あらすじ
11月。超巨大文化祭 『一端覧祭』 の季節がやってきた。そんなさなかに、ようやく学園都市に戻ってきた上条当麻。ロシアより勃発した第三次世界大戦を起因とする 『対グレムリン遠征』 を経て、ついにインデックスや御坂美琴とのほのぼのした平穏な日常が戻ってきた──。そう楽観していた上条当麻だが、意外な人物の登場で、その願いは虚しく霧散することに!? 彼の前に現れた最強の 『敵』 とは? セルフ迷子メーカーなフレメアの保護者となって学園都市内を走り回る浜面や、打ち止めの子守りでキレる平常運転な一方通行、リハビリついでに手料理を作る麦野沈利などなど…… 学園都市を舞台として、『新約』 シリーズは新展開に突入!
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Posted by ブクログ
序章にしか出番のないインなんとかさん(笑)
幻想殺しやらグレムリンやらにわかったようなわからない説明が
されていましたが、事件は唐突に始まった!そして終わらない!
序章といえばこの巻全体が序章じゃん?
フレメア&打ち止めが強烈に和み系なので
全体の緊張感がいい感じに緩和されていましたが
学園都市、空前のピンチ!
重要キャラが多すぎて、しかもあっちこっちで、バラバラに
動いていくから、なんか凄い!凄いぞ!
禁書数巻で投げ出した輩がいたとしたら、実に実にもったいね~!
英国編あたりから物凄い疾走感で、失速する気配が欠片もない!
というか終わる気配もないなっ!
続き読みてえ、はやく!はやく!
Posted by ブクログ
久々に舞台が学園都市に戻ってきた。
と同時に、禁書のかつての面白さを取り戻したかなーと思いました。最近は舞台が外国だったりハイテク兵器が出てきたりと、ちっとも「科学と魔術」じゃなかったんですよね。
ヘヴィーオブジェクトをはじめとした他作品が軌道に乗ってきて、書き分けみたいのが上手くいったんでしょうかね。
しばらく惰性読みが続いていたけど、楽しみなシリーズに復権です。
Posted by ブクログ
「……ここがあの馬鹿の通っている高校……」
学園都市・常盤台中学の超能力者 御坂美琴
「……友達?」
『一端覧祭』準備中の学園都市に現れた人物 謎の女性
「とりあえず上条。キサマは泊まり決定。サボりまくっていたんだから当然でしょ」
上条のクラスメイトで『対カミジョー属性』を持つ少女 吹寄制理
「えーっ!? ていうか俺はいつになったら寮に帰れるんだ!?」
学園都市の無能力の学生 上条当麻
「はまづら、帰る前に洗剤を買っておかないと。だから銀行でお金を下ろして」
元『アイテム』構成員・大能力者『能力追跡』 滝壺理后
「……全体的に色気がねえなぁー」
元『アイテム』構成員・ただの無能力者 浜面仕上
「……保護者さん、あとよろしく」
量産能力者計画などにも携わった高名な元科学者で、現無職の女性 芳川桔梗
「ふざけンな!! 俺に振ってくるンじゃねェ!」
闇から抜け出した学園都市最強の超能力者 一方通行
「うにゃー……。だーめだぁ、やる気出ないんですけどー……」
科学と魔術の融合組織『グレムリン』メンバー マリアン=スリンゲナイヤー
「つーか、なんだか小さくなっちまったなあ、俺の敵ってヤツは」
『グレムリン』の中でも『戦争代理人』と呼ばれる戦闘専門の魔術師 トール
「やあ。そろそろ話をしようか。幻想殺しの秘密……というより、そもそもの正体について」
『魔神になるはずだった』魔術師 オッレルス
【あらすじ】
11月。超巨大文化祭『一端覧祭』の季節がやってきた。
そんなさなかに、ようやく学園都市に戻ってきた上条当麻。ロシアより勃発した第三次世界大戦を起因とする『対グレムリン遠征』を経て、ついにインデックスや御坂美琴とのほのぼのした平穏な日常が戻ってきた――。そう楽観していた上条当麻だが、意外な人物の登場で、その願いは虚しく霧散することに!? 彼の前に現れた最強の『敵』とは!?
セルフ迷子メーカーなフレメアの保護者となって学園都市内を走り回る浜面仕上や、打ち止めの子守りでキレる平常運転な一方通行、リハビリついでに手料理を作る麦野沈利などなど……学園都市を舞台として、『新約』シリーズは新展開に突入!
【あとがき】
新約の五巻目です。今回は、名前だけは以前から出ていた『一端覧祭』についてのお話です。グレムリン、幻想殺し、そしてオッレルスとオティヌスの関係性などなど。新約全体の大きなテーマについての説明をチラチラとやっています。
ハワイ諸島、バゲージシティと苦い経験を積んできた上条当麻は、この巻では『人を信じたいのに、無闇に信じてはいけない状況』に立たされています。オッレルス、バードウェイ、そして雷神トール。状況の説明を求められればいくらでも言葉を重ねてくれる人達は近くにいるのですが、相手の言葉を聞いているだけでは駄目だと気づいてしまった訳ですね。
今回、そんな彼らに対する手段として『騙す』という方法を選んだ上条は、『信念と信念をぶつけ合ってくれない、平気な顔で騙しに来る人にどんな態度で臨めば良いのか』その方法を確立できていなかったりします。
ここをクリアすると、また人間として一回り成長するような気もしますが、さて、一筋縄ではいかないあの連中が、そんな簡単に少年の成長を促してくれるのやら……?
ところで序章にメインテーマがあるのをお忘れなく 鎌池和馬
Posted by ブクログ
久しぶりに学園都市が舞台になってる、一大イベント「一端覧祭」の最中に事件が起こる模様。「大覇制祭」の時と似たカンジなのか?とにかくまた新キャラ出てるし、もう記憶だけではストーリーもキャラも追いきれなくなってる!本筋と離れたとこで、こまごまとしたエピソードあるし、どうなるんでしょ?まぁ面白くないわけではないんだけど…
最後に驚き!あの人が復活するとは!次が楽しみです。
Posted by ブクログ
前回の「完全読者放置展開」を受けて(?)、ようやく学園都市に戻ってきた上条当麻。
しかし休む間もなく騒動に巻き込まれ、さらには「魔神になるはずだった男」オッレルスから「幻想殺し」の謎について告げられたあと“ある人物”が姿を現し――! という第5巻。
……うーん。様々なキャラクターが様々な状況において動き出すというのは別に今に始まったことじゃないし、メリハリをつけているんで面白いところは面白いし、驚くべきところでは驚く内容に仕上がっている。
つーか、まさかの「フ○ンダさん復活」とか、麦のんでなくてもビックリ仰天しましたしね。
けど、総じてこの巻でなにをやっていたのか? というと、結局上条さんが踊らされて、とんでもない怪物を解放してしまっただけ。
上条さんの“意志”があるように見えて、ない。ないんですよ。
互いに揚げ足取りをした挙げ句「あるように思わされた」だけ。
故に全然共感も得られないし、納得もできない。
それどころか、ハワイでの愚行を繰り返しているような状況にさえなってしまっている。
加えて、様々なキャラクターの状況や思惑が複雑怪奇に入り組んでいるので、完全に「ライトノベルの枠」をブッ飛ばして「重厚濃厚ファンタジー小説」になっている点に関しては、個人的に複雑です。
よほどコアなファンだったりしない限りは「ぽかーん状態」で、内容を理解するのに要らぬ努力と忍耐力を要求されるのはいかがなものか? という思いはどうしても消せませんでした。
※ 余計な場面を挿入しているから、なおさら読みにくい・理解しにくいし。
「ライトノベル」というものが本当に「中高生をメイン読者層」に想定しているなら、なおさらです。
何より、今に始まったことじゃないと思いますけど、すでに物語が肥大化しすぎていて追い切れないし、収拾もつけられないのではないでしょうか?
その最たる原因はいうまでもなく「キャラクターの存在理由」を無視して、設定と展開を強引に推し進めた……いわば「風呂敷を広げすぎて云々」なので、インデックスや美琴が完全に「飾り」以下の存在に成り果てている上、もしかすると読者の中には「吹寄って誰だよ?」という人も少なくないかも知れない。五和さんなんて、新約になって名前だけでも登場したか? というような感じですし。
構成が巧みだし、面白いのは面白い。
ただ、例えるなら「あまりにも油がくどすぎる高級ステーキ」みたいな感じになっているので、個人的に追うのがかなり辛くなっているのも事実。
だって下手をしなくても、物語を完走しようとするなら間違いなく通巻で50巻超えるでしょう?
つか、作者の力量・生産量を考えるとグイン・サーガさえ超える巻数になったって不思議じゃない。
なまじ一定以上の――それこそ世に言う「天才」が醸し出す魅力と面白さがあるから、始末に負えない。
いっそ「駄作だ」「合わない」などとゴネて切り捨てられれば幸せなんだろうけど、それもできない。麻薬か、この作品は。
そんなわけ(?)で、購入するかどうかはよく考えた方が良いと思います。
「買って損はしない」ことだけは強く断言できますが。
ちなみにインデックスさんは冒頭だけ。美琴なんかは「胸触られておしまい」というぞんざいな扱いなので、ファンの方はご注意ください。