カレル・チャペックのレビュー一覧

  • 絶対製造工場

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    「ロボット」という語を作った(らしい。この点は後から知りましたが)、カレル・チャペックの長編。

    莫大なエネルギーをわずかな資源で生み出すことのできる機械「カルブラートル」が発明されたところから物語は始まります。その機械が生み出すエネルギーの副作用として、資源の中に囚われている神(この作品の中では「絶対」と呼ばれているもの)も引き出されてしまう世界を想定したSF作品です。

    序盤は「絶対」が生み出されたおかげで、みんなが信心深くなったり隣人愛を実現したり預言を与えられるようになったりと、比較的好ましい変化が描かれてますが、後半ではお互いが進行する真理がぶつかり合う結果、対立や戦争が引き起こされ

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    2012年11月01日
  • 絶対製造工場

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    カルブラートル(原子炉)から発生する副産物ー絶対(神、真理)ーのために翻弄される人間の性を喜劇風に描いた作品。

    原子力とそこから発生する副産物と聞いて平常な心持ちではいられないが、この作品においてこの科学と文明の問題は伏線にすぎない。
    大きなテーマは誰もがそれぞれの真理を持ち、そして他人が自らの真理を信じたりはしてくれないという事実に対して私たちは寛容にならなければならない、ということだ。

    確かにこのテーマをまとめるには、構想が十分でなく、展開もめまぐるしいという感じは否めなかったが、チャペックの心は十分に伝わってきた。
    この作品が上梓されてから1世紀弱もの月日が経とうとしているが、私たち

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    2012年04月07日
  • オランダ絵図 ──カレル・チャペック旅行記コレクション

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    80年程前に書かれたエッセイらしいですが、今のオランダにも通ずるところがあって楽しく読めました。

    カレルさんの本を初めて読みましたが視点がおもしろい!他の本も読んでみようっと。

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    2011年09月05日
  • 長い長いお医者さんの話

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    たぶん再読だと思う。

    読んでるうちに、カレル・チャペックの世界に
    はまりますね。

    盗賊のはなしと郵便配達の話がいいな。

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    2011年05月28日
  • 長い長いお医者さんの話

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    「ロボット」の語を生み出したと言われるカレル・チャペックのナンセンス短編。筒井康隆や小松左京に親しんでいる現代から見れば、ナンセンスのキレには不満が残るかもしれない。ただ関節を外されるようなストーリー展開は面白い。

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    2010年10月11日
  • 長い長いお医者さんの話

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    表題作ほか7編。郵便屋さんのお話が好きです。王女さまと子ネコの話は長いけど、最初と最後の猫のユーラが自分の家に戻ってヴァシュカを連れてくるところがいいです。

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    2010年07月02日
  • 北欧の旅 ──カレル・チャペック旅行記コレクション

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    デンマーク・スウェーデン・ノルウェー・そしてまたスウェーデンへと移動する旅行記。
    スウェーデンがものすごく良い国のように書いてある。
    自然の描写が細かい。

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    2009年10月07日
  • 北欧の旅 ──カレル・チャペック旅行記コレクション

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    カレル・チャペック氏の北欧旅行の記録。個人的に好きなノルウェー(オスロ→ベルゲン→ノールカップ)への旅が中心なので即購入してしまいました。
    20世紀前半の北欧の描写なのだけど、都市部以外はたぶん今も変わらない自然です。
    大量に挿入されている線画が素晴らしい。コミカルでいてすごく細かい。

    ただ文章は翻訳のせいか、時代のせいか、本人の癖なのか、詩と散文の間のような感じで少々読みにくい。

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    2009年10月04日
  • 長い長いお医者さんの話

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    童話の短編集で、そのなかの『郵便屋さんの話』が私のお気に入り。郵便局なんていう至って日常の空間に、妖精がいてしかも手紙でトランプをしているなんて素敵です。話の展開もハッピーエンドで心温まります。

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    2009年10月04日