あらすじ
お客様は仏様です。此岸と彼岸の境界に存在する、死役所。ここには、自殺、他殺、病死、事故死……すべての死者が訪れる。罪無き者は、天国へ。罪深き者は、地獄へ。あるいは――。“つらかったけど、楽しかったなぁ……”自分を押し殺してでも、叶えたい夢はありますか? 魂抉る死者との対話、慟哭の第2巻。
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匿名
見えない感情
この作品の素晴らしいところは、人が表に出さない感情を、裏で描くわけではなく、描写はあえてせずに、それでいて、しっかりと伝わるような描き方をする点であると思う。
我々が持つ何かに切に訴えかける作品。
面白い
死役所で働く職員が死刑囚であるという設定に衝撃を受けました。
職員の中でも石間さんは死刑囚に見えない、とても良い人でどんな事情で罪を犯してしまったのか気になっていたのですが、それはとても哀しいやりきれない事由でした。
石間さんのことを思うと胸が苦しくなります。
匿名
面白い
すごく面白いし、全ての話がめちゃくちゃしっかり作られてて、考えさせられる。
死ぬという事もそうだし、周りにいる人間の考えとかも改めてきちんと理解すら事は難しいんだなと思った。
オススメです
タイトルからして市役所批判の漫画かと思いきや、全然違いました(笑)。
読み切りで、テーマは重く、救いのないものばかりですが、不思議と飄々とした作風です。
不本意な死、突然の死、理不尽な死を、人がどう受け止めて成仏するのか、或いは地獄へ落ちるのか。
この手の漫画にありがちな、幽霊になって思いを伝えたり、強引にハッピーエンドを狙う感じもないし、かといって悲惨な現実を必要以上に誇張もしない。
こういう誠実な漫画ってあるようでないですね。辛い話ばかりですが読むと不思議と癒されますよ。
オススメです。
Posted by ブクログ
ホントに、この漫画は心に来るなぁ。『異法人』や『不能犯』に匹敵
締め付けられるってレベルじゃなくて、軋まされて、磨り潰されそうになる
先巻で内容がどれだけ重いか、を判っていたから、精神的に参っている時に読んだら、必要以上に引っ張られ過ぎて、暗い感情をヘタに引き摺っちゃうな、と察しが付いていたので、ある程度、気持ちを調整して読んだのに、この始末
面白可笑しさは微塵もないけど、確実に読み手の心に「何か」を突き刺す、力のある漫画であるのは間違いない
暗い、とも違う気がする、全部の作品でないにしろ、死者が自分の死をしっかりと受け入れているから
人は呆気なく死ぬ、そして、死は救いじゃない、けれど、蔑ろにしていい概念でもない、そんな当たり前の事を実感させられた
ぶっちゃっけた話、あずみ先生の画力がまだ高くないからこそ、死者の無残な姿がキツく映り過ぎず、なおかつ、ストーリーが澱むのを食い止めている気が、私にはした
どの話もショッキングだが、やはり、私は表紙にも登場している、“漫画家”の塙さんが主役にされた『腐ったアヒル』を推す
また、巻末のオマケが、本編の陰鬱さを少し和らげてくれて助かる
ラストで、良くも悪くも空気を読まないシ村さんの過去が明らかになりそうな気配があり、次巻も読み応えがありそうである
好みは分かれると思うが、「この漫画がスゴい!」などで注目される可能性は高いんじゃないだろうか
匿名
認知症は大変だったり怖いイメージがあるけれどミチさんのような苦しい記憶が無くなってくれることもあるのかと思いました。幸せな最期でよかったと思います。
Posted by ブクログ
腐ったアヒル
いい話の終わり方、生きててほしかった
男やもめ
いい話かと思ったら切ない話でした
人間関係のうまくない男の哀れ
石間徳治
姪っ子のために人を殺しちゃった
姪っ子が幸せになってよかった
初デート
切ない。なんでそんなことなるの。
ハヤシ君
漫画好きのハヤシ君。
「腐ったアヒル」:会ったことのない原作者に理解されていたこと、それを当人が知ることはないこと・・・。切ない。
「石間徳治」:初のフルネーム話。
岩シ水:人為災害課、松シゲ:交通事故死課
Posted by ブクログ
塙保さん。少し前に読みを得たムーミン谷の彗星の翻訳者 山村隆一さんの死と重なったのと、今朝、聞いたYouTubeアバタローさんの解説 水戸部稲造さまの目が見え難いとの共通点のシンクロなどで、少し驚きがありました。自分を燃やす、自分から灯りを灯し輝くお方に尊敬しかありません。わたしの足元を照らしくれました。
一言で言います。最高です。 死後の世界、一般的には怖いイメージがあると思います。実際死役所もグロテスクな画が多数出てきます。 が、しかし。画や怖さなんて1ミリも感じないんです。感じる物は人の温かさ、強さ、弱さ、強欲さ…人間の表面から裏まで描かれています。死後の世界だからこそ、偽りがない。この漫画を読んで自分自身を見つめ直しました。まずは私は普通に生まれ変われるのか(笑)犯罪を犯さない限り多分大丈夫でしょう…後は、後悔しない生き方ができるのか。死役所に出てくる人の年齢は様々です。幼い子から高齢の方まで。自分はいつ死ぬか分かりません。どんなに現世にやり残したことは無くても多少後悔などはするでしょう。でも楽しかったなと思える人生を行きたいなと切実に思いました。本当に色んなことを考えさせてくれる漫画です。大好きです。
Posted by ブクログ
感情を揺さぶる理不尽な話が多い
死役所がすごく日本的に描かれていて、死者達の悲惨さをシ村のお役所仕事的無機質さが読み続けやすくしている。
子供が悲惨なはなしや老人介護の話は泣ける
掘り下げが浅い
死役所で働く死刑囚の過去話が語られている。
人の死に向き合うことで死刑囚が何を感じ何を想うのか?
ただ物語自体があまり深堀をされていないようで消化不良みたいな感じになりました。
読み進めていくともう少し何か描きたいことが分かるのかな?
火に油を注ぐ
シ村さん。わざとなのか天然なのか。役所で働く条件を満たしているのだから、過去に何かしらあったのだろうけれど。人の死に関わる話だから重いものが多くて、読んでいてしんどい。けど、死役所の人達が気になります。
Posted by ブクログ
今回のお話は、、、
●志半ばで命を落とした実直な漫画家
●愛する妻に先立たれた無骨な老人
●過去の傷と対峙し天寿を全うした老婆
●未熟な恋が最後の恋となった真っ白な少女
漫画家の話は哀しいけど少しだけ救われる、、かも?
まさかアンタがそう言うかいという感じ。
無骨な老人は、ほげー( ಠωಠ)こういう人おるよなぁともうソワソワしたわ。蛆湧いちゃったね。わざとじゃなくても言い方が悪いやな。
天寿を全うする老婆はイシ間さんの過去と姪の話…やだなと思ったらやっぱりな展開で( ´・ω・` )仕方ないよ、、そりゃああするわ、、、再会出来て良かったね
最後の話は意外と真っ直ぐなお話でした!
あっという間に読んでしまうわ