日経トップリーダーのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
コミーは看板製作から鏡製作の会社へ。その変化の柔軟性こそこの本で書かれている様々な要素が含まれている。以下ポイント抜粋。
・作り手の思い通りに製品を使いこなすユーザーはほとんどいない。だからこそ使用後の調査を大事にする。
・マニュアル、説明書、カタログ等はこれでもかというほど見直し、作り手側ではなくユーザー視点でのよりわかりやすいものを作る努力を怠らない。説明書の文言を社内でどうこう考えるより、本当にわかりやすいか確かめるため、お客様に頼んで目の前で組み立ててもらう。
・信用という財産を作る。コミーなら!という関係性をつくる。そのためには常に相手のことを考えること。
・経験則や前例の惰性から適当に判断するのは危険。「なぜ」、「本当にもっと良い方法はないか」をひたすら問うことが自らを高める唯一の方法。「なぜ」の文化を持つこと、そして浸透させること。
・ロボットになるな。今からやろうとするのは何のための仕事か。それを理解しないままではロボットと変わらない。ロボットは確実に台数分は働くが、それを上回るパワーはでない。対して人間は気まぐれで、人数以下の力になってしまうこともあれば、人数以上の力を発揮できることもある。その以上の力を出す人間だからの手段は、思考すること、コミュニケーションをとること。それににょる改善や組織力のアップである。
・プロセスを物語風に書き残す。それにより、時を超えて経験や思いを共有することができる、最高の教材となる。
・自分以外はお客様と考える。一人一人の社員は、他の社員をときにお客様のように思い、他人にわかりやすい仕事を心がける。
・なぜをトップが繰り返せば、社員は自ら考えるようになる。なぜと問うことこそ仕事の楽しみ。 -
Posted by ブクログ
感想:稲盛和夫さんのお話と、盛和塾の門下生である経営者の話が載っている。
テーマはタイトル通り、もちろん、「経営者とは」。
稲盛さんをこれでもかと褒め殺すような文言が多いのは気になるが、非常に深く濃密な内容になっている。
経営者に必要なもの。それはつまるところ、人間性。魅力があるか、ついていきたいと思うか。従業員が惚れるような人間であるかが大事。
非常にシンプルだけど、その通りだと思う。結局、人間は情の部分が強い生き物。「惚れた人のためなら人殺しまでやる」って書いてあったけど、それくらい人は感情に左右される。
家族経営を推奨する内容もあった。業界とか全然違うのに、最近読んでいる本でよく目にする。ということは真実だということ。
組織という何のつながりもない無機質な集団を、どのようにして血が通っている有機質なものに変えていくか。
血を通わせる役割を果たすのが精神的なつながりなんじゃないだろうか。
読んでみてやはり経営をやってみたい。
学生のときのように、これだけは命かけてやっていて、そのものを愛してるくらいの情熱で。
会社でなくても、何らかの組織のトップに立っている人は読むべき。 -
Posted by ブクログ
経営者のあるべき姿について書かれた本。経営に関して、「いかにも」と思わずにはいられないが、その一方で本質をついており、軸もしっかりしていて、なによりこれだけの人が慕う人望こそが稲盛さんの経営者像をあらわしているように感じられた。
言葉だけでなく、また行動だけでもなく、何より実体験をもち結果を出し続けてきたからこそ、滲み出る言葉が人の心を捉え離さないのであろう。ただ単に答えを教えるのではなく、気づきを与え当人に自分ごととして捉え実行してもらう。しかしながら、言いっぱなしではなく、しっかりしたフォローも準備しておく。そういう人としての在り方をしっかり見習い、自分も年齢を重ね成長した時に役立てるようにしておきたい。
そして、自分自身まずは自分の力をつけつつ、同時に世界の中で、日本の中で、社会の中での位置づけというものを日々考え模索していきたいものである。 -
Posted by ブクログ
「敗軍の将、兵を語る」の様な具体的な話が載っているのかと思ったが違った。
ビシッと来るフレーズが多く面白い上に勉強になった。
正直これを読んで自分行動を振り返ると、ちょっと考えなくては思う個所がいくつもあったので今後行動する際に気をつけて行こうと思う。
・「なるべくやれ」と言う指示では誰も動かない。これは部下を信用しているのではなくリーダとしてやるべき仕事を怠っている。
・平凡な経営者の正解率が低いのは往々にして考え始めるのが遅いからだ。期限ギリギリになって検討を開始し、期限ギリギリになって結論を出す。
・トップとして失敗の報告に対する最も正しい行動は”仏の顔”で報告を受け止め”鬼の形相”で再発防止策を練る。
・「時代の先」を読むことは天才か超能力者しかできないが、「時流」を読むことは誰でもできる。
・トップが現場に行く事時代は実は何も価値を生まない。現場に行った結果業績向上に結び付く行動をとって初めて成果が生まれる。
・独創性より、まずは上手にまねできるようになる
・すぐ「検討」しても勝てない。すく「検証」しないとダメ
・上司にとって致命的なのは部下から「嫌われる事」ではなく「がっかりされる事」
・人間は大きなミスを見落としやすく、同時にい小さなミスも見逃すものなのだ。
・「けんかの数」をへらすより、「仲直りの数」を増やす方が相手の距離はずっと縮まる。
・行動しなければ「仮説」はいつまでたっても「仮設」
・平凡な経営者程慎重に決断して雑に検証する。 -
Posted by ブクログ
自分の長年勤めた職場、、結構、全国規模の大手だったが、現在は結構厳しそう。。。10年後は残っているかしら。
という切ない気持ちになる本書でしたが、
積読していたため、若干情報が古め。
やはり、この手の本はすぐき読まないといけないなぁ。
倒産という憂き目にあった23社を著者がインタビューし、まとめこの本。正直、知っている会社は、
長崎出版という所だけだった。勉強不足。。。
しかし、読んでみるとわかる事もあった。
この中の過半数は、設備投資などの事業拡大が致命傷になってる気が、、、
そして、3割程が逆に何も行動を起こさない事が原因で体力が尽きる感じ。
当たり前の結論だが、攻めも守りもバランス良くやらないといけないのね。
ただ、印象としては設備投資などの攻めの経営の方がより多くの被害がでている気がする。
正直、不祥事や社員の反乱、ハラスメントなどが原因のセンセーショナルな倒産も多いのかと思っていたが、そういうのはほとんどなかったなぁ。あるにはあるが、大半は経営者の舵取りで倒産してしまうのだろうなぁ。切ない。 -
Posted by ブクログ
倒産する理由には大きく4つの理由があると感じました。
1.今のままでいけると過信した時
勢いに乗ってきて急成長した会社は人の成長が伴ってないことが多く、出店しすぎや取引先を拡大させすぎて資金がショートする可能性が高くなります。
2.派閥争いが激化した時
経営陣で兄弟、親子でよく衝突します。その時に決まって片方が会社を去っていくときが1番危険な時です。これは経営と営業がバランス良く保ててた状態でいるんだなと感じました。
3.リスク分散をしてない時
下請けはメイン取引先から切られたら他の取引先を探すことはよっぽどの奇跡がないと難しいです。
4.無駄なことに手を出した時
本書では「金融商品」に手を出した時には必ず失敗しています。投資することは大事ですし、私自身もしてるので否定はする気はないのですが、本業がキツくなって逃げるように金融派生商品に手を出したら破滅の道への片道切符です。 -
Posted by ブクログ
もともと日経の雑誌で連載されている記事をまとめた本らしい。倒産した企業をカテゴライズし、それぞれの企業の創業〜倒産までの歴史に触れ、倒産原因について考察するという構成だった。
わたしは企業経営の経験はないけれど、経営の難しさがびしびしと伝わってきた。
財務系の整理ができてないとか金融商品に手を染めてしまう等での倒産は自業自得な面が大きい。でも、設備投資や戦略の失敗で倒産になってしまうのは、結果論でどうこう言えても、その場で適切な判断をするのは難しいだろうと思わざるを得ない。
また、リーマンショックや東日本大震災という単語が何度も登場した。こういう突発的な不況に対応するのも難しいだろうなーと思う。
読み物としておもしろかった。