【感想・ネタバレ】機動戦士ガンダム サンダーボルト 2のレビュー

とんでもない画力にまずは圧倒される。戦争を遠くから見ていたつもりだったのに、読み進めるうちに自分がコックピットに乗り込んでいるような感覚になる。死を予感し、震えるほどの臨場感。

本作では、四肢がなくとも操縦できるMSが登場する。手足が無い方がよりMSと一体化して戦闘で有利に働くという恐ろしい特性。爆風で手足が吹き飛んでも傷ついた兵士は休む間もなく戦場へ駆り出される終わりのない地獄。

技術も経験もない少年兵が何もできずに無駄死にしたり、功績を残したくて無理をして死を早めてしまったり、平和な世界には居場所が無くて戦争にしか生きがいを見いだせない者もいる…。
連邦軍もジオン軍もどちらも同じぐらいボロボロで、この戦いの末に得るものは絶望しか見えない…。

人を殺せば殺すほど褒め讃えられる狂気の中で、必死で正気を保とうと、冗談を言って笑いあう。理不尽に戦いを強要される男たちの悲哀がそこにある。

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戦争の悲しさ

2021年09月03日

学生までもが戦争に駆り出されるなんてあってはならない事だと思うが、現実にもあると思うとすごく胸が傷んだ。

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引き込まれた

2023年03月01日

血と肉とオイルの焼け焦げる臭いの漂うガンダム。 それが自分の印象です。 真空の宇宙では、臭いなど届きはしないのだが。 もっと一人一人の人間を掘り込んだ方が、物語としては面白くなるのかも知れない。 だけどこれは「物語」ではなく「戦記」なのだと自分は感じる。

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