カレル・チャペックのレビュー一覧
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ロボット:
1. 電気・磁気などを動力源とし、精巧な機械装置によって人間に似た動作をする人形。人造人間。
2.目的の作業・操作をコンピューターの制御で自動的に行う機械や装置。人間の姿に似るものに限らない。自動機械。「産業ロボット」
3.自分の意志でなく、他人に操られて動く人間。傀儡 (かいらい) 。「軍部のロボットである大統領」
[補説]チェコの作家チャペックが作品中でチェコ語の働くの意のrobotaから作った造語。
この”ロボット”という言葉がカレル・チャペックにより作られて100周年ということで出た新訳。
あとがきでカレル・チャペックは「部分的には科学についての喜劇、また部分的には真実に -
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日常のささいなできごとを見守るチャペックは、からかいまじりのユーモアを発揮する。鼻かぜや、女について、男について、家にまつわるあれこれ、買い物について・・・。上機嫌の底にあるのは、それほど偉くも立派でもない、人間に対する愛情だろう。その愛情が政治に向かうと、人間らしい生き方を求めての、熱い呼びかけとなる。チャペックは偏ったものの見方を嫌う。人間をひとつの鋳型に押し込めるのではなく、多様性を認めたうえで、人としての共通項に目を向ける。チャペックは、肯定の人だ。否定を重ねて唯一のものを求めたりはしない。雑然として、非効率かもしれないが、豊かだ。
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チェペックが行く、豊かな旅の記録・イギリス編。
これはチャペックの温かみあふれるまなざしと、ウィットに富んだユーモアが素晴らしい旅行記。
豊かな人間愛・郷土愛から、チャペックの人柄が透けて見える。
内容的には、歴史とかその土地の風土とかよりむしろ、著者が見たこと、感じたことに重きが置かれているかんじ。
でも、それだけで十分面白い!
結構前に書かれた本なのだが、全く古臭さを感じない。チャペックが頭の柔らかい人だったんだな、とよくわかる。
著者の自筆イラストも多数。
このシリーズは他にもチェコスロバキア編(チャペックはチェコスロバキア出身)、スペイン編、北欧編とある。
私は今のところ、イギリ -
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1年を通して園芸家の生態を紹介している本。
文体にちょっと皮肉っぽいところとか自虐ネタみたいなのもありそれがユーモラスで面白かった。
私は本が好きだけど買うだけ買ってなかなか読む時間が取れず積読になってしまったり、そういう本たちが増えて部屋のスペースが圧迫されてたりするので、作中に出てくる育てたい植物の種をあれもこれもと買った後に庭にスペースがないことに気づくっていうエピソードにすごく共感した笑
私はあんまりガーデニングには関心がないんだけど自分の知らない分野の趣味を楽しんでる人の話を聞くのが好きだから、この本からは園芸への情熱や愛が伝わってきてすごく楽しめた -
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ネタバレロボットの語源となった話。
AIに人類が滅ぼされるという内容は、今やSFではよくある話ではあるが、カレル・チャペックはその発想に至った最初の人物なのではないだろうか。
これが大昔に書かれたとは思えない内容だった。
まず読み終わった感想として、ヘレンが余計なことをしたから…と考えてしまった。
読者は大体同様に思うのではないだろうか。
ロボットに人間的な仕組みを組み込むように企てたこと、設計図を独断で燃やしてしまったこと、色々引っかかるところはある。
そもそもヘレンが工場に来た時から開発陣はヘレンの虜になってしまった。
開発陣はヘレンのわがままを聞くようになった。
度々ヘレンの影響力が大きすぎ -
Posted by ブクログ
この作品によって、ロボットと言う名称が世に広まったのは有名な話。
ただし、ロボットと言う名称を唱えたのは、作者のチャペックの兄のヨゼフである。これも既に有名な話か。
ただ、この作品のロボットは、私達がイメージする機械や鋼鉄で出来ている機械人形と言うより、人造人間(アンドロイド)的なイメージ。生きた物質を発見して、人間の臓器を大量に作り出して、人型に組み上げると言う、非常にグロテスクなものだ。
ヴィリエ・ド・リラダンは「未来のイブ」でアンドロイドと言う名称を作ったが、こちらの造られたイブの方が機械人間的のなのが面白い。
内容は、既に古典的とも言える。ロボット(奴隷)の人間としての権利を与えるべき