あらすじ
自らの命を断つことで自分の生に決着をつけようとする赤木。それを思いとどまらせようと、かつての仲間たちが必死に説得を続ける。銀次、原田、僧我、…ひろゆきもまた条理と愛を持って翻意を促す。そして…最後の面会人は天!!
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ついに麻雀を打たないという異端の境地に達した天の最終巻。天と赤木のやり取りに原点への回帰を感じた。
もともと麻雀も打つ人情ものだった物語は徐々に麻雀メインへとシフト。正直なところ人情ものとしては物足りなさがあった。しかし赤木を説得する天の姿は序盤の展開があってこそ心に響いた。
ここに赤木、天、そしてひろゆきがいまだに愛される理由が詰まっていた。
美事な生き様
めちゃくちゃ泣きました。
もう此の世に赤木しげるはいないのだと思うと、さびしくてかなしくて、涙が止まりません。
でも、赤木しげるの生を見届けられて本当に良かった。
赤木に出会えて良かった。
天やひろと同じように、赤木の欠片を胸に秘めながら、この本を死ぬまでに何度も読み返そうと思います。