【感想・ネタバレ】スペイン旅行記 ――カレル・チャペック旅行記コレクションのレビュー

あらすじ

故郷をこよなく愛するとともに、世界の多様な風景・風俗を愛したチャペックは多くの旅行記を遺している。本書は1929年スペイン周遊の際に書かれた旅行記。ラテン、イスラム、ユダヤ、ジプシー、バスク、そして闘牛やフラメンコ…様々な民族や風物の混交する面白さ美しさに魅せられた心躍るエッセイ。

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Posted by ブクログ

マチスのダンスにも似た、躍動感のある自由な線画が楽しい。靴みがきの恍惚のダンス、ろばにまたがった農民、格子窓のちっちゃな楽園、魔術的な装飾、闘牛、愛しあう男女、束縛されない率直な歌、フラメンコ、等等。
「世界が千もの違う顔を持ちどこへ行っても異なるという理由で、全世界を愛するということのほうが喜ばしい」

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2013年03月31日

Posted by ブクログ

スペインに興味が湧いていたので読んでみたが面白かった。カレル・チャペック。『ロボット』という言葉の考案者であることは何となく知っていたが、著書を読んだ事なかったので自分としては思いがけない発見だった。80年程前の旅行記だけど特に気にならず(現在のスペインもリーガ・エスパニョーラぐらいしか知りませんが…)街並み・人々の生活が詩的に表現されていてとてもいい。旅行でこれ程感動的になり美しく表現できるのはとても羨ましい。『アルハンブラ物語』もそうでしたがオリエント風の建築物に魅かれますね~。

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2012年04月22日

Posted by ブクログ

故郷をこよなく愛するとともに、世界の多様な風景・風俗を愛したチャペックは多くの旅行記を遺している。その優しくユーモラスな筆致は、深い悲しみと叡智を底に秘め、世界中に今もなおファンが多い。本書は1929年スペイン周遊の際に書かれた旅行記。ラテン、イスラム、ユダヤ、ジプシー、バスク、そして闘牛やフラメンコ…様々な民族や風物の混交する面白さ美しさに魅せられた心躍るエッセイ。

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2009年10月07日

Posted by ブクログ

挿絵も雰囲気あり、ちょっと人を喰ったようなカレル・チャペックのとぼけ文章がいい具合で、楽しい本でした。

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2009年10月07日

Posted by ブクログ

どうせ出すなら全部出せちくま!と言いたくなるけれど、とりあえず文庫はありがたい。チャペックの独特の語り口がいい。

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2009年10月04日

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