【感想・ネタバレ】隠された悲鳴のレビュー

ユーザーレビュー

ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年03月27日

儀礼殺人を扱った小説。小説の最初のほうは、なかなか読み進めることが難しかった。男性の考え方があまりにも、こちらと違いすぎて。胸糞悪い、という言葉がぴったりだった。
アマントルが登場してから、どんどん読み進めることができたのに、ラストに打ちのめされてしまった。
誰だれの母、誰だれの父、という呼び方が当...続きを読む然なのは、個人が認められていないように感じてしまう。けれども、それが普通の世界では疑問に思うこともないのだろう。

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2020年03月12日

儀礼殺人というものを知らなかったので、人身売買の話かと思って読んだがとんでもなかった。
最後の老人の告白で終わるのが、衝撃的過ぎて辛すぎて…
今でもまだ行われているのか?怖すぎる

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2020年01月09日

アフリカ、ボツワナの現職女性大臣が今のアフリカに残る“儀礼殺人“の実態を、ミステリーの形式で告発した作品。サバンナをライオンや象が行き交い、人々は呪術医にいまだに頼ったりする、そんな世界をなかなかイメージしづらく読むのに時間がかかったけれど、身の毛のよだつラスト10ページなど、読み応えのあるものだっ...続きを読むた。人体の一部を切り取り呪術医に捧げることで権威やとみが得られると信じられ、今も残る悪しき風習、儀礼殺人。フィクションにせず、犯罪を犯す側の心情も描くことで、単なる個人の悪意ではない構造悪として炙り出されているし、根深さも同時に感じさせる。

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2019年10月16日

ボツワナの最高裁判事であるユニティさんが、在任中に書かれて小説。

本当にあった儀礼殺人をもとに書かれたもので、フィクションとして書かれていたが、とてもリアリティを感じた。

アフリカでは儀礼殺人とか儀式殺人といって呪術師の指導の元人体の一部を供物にしたり、食べたりすることによって富を得たり、力が増...続きを読むすと信じられている地域がある。

なんと迷信じみている内容ではあるが、一部の人に信じられ実際にそのために幼い子どもが殺されることもある。

その殺人に関わった人を実際に裁判で担当したかどうかは定かではないが、女性初の最高裁判事となりボツワナのさまざまな現状を見てきた著者が書いただけあって、
女性や子ども、AIDS、LGBTなど社会的弱者とされる人々の魂の叫びを感じた。

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2020年02月12日

ああ・・・

辛い、辛いよ・・・
ユーモアも交えて描いてる(友人がサバンナでキャンプしてパニくるとことか)から読みやすいけど、あの子の身に起こった事を思うと・・・

もう、子供を大事にしない男どもは一度滅びたほうがいいんじゃないか。

いや違う。自分の子供じゃないからいい、自分とは関係ないから、と思...続きを読むう全ての者どもは。

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2019年12月24日

ボツワナを始めとしたアフリカ各国で今尚発生している「儀礼殺人」(富や地位をもたらすと信じられている儀式に必要な人体の一部を得る目的で犯される殺人)を題材としたサスペンス小説。アフリカ発のサスペンス?!儀礼殺人?!しかも現職の女性外務大臣が執筆、っておいおいおい情報量多過ぎるだろ!と興奮しながら手に取...続きを読むった一冊。そもそも儀礼殺人や呪術は一般的な日本人からして見ればだいぶ縁遠い話だが(かつてアフリカで働いていた援助業界の同僚曰く呪殺/毒殺は割と日常茶飯だったらしいけども)、権力者の欲の犠牲となる平民の姿は普遍そのもの。巨大な悪に闘いを挑む主人公、終始どちらが勝つかハラハラ、サスペンスとしてしっかりと成功している作品だった。ラストでは「うわあああああ」と叫ぶ事必至。また、複数の女性キャラが力強く描かれているのも良い。結局、権力者VS一般市民の対立が生じる時、男VS女の構図も生まれるのが現代社会では必然なんだろう。

呪術を畏れの対象としてはいない我々だけれども、警察を、政府を、権力を、心から信じられる国に果たして住んでいるだろうか。我々の社会もやはり、欺瞞で満ちているのではないか。足下が一瞬揺らぐような作品だった。

このレビューは参考になりましたか?