【感想・ネタバレ】炎上フェニックス 池袋ウエストゲートパーク17のレビュー

あらすじ

ネット放火魔を逃がすな! IWGP第17弾

女子アナのストーカーと化したADが自殺した。
ネットで始まったのは、被害者であるはずのホノカへの集中砲火。
激しく炎上した彼女は、休職に追い込まれる。

なんとか立ち上がろうと、マコトとタカシに助力を求めたホノカの前に、
真のモンスターが現れる!

表題作『炎上フェニックス』ほか3篇を収録。

時代の空気を鮮やかに描くIWGPシリーズ第17弾。

解説・額賀澪

※この電子書籍は2021年9月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

今回は、コロナ禍でのお話

P活、Uber、ネット炎上など
相変わらず世間を賑わした出来事の
てんこ盛り。

どこからネタを仕入れているんだろう…

マコトは次作では
ハッピーになっているのか?

0
2023年09月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

文庫本新作(単行本だと2年前)です。

・P活地獄篇
マコトとタカシの工業の先輩がマッチングサイトを通じてパパ活に関与。マッチングサイトの運営会社の裏に潜む半グレをタカシが珍しく一芝居打って成敗という内容。パパ活・ママ活色々な言葉が生まれているけど、結局は欲望にまみれた池袋らしい話と思いました。

・グローバルリンクのぶつかり男
まぁよくある変態野郎が事を起こす→Gボーイズと警察で競争→Gボーイズが捕獲して解決という流れ。
コロナ前に新宿で少し世間を賑わせていたようですね。

・巣鴨トリプルタワー
コロナ禍で生まれた仕事(食事配達プラットフォーム)から生まれたトラブル。実際にこの仕事を通じて色々な事件が起きていることを考えると、頼むのを躊躇いますね。笑
ただ、結局首謀者は見つからず。
頻発する特殊詐欺もとかげの尻尾切り的な結末なので、モヤッとするのも現代っぽいと思いました。

・炎上フェニックス
軽い気持ちで誹謗中傷、同調圧力の名の下相手を一方的に非難、これがいじめ・精神的苦痛・自殺に発展しています。
有名人もこの結果自殺に追い込まれてしまっている事件も相変わらずあとを絶ちません。
事実を見極めることが今の日本人はできないように思いますが、それは同調圧力に屈する国民性も原因なんでしょうか。
この話の犯人のい動機は、単なる誹謗中傷ではありませんでしたが、結末に向かうなかで他の誹謗中傷者は、ストレス解消や嫉妬などの浅はかな原因の誹謗中傷です。
自分がバカじゃないと思うのであれば、軽い気持ちで誹謗中傷するなんてことしないと思うんですが…。如何せん、そんなことしてなぜ自分の立場を底辺まで下げる人が多いのか?と読み終わったと思いました。

0
2023年09月08日

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