ロボット RUR

ロボット RUR

無限の労働力「ロボット」によって、人類は苦役と貧困から解放され、真の幸福を得るはずだった――。1920年、中欧の小国で発表されたこの戯曲から「ロボット」という言葉が生まれた。今なお多くの問いを投げかける名作を、発表より100年を記念し新訳する。

資料 カレル・チャペックによる記事
「今一度、ロボット(RUR)について」(1921年)ほか
訳者解説
「『ロボット』あるいは世界文学のつくりかた」阿部賢一

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ロボット RUR のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2021年03月08日

    ロボット:
    1. 電気・磁気などを動力源とし、精巧な機械装置によって人間に似た動作をする人形。人造人間。
    2.目的の作業・操作をコンピューターの制御で自動的に行う機械や装置。人間の姿に似るものに限らない。自動機械。「産業ロボット」
    3.自分の意志でなく、他人に操られて動く人間。傀儡 (かいらい) 。...続きを読む

    1

    Posted by ブクログ 2023年11月29日

    人間にとって、最も重要な労働力は人間である
    しかし、我々が他人を労働力という単純な商品として捉えたとき、何が起こるであろうか
    それは大量生産と大量消費である
    人間であるのに人間ではなく、労働力の化身として生み出されたのがカレル・チャペックの想像するロボットだ
    発表された時代は1921年。資本主義の暴...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年03月12日

    ロボットが出現→人間が産まれなくなる?!
    何で?!
    と思って調べてみた。
    「陣痛」は英語で「labor pain」。「labor」は「労働」と訳すことが多い。同じく、チェコ語で「陣痛」は「prace」。これは「仕事」を意味する語らしい。
    ロボットによって人間が滅ぶ、という展開は、もはや古典的と言って...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年11月19日

    ロボットの語源だと知識としては知っていた作品。巻末の作者の言葉にある通り、いわゆる機械のロボットとは少し違う人造人間的なロボットを作り出して破滅に追いやられる人間。希望のようなそうでもないような結末。1920年に書かれたのが不思議な内容。そしてこの初版2000部のチェコ語の作品があっという間に世界を...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年09月02日

    思ってたロボットと違った。クローンとかゲノム編集とか技術の進歩した今の方が、リアリティがあるのではないか。

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    Posted by ブクログ 2021年06月15日

    ロボット=機械だと思ってたら元祖は神をも恐れぬウェットウエアだったのね!

    人間の欲望の深さとそれを満たすための非人間性が怖い。
    相手は人間じゃないからその非難には当たらない、というけど
    かつてインディアンもアボリジニもイヌイットも
    黄色人種も黒人も女性も人間ではなかった。

    ロボットたちが団結して...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2022年06月19日

    「ロボット」と言う名前の元となった小説だな(戯曲だったけど)、と思い読んで見たら、
    ・ロボットは、これまでイメージしていた「機械」で出来たモノ、では無く、化学的、人造人間、的なモノだった。でもそこ以外は確かに現在のロボットの概念と同じものだと思う。
    ・1920年の作品だけど、SF、と言うカテゴリーと...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年03月24日

    カレル・チャペック初読み。作者は「ロボット」と言う単語を世に知らしめた人という記憶していたので、どんな物語なのだろう、いつか読みたいと思っていた本。この物語のロボットの外見は人間そっくり、金属質感のする機械的ロボットとは異なる。アンドロイドとかレプリカントTypeだ。ヒューマノイドに近い人造人間のイ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年01月28日

    こないだ、岩波のロボット読んだけど、新訳?阿部賢一訳が原書発行から100周年で刊行されたんでもっかいよんでみてます。

    0

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