三辺律子のレビュー一覧

  • 少年キム 上

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    晶文社のキムは文章がとても綺麗だったけれど物語に入れず岩波少年文庫で再読。カーストやイスラム・ヒンドゥ・ジャイナとよくわかっていない中、文章中にきめ細やかな説明が入っていてわかりやすかった分、物語に没入できた。若さゆえの無謀さの中で賢く純粋なキム。中学生向けとあるけれど、この時期に出会っていたら世界に対するあこがれがふくらんだだろうなぁ。若い子に薦めたい本。

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    2020年09月18日
  • 翻訳者による海外文学ブックガイド BOOKMARK

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    テーマごとに16冊の紹介.読んだ本も読んでない本も読んだけどすっかり忘れてしまった本も、読まなくっちゃと思わせてくれる.そしてそれぞれのテーマごとのエッセイがまた面白く町田康氏の気合には思わず笑ってしまった.

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    2020年09月02日
  • 翻訳者による海外文学ブックガイド BOOKMARK

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    翻訳本の紹介本
    最近翻訳本を読むことが多くて、更にいろんな翻訳本に出会いたいと思い読みました。
    英語だけでなく、世界中の言葉を日本語に変換して、私達が読めるように仲介してくれる翻訳家の方々に感謝です。
    気になった本はリストにまとめてこれからゆっくり読んでいきたいと思います。

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    2020年03月05日
  • まだなにかある(下)

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    冷たい海で溺死したセスは、気付けば幼少時に住んでいた家で目が覚める。しかし他には人は誰もおらず、家の中や町は何年も放置されていたように風化していた。これは夢なのか。それとも今までが夢だったのか。

    いきなり主人公の死から始まり、よくわからない世界で目覚める。世界設定もわからなければ、この物語が果たしてどんなジャンルのものかもわからず展開されていきます。
    眠りにつくと現れる過去の記憶。そこでは16歳の少年の様々な葛藤が出てきます。その部分だけでも、10代の心の揺れや脆さを描いたYA作品として成り立ちそうです。
    しかしそれは物語を構成する一部分に過ぎないのです。

    ファンタジーなのかミステリなのか

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    2020年02月20日
  • まだなにかある(上)

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    冒頭いきなり主人公が死ぬ。そして次の場面は生き返る?あるいは地獄で目覚める?ところから始まる。無人の荒廃した町で。
    パトリック・ネスの本を順番に読んでる。どれも人間や社会や世界をすごくシビアに捉えてて、辛い描写も多いんだけど、でも同時に人間の力強さを信じる言葉が美しくて好き。

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    2020年02月12日
  • 隠された悲鳴

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    アフリカ、ボツワナの現職女性大臣が今のアフリカに残る“儀礼殺人“の実態を、ミステリーの形式で告発した作品。サバンナをライオンや象が行き交い、人々は呪術医にいまだに頼ったりする、そんな世界をなかなかイメージしづらく読むのに時間がかかったけれど、身の毛のよだつラスト10ページなど、読み応えのあるものだった。人体の一部を切り取り呪術医に捧げることで権威やとみが得られると信じられ、今も残る悪しき風習、儀礼殺人。フィクションにせず、犯罪を犯す側の心情も描くことで、単なる個人の悪意ではない構造悪として炙り出されているし、根深さも同時に感じさせる。

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    2020年01月09日
  • 隠された悲鳴

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    ボツワナの最高裁判事であるユニティさんが、在任中に書かれて小説。

    本当にあった儀礼殺人をもとに書かれたもので、フィクションとして書かれていたが、とてもリアリティを感じた。

    アフリカでは儀礼殺人とか儀式殺人といって呪術師の指導の元人体の一部を供物にしたり、食べたりすることによって富を得たり、力が増すと信じられている地域がある。

    なんと迷信じみている内容ではあるが、一部の人に信じられ実際にそのために幼い子どもが殺されることもある。

    その殺人に関わった人を実際に裁判で担当したかどうかは定かではないが、女性初の最高裁判事となりボツワナのさまざまな現状を見てきた著者が書いただけあって、
    女性や子

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    2019年10月16日
  • ぼくが死んだ日

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    ネタバレ

    冒頭のキャロルアンの話がないじゃないか!というか出版社の公式あらすじだとメアリアンになってるじゃないかどうした!

    デイヴィッドとリッチ以外は自業自得か必ずしも良い子でないからまあいいか、という気持ちに。

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    2018年12月29日
  • ぼくが死んだ日

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    「ねえ、わたしの話を聞いて……」偶然車に乗せた少女、メアリアンに導かれてマイクが足を踏み入れたのは、十代の子どもばかりが葬られている、忘れ去られた墓地。怯えるマイクの周辺にいつのまにか現れた子どもたちが、次々と語り始めるのは、彼らの最後の物語だった……。廃病院に写真を撮りに行った少年が最後に見たものは。出来のいい姉に悪魔の鏡を覗くように仕向けた妹の運命は。ノスタルジー漂うゴーストストーリーの傑作。(背表紙)

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    2017年10月26日
  • ぼくが死んだ日

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    ネタバレ

    TLでなんとなく評判を見た+甲田学人の新刊読んでホラーを読みたい気持ちが高まっていた結果、手を出した本。
    若くして死んだ人々、それもミステリ的、ホラー的、あるいはSF的な死を迎えた者たちの、死に様を描いていく連作短編。
    要望には十分応えてくれた。登場人物が割りと気持ちいい人物が多い+何かに立ち向かい、時には勝つエンドも多いので、後味が悪くないのも特徴か。エドガーの話とかは別だけど。

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    2017年06月12日
  • ぼくが死んだ日

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    不幸にして十代で死んでしまった子供たちの幽霊が、自分たちが死ぬに至った物語を順に語っていく連作ホラー。リアルに恐ろしく悲しいものや、どこかしらシュールながらやはり恐ろしいものや、さまざまなテイストが楽しめます。そしてその物語を聞き続ける少年マイクがいったいどうなってしまうのか、というところも読みどころです。
    さまざまな怪奇小説の要素がたっぷり含まれているのもまた読みどころです。「サルの手」なんかはあまりにわかりやすいけれど。それ以外にも、ホラー好きならぐぐっと引き込まれるガジェットがいっぱいでした。
    お気に入りは「ジーナ」。これが一番やるせなくてつらいなあ。リアリティという意味ではもっとも恐ろ

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    2017年06月10日
  • ぼくが死んだ日

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    真夜中、ティーンエイジャーのみが埋葬される墓場に足を踏み入れたマイク。幽霊たちが、死んだときの話を語る。
    モンスターあり、怪奇現象あり、運命のいたずらなのか不運なのか、精神異常も。

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    2017年04月30日
  • ぼくが死んだ日

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    ステキな表紙。可愛いゴーストストーリー。
    導入に引き込まれる。
    「猿の手」とシェイクスピアのミックス少女版「リリー」が気に入りました。

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    2017年03月26日
  • まだなにかある(下)

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    (上巻の感想に関連して)もしカテゴライズするなら、ディストピア小説なのかなと思った。

    最初から最後まで予測のつかない展開で、次に何が起きるのかが気になり、ページをめくる手を止められなかった。

    ちょっと辛くて苦しく感じる部分もあったけれど、とても面白い作品だった。

    自分の内面をじっくりと静かに見つめている人じゃないとこういう作品は描けないんじゃなかろうか。

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    2016年10月30日
  • プークが丘の妖精パック

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    正直イギリスの歴史なんて全然知らんけど楽しく読めた。

    『ジャングルブック』書いた人なんだ。へぇ。
    つーかノーベル文学賞とってる人なんだ。へぇ。
    無知丸出しですな。

    歴史上の人物+妖精+兄妹での展開が新鮮。歴史上の人は誰一人知らないけどね。

    なにより最後の『子どもたちの歌』が良かった。
    力強くていい歌です。

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    2009年10月04日
  • 月のケーキ

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    ネタバレ

    現代を舞台にしたメルヘンという感じで面白かったです

    特に気に入った短編:
    ・バームキンがいちばん!
    ・オユをかけよう!
    ・ドラゴンのたまごをかえしたら
    ・怒りの木

    「怒りの木」は中世風の世界観の童話だと思って読んでいたら、一気に時代が現代まで飛んで、物語の終わりの先にある未来が描かれるような展開が面白かったです。

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    2025年10月09日
  • ツリーホーンのねがいごと

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    ネタバレ

    3作読んだけど、ツリーホーンの親は本当にツリーホーンを見てくれていない。お互い相手任せ。だから、もしかしたらこれまでの不思議な話はツリーホーンの虚言?という気もしてくる。挿絵のゴーリーがそう思わせるのか?

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    2025年08月08日
  • 隠された悲鳴

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    ボツワナの大臣が書いたミステリー。1990年代のボツワナの田舎で起きた儀礼殺人の真相を新米の医者・アマントルが村人たちと共に突き止めます。
    皆が自分の呪術医を頼りにしていて、睡眠の相談から占いまでしてもらうお国柄。そういう日常のなかで、儀礼殺人は殺人の動機として、とても強いものに思えました。
    ただ、とても残酷です。今まで読んだ中でもしかしたら一番残酷で、こんなに読後感が悪いのは初めてかもしれません。

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    2025年06月14日
  • 月のケーキ

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    「銀のコップ」が一番好きかもしれない。サンタさんを待っている子供の頃の自分を思い出した。
    クリスマスの時期になったらまた読みたいな。

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    2025年03月31日
  • 黒馬物語

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    かつて岩波少年文庫で出ていたので、児童文学かと思いきや作者の意図としては児童文学ではないそう。作者はこの1冊しか残していないという。終盤の展開はすごく良かった。

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    2025年01月31日