【感想・ネタバレ】公事宿事件書留帳四 奈落の水のレビュー

あらすじ

血が繋がらないながらも仲睦まじいお蔦と千代の母娘。菊太郎は千代の実父の強欲な商家が、二人を引き裂こうと画策していることを知り、二人を守るべく目を光らせる。しかし陰では想像を絶する極悪な計画が進んでいた。菊太郎は母娘の危機を救えるのか? 公事宿(訴訟人専用旅籠)鯉屋の居候・田村菊太郎の活躍を描く時代小説シリーズ第四作。

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Posted by ブクログ

公事宿事件書留帳第4段。
黄金の朝顔は、世にも珍しい朝顔の苗を育てれば、種子や苗を買い戻してもらえるという、現代にもある怪しい詐欺の手口を題材。 
飛落人一件は、腹黒い嫁にいびり出されて飛び降り自殺した老人の事件。
どれも時代小説ではあるが、現在に通じる人情劇であり、家やお金に縛られない田村菊太郎が、自由に動き回るのが、実に痛快である。

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2024年04月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「これまでずっと、奈落で生きてきましたけど、この水、奈落の水にしても、おいしゅうございますわ」
四作目。
お金持ちにはお金持ちの悩みがあるもんだ。
今回はそれが際立った。
お金って使いようで人を幸せにもできるんだよ。当たり前なんだけど、なかなか難しい。

奈落の水
厄介な虫
いずこの銭
黄金の朝顔
飛落人一件
末の松山
狐の扇

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2012年11月09日

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