カレル・チャペックのレビュー一覧

  • イギリスだより ――カレル・チャペック旅行記コレクション

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    カレル・チャペックの旅行記、エッセイのような一冊。
    少し読みにくいような表現があるものの、イギリスのあれこれについて色んな感想、表現を駆使して書き綴っているのが読んでいて楽しいです。
    交通機関についての話が個人的にお気に入り。

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    2022年11月09日
  • 白い病

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    初版は1937年とある。作者が世界情勢に向けて語っていたのだと思うと胸が傷む。コロナ禍に次ぐウクライナの問題、これは現代のことではないの?と思ってしまう。2020年に翻訳していた訳者も、出版社の人たちも今頃驚いているに違いない。

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    2022年08月25日
  • ロボット RUR

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    「ロボット」と言う名前の元となった小説だな(戯曲だったけど)、と思い読んで見たら、
    ・ロボットは、これまでイメージしていた「機械」で出来たモノ、では無く、化学的、人造人間、的なモノだった。でもそこ以外は確かに現在のロボットの概念と同じものだと思う。
    ・1920年の作品だけど、SF、と言うカテゴリーとして読める設定だった。
    サクッと読んでおいて損はないかと思います。
    (追記)
    あのロボット三原則で知られるアシモフは、奇しくも1920年生まれみたいですな。

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    2022年06月19日
  • 長い長いお医者さんの話

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    チャペックの有名な児童文学を、数ヶ月かけてのんびり読んだ。
    チャペック兄のゆるいイラストも、とても良かった。
    郵便やさんの話、幻想的な犬のダンスをみた犬の話、正直者のルンペンがかばんを見守り、一年間拘留された話が印象的だった。

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    2022年04月24日
  • 園芸家の一年

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    園芸家は土にこだわっている。

    最終章の一節、わたしたち園芸家は、未来に対して生きている。
    これはこの本の真髄のように思う。

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    2022年04月16日
  • 長い長いお医者さんの話

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    チェコの作家、カレルチャペック氏の中編小説集。

    カレルチャペックは装丁が可愛くて、大学生の頃気に入っていてちょこっと読んでいました。
    こちらも装丁が可愛くて、手に取ってみることに。
    装丁デザインは和田誠さん。さすがですね。
    挿絵を手がけたのは兄のヨゼフチャペック氏。
    古さを感じさせないとってもお洒落なイラスト。才能のある兄弟ですね。
    (ちなみにこのカレルチャペック氏、「ロボット」ということばを作った人らしいです)

    タイトルの「長い長い郵便屋さんのお話」を含む、9つの物語。
    大体は自由奔放でハチャメチャ。といった雰囲気。

    郵便局やカレル広場の小人の話、お巡りさんが竜を退治する話、チェコの川

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    2022年03月29日
  • 白い病

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    かなり今に近いものを感じた。
    求めるものが違うし、それを譲ることができない両者の葛藤を見た。
    追い込まれた時に人間は何を優先するのか、
    相手のことを知ろうとすれば何か変わったのかも

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    2021年09月10日
  • ロボット RUR

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    カレル・チャペック初読み。作者は「ロボット」と言う単語を世に知らしめた人という記憶していたので、どんな物語なのだろう、いつか読みたいと思っていた本。この物語のロボットの外見は人間そっくり、金属質感のする機械的ロボットとは異なる。アンドロイドとかレプリカントTypeだ。ヒューマノイドに近い人造人間のイメージ。1920年の作品。今から100年も前に人造、生命、魂の物語を書かれていることに驚かされた。単純に興味深く面白い。映画「メトロポリス」「ブレードランナー」「ターミネーター」の原点はここにあった。

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    2021年03月24日
  • 白い病

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    中国初の50歳以上の人ばかりがかかる感染症。最初は皮膚病から始まり死に至る。治せるという医者は正義感の強い人で、治療法を伝える代わりに軍備を解け、平和を約束しろ、というが独裁者は承知しない。やがて感染した独裁者はしぶしぶ条件をのむが自分の蒔いた種、医者は自分の信者に殺害されてしまう!群衆はどこへ向かうのか!ってこれすごい風刺だ。スペイン風邪の流行や当時のチェコを取り巻く状況と重ねて書かれたということですが、なんだか今もぴったりすぎて、唸ってしまいます。

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    2021年02月12日
  • 白い病

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    重い内容。衝撃的な結末だった。
    治療薬を見つけた博士は
    平和と引き換えでなければ治療薬を渡さないという。
    戦争か?治療薬か?
    国のトップたちはどうするのか?
    現在のコロナ禍と似ているが、これは戦時下なのでもっと大変だったと思う。
    群衆の愚かさが恐ろしい。心のゆとりがなくなるのは、今も同じだと思う。

    コロナ禍のなか新訳された、チャペックの戯曲。
    戯曲のためセリフだけで書かれている。
    2020年9月15日 第1刷発行。
    最近の出版だが、いつの?って思いつつ読んだ。
    途中で気づいたが、
    カバー折り返しの説明に1937年刊行と。

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    2021年02月09日
  • ロボット RUR

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    こないだ、岩波のロボット読んだけど、新訳?阿部賢一訳が原書発行から100周年で刊行されたんでもっかいよんでみてます。

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    2021年01月28日
  • 白い病

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    20201122 今年だから買って読むことになった。疫病と政治、国毎で対応が違う、主義主張に付いて考えた事は無かったが今を生きる人として考えさせられた。

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    2020年11月24日
  • 北欧の旅 ──カレル・チャペック旅行記コレクション

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    デンマークからノルウェー最北の旅行記。旅ガイドというよりはエッセイだが、自然の描写の語彙力や、ノルウェーが世界の果てだと欧州人は言うがここが世界の出発点だ、などという言葉にはっとさせられる。そういうところは小説だなと感じる。グーグルイメージ検索を併用するととても楽しい。

    著者は字書きとのことだが、イラストがかわいい。一筆ですっと描いていく風景、家、自然など非常に味がある。どの牛も草を食んでるのは思わず笑ってしまったが、こんなに少ない線でそれを表現できるのはただモノじゃないぞ、と本文の内容以外のところで食いついてしまった。

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    2018年09月24日
  • 北欧の旅 ──カレル・チャペック旅行記コレクション

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    ネタバレ

     チェコ人の、この方はどう称していいかわかりづらいタイプの多彩な方のようだが、ジャーナリストであり劇作家であり多くの旅行記を綴っているチャペックによる北欧の旅行記である。
     当時新聞連載されたものであり、彼にとって最後の旅行記になっているようだが、鉄道と船での移動でデンマーク、スウェーデン、ノルウェーをめぐる旅行記となっている。彼の直筆によるイラストが多数含まれているのも特徴的だろう。

     とはいえ、この旅行記における翻訳は、正直言って意味を受け取るのに難しい部分が少なくない。
     直訳なのか、悪文なのかは不明だが、そこに込められた皮肉なニュアンスに首をかしげること暫しであった。
     そうした点を

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    2018年08月07日
  • 園芸家の一年

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    少しずつチャペックさんを読み漁ろうと思って、まずはこちらから。
    自身も園芸大好きだったチャペックさんが、園芸家の各月の過ごし方を軽やかにつづってくれます。園芸というものの楽しみや、中毒性(そしてまわりがみえなくなる)みたいなのをジョークを交えて楽しく感じることができました。

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    2016年09月11日
  • 園芸家の一年

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    以前、「園芸家12カ月」を読んでいるので、目新しいことはほとんどなく、懐かしさ半分確認半分で読みました。
    園芸家が春を恋う様子が懐かしく、カタログを読んでとらぬタヌキを数える様子には鏡を見る思いでした。
    新たな発見は11月の章にあり、名文で、明朗な真理が著されていました。
    総じて園芸家は土を見て草を見ず、花すらろくに見ていないという話。
    自らを笑うユーモアに、チェコの作家の地力を見た気がします。

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    2015年03月20日
  • 絶対製造工場

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    『山椒魚戦争』は特定の人物に視点を絞ったから長篇小説として成立してるけど、この作品は多様な視点が浮遊してる感じがする(歴史の記述とも重なる?)最後やや説教臭いのもあまり好みではなかった。
    ただそれをおいても、この作者一流のユーモラスな調子は他に替え難いもの。新聞や論文、また「年代記作者」としての作者など多様なスタイルを取り込んだ構造。また兄ヨゼフによる挿絵もとても洗練されている。

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    2013年02月12日
  • 絶対製造工場

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    「ロボット」という語を作った(らしい。この点は後から知りましたが)、カレル・チャペックの長編。

    莫大なエネルギーをわずかな資源で生み出すことのできる機械「カルブラートル」が発明されたところから物語は始まります。その機械が生み出すエネルギーの副作用として、資源の中に囚われている神(この作品の中では「絶対」と呼ばれているもの)も引き出されてしまう世界を想定したSF作品です。

    序盤は「絶対」が生み出されたおかげで、みんなが信心深くなったり隣人愛を実現したり預言を与えられるようになったりと、比較的好ましい変化が描かれてますが、後半ではお互いが進行する真理がぶつかり合う結果、対立や戦争が引き起こされ

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    2012年11月01日
  • 絶対製造工場

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    カルブラートル(原子炉)から発生する副産物ー絶対(神、真理)ーのために翻弄される人間の性を喜劇風に描いた作品。

    原子力とそこから発生する副産物と聞いて平常な心持ちではいられないが、この作品においてこの科学と文明の問題は伏線にすぎない。
    大きなテーマは誰もがそれぞれの真理を持ち、そして他人が自らの真理を信じたりはしてくれないという事実に対して私たちは寛容にならなければならない、ということだ。

    確かにこのテーマをまとめるには、構想が十分でなく、展開もめまぐるしいという感じは否めなかったが、チャペックの心は十分に伝わってきた。
    この作品が上梓されてから1世紀弱もの月日が経とうとしているが、私たち

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    2012年04月07日
  • オランダ絵図 ──カレル・チャペック旅行記コレクション

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    80年程前に書かれたエッセイらしいですが、今のオランダにも通ずるところがあって楽しく読めました。

    カレルさんの本を初めて読みましたが視点がおもしろい!他の本も読んでみようっと。

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    2011年09月05日