの顔を持つ恋人』クリスティーナはひどい別れ方をした元恋人アントンと再会した。今や彼は有名銀行の頭取。「楽しかったあのころを再現しようじゃないか」そう言う彼の復讐に燃える目に、クリスティーナは凍りつく。●サンドラ・マートン『麗しきレッスン』21歳になったら両親の遺産を相続し、修道女学校を出られると期待に胸を膨らませるカタリーナ。だが、それには信じがたい条件がついていた。後見人の選んだ相手と2カ月以内に結婚しろですって?
  • いとしき異邦人
    -
    やせっぽちでそばかすだらけ、引っ込み思案のキャシーは20歳。イギリスの海辺の町に住む医師の娘だ。半年前、父が連れてきたオーストリア人医師ウルフの、いかにもやり手らしい威圧的な態度が気に入らないのだが、たった1人の親友で、すばらしい美人のティファニは、ひと目でウルフに夢中になり“絶対に彼を手に入れる”と息巻く。ところがある日、ウルフに近寄られたキャシーは激しく動揺し、鉛筆を削っていたナイフを、思わず彼の手に突き刺してしまう。以来ますます彼を避けようとするキャシーだが、ウルフのまなざしは、逃がしはしないとでも言うかのように、彼女の心を絡めとって離さないのだった。■思い悩むキャシーを親友ティファニの兄が抱きすくめ、求婚します。 ところがそれをウルフに見られてしまい、彼は嫉妬の炎を燃やし……。 ヴァイオレット・ウィンズピアが描く激しい初恋と、三角関係の愛。
  • 妻になる資格
    4.0
    いったい彼女は誰なのか?隠されてきた過去に彼は愕然とした。■マルコは、恋人との将来を考えあぐねていた。アントーニアとはすでに一年も同棲している。美しいが出生のあやしいアントーニアは、愛人としては理想の女でも、妻としてはふさわしくない。彼女は、画家ステファンの出世作《鏡の女》のヌード・モデルでもある。ミラノの名門一族とされるマルコの両親は、人前で裸をさらす女性との結婚を決して許さないだろう。「見ておいてほしいものがあるんです」あるパーティーで、偶然出くわしたステファンに、マルコは一枚の絵を見せられる。《鏡の女》とそっくりの絵――だが、モデルは間違いなく別人だ。アントーニアに瓜二つの女がいるというのか?そこには、マルコが知るはずもなかった真実が秘められていた。
  • 入れ替わった恋人
    4.0
    私は替え玉……見破られてはいけない。それなのに、恋に落ちてしまうなんて!■始まりは、あの同窓会だった。あの日、ローザと再会したばかりに。ローザのいとこレオを相手に、ハリエットの芝居がいま幕を開ける。同じ名門女子校を卒業した同級生のハリエットとローザは、双子と言ってもいいほどよく似ていた。そのことで、ずいぶん気まずい思いを味わいもしたが、八年の歳月を経て出会った二人はなぜかとても気が合い、悩みを打ち明け合っては姉妹のように親交を深めていった。そして、互いの問題の解決のためになされたのが、この提案だった!トスカーナで開かれるローザの祖母の八十歳の誕生祝いの席に、まさかハリエットがローザになりすまして来ることになるとは……。どうか無事に、この仮面劇を終えることができますように。吐息をついたハリエットをレオが見る。「君は変わったね、ローザ」レオは、私がローザでないことに気がついたのだろうか?
  • 億万長者の秘密の家政婦
    値引きあり
    2.0
    令嬢イザベルは15年前、家政婦の息子エミリオに身分違いの恋をし、駆け落ちの約束をしたが、寸前になってそれを裏切る形になってしまった。その後ふたりの境遇は逆転し、イザベルはエミリオに家政婦として雇われることに。だが彼は意外にも、お嬢様育ちで失敗ばかりの彼女にやさしい心遣いを見せる。私が恋をした少年はまだ存在しているの? 甘い思いが胸にこみあげるが、イザベルは知らなかった。エミリオが彼女を誘惑したあと無残に捨てようと企んでいることに!
  • ガラスの家
    値引きあり
    3.7
    【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】リリーの夫が事故で亡くなった。すぐに夫の兄デインに連絡が取られたが、到着を待つ彼女の心は千々に乱れていた。デインはリリーが金目当てに自分の弟と結婚したと信じている。「名門ノーフォーク家の名を汚す卑しい女! 清楚な顔をした悪女!」デインの蔑みの言葉にどれほど胸えぐられたか。本当はリリーの結婚にはある密約があったのだ。けれど彼は何も知らない。偽装結婚のことも、リリーの躰が無垢なことも。そしてもうすぐリリーの憎悪だけを胸にここに来る…。
  • 復讐は炎のごとく
    値引きあり
    3.7
    夫ビートと別居して3年。愛する息子サーントは物心ついてから両親が一緒にいるところを見たことがない。息子とのたまの面会を心待ちにする夫だが、彼の新しい恋人は息子の存在を快く思っていない。心ない言動で深く傷つけられたサーントを守るため、ビートはもう1度家族3人で暮らすことを提案してきた! 過去の傷は癒えず、壊れた愛は冷えたままなのに、彼に触れられると体が熱くなる!! この同居はサーントのため、ただそれだけなのに……。
  • サルド家の兄妹
    -
    看護師のアンジーは6年ぶりにバヤルター島へ向かっていた。身寄りのない彼女は10代のころ、よく親友に招待されて、この美しい島で休暇を過ごしたものだ。だが、温かく迎えてくれたサルド一家との楽しい思い出は、先週親友からもたらされた知らせで輝きを失った。親友の兄リックが爆弾の破片をあび、視力を失ったのだ!スペイン名家の跡継ぎで、自信にあふれていたリック――ひそかに愛していた彼の苦悩を思うと、アンジーの胸は痛んだ。わたしがそばにいるわ。この想いが報われなくても。
  • 追憶の赤いばら
    完結
    4.3
    【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】書店員ローズは、ある日、店先に置かれていたメッセージカードと一輪の赤いばらを見つけ動揺した。ローズのためのローズ。カードに書かれたその言葉は、かつてジェイムズがくれたものと同じもの。ジェイムズ・シンクレア…才能に溢れ誰もが憧れる完璧な存在。そして…あんなにも私を熱く抱いた人。だがその恋は、ローズが仕掛けた誘惑ゲームだと彼に知られ、最悪の結末を迎えて幕を閉じたのだ。決して許されないあの日の過ち。あなたは今でも私を恨んでいるというの!?
  • ちょっぴり罪な関係
    3.0
    傷心を癒すための休暇で大嫌いな彼に会うなんて……。■ロンドンの一流銀行に勤めるサスキア・フォードは、一人、トスカーナの別荘で優雅なバスタブに身を沈め、恋人の手ひどい裏切りによって受けた心の傷を癒していた。もう恋になんか落ちるものですか――そう思いながらバスタブから身を起こしたそのとき、バスルームのドアが開き、彼女は凍りついた。戸口に現れたのは、彼女のよく知っている男――幼いころから憧れ、憎んでいた、義理の兄だった。優秀で、魅力的で、常にセクシーな美女に追いかけ回されている血のつながらないその兄は、いつもサスキアの劣等感をかき立てた。いつしかサスキアは、彼をできるだけ避けるようになっていたが、彼のほうも、サスキアとうまくやっていこうとはしなかった。その義兄がなぜここに? よりによってこんな気分の時に。サスキアは不安に震える胸をおさえて彼を見た。
  • シチリア式結婚
    2.0
    夫と別居中のニーナは、夫が彼女の美しい従姉と浮気していると聞かされた。シチリアの名家の娘ニーナが祖父の放蕩のかたに資産家のラファエルと結婚したのは、互いの打算と割り切っている。それでも、夫のあからさまな行為には虫唾が走る。その日、突然ラファエルが家に戻ってきた。従姉との関係を告げ、ついに結婚を終わらせる気なのだろうか?
  • 黒い魔術師
    完結
    2.0
    幼い頃、父を事故で亡くし孤児となったダイナは裕福な未亡人ベラにひき取られた。美しく成長したダイナは、ベラの決めた相手、ベイと婚約する。ベイは上流社会にふさわしい理想的な婚約者だったが、ダイナは彼との間に、愛情をまったく感じることができないでいた。そんなダイナの前に、まるで魔術師のように魅惑的な目をしたイタリア人ラフが現れた。年上で傲慢な彼はダイナを誘惑する。そんなラフにダイナは婚約者にはない熱い何かを感じる。ダイナの心は揺れ動き!?
  • 秘密に満ちた恋
    3.7
    クロエは暗闇の中に抜け出し、月桂樹の生け垣に向かって走った。家では兄と姉の合同婚約披露パーティがにぎやかに続いている。思わず鳴咽がもれ、涙があとからあとからわいてきた。「どうしました?」突然、生け垣の向こうで男性の声がした。彼はあれこれたずね、クロエの涙の理由を容赦なく言い当てた―今日婚約した男性をひそかに愛しているのですね、と。しばらくのち、化粧を直して再びパーティーに現れたクロエに、母が嬉々として一人の男性を紹介した。著名な法廷弁護士らしい。「ピアズ・オードリーです」彼の声を聞いて、クロエの心は沈んだ。この声、間違いなくさっきの人だ。ピアズは彼女をダンスに誘った。「嘆きの女神さん、君は実に僕の興味を引く…」。
  • ガラスの家
    3.5
    夫の亡骸とともに、リリーは茫然とデインの到着を待っていた。もうすぐ彼がここに来る。私を軽蔑している彼が……。デインの弟と極秘の取り決めを交わし、偽装結婚してから、そうとは知らないデインに罵声を浴びせられつづけてきた。家名を汚す雌狐! 清楚な仮面に隠れて浮気を楽しむ悪女!いわれなき汚名に耐えた結婚生活は、今、幕を閉じた。夫を亡くして、もうデインの憎悪に対処するすべもない。やがて顔をこわばらせたデインが、リリーの前に現れた。彼は知らない。私の体が無垢なことも、この胸に秘めた思いも。
  • めぐりくる運命
    完結
    4.5
    【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】メルセデスは女友達と秘密の会合を開いている。彼女たちが過去に出会った、魅力的だが自分には合わなかった男性の名刺を集め、くじのように1枚ひいてその男性とデートをするのだ。彼女がひいたのは、弁護士デニスの名刺。実はそれは彼女自身が寄付したものだった! ふたりはかつて恋に落ちたが、ある日、屈辱的な思いに傷ついた彼女は別れを決意した。2度と会いたくなかったのに、再会した彼の、以前とは違う一面に触れるたびメルセデスの心はざわついて…。
  • 愛人関係
    3.0
    今日、クレアの予感は非情にも的中した。妊娠……。 子供の父親は、ボスである若き実業家マックス・レイサム。 クレアはこの5カ月間、昼は有能な社長秘書として、 夜は情熱的な愛人として、身も心も彼に捧げてきた。 そう、独身とはいえ束縛を嫌うマックスにとって、 わたしは正式な恋人ではなく、愛人でしかない。 妊娠を打ち明ければ、彼はきっと猛烈に怒るだろう。 そして結局は、責任をとると言い出すかもしれない。 でも、決して心から愛してくれない人と結婚なんてできないわ!
  • 愛のアリアを歌って 愛に戸惑う娘たち
    3.0
    イギリスの大富豪バルフォア家主催の慈善舞踏会に、当主オスカーの姪であるメレディスは招待されていた。夫のアレッサンドロは仕事先のミラノから遅れて参加するという。ともに仕事を持つ夫婦として、二人は一緒に過ごす時間が少なく、喧嘩と仲直りをくり返す日々を送っているが、前の日に判明した妊娠の事実を、メレディスは夫に伝えたかった。ところが舞踏会の会場で、彼女は信じられない噂を耳にする。アレッサンドロの旧友とわたしが情事を重ねている、ですって!?確かにきのうの電話で、夫は機嫌がいいとは言えなかった……。

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  • とらわれのカリブ海
    完結
    3.5
    それはまさに、悲劇だった。自動車事故でアレグラは生後まもない娘を亡くし、自身はかろうじて命をとりとめた。事故の前後の記憶がないまま英国で半年間療養したが、夫のミゲルはメキシコを拠点とする企業帝国の拡大に忙しいのか、見舞いにすら来なかったのだ。アレグラは事故の様子をせめて知りたいとメキシコに戻るが、夫ミゲルは怒りをあらわに驚くべき言葉を投げつけてきた。「遅いご帰還だな。6か月も愛人と一緒にいたくせに。別れたのか?」と。
  • 双子のドラゴン
    -
    幼なじみとの幸せを夢みていたカラは恋に破れ、打ちひしがれてカリブ海にやって来た。上陸したのはフランス領リュック島。美しく幻想的な島だ。ホテルの部屋を間違えたことから、カラは、ルーカン・サヴィッジという謎めいた男性に出会う。島人の噂によると、ドラゴン・ベイに広大な農園を持つサヴィッジ家の館には、ドラゴンの呪いがかかっているという。ルーカンには車椅子の双子の兄がいるが、その原因となった事故はどうやらルーカンのせいらしい。危険と知りつつも、カラはルーカンの抗い難い魅力に引きつけられ……。

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  • 声だけ愛して【あとがき付き】
    完結
    4.0
    【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】骨董店に勤務するナオミは、オペラハウスで偶然、著名画家ブランと出会う。ナオミの姉、ダイアナはその話を聞くと、ナオミに彼の秘書となり、情報を流して欲しいと懇願する。ジャーナリストのダイアナは、マスコミ嫌いのブランの特ダネを欲しがっていたのだ。愛する姉の頼みを断れずナオミは、ブランの要望に応じてテープに録音した略歴を送り、見事、秘書に採用される。罪悪感に苛まされつつ、秘書として仕事を始めるナオミだったが、ブランにはとんでもない秘密が!?
  • ギリシア大富豪の哀願
    -
    仕事のためギリシアの島々をめぐっていたエレノアは、大富豪アレクセイ・ドラコスが所有する島を訪れた。ふだんは島外の者が足を踏み入れることの許されない孤高の地――しかし年にたった1度催される祭りの日だけは例外なのだ。エレノアはそこで出会ったアレクセイの母親と親しくなり、幸運にもしばらくのあいだ島に滞在できることになる。密かにアレクセイに憧れていたエレノアは胸を躍らせるが、当の彼はよそ者の彼女に敵意を表し、仕事まで蔑む始末だ。さらにアレクセイは、ギリシア神を思わせる堂々たる声で言い放った。「どこの会社に勤めていようと、ぼくは簡単にきみをくびにできる」

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  • 見せかけの結婚
    完結
    -
    クレアは道に飛び出し、車にはねられてしまう! 薄れゆく意識のなかで彼女は端正な男の姿を見た。意識が戻ったとき、彼女は豪華な部屋に寝かされていて、そばにいたのはその男――アンドレアス・マルコポウロというギリシャでも有数の銀行家だった。両親を亡くし、生後間もない異父妹をひとりで育てていて貧しいクレア。事情を知った彼は彼女たちの面倒をみると言いだす。親切すぎる申し出には条件がひとつ。それはなんと、彼女が彼と見せかけの結婚をすることだった!!
  • 愛しあう理由【あとがき付き】〈恋する男たち Ⅳ〉
    完結
    3.5
    【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】イザベルは実業家の夫、レアンドロスとの結婚を終わらせるべく弁護士とともに車を走らせていた。3年前に家を飛び出して以来、なんの音沙汰もなかったのに、突然連絡をよこしたと思ったら離婚の手続きについてだなんて…。慰謝料なんていらないから、早く離婚を成立させましょう。そう言いに話しあいに向かったのに、夫の様子はどこかおかしくて…? 4回にわたってお届けしてきた<恋する男たち>シリーズも、ついに完結。あのカップルも再登場します!
  • ライバルがフィアンセ【あとがき付き】
    完結
    4.7
    【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】弁護士モレアは、母からの頼みに息を飲んだ。なんですって。悪魔のように手強いライバルと婚約者のふりをしろですって? ――母の話はこうだった。大学教授であるモレアの父がセクハラで訴えられたが、闘わず辞職しようとしている。そこで有能な弁護士リッジをモレアの婚約者だと紹介し、父を説得してもらおうというのだ。仕事上で張りあう仲なのに、リッジは快くこの婚約劇をひき受けてくれた。しかもプライベートで知る彼は、あまりにもハンサムで魅惑に満ちて…。
  • ボスとの甘いバカンス
    完結
    4.0
    亡き婚約者との約束を果たすため、チャステティは大富豪ゲイブのもとを訪れた。彼はやり手な上に魅力あふれる男性で、チャステティは彼の秘書を務めていた当時、淡い恋心を抱いていた。しかし今、ゲイブの亡き弟の婚約者として現れた彼女は、彼に財産を狙う悪女のレッテルを貼られてしまう! 最悪な再会をしたふたりだが、突然、ゲイブから「君も一緒に行かないか?」と真夏のリゾート島へと誘われる。私を憎み蔑んでいるはずなのに、いったい彼は何を考えているの?
  • 鬼となった母の愛~春日局~
    完結
    -
    全1巻110円 (税込)
    江戸時代、徳川の治世を盤石にした1人の女性がいた。徳川家のために一生を賭け、裏切り者の子と嘲笑を受けつつも、必死で竹千代を守り続けた乳母・お福。家督争いに勝ち、竹千代が3代将軍・家光として就任したことで、天下泰平は守られるハズだった…。しかし実母と乳母による、度重なる権力争いに嫌気がさした家光は、女性嫌いになっていた。このままだと後継ぎがいない徳川家は滅んでしまう…それを危惧したお福は、一計を案じることにした。大奥誕生秘話!
  • 熱い過ち
    完結
    3.3
    不毛な愛に終止符を打とうと別れを告げるロバータを、傲慢な実業家マックは容赦しなかった。彼女を強引に抱きしめ、唇を奪おうとする。ロバータはたくましい腕を振りほどこうともがいた。いつまで待ってもマックは結婚してくれようとしない。彼の周囲からも愛人扱いされ、誇りを踏みにじられてきた。もう我慢はしないわ。しかしその抵抗は、彼女に不利な結果を招いた。独占欲の強いマックは、いつもと様子の違う女の抵抗に刺激され、欲望に火がついてしまったのだ!!
  • 妻になる資格
    完結
    4.3
    【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】画家ステファンの出世作でもある裸像画「鏡の女」。その扇情的な美しさに心奪われたマルコは、裸像画のモデルをつとめた女性アントーニアを恋人にした。ふたりの関係はうまく行っているように見えたが、出自が不確かでヌードモデルをつとめるような女をマルコの家族は決して認めることはなかった。ミラノの名門一族であるマルコ、彼が決意しない限りふたりに将来はない。しかしその気をまったく感じさせないマルコにアントーニアの心は少しずつ倦んで行くのだった。
  • 見知らぬヒーロー
    -
    フェンはずっと秘密にされてきた自分の出生の真相を知り、ショックのあまり、生まれ育ったダイサート家を飛びだした。そして今はやけになって粗末なところに住み、バーで働いている。ある夜、強盗に襲われそうになったところを、通行人に救われた。長身で濃いブルーの瞳をした彼はジョーと名乗り、なぜか厚かましいほどにフェンのことを心配する。翌日、バーに従兄のアダムがやってきて彼女を連れ戻そうとしていると、またしてもジョーが突然現れ、助けてくれた。さらにはゴージャスな自宅にフェンを招き入れ、言いきるのだった。「君は最後には僕の魅力に屈するよ」■キャサリン・ジョージが贈るダイサート家の物語。このたびヒロインをつとめるのは末っ子のフェン。甘えん坊の彼女が初めて大人の恋をします。どうぞお楽しみください。

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  • 恋する修道女
    3.0
    18年間、俗世間を知らずに修道院で育った孤児のアイリス。いよいよ修道女の誓いをたてる日が近づいてきたあるとき、彼女は院長から突然呼びだされ、驚くべきことを告げられる。ギリシアの大富豪ゾナーの屋敷にしばらく滞在し、彼の息子の家庭教師をするようにというのだ。初めて知る贅沢な暮らしに罪悪感を覚えるアイリスだったが、何より彼女を恐れさせたのは、男らしいゾナーの存在だった。なんて罪深い人。そばにいるだけで私の心はかき乱されてしまう。必死に抗うアイリスを試すかのように神はさらなる試練を与え……。

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  • 改心したプレイボーイ
    3.3
    安心してください、妊娠は間違いでした――結婚式当日、そうつづった置き手紙を残し、ロウリは涙をこらえて花婿アダムの前から姿を消した。本当は、愛するアダムの子供は確かにおなかの中にいる。だが妊娠を告げたときから、彼は“罠にはめた”とロウリを責め、日ごと冷淡になるばかり。もはや一緒にはいられなかったのだ。あれから2年が経ち、ロウリは幼い娘を一人で育てていた。つましくも幸せで穏やかな日々が、ずっと続くはずだった……ある日の買い物帰り、アダムが突然、目の前に現れるまで。

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  • ラベルは“妻”
    完結
    3.0
    エリスはとある大手の会社の重役秘書。上司は次期社長と噂されていたが、突然左遷され、エリスも解雇を言い渡される。打ちひしがれる彼女に近づいてきたのは新社長マシュー。彼は彼女に、自分の秘書として会社にとどまらないかと提案してきた。とまどうエリスだったが、とりあえず3か月の試験雇用をひき受ける。超やり手と評判のマシューは、その日から猛烈な勢いで仕事を始め、エリスの生活は一変。やがて彼女の心のなかにマシューへの想いが芽生えはじめるが!?

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