【感想・ネタバレ】公事宿事件書留帳十二 比丘尼茶碗のレビュー

あらすじ

妙寿尼の焼く黒茶碗は名匠の作と見紛うほどの逸品。その茶碗を譲り受けた田村次右衛門は、尼僧の窮地を知り、宗琳とともに人助けに立ち上がる。二人が年寄の冷水と感じながらも、菊太郎や鯉屋源十郎に相談することなく実行した計画は実を結ぶのか? 年老いた親の男気にほだされた菊太郎らの活躍を描く表題作ほか全六編。人気シリーズ第十二集。

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Posted by ブクログ

公事宿事件書留帳シリーズ第十二作。
『鬼婆』
油屋の伊勢屋の娘お奇世と竹籠屋の栄次の娘おまさは、貧乏で生活がままならない産婆のおたつが、悪意をもち、金持ちの赤ちゃんと貧乏人の赤ちゃんを交換したのだ。
年頃になったお奇世を恐喝する鬼婆おたつであったが、潔くお嬢様暮らしから身をひこうとするお希世。
思いもかけない展開が見られるのが、澤田ふじ子先生の小説の面白さ。素晴らしい。

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2024年06月05日

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