あらすじ
夏の暑さも和らぎ出した9月1日。夏休み中の葵が、いつものように清貴と二人で『蔵』の店番をしていると、ジウ・イーリンが訪ねてきた。10月から京都の大学院の修士課程に通うというイーリンは、“葵のことをもっと知る”ために、『蔵』でバイトをすることになった。父・イーフェイからある“宿題”を出されていたイーリンだが、『蔵』でのバイトの日々を通して、自らの出生の秘密にたどり着くことになる――人気シリーズ、第21弾!
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Posted by ブクログ
今回は葵ではなく、イーリンの視点から見たホームズと葵が新鮮でした。
何不自由なく暮らしている大富豪の娘だと思っていたイーリンが実はそんな経緯があったとは…イーリンからみたホームズは完璧な人だけど、葵から見たホームズは素の部分が違っていて見る人が違うとこうも印象が変わるのか面白かったです。
円生に対しても、恋愛というよりは同士に近い想いだったんですね。
前作で卒業後に結婚しようと葵から言われたホームズの、お花畑が凄かったです。ゼクシィの付箋つけまくりもホームズですねぇ。
Posted by ブクログ
今回は葵さん視点でなかった! メインの視点はイーリンさんだった! いつもと違って新鮮な気持ちで読めたよ~!
イーリンさんって、もっと強気な女性だと思ってたんだけど、全然そんなことなかったね!
今回の話を読んで、やっぱり円生さんとはお似合いだな、と思ったけど……でも、イーリンさん、別の人と恋するフラグがたってたし、今後はどうなるか分からないね><。
でも、やっぱり円生さんはホームズさんが一番好きなのかな……? そうとしか見えないんだよね……。
今回、2巻以来ぶりに、南禅寺がちらりと出て来てて懐かしかった!
Posted by ブクログ
イーリンの出生の秘密や蔵でのバイトなど一味違った展開でした。イーリンが円生に惚れた理由が孤独の共感とは驚きこれもまた振り出しに戻った。いつ完結するかドキドキしながらも面白かった
Posted by ブクログ
今回も?いろんな人の背景などが小出しにされてる。今回はイーリンということだったのかもしれないけど、円生の絵を買ったお金持ちの秘められた過去もでてきたし。登場人物が多いから引き出しもそれなりにあるんだろうけど、整合性取れるように過去を設定しなければならないから大変。
そして僕はなんだかんだ小松推し。要所要所で活躍するのは、実は小松さんだろう。彼なしにはこの作品は語れない気がするのである。
Posted by ブクログ
作中の登場人物も増えてきているので、今回の様に
新たな物語も生まれてくる、作者の設定が光り、主
人公の心情を多角的にとらえられて作品に深みが出
てきている