【感想・ネタバレ】なぜ倒産 23社の破綻に学ぶ失敗の法則のレビュー

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Posted by ブクログ 2019年10月21日

やり過ぎも、なにもしないのもダメ、売上を一社に依存してもダメと、中小企業に勤めている多くの人に役立つと思う。一社の文量が少なく、サクサク読めるのもいい。

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Posted by ブクログ 2019年10月19日

勝ちに不思議の勝ちあり。負けに不思議の負けなし。それは企業でも同じでした。成功には運や環境のウェイトがわりと大きいので、それをやり方をトレスしてもうまくいかないことがある。しかし、失敗には必ずはっきりした原因があるもの。

バブル崩壊はやはり大きいと思いました。ここをなんとなのりこえても、次のリーマ...続きを読むンショックでとどめをさされることも。

強みである本業に集中する→できれば付加価値の高い独自技術を
取引先や主力商品などの分散化
施設などを売却して本体を小さくする
などなど

しかし、ラストの謎の紳士の話が怖すぎる…黒字企業を買収してお金だけとって倒産させる…

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Posted by ブクログ 2023年04月11日

成功はアート、失敗はサイエンスと言われるので、とにかく失敗に共通する点を把握しておこうと思い、読んでみました。

中々面白いです。失敗した原因は事業拡大のタイミングや資金繰りの知見不足、人材をないがしろにした結果など色々な事例が書かれていました。

気になる方は一読オススメします。

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Posted by ブクログ 2022年08月22日

中小企業が倒産するまでの話が23個も紹介されていて、生々しい内容だった。自社の売上を超える無理な設備投資や時代の流れについていけないこと、内部分裂などが倒産に至る主な原因だと感じた。今まで就活で大手企業ばかり見ておりJR北海道が年に500億円の赤字、経営安定基金を利用して年に50億の赤字に対して、こ...続きを読むれくらいの赤字でもなんとかなるのかと思っていたが、この本では負債が1億程度で倒産に至るケースも多く、お金のスケールの違いを感じた。成功話は自分にそのまま取り込めないけど、失敗話は再現性が高くて反面教師となるので、失敗の定石を示す本書は興味深かった。

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Posted by ブクログ 2019年10月14日

倒産の引き金は銀行借入からの大きな投資が王道のようです。この場合、レバレッジなので大きく利益を得るか大きな損失となるか分かれるのは当然の帰結です。本業とは関係のない金融派生商品などは論外としても、大きな投資をする場合はそれに見合うだけの会社の体制(会計管理、営業力、技術力、従業員エンゲージメント等)...続きを読むもバランスよく整える必要があることを改めて学びました。まぁ、運もありますが。。。ちなみに私は幸運と周りの人に助けられての29年ですm(_ _)m

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Posted by ブクログ 2019年05月29日

倒産に至る時系列がよく描かれており、状況の変化を肌で感じながら読めた面白い本。

会計的な話かなと思ったら、そこまで会計感は無かった。倒産に至るまでの状況の変化が克明に読み取れ、この本から疑似体験できたような気分になった。
頑なに方針を変えない古参経営者、倒産回避に向けて金策に走る経営者、そこにいる...続きを読む従業員。
どの立場で見ても息苦しい。そんな疑似体験。

結局、倒産に至るには必ず「原因」がある。
それを疑似体験させてくれたこの本は、私にとっては結構刺激だった。
改めて、本は素晴らしいインプット教材だなと思った。
私自身経営者ではないが、このインプットを参考に自分の今の立場の仕事に取り組もうと思えた。

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Posted by ブクログ 2018年10月20日

多くの中小企業の倒産の経緯について書かれています。
特に著者の主観や分析等は入っておらず事実のみを書いています。
ですので特に対策などは書かれているわけではありません。
事例も特に特殊な例ではなく読んでいればあーあるあると言う感じの事例です。
だからこそ、自分の勤務先と対比したりして何かしら感じると...続きを読むころはあります。

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Posted by ブクログ 2018年10月09日

中小企業23社の倒産事例集。

話題性でいえば、大規模植物工場を経営する株式会社みらい。TV番組でも取り上げられ、技術力、将来性は注目されたが、生産物を販売する能力がなかった。工場で野菜を作ったはいいが、腐らせるだけで終わっていたらしい。

それから、ベストセラー「こびとづかん」を出版した長崎出版。...続きを読む収益を「こびとづかん」だけに頼り切り、しかも、その出版権を退職した社員にさらわれてしまう。

倒産の原因は経営者の判断ミス、不正会計、外部環境と流行の変化などなど、様々。平成の時代には大きな3つの波があった。バブル崩壊、サブプライムローン破綻、そして東日本震災。中小企業ではこれらの波をモロに浴びてしまい、その対策を経営者1人で考えるしかなかった。体力も人材もないがゆえの悲劇。

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Posted by ブクログ 2018年09月02日

なかなか生々しくて良い本でした。

「成功はアートだが、失敗はサイエンス」
という表現があったが、「成功は時の運だが、失敗は自分のせい」とも言えるかもしれない。
あと、倒産を経験した社長の、
「資金繰りで追い込まれる前に、抜本的な経営改革に着手すべきということです。金策に時間が取られると、それ以外の...続きを読む営業強化や研究開発、新規事業に向けた情報収集など、前向きなことに集中して取り組めません」
という一節が、重い。

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Posted by ブクログ 2024年01月07日

もともと日経の雑誌で連載されている記事をまとめた本らしい。倒産した企業をカテゴライズし、それぞれの企業の創業〜倒産までの歴史に触れ、倒産原因について考察するという構成だった。

わたしは企業経営の経験はないけれど、経営の難しさがびしびしと伝わってきた。
財務系の整理ができてないとか金融商品に手を染め...続きを読むてしまう等での倒産は自業自得な面が大きい。でも、設備投資や戦略の失敗で倒産になってしまうのは、結果論でどうこう言えても、その場で適切な判断をするのは難しいだろうと思わざるを得ない。

また、リーマンショックや東日本大震災という単語が何度も登場した。こういう突発的な不況に対応するのも難しいだろうなーと思う。

読み物としておもしろかった。

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Posted by ブクログ 2021年08月15日

成功事例に目を向けがちだけど、失敗事例も知っておくのは大事だなと思う。生存戦略のなかで持っておくべきマインドは「成功の秘訣を知ろうとするのではなく、失敗するパターンを知り、回避すること」だ。

ロジックが成り立ってない(論理が飛躍しているのでは?)と感じる部分があったから、そこを深掘るといいかも。

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Posted by ブクログ 2020年10月22日

倒産の原因としては、
●画期的なビジネスモデルは確立したが事業規模拡大に組織体制の構築が追い付かず業務品質低下
●計数管理が杜撰
●経営方針が浸透せず組織の一体感が乏しい
●財務的観点でのリスク管理が甘く過大投資
●単独の事業やヒット商品や取引先への依存
●苦し紛れにノウハウのない事業に進出
●本業...続きを読むの成功に気をよくして無関係な投機的投資に走る
●環境変化に応じた柔軟で迅速な対応ができず業績悪化
●経営陣内部の確執で明確な経営戦略を打ち出せず
●市場成長予測を見誤って投資
●従業員のモチベーション低下
●目先の資金繰り優先で利幅の高い事業や将来に向けたノウハウ蓄積やブランド向上の取組を後回し
など、痛々しい事例が並ぶ。中には、明らかな経営者の落ち度もあれば、その状況下ではやむを得ないと思ってしまう事例もある。
しかし、自社の独自性を伴った強みを持ち、差別化により持続的競争優位を獲得し、経営が順調な時でも新たな収益の柱の育成に経営資源を配分する戦略性と投資にあたって財務的視点からのリスクを考慮した判断を行う慎重さが必要であるということ。そのためには、大手と同じ土俵で価格勝負をせず、常に環境変化に注視し状況に応じた対策を打つための組織的余力を確保しておき、経営資源配分により必要なノウハウや技術や組織能力を戦略的に蓄積し、差別化による競争優位を維持しなければならないということ。

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Posted by ブクログ 2020年09月04日

倒産に至るまでの経緯と問題点が提示された本。
明らかな駄目経営者という人はおらず様々なボタンのかけ違いから力尽きる姿が描かれている。破綻の定石は下記のとおり11あるがスピード的かつ柔軟に発想できない経営者は敗退している。今回はテーマが違うので触れられていないが無念なのは解雇された従業員も同様であろう...続きを読む。特に1社依存の危険性は会社経営以外でも教訓になる。
■ 破綻の定石1  脚光を浴びるも、内実が伴わない
■ 破綻の定石2  幸運なヒットが、災いを呼ぶ
■ 破綻の定石3  攻めの投資でつまずく
■ 破綻の定石4  世代交代できず、老舗が力尽きる
■ 破綻の定石5  起死回生を狙った一手が、仇に
■ 破綻の定石6  負の遺産が、挽回の足かせに
■ 破綻の定石7  危機対応が後手に回る
■ 破綻の定石8  売れてもキャッシュが残らない
■ 破綻の定石9  1社依存の恐ろしさ
■ 破綻の定石10 現場を統率しきれない
■ 破綻の定石11 ある日突然、謎の紳士が……

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Posted by ブクログ 2020年05月05日

 成功はアートだが失敗はサイエンス。倒産した企業23社の経営破綻の実例から失敗の定石を知ることが出来る本。 1例ごとの文章量が星新一のショートショートばりに短いので読みやすい。ちょっとした空き時間に1例まるごと読めるのは嬉しい。 個人的には、もう少し企業倒産に至るまでの詳細な内容があれば尚良かった。

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Posted by ブクログ 2019年12月29日

なかなか無い、倒産の背景を扱った内容。
第三者が振り返って整理すると分かりやすいが、やはり当の会社の経営者は、ここまで冷静に見て、そして行動・判断するのは簡単では無いのだろうなぁと感じる。

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Posted by ブクログ 2019年12月05日

「破綻する企業はみな経営の定石から外れていた」
★本の概要・感想
日経トップリーダーで連載されていた、中小企業の破綻記事。それら23社の事例をまとめあげ、一気に紹介する本著。メディアに出るのは基本的には成功企業、ハロー効果を拭えないものばかりである。しかし、本来必要なのは成功の方法論よりも、失敗しな...続きを読むいための方法論だ。人は損失を嫌うからだ。この本は、失敗のケーススタディをまとまって学べる貴重な一冊。

★本の面白かった点、学びになった点
*「技術者屋」を標榜する経営者が多く紹介されている
※あくまで23社の事例なので、サンプルは少ないが
・もともと、技術者あがりで経営者となった多くが、自社の資金繰り、利益率の高い商品の把握などを怠っていることが多い
・金周りに無頓着な経営者だと、対処が非常に遅れる(企業が大きく傾くタイミングで経営再建に奔走し始める)
・金の分からない経営者、経理のことなどよく分からない、といった経営者ではうまくいかない。技術やあがりでも、経営者になったなのならば、経営の勉強をしなければならない

*身の丈に合わない投資が破綻の原因に
・「身の丈に合わない投資」で失敗した企業が多い。年商よりも数倍の額の投資を行った等。
・投資は回収できない事態を想定して行わなければならない。もし、回収できないとして、破綻するような投資は最初からしてはならない

*古い売り方を変えられない
・バブルやリーマンショック前のビジネスモデルのままでは、立ち行かなくなった企業が非常に多い
・世の価値観や経済環境が大きく変わる事態が起きたときに、その変化に対応できるかどうかで、その企業の存亡が決まるといっても良い
・呉服店や宝石商店は、その売り方を変えられずにつぶれてしまった

*一方で、新規事業とまったくかけ離れた、強みのないところで事業展開するのも難しい
・新しい事業展開を何度も仕掛けたが、うまくいかずに倒産に至ったケースも少なくない
・新規事業は起こすべきだが、あくまでこれまでの強みが生きる事業で行うこと
→事業創造の難しさがうかがえる

*金融デリバティブ商品に手を出して失敗
・資金繰りに苦しい時に銀行から勧められた金融デリバティブ商品を購入して、それが失敗して、より苦しい状況に、というケースも多い

*初めは自分だけで儲けていた市場が、大手が参入して非常に苦しくなる
・自分が、今あるニッチマーケットで潤っていたとしても、そこに大手が参入してこないかどうかは、常に意識しておく必要がある
・参入障壁が無いために、つぶれてしまった企業は多い。
 →海外ブランドが、輸入店や商店を通さず直接販売を始めた 
 →昔はニッチ層のコンテンツと思われていた韓国ドラマを、大手が買い付け始めた

*卵は一つの籠に盛るな
・一つの産業や事業への依存度が高いと、リスクが高い 
 →例、原発産業に依存しているリスク

*特需で調子に乗るな
・現在、業績が好調だとしても、それが特需によるものなのか、それとも、自社の実力なのかを見極める必要がある

*経営者と社員の決定的な違いは、経営者は経営の責任を取らないといけないこと
・社員は、傾いた企業からは続々と辞めていく
・社長はそうはいかない。経営再建に奔走するしかにあ

●学んだことをどうアクションに生かすか
*やっぱ経営者は、その会社の経営に責任を持たないといけないから、大変そうだなーー。社員の方が楽なのかもしれんなー
*自分のスキルも、何かに依存させず、抽象化、分散化させておきたい。
*やっぱり、急成長、急拡大を急ぐとつぶれる

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Posted by ブクログ 2019年09月22日

全体的にもう少し生々しい内容を期待していたので、やや残念だったが、経営者の苦労の一端が垣間見れ、改めて会社経営の難しさを知った。

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Posted by ブクログ 2019年03月26日

倒産した実例を学べる一冊。大ヒット商品を出したが故、時代の流れにのれなかった、など理由は様々。もっとドロドロした話も読めるかなと期待したのですが、経営者や弁護士へのインタビューは断られ、あまり触れられていないのが残念。

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Posted by ブクログ 2019年03月25日

かなり中身の薄い倒産事例本。
帝国データバンクさんや東京商工リサーチさんって、もう少し情報持ってるよね??財務や背景のデータが薄すぎる。。。

これは、自分が銀行員だから、こう感じるのかも??

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Posted by ブクログ 2019年03月20日

成功しているケースの書籍って、ほとんどが「後だしじゃんけん」みたいなところがある。
サンプルとしての価値はあるけれど、メソッドというほどの再現性がないものがほとんどであったりする。
なかには、成功体験に酔っていて、「後乗せサクサク」よろしく事実すら刷り変わっていることもある。

ただ、本書に登場する...続きを読む失敗サンプルは、セオリー通り?に失敗している。
ここに登場する中小企業は一度は成功している。そこからドメイン(企業の生存領域)の再設定を誤ったために倒産してしまった。

差別化戦略を描けなかった
成長戦略を描けなかった

投資戦略を誤った
マーケティング戦略を誤った
人事戦略を誤った

企業文化の変革ができなかった
変革のジレンマにはまった
組織構造を変革できなかった


自社・市場・競合
強み・弱み、機会・脅威
5フォース
キャシュフロー経営
もう、当たり前すぎて手垢にまみれてそうな分析手法だけど、失敗しないためにはやっぱりセオリーって大事だと思った。

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Posted by ブクログ 2019年02月22日

23社も紹介しているだけあって、やや薄い内容です。
ネットなどで調べなおすと詳細や内容が違った視点で書かれていることもありました。

倒産した企業は、リーマンショックや震災の影響もあるようですが、財務や取引、先の見通しなど、結構、大雑把でいい加減なんだなという印象でした。

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Posted by ブクログ 2018年12月02日

倒産には様々な理由があると思うが、私たちサラリーマンには想像も及ばないような理由ばかりであった。1人の人間でここまですべての気を配れるのだろうか?と思うが経営者というのはそういう厳しいものだからこそ、サラリーマンとは違う自由を持つことができるのだろうと思った。

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Posted by ブクログ 2018年11月14日

倒産の実例を会社名をふせて紹介されている。経営にスピード感は大事だが、経営を拡大するための無茶なスピードは失敗に終わる場合もあるようだ。何事も欲を出しすぎるのはよくない。

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Posted by ブクログ 2018年08月26日

23社の倒産のケースをまとめた本。前書きには他社の倒産の事例から学ぶことが多いとは書かれていたが、正直参考にはなるが自社に活かすにはまるまる当てはまらないケースが多いと思う。ある程度の情報として入れておくにはいいかもしれない。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2018年08月15日

帝国データバンクと東京商工リサーチの協力で、日経トップリーダーという月刊誌がまとめたもの。?。
中小企業23社の倒産事例。

感想。
高度なノウハウが詰まっている訳ではないが、典型的な倒産事例のポイントがきれいにまとまっている。こういう時に会社って倒産するんですよ、と知らない経営者に伝えやすい本かも...続きを読む

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