あらすじ
何がどうしてそうなった? 1行目は全員一緒、できた新法25本!
『黒猫を飼い始めた』『嘘をついたのは、初めてだった』『これが最後の仕事になる』『だから捨ててと言ったのに』に続く、会員制読書倶楽部:Mephisto Readers Club(MRC)で配信(公開)された大人気ショートショート集第五弾。
著者一覧(掲載順)
金子玲介
日野瑛太郎
朱野帰子
阿部智里
真下みこと
須藤古都離
嶋戸悠祐
多崎 礼
風森章羽
名倉編
真梨幸子
東川篤哉
霜月流
矢樹純
高田崇史
潮谷 験
献鹿狸太朗
高田大介
大沼紀子
矢部嵩
柾木政宗
くどうれいん
白井智之
赤川次郎
五十嵐律人
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Posted by ブクログ
推し活制限法
日本国民に英語の勉強を義務付けへ
つるべを取られて
コロシヤとユキオンナ
魔法罪
もう、ディストピア
自転車武装条例
ありがとう、虎太郎
ショートケーキの夜
が好き
Posted by ブクログ
かなり面白かった
「新しい法律ができた」と言う話を軸に
・AIに絡んだ近未来
・全く関係ない未来
・過去から法律ができたことにより、現代になる
・新しくできた法律の内容が分からない
といった様々な進め方を楽しめた
舞台装置としてのAIの便利さ(我々に身近だが未知のもの)と、法律はルールの為それによって話の土台を作れる万能さに驚いた
〜特にお気に入り〜
矢野帰子先生→おとなも英語を学ばせる話。「英語介護」という考え方が面白かった
潮谷験先生→人々は、作品を楽しむときに作品の裏にいる作者と交流している。AIが作った作品だとその交流ができなくて孤独を感じる。新しい視点だな。オチも良かった。
大沼紀子先生→一番好きだった。人を殺したらokな国(=SFちっく)が、人を殺しちゃ駄目になる(=現代)という逆転の流れ。斬新な視点から、現代を揶揄してて面白すぎた。
五十嵐律人先生→過去から現代に。当たり前だけど憲法も作られたときがあったんだよなぁと。
Posted by ブクログ
おなじみの一行目一緒ショートショートのシリーズ。今回は初読みの作家さんが多かった気がする。特に最初の方、ロボットとかAIとかが続いて、大丈夫かいな、と思ったけど、真梨幸子さんや東川篤哉さんはちゃんと違うテイストで来ててさすがと思った。殺人が罪ではないという世界から、死刑等の罪になるという法律ができた、という大沼紀子「もう、ディストピアじゃん」は皮肉が効いてて特に印象的。面白かった。五十嵐律人「革命夜話」も違う切り口でとても良かった。敗戦後の混乱の中、食うにも困っている頃に、理想を夢見て日本国憲法を作った人がいたんだ、ということに改めて気付かされたわ。ありがたいことだ。
Posted by ブクログ
いろんな作家さんの作品を読めて楽しかった。
いくつか心に残るものがあったけど、特に「ネーミング」と「革命夜話」は強い印象。
前者はこれから先こういうことは実際に起こりそうだなと感じたし、後者はこれから先法律がどう揺らいで行くのかなと不安を覚えた。
いろんな味が楽しめて、読めて良かった。
Posted by ブクログ
実際にある法律をテーマにしていたり、全くのファンタジーな話があったりと様々で面白かった
大沼さんや五十嵐さんの話では、普通に過ごしていてそんなこと考えたこともなかったなという内容もあり、色々と考え直すきっかけになった
Posted by ブクログ
【収録作品】
「ルパちゃん」 金子玲介
「推し活制限法」 日野瑛太郎
「日本国民に英語の勉強を義務づけへ」 朱野帰子
「つるべを取られて」 阿部智里
「こんにちは、チャッテー」 真下みこと
「虚法」 須藤古都離
「国家殲滅フットボール法」 嶋戸悠祐
「復讐者は振り向かない」 多崎礼
「コロシヤとユキオンナ」 風森章羽
「 Touch law if you can」 名倉編
「ある死刑囚の回顧録」 真梨幸子
「『ラ禁法』ディストピア」 東川篤哉
「忘却加害」 霜月流
「密室の獣」 矢樹純
「御首塚の風」 高田崇史
「ネーミング」 潮谷験
「試み」 献鹿狸太朗
「魔法罪」 高田大介
「もう、ディストピア」 大沼紀子
「自転車武装条例」 矢部嵩
「ありがとう、虎太郎」 柾木政宗
「 ショートケーキの夜」 くどうれいん
「ぜんぶミステリのせい」 白井智之
「帰り道の行先は」 赤川次郎
「革命夜話」 五十嵐律人
「新しい法律ができた」という1行から始まる物語。
法律が題材だから、どうにも不気味な読後感。
「もう、ディストピア」は皮肉が効いている。
最後の「革命夜話」が重い。
この重さが失われつつある今、どんな悪法ができても驚かなくなりつつあるのが怖い。
現実的に生活は大切だけれども、それを守るためには大局を見なければいけない。理想がなければ堕ちるだけだ。