ぁぃぅぇぉさんのレビュー一覧

ジャックザリッパーに近接戦の強さは求めていなかった。戦いよりも心情に重きを置いている感じがして今回の戦いは微妙だった。

佐々木小次郎をこれでもかと深く掘り下げた一方でポセイドンは結構浅くなでる程度。過去重さがそのまま勝利につながっている感じがする。嫌いじゃない。次戦で神側に正義、人間側に悪を選んだのもセンスがいい。

正々堂々戦うヘラクレスと卑怯前提のジャックザリッパーの戦いは面白い。しかしただの殺人鬼にしては戦闘力が高すぎるのが気になる。もっと直接戦闘は弱くしてほしかった。

全体を通してみれば本当に中身のない漫画。しかしすべてをバトルに振っている分盛り上がりがすさまじい。中途半端にストーリー性を入れるとこうはならない。思い切りの良さがこの漫画の持ち味と思う。

バトルはめちゃくちゃ面白い。しかしそれ以外の部分は全然面白くない。今回はそれ以外の部分が少し多く感じたので残念。

ストーリーは無いようなもの。ダレる部分を全部そぎ落としてただただバトルだけ描かれているので読みやすい。

回想ターン制バトル漫画。回想⇒攻撃⇒相手の回想⇒相手の攻撃が基本。
細かいことを考えてはいけない。頭を空っぽにして読むととても面白い。

麻雀漫画として異端の始まり、麻雀が一切登場しない。赤木が死ぬ、その事実を前にした戦友たちの葛藤が心を抉る。

東西戦完全決着。特殊麻雀、満貫以上、すべてを逆手に取った3役64符の満貫上がり。天の強さが際立つ。
しかし勝利の歓喜と対を成すようにひろゆきの胸中が描かれるのが切なくもあった。

最終決戦、それぞれの因縁にケリをつけて未来へと歩き始める。TRPGにはよくあることだが終わり方はすっきりしない。正確には遊ぶ分には納得できるが読み物になると腑に落ちない感覚。それでも面白い物語だった。

原田の逃げ切り策をギリギリのところで看破する天。タイムアップギリギリで始まった最終戦は泥沼の末、天が先にテンパイ。決着は次巻に持ち込まれる。

経験のある原田が場を支配するが天も役満を切って最後に望みをつなぐ。変則麻雀だからこその高度な読み合い。

東西戦は引き分けに終わる。そこから原田の勝ちたいという欲求を満足させるために始まった延長戦。これまで手段を選ばない敵として描かれてきた原田、しかし彼も熱い男だった。

原田と天の攻防が中心。覚悟の三暗刻が今回で霞んでしまった感じは否めない。しかし全体としては面白い。「受けに回った者は負ける、攻め続けろ」そんなメッセージが込められている気がした。

赤木の赤木という生き方。今までの戦いを通して成長してきたひろゆきの覚悟。いろいろなものが恐縮されている。

僧我の強さ、赤木の強さ、原田の強さ、未熟ながらも階段を上りつつあるひろゆき。それぞれの良さが光る。天は少し空気と化している。

銀次と原田の攻防。銀次の完全ではないが努力が作り上げたイカサマ、それを認め一撃のもと葬り去る原田も見事。

最後のイスを掛けた勝負でひろゆきは成長を見せる。彼はひとつの壁を越えた、それでもさらに高い壁が待っている。その中で懸命にもがく。

キャラクターが一気に増えて扱いきれていないところに謎の代打ちが増える。掘り下げもクソもあったもんではない。この辺りには雑さが見える。とはいえやりたいことはわかるし仕方がない。銀次が渋くて好きなのでそれでいい。

強キャラ感を出して登場しよくわからないまま敗北した金光などイマイチな部分もあるがカマセと思われた健の意外な奮闘や秀才どまりひろゆきのもがき、原田の狂気など全体としては面白い。

銀次との対決。銀次のイカサマは積み重ねた努力の結晶。
赤木と銀次以外の面子に一切の深堀がないのは残念だが仕方がない。

「俺の暗刻はそこにある」伝説の名言登場。まだ赤木のキャラクターが完全に定まっていないところもあり豪運を持つ小物感も否めない。このキャラが今後伝説になるのだからおもしろい

最初から最後まで赤木の生きざま(死にざま)を描いた17巻。昨日の敵は今日の友、全員が赤木のために必死になる姿は感動した。麻雀をしないのだから評価は分かれるのは当然。だがこんな異端の漫画があってもいいじゃないか。

ついに麻雀を打たないという異端の境地に達した天の最終巻。天と赤木のやり取りに原点への回帰を感じた。
もともと麻雀も打つ人情ものだった物語は徐々に麻雀メインへとシフト。正直なところ人情ものとしては物足りなさがあった。しかし赤木を説得する天の姿は序盤の展開があってこそ心に響いた。
ここに赤木、天、そしてひろゆきがいまだに愛される理由が詰まっていた。

麻雀界の伝説アカギの初登場。完全に麻雀漫画に移行し面白さが増した。
この巻でようやく天というキャラクターが固まったと思える。

有名な麻雀漫画。しかし話が面白くなるのはこの1巻の最後の方から。
最初の方はよくある人情ものなのでそこまで面白くはない。
ネットで天の情報だけ知ってこれを読むとがっかりする可能性があるので注意。

新技能は補助動作系の技能としてなかなか面白い。
ジオマンサーは運ゲーは加速するがダイスで一喜一憂できる点と組み合わせを考えるのが楽しい。
ウォーリーダーは補助でバフをはれるのがよい。
魔法の一覧も当然使いやすいし新しい神々の追加もうれしい、新規の魔法もあり文句なしの一冊。

追加種族データはどれもデータ的にまたは設定的に特徴的で使いたくなるものが揃っている。
ヴァグランツ戦闘特技もビルドの幅が広がるのでいいデータになっている。
しかしヴァグランツの設定自体は冒険者でもできそうだなという感想。もっとアウトローに振り切って欲しかった。
途中で冒険者になっても戦闘特技の置き換えはおこる関係でヴァグランツをちょっと齧っただけが当然のようになるのもマイナス。あとキャラメイクの方は一切使わない。悪いものではないが色々とおしい。

大人と子供の中間で悩みながら成長していくお話。
哲学的なところもありますが読みやすくまとまっています。

料理よりもアクション漫画に寄ってしまったのが残念。全体的に暴走気味な印象を受けた。
3人の煽りも増えておりイマイチ。ジャンが焦ることが増えてるのは好きだった。
最後の番外編は完全に蛇足。

「終わり悪ければすべて悪し」
はっきりしない決着と無理やり次回作に続けようとした締め方で料理バトル漫画の最後は難しいということを実感しました。
料理にしてもキリコは第一回大会の繰り返しに見えるし黄蘭青も最初の強者感が鳴りを潜めた普通な感じの料理を審査員がとりあえずべた褒めする流れ。ジャンだけブレない料理を作っていた印象でした。

普通の主人公無双系小説という感じ。
ところどころ原作TRPGのルールにない裁定が下されているのは小説だから仕方ないのだが気になった。
後半の盛り上がりはなかなか。全体として値段の割に内容が薄いので本当に好きな人は買ってもいいかもしれない。

バトル物として王道のストーリーだと思います。違うのは主人公が勝つためなら何でもする悪役タイプの性格をしていることくらい。しかし完全に嫌な奴ではなく料理にたいして真摯だからこそ負けない料理を作るために必死になっている姿がかっこいいです。

リプレイはいい意味でも悪い意味でも分かりやすい。SW2.5最初のリプレイよりも単純な内容になっています。
登場人物がいい子しかいないのでシンプルに楽しく読み進めることができます。
しかしモンストラスロアが発売されるより前のリプレイということでいろいろ古いです。
(メイガスアーツが発売し魔法がたくさん増えた最初のリプレイがこれでいいのかは疑問に思います)
イラストは少し残念、表紙の淡い感じのイラストはかわいいので好きですが挿絵はところどころ違和感があります。
目の焦点が合っていないように見えるイラストもありもうちょっと頑張ってほしいと感じました。
データ集はベイセの解説とシナリオ、ア...続きを読むビス強化の追加ルール3つです。
ベイセの解説は前回のリプレイ+データ集よりしっかりしている印象。
シナリオはまだ遊んでいないので未評価。
アビス強化は追加のアビスカース表と新要素アビススキル。ロストの可能性を増やすのは珍しいなと思いました。
データ的には強すぎず弱すぎずのバランスになっていると思います。

文庫版で安価に出してくれればもっと評価は高くなると思いました。

短編集第3弾。今回は魔法データの追加もある。転倒させる魔法が一番有用。
戦闘中には厳しいものがあるが物語内での使い方を参考にするならロールプレイ次第でだいぶ悪用できそう。
神聖魔法のくせに内容も効果も害悪なのが面白い。
話はあまり印象にないかもしれない。小説は小説、データはサプリに入れた方がよかった内容だとは思う。
シナリオは余裕があれば回して評価したい。

一つの冒険者ギルドを舞台に様々な冒険者（屋裏方）の活躍を描いた短編集。
冒険者ギルドと冒険者がどのような活動をしているかがわかりやすく読んでおくと実際に遊ぶ際に世界観のイメージがつかみやすい。短編集のため登場人物が地味に多く覚えるは手間であるが話は全て面白いのでSW2.5を遊ぶ人は余裕があれば読んでみて欲しい。

単体で見ればイマイチ寄りの普通。ロベルタ編までブラックラグーンと比べるとだいぶイマイチ。
長期の休載により絵のタッチが変わったのか迫力がない。
12巻の中で完結するわけでもなく引きが強いわけでもなく戦闘の途中で次巻へ持ち越し。
敵の魅力が美人な女性であることくらいしかない程度の描写。
などガンアクション物としてもストーリー物としても中途半端になってしまっている印象を受ける。
ダッチの過去がわかる（かもしれない）でなければ読み飛ばす程度の内容。

15レベルまでのデータが解放された。正直このデータを使ったことはまだない。
だが、追加技能のライダーとアルケミストは必須級の性能を持っている。
追加の種族は性能的に一線級の種族ではないが個性的でキャラクターメイクの幅が広がる。
ソードワールドを楽しむならとりあえずⅠ～Ⅲをそろえるのが間違いないだろう。

10レベルまでのデータと技能・種族の追加が目玉。エンハンサーは特に必要性が高く冒険の安心感がまるで違う。
武器の強化や名誉点による専用化のルールも整備された。これによりそれぞれの装備に更なる個性を出すことができるようになった。
そして何よりゴーレムの登場によりバフをまいた後は暇になることの多かった操霊術師が最後まで戦えるようになった。
ソードワールドをより楽しむなら必須の一冊。

最近のリプレイは2.5最初のころと違ってPLの悪ノリ的な部分が減っているように感じる。個人的にはその方が読みやすい。
またSW2.5のリプレイでギミックをほぼ使わずに物語性で進めた珍しいリプレイではないかと思う。
モンストラスロアで追加されたデーモンルーラーを大々的に宣伝するためか明確にデーモンルーラー技能を持った2人が主人公と呼べるようなシナリオとなっている。他PC2人の無関係感が否めない部分もプレイヤーの技量が高く終始それを感じさせなかった。デーモンルーラーの宣伝にはぴったりのリプレイだったと思う。
残念なのは終盤の展開が目に見えて急になったことだ。それによって各話のぶつ切り感が増し...続きを読むてしまったように感じる。全3巻で展開し、主要NPCとの関りをもう少し細かく描いてほしいと思ってしまった。
それでも全体の完成度は高く次のリプレイに期待してしまう。そんな作品だった。

内容は面白く安定感があります。しかし、1巻から進展が何も見られませんでした。日常ものなのでそういうものなのかもしれませんが同じような話を繰り返している印象を受けました。2巻にしてマンネリ化しているように感じます。

理不尽な接客業あるあるに対して島さんが大人の対応を見せている姿にほんわかします。
しかし入れ墨周りの話が1巻の中でまったく進展しないのが気になりました。ただの優しいおじさんでもいい内容しかなかったのでこれからの展開に期待します。

上級ルールブックではDロイス・Eロイス・Sロイスの追加がメイン。
他人とのつながりであるロイスを1つ自身の能力に変更できるDロイス。
敵だけが持つ強力な能力であるEロイス。
大切な相手により強固なロイスを結ぶことで強力なつながりとするSロイス。
この3つによってキャラメイクやシナリオ作成の幅がさらに広がります。
特にEロイスは敵を強くするだけでなくシナリオのギミックとして使用できる能力が多数ある上にEロイスを持っているだけでプレイヤーはバックトラックが有利になるのでシーン数の関係で受けていたシナリオの制限をカバーできたりプレイヤーに思う存分暴れてもらったりとかなり便利です。もちろん危...続きを読む機を演出するのにも役立ちます。

ルルブ1,2だけでは少し物足りなくなったて来た人におすすめです。

ルールブック2では人間以外のキャラクターを作成することができる。
また各能力ごとの技も大幅に増えており1巻だけでは不遇だった能力もある程度改善されている。
併せて敵専用の技も増えておりシナリオ作成においても役に立つ。

サンプルシナリオはルールブック1の続きとして遊ぶこともできる2シナリオが掲載されている。
ただ遊ぶだけならルールブック1のみでも問題ないが楽しく遊ぶには合わせて購入が必須といっていい。

現代異能系のTRPG。
光を操る、炎を操るなどの12個の能力の中から最大3つを選ぶことができる。
能力ごとに15種の技がありキャラメイクの自由度は高い。
掲載のサンプルシナリオも世界観がわかりやすく遊びやすい。
欠点は一部能力が不遇なのと1にのっている技だけではとがったキャラしか作成できない能力があることくらい。
値段も高くないので1と2合わせて購入をおすすめする。

タイトルの通りキングスフォールという国の開設が大半でシナリオが2本掲載されています。
また、付録として魔物データの追加と特技・魔法リストがあります。
個人的に一番良かったのが魔法リストです。
各魔法の一覧がまとめられており詳細情報はルルブ何ページにあるかまで書いてあります。特に電子書籍は同じページを開いたままにしておくことが容易なのでとても便利です。魔法使いをやるときにはこのページを準備しておくのが良いと思います。（クリエイトゴーレムのあたりだけはイマイチですが）

付録のためだけに買うと割高ですが２本のシナリオ、世界観解説もあるので（むしろそちらがメイン）お得だと思います。

ソードワールド2.5を遊ぶ上で最低限必要な1冊。
ページ数も多くルールブックの特性上参照するページが行ったり来たりするので紙の本と比べると格段に使いにくい。
検索などの機能が使えない、索引からページへのリンクができないところも痛い。
ただ常にみたいページを開きっぱなしにできるのは利点。
TRPGを遊ぶ人はもちろん架空世界の冒険をイメージしたい人も購入をお勧めする。

魔物データがまとめられたサプリメント
新規の魔物も多数追加されているので読みごたえがありシナリオの幅も広がりそう
新技能については使用してないのでわからないがドルイドは便利そう、デーモンルーラーは難しそうという印象
単純に図鑑的な読み物としても面白いのでGMをやる人もやらない人も読んでみるのをおすすめする
今は標準搭載されていることが多いが索引からリンクに飛べるのも便利

龍がいるかもしれないしい無いかもしれない、魔法があるかもしれないし無いかもしれない。
そんな不思議な世界でほのぼのとしたお話が展開されます。
ファンタジーは好きだけど剣と魔法のようなコテコテのものはちょっと・・・という方には特に読んでほしい作品です。

話自体は面白い。
ただ1巻が龍もいそう魔法もありそうな世界での不思議なお話から龍もいる魔法もある世界の冒険譚に大きく変化したので好みが分かれると思う。
私は1巻のような雰囲気を求めて読み進めていたのでギャップに戸惑った。