カレル・チャペックのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
カレルチャペックは現代からタイムスリップした人なんじゃないかなぁと思ってしまうくらい、先読み能力がすごいですよねぇ。Chat GPTの登場によってにわかに現実味を帯びてきた「AIによって仕事がなくなる」感じ。。まぁそんなのはETCや自動改札の登場、PCの登場の度にあったことなのかもしれませんが。うーんでも、”絶対”の登場を前に神格化したりするのはまだ宗教が大きな力を持っていた時代っぽい。現代においてはもっと自然に”全知全能の存在”が神とは別に、受け入れられてしまうかもしれないですね。農民が絶対の影響を受けずに、生きるすべを持っているという示唆は面白い。
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Posted by ブクログ
チェコの作家、カレルチャペック氏の中編小説集。
カレルチャペックは装丁が可愛くて、大学生の頃気に入っていてちょこっと読んでいました。
こちらも装丁が可愛くて、手に取ってみることに。
装丁デザインは和田誠さん。さすがですね。
挿絵を手がけたのは兄のヨゼフチャペック氏。
古さを感じさせないとってもお洒落なイラスト。才能のある兄弟ですね。
(ちなみにこのカレルチャペック氏、「ロボット」ということばを作った人らしいです)
タイトルの「長い長い郵便屋さんのお話」を含む、9つの物語。
大体は自由奔放でハチャメチャ。といった雰囲気。
郵便局やカレル広場の小人の話、お巡りさんが竜を退治する話、チェコの川 -
Posted by ブクログ
「ロボット」という語を作った(らしい。この点は後から知りましたが)、カレル・チャペックの長編。
莫大なエネルギーをわずかな資源で生み出すことのできる機械「カルブラートル」が発明されたところから物語は始まります。その機械が生み出すエネルギーの副作用として、資源の中に囚われている神(この作品の中では「絶対」と呼ばれているもの)も引き出されてしまう世界を想定したSF作品です。
序盤は「絶対」が生み出されたおかげで、みんなが信心深くなったり隣人愛を実現したり預言を与えられるようになったりと、比較的好ましい変化が描かれてますが、後半ではお互いが進行する真理がぶつかり合う結果、対立や戦争が引き起こされ -
Posted by ブクログ
カルブラートル(原子炉)から発生する副産物ー絶対(神、真理)ーのために翻弄される人間の性を喜劇風に描いた作品。
原子力とそこから発生する副産物と聞いて平常な心持ちではいられないが、この作品においてこの科学と文明の問題は伏線にすぎない。
大きなテーマは誰もがそれぞれの真理を持ち、そして他人が自らの真理を信じたりはしてくれないという事実に対して私たちは寛容にならなければならない、ということだ。
確かにこのテーマをまとめるには、構想が十分でなく、展開もめまぐるしいという感じは否めなかったが、チャペックの心は十分に伝わってきた。
この作品が上梓されてから1世紀弱もの月日が経とうとしているが、私たち