【感想・ネタバレ】公事宿事件書留帳八 恵比寿町火事のレビュー

あらすじ

公事宿の居候・菊太郎は同心組頭の弟・銕蔵に命じ、盗賊の頭・大沼の蔵六の似顔絵を高札場に貼らせる。一方、蔵六らは最後の盗みで出くわした火事場で、逃げ遅れた子供を助けようと火中に飛び込む――。義賊などおらぬと銕蔵を叱った菊太郎が非を認めた表題作をはじめ、人間の価値とは何かを鋭く問う六編を収録した人気時代小説シリーズ第八作。

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Posted by ブクログ

公事宿事件書留帳シリーズ第8段。
仁吉の仕置。生きの良い大鯉と勇ましい金太郎の彫り物をした仁吉。彫り物をしているが、恩義を忘れない心優しい男。放蕩息子の吉三郎が母のお松が争い、お松が吉三郎を思い余って切りつけてしまう。
ただ罰したり、真実を追求するのではない、それぞれがその後の人生を上手く生き抜けるよう解決してしまうのが、また良い。

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2024年05月09日

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