BLの高評価レビュー
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購入済み
この子の壊れるところが見たい
昭和時代のとある地方名家のお話です。
心を病んで死んだ母親、自分に見向きもしないまま死んだ父親、奥の間の牢に匿われていた発達障害を持つ異母兄。
そんな家庭環境で過ごしてきた育郎の寂しさや苦しみを忘れさせ、心を満たしてくれるのは使用人の典彦だけ。
絵柄とお話の雰囲気のせいか、見てはないけないものを見ているようなドキドキと興奮が...(())
典彦は罪深いと思います!!かまきりに寄生していたハリガネムシを見て羨ましそうだったシーンはゾクッときました。待って。打ってて気づいたけど、かまきりって「蟷螂」って書くの?!?! -
Posted by ブクログ
ネタバレヤバい!でも刺さる!!
しゅうちゃんが自分の気持ちを自覚してアオイは手のかかる犬から大事な大事なかわいい恋人に昇格したわけだけどアオイは明らかに知的障がい。
癒される気持ちはわかるけど人の心の機微はわからないアオイの面倒をどんだけ見続けれるかな。
働かなくても家事しなくても何もしなくてもいいからただそばにいてくれればいい。
そんな気持ちはやっぱりペットなんだよな…
アオイだって1人で外出たいだろうし、そしたらトラブルに巻き込まれかねない。
ここら辺のすれ違いがこれから訪れるだろうけど
シュウちゃんもアオイに執着してるしなんとかなるのかな。
共依存は外界には触れず2人きりの世界ならなんとかなるんだよなぁ…心配でしかないわ… -
Posted by ブクログ
〝抱きつくのもキスするのもそれ以上のことをしたいって思うのも…氷翠さんだけです(雄利)〟
Eros度★★★★
おやおや。強面で近寄りがたいと思われている年上の氷翠に、明るい年下の雄利が猛烈な恋を寄せる。その可愛らしい構図の裏から、雄利の強烈な執着が顔を出すところに、この作品ならではの勢いがあります。告白と同時に秘密がばれ、拒絶された雄利が今度は氷翠の職場に現れる。氷翠の「今日から俺にストーカーまがいなことをするの禁止だ!俺が立派にお前を真人間にしてやる」という宣言から、教育係と新入社員の掛け合いが始まる展開に笑いました。
雄利の距離の詰め方は危なっかしい。それでも、氷翠を怖い顔の人として片づけず、「俺は氷翠さんっていう『人』に惚れたんです」と伝える真剣さには心をつかまれます。一方の氷翠は、誰にも怖がられずに接してもらえる喜びを知っているからこそ、雄利を拒んだ後も気持ちを切り離せない。相手の勢いに振り回されているようで、実は最初に出会ったときから笑顔に惹かれていた。その自覚へ至る過程が、コミカルな会話の合間に胸を締めつけます。
とりわけ、雄利に避けられた氷翠が寂しさを隠せなくなる姿が印象的でした。追われる側だった彼が自分の足で近づいていくから、二人の関係が変わる瞬間に熱が宿ります。親密な場面でも、雄利の一途さと氷翠の照れが表情や触れ方に表れ、互いを特別だと確かめる場面として響きました。年下ワンコに見えて執着の強い攻め、強面美人の年上受け、賑やかなオフィスラブと甘いギャップがお好みの方におすすめです。
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Posted by ブクログ
〝先輩。どうしたらその笑顔を、俺にだけ見せてくれますか?先輩の笑顔、俺だけが見たいです(狼谷)〟
Eros度★
おやおや。無愛想で腕の立つ四番・狼谷が、世話焼きのマネージャー・順に向ける願いは「先輩の笑顔、俺だけが見たいです」。普段は淡々としているのに、順を笑わせるためなら変顔まで披露する。この落差がたまりません。手のかかる後輩になって視線を集めようとする発想も、少しずれていて可笑しい。
けれど順にとって、「見てほしい」と求められることには別の重みがあります。選手になれず裏方に回った過去から、自分を「おまけ」と感じ、誰かの役に立たなければ居場所を失うと思い込んでいる。そんな順へ狼谷が告げる「先輩の居場所なら、ここにありますよ。」が切ない。恋の言葉であると同時に、順がずっと欲しかった言葉でもあるからです。
狼谷も最初から自分の気持ちを説明できるわけではありません。笑顔を独占したい衝動に名前を見つけ、強すぎる独占欲に戸惑いながら、順を傷つけたくないと立ち止まる。順は彼と部員たちのまなざしを受け、自分の存在にも、自分が向ける視線にも価値があると知っていく。打席で交わされる「俺だけを見てください」は、二人の変化が重なる場面です。
番外編の触れ合いも、熱さを競うより、臆病な順が本音を伝え、狼谷がその歩幅を受け止めるところに幸福感があります。クールな年下攻め、健気な先輩受け、野球部の青春と優しい独占欲を楽しみたい方におすすめです。 -
ネタバレ 購入済み
神回です
2人のラブラブが止まらない
まさに神回でした!
両片思いをしていた頃からは
想像つかないですね^_^
次回も楽しみです!!
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Posted by ブクログ
〝お前の承認欲求満たせりゃいいんだろ?なら、俺が満たしてやるよ(由良)〟
Eros度★
おやおや。疎遠だった幼馴染が、秘密を知った途端にやたらと構ってくる。由良の強引な近づき方には思わず頬が緩みますが、本作でじっくり見つめたいのは、礼が「かわいい」と言われる喜びの、その先にあるものです。
優等生の礼は、頼まれると反射的に「はい」と答えてしまう。メイクをして写真を投稿する時間は、普段しまい込んでいる自分を表に出せる、大切な居場所なのでしょう。だから由良にアカウントを知られる場面は、趣味がばれた気まずさだけでは済まない。誰にも見せてこなかった寂しさまで見抜かれそうで、礼の戸惑いが胸に迫ります。
一方の由良は、口が悪くて独占欲も隠しません。「お前が初めて作るもんは、俺が一番に食いてーし、お前が笑うとこ見るの、一番多いのは俺が良い」。こんなことを真顔で言う年下の幼馴染、ずるいですね。礼が赤くなって考え込む顔を好きだと言うところにも、長く目で追ってきた人ならではの愛情がある。ただ、由良の魅力は囲い込みたい気持ちだけでは語れません。「はい、じゃなくていい。ヤダとか無理とかちゃんと言え。お前が笑えないことすんなよ」。礼を自分の望む通りに動かすより、礼自身が嫌だと言えることを大事にしている。この一言で、ぶっきらぼうな優しさの深さが見えました。
礼の側も、由良に褒められて嬉しいだけで結論を急がない。「自分の承認欲求に、由良の優しさを利用してるんじゃないか」と疑い、胸の苦しさや、そばに行きたい気持ちを一つずつ確かめていく。由良が待つ時間の切なさと、礼が自分の答えにたどり着くまでの慎重さ。二人の視点で追うと、すれ違いさえ愛おしいです。
女装アカウントの発覚から始まり、日常の世話焼き、嫉妬、離れて過ごす時間へと進む構成も巧み。礼の世界が友人との交流によって広がるため、恋だけに閉じない成長も感じられます。触れ合いは全体に甘く控えめで、近づくたびに緊張する二人の表情がたまりません。番外編では由良の熱がもう少し素直に表れますが、そこにも礼を大切にしたい気持ちが通っています。
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Posted by ブクログ
【礼依…可愛い。俺の花嫁…(一夏)】
Eros度★★★★★★★★
おやおや。幼い日の結婚の約束を、十年経っても人生の真ん中に据えていたとは。休職を機に蔓手村へ戻った礼依を待つのは、異様な嫁取り祭と、美しい着物姿の次期当主・一夏。かつての「なっちゃん」が告げる「俺の花嫁は礼依だけだ。これは厳然たる事実だ」には、年下攻めの一途さと、相手の逃げ道まで塞いでしまう危うさが同居している。
社に閉じ込められた礼依の「どうしてなっちゃんがこんな…監禁みたいな真似するんだよ!」が痛い。懐かしい相手だからこそ、今の一夏が分からない。一方の一夏は約束を疑わず、礼依を失うことへの怖さを、強引な求愛に変えてしまう。互いを見つめているのに、見ている時間が違う。そのずれが少しずつほどけていく構成に引き込まれた。
祭りのざわめき、閉ざされた社、祠の怪しさを描く美麗な作画も見事。とりわけ一夏の静かな表情と、熱に揺れる礼依の顔が、言葉にならない感情を伝えてくる。濃密な場面は単なる刺激に終わらず、独占したい一夏と、抗いながらも過去の情を確かめる礼依、その距離の変化を映す。甘さが増すにつれ、礼依自身の気持ちが前に出てくるところにも心が弾んだ。
因習村、花嫁、執着年下攻め、監禁や触手を伴う濃厚な世界観が刺さる読者におすすめ。
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