風野真知雄のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
爺とひよこの捕物帖では江戸初期という時代設定だったけれど、こちらは江戸末期という設定。
主人公夏之助が明治の時代を生きていることが最初に明かされていて、その夏之助が昔を振り返って語る形で物語が始まる。
同心の息子でちょっと臆病な夏之助と、与力の娘でしっかり者の早苗。二人とも好ましいし、周囲の登場人物たちも手堅い感じ。
風野さんは、臆病だけれど注意深く、考える力のある若者が好きなのか、爺いとひよこ~の喬太と似ている。
この二人が今後どうなっていくのか、明治の世に移り変わっていく激動の時代をどう生きていくことになるのか・・・
新シリーズらしいので次作を待つことにしよう。 -
Posted by ブクログ
先日「水の城」という小田原征伐の直前に豊臣軍に一泡吹かせた小説を楽しんで読ませてもらったのですが、同じ作者の書いた「幻の城」という本を読みました。
大坂夏の陣において大坂方で活躍した真田幸村が、八丈島に流されている「宇喜多秀家」を連れ出して、さらには、秀家が真田隊の追撃で逃げてきた「徳川家康」と戦うという面白い筋書になっています。
フィクションではありますが、慢心していた徳川家康の本陣を真田隊が襲って、一時は「家康が切腹を覚悟した」という史実(?)を再現しているような感じを受けました。
今後もこの本の著者である風野氏の本を読んでみたいと思いました。
2011/6/5作成