少年・青年マンガの高評価レビュー
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Posted by ブクログ
ネタバレ最高でした!
まずアメコミ風のダイナミックな構図が多用された作画が素晴らしかったです。近年、素体を使ったハンコのような作画も増えていますが、この作品は使ってないと感じました。
一人一人の性格の出た姿勢や着こなし、顔のアングルなどで物語が一コマで語られていました。コマなどの間の取り方もテンポが素晴らしいです。
さらにアクション映画あるある要素が満載で、オタク心をくすぐられまくりました。
その上でパワーちゃんとニャーコにハマりました。パワーちゃんだけでなくみんなを助けまくってくれたデンジがめちゃくちゃ格好良かったです。
理不尽と孤独に苛まれるデンジが最初、当たり前に憧れて埋没しようとしたけど、最後、幼い頃から叩きつけられて破壊されて這い上がった生命力、ドン底だからできる行為で話が回収されていく所に、救いようなさの諦めが感じれて良かった。
悪魔たちも、人間の恐怖の概念として存在するだけでなく、ほかの役割も果たす機能や平和な認識を持たされている子は微妙に性格が違うのかな、とか、想像するのも楽しかった。
近年、大義名分で戦うことに「無理だなぁ」と思ってたから、デンジが人との繋がりという根源的な欲望をモチベにぶん殴っているのをみるとスカッとしました。
彼は自分の欲望を自己中に昇華したかったようには最後まで見えませんでした。
デンジくん、最初から最後までお母さんが登場しなかったのが切なかったです。最後は、お母さんの愛を探してたように見え、デンジの境遇に泣けました。