三辺律子のレビュー一覧

  • ぼくが死んだ日

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    毎日夜遅く帰ってくるマイクは、母親から今日こそは日付の変わらないうちに帰ってくるように言われていたが、今日もギリギリ。真っ暗な郡道を車で飛ばしていると、突然びしょ濡れの女の子が現れる。かろうじて車を止めたマイクは、女の子・キャロルアンを家まで送っていく。ところが、キャロルアンは、脱いでいた靴を車に置きっぱなしだった。マイクが、キャロルアの家に届けると…。

    十代で亡くなった少年少女たちのそれぞれの死んだ日を集めたゴーストストーリー集。19世紀から21世紀までのシカゴでの若者たちの一面をのぞかせつつ。
    怖い~!

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    2017年07月31日
  • ぼくが死んだ日

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    ネタバレ

    一人ずつの話が短くて面白い。けどちょっと不思議現象でしんでしまうものが多かった。もっと人間のひどさみたいなものが死の理由なのを期待していたから。

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    2017年06月13日
  • ぼくが死んだ日

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    可愛らしいさかたきよこさんの表紙画とゴーストストーリー!ということで即買い。怪奇小説へのオマージュあり、19世紀から20世紀のシカゴの歴史にもなぞられていたりと様々な時代のゴーストストーリーが楽しめました。良い意味で予想を裏切られたのは、クラシカルな怪奇ものばかりだろうと思いきや、とても魅力的なモンスターも出てきたりと、なんともアメリカ的!YAブックではありますが、大人でも充分楽しめました。

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    2017年05月18日
  • ぼくが死んだ日

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    シャーリイ・ジャクスンみたいな奇妙に厭な物語を予想して読み始めたが、もう少し軽く、YA小説またはラノベ的なオムニバス作品である。ちょっと違うが高橋葉介の軽めの怪奇漫画に近いかもしれない。翻訳も相応に読みやすい。ジェイコブズ「猿の手」をはじめとして「黄色い壁紙」など古典ホラーへのオマージュが埋め込まれているようだ。

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    2017年03月21日
  • まだなにかある(上)

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    パトリック・ネスの作品は初読。

    どんな作風なのか、そもそもこの本がどんなあらすじなのか、何も知らない状態で読んだ。

    冒頭でいきなり主人公が溺れて死ぬ。
    死んだはずだったのに、誰もいない街で目覚める主人公。
    自分が誰なのか、ここがどこなのかもわからない状態で。

    主人公が眠るたびに記憶が蘇り、だんだんと主人公がどんな人物なのかが見えてくる。

    一体この作品はどこへ向かって行くのか、到達点が全く予想できないまま、話は展開していく。

    これは一体なんなのか。
    ミステリーなのかSFなのかはたまたBLなのか…。
    カテゴライズすることに意味はないけれど、あまり読んだことのないタイプの作品で、戸惑いを隠

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    2016年10月30日
  • まだなにかある(下)

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    なんなんですかー!?
    まさに「まだなにかある」ですよ!
    それぞれの辛い人生を生きてきた彼らの新しい人生が始まるのかもしれないけど、ここで終わりなんて……

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    2015年09月17日
  • まだなにかある(下)

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    思ったよりシンプルだったかな?いやまあ実は本当にすべては頭の中の物語だって考えることもできるけど。
    色々わからないままの部分が残ってるのがちょっともやもや。
    まあただこのラストは、この先はそれぞれが作り出す物語ってことでいいのかな。

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    2015年10月18日
  • まだなにかある(上)

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    開幕死亡でまさかのそのまま続いたので、ま、まだなにかあるの!?あっそういう意味!?と思いました。
    じわじわと少しずつ謎が明らかに…いや増えていくのが楽しい。
    っていうかグドマンド。グドマンドとセッシー…まっまじで…!びっくりしました。
    俄然先が気になります。

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    2015年10月18日
  • プークが丘の妖精パック

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    41歳の史上最年少でイギリス初のノーベル賞を受賞した作家。妖精パックがダンとユーナの兄妹の前に連れてくるのはイギリスの歴史上の人物たち。その歴史上の人物たちが直接兄妹にイギリスの歴史を語り聞かせる。これを読んだらイギリスの歴史が少し理解できるようになるかな。本国では児童書として愛されている模様。2012/362

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    2015年04月21日
  • プークが丘の妖精パック

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    「真夏の夜の夢」の妖精パックが主役。いいなぁ、私も召喚したい。

    イギリス史の勉強にもなります。

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    2012年08月26日
  • プークが丘の妖精パック

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    ネタバレ

    イギリスの児童文学。ふたりの兄妹が、妖精パックが呼び出したイングランドの歴史上の人物に物語を語ってもらうという体裁。
    イギリス史お勉強強化中&妖精が気になる近頃なので、読んでみました。
    キプリングはじめて読みましたがけっこうすてき。読みやすいしワクワクします。代表作もそのうち読んでみたいなと思う次第。

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    2012年03月09日
  • プークが丘の妖精パック

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    「真夏の夜の夢」のパックってロビン・グッドフェローという別名もあったのね。この本を読んで大人になったサトクリフは「第九軍団のワシ」の三部作を書いたそうです。だからなんとなく「銀の枝」に挫折したように、時間がかかってしまいました。続編「ごほうびと妖精」もあるそうです。いずれ翻訳されるのでしょう。サトクリフの三部作やこの本を読むと、クライブ・オーウェンの「キング・アーサー」に納得がいきます。イギリスの歴史のお勉強をしてしまいました。

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    2011年10月11日