カレル・チャペックのレビュー一覧

  • 園芸家の一年

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    マイブームであるカレル・チャペックの随筆、その中でも一番有名な『園芸家の一年』。ユーモラスだが時に辛辣に、時には自虐的な文章が続く。読みながら牧野富太郎は、この本を読んだだろうか。もし読んだとしたらどんな感想を持っただろうかという疑問が沸いた。悪い時代に生きてるのでAIに聞いてみたら、あっさりと可能性はゼロに近い。まずそのような記録が残っていない。またこの『園芸家の一年』が初めて日本語で翻訳されたのは1955年で牧野富太郎の亡くなる少し前なので時間的に無理だった。とか、牧野富太郎は純粋な植物学者だが、チャペックはドタバタ園芸家(AIの癖に生意気なことをいうと思わず苦笑したが)で、そもそもスタンスが違い過ぎる。などと全く面白くもクソもない回答だった。だから何でもAIに聞くのはダメなのだ。もっと自由に想像力の翼を広げよ。ジャスト・マイ・イマジネーション。

    それはさておき、当方、花鳥風月に縁もゆかりも無く、庭にどんな植物があるのか、どんな花が咲いているのか全く興味は無かったのだが、ヒョンなことから水耕栽培をやる事になり、いや、やってみると意外に楽しいというか、播種したら発芽率はどうだ、とか発芽したら次は千鳥状態に移し替え養分取らせるけど、その養分の濃度で成長の度合いは違ってくるし、あ、根が茶色くなってる、根腐れしてる、栄養が多すぎた、なんだせっかくの収穫も葉先はチップバーンではないか、等等、およそこれまでの人生では考えたこともないような事態になってしまった。ま、しかし、この本に出て来る園芸家ほどエキセントリックではないが。

    最後に気になった文章を。

    「だが、このようにはだかになった木に、最後の一枚の葉が風にふるえながらしがみついていると、まるで戦場にひるがえる最後の軍旗のように、死屍累々たる戦場の一角で、一人の戦死者の手にしっかと握られている戦旗のようにみえる。われわれは戦死した。しかし、屈しなかった。われらが旗は、まだ風にひるがえっているのだ。」。

    まるでオーヘンリーの「最後の一葉」である。

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    2026年09月14日
  • ロボット RUR

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    単語「ロボット」の語源作品
    はあ、奴隷って意味なんですね
    先日札幌駅から大通り公園の地下歩行空間を歩いていたんですけど向かいから
    「歩きスマホはやめましょう」
    みたいな注意しながらノロノロとロボットが移動してきたんです
    顔(?)に当たる部分には警備中って表示
    いや、これがものすごく移動スピード遅いんですよ
    けっこう人がすれ違う場所なんですけどもはやこのロボットが移動を妨げてるんでないかと
    押し車押して歩いてるおばあちゃんが
    「ひえええ…」とよけていて思わず笑っちゃいました
    これなんの意味があるんですかね
    東京の方ではウーバーをロボットが持ってきてくれる地域あるのでしょう?すごいです
    ピンポーンとか鳴らしてくれるのですか?
    歩道端の花壇とかにひっかかって
    「ダレカタスケテ」とか言うんですかね
    ヤンキーとかに邪魔だオラァ!とかでどつかれてひっくり返って
    「ヤメテヤメテ」とか言うんですかね
    で中の弁当ひっくり返って
    「エラー!エラー!」ピーーーッ!とか鳴って
    フタがカパッと開いてエアガンみたいの出てきて
    タタタタタタタタタタ!とヤンキー撃ったりして
    ウーバーの本社かなんかが
    「まさか、暴走?」
    ウォアアアアアアアア
    社長「届いたな」
    とか言っちゃったりするんですかね

    なんの話だっつーね
    ここからアシモフに繋がって今は
    歩きスマホ注意
    はあ、先人達はどう思ってるんでしょうか

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    2025年08月11日
  • 園芸家12カ月 新装版

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    今でこそ園芸店で見かける草木の名前が
    たくさん出てました。
    イギリス園芸で一般的な植物がやっと100年程
    かけて日本にやって来たんだなぁと感慨深く思いました。
    今も昔も、園芸は裕福な人達の趣味で、庭の無い
    自分にはただ憧れるのみです。
    本の中に出てきた白いリンドウは、当時は存在してなかったけど技術革新の結果、今は存在してますよ〜とカレルチャペック氏に教えたい。

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    2025年06月29日
  • 白い病

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    白い病、と聞いて、ハンセン病の話なのかな? と思ったけど架空の病気だった。ストーリーはどことなく芥川龍之介の『蜘蛛の糸』を思い出す感じ…

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    2025年02月21日
  • 白い病

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    カレル・チャペックが1937年に書いた戯曲。
     隣国の小国に威信を示すため攻め込もうとする軍事国家。アラフィフ以上が発症する白い病が世界的に大流行。そんな中一人の町医者が治療法を発見するが、その治療に際し、一つの条件をつけた。
     世代対立、戦争主義者と平和主義者、扇動者と扇動される群衆、と様々な切り口を見せつつ、皆「正しい」行動をしているとは言えない。平和主義者でさえ、その行動は首をかしげる。「正しい」とは何かを考えさせられる作品。
     また、90年近く前の作品なのに、戦争、世代対立、貧富の格差、パンデミックと現代と同じ状況が描かれる。未来をも予知したカレル・チャペックすげぇ、のではない、人類が全く成長していないのだ。

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    2025年02月21日
  • 園芸家の一年

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    昔に書かれた本を読んだことないし、植物の羅列をみて「?」という感じもあった。私も庭のある家で庭弄りに熱中してみたいなぁ。

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    2025年01月10日
  • 園芸家の一年

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    自分も細やかな程度に土いじりをすることがあり、その点において共感することやそんなことまで!と大変さを知った一冊。やはり命を育てるって、大変だと思いました。

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    2024年04月21日
  • イギリスだより ――カレル・チャペック旅行記コレクション

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    イラストが可愛いカレル・チャペック。
    「長い長いお医者さんの話」「園芸家の12ヶ月」「ダーシェンカ」の著者としてしか知りませんでした。
    ジャーナリストでもあり、旅行記も6点ほど出版されていて「イギリスだより」は2作目にあたります。
    イギリスびいきということですが、独自のユーモアを交えながら行く先々で感じたイギリス(人)の長所・短所を率直に綴っています。
    辛口批評のところもしばしばですが、旅の終わりに「イギリスにいたときはいつも、故郷はなんと美しいものかと考えていた。故郷へ帰ったら、たぶん、イギリスには他のどこよりも上等でよいものがあると考えるようになるだう。」と書いています。
    日本の根付けにも興味を持ってくれていたようで、ちょっと嬉しい気持ちなりました。

    その他の旅行記
    1「イタリアだより」
    3「スペイン旅行記」
    4「オランダ絵図」
    5「北への旅」(北欧三国)
    6「チェコスロバキアめぐり」
    何もそのうち読んでみたいです。

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    2024年03月15日
  • 絶対製造工場

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    カレルチャペックは現代からタイムスリップした人なんじゃないかなぁと思ってしまうくらい、先読み能力がすごいですよねぇ。Chat GPTの登場によってにわかに現実味を帯びてきた「AIによって仕事がなくなる」感じ。。まぁそんなのはETCや自動改札の登場、PCの登場の度にあったことなのかもしれませんが。うーんでも、”絶対”の登場を前に神格化したりするのはまだ宗教が大きな力を持っていた時代っぽい。現代においてはもっと自然に”全知全能の存在”が神とは別に、受け入れられてしまうかもしれないですね。農民が絶対の影響を受けずに、生きるすべを持っているという示唆は面白い。

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    2023年04月16日
  • イギリスだより ――カレル・チャペック旅行記コレクション

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    カレル・チャペックの旅行記、エッセイのような一冊。
    少し読みにくいような表現があるものの、イギリスのあれこれについて色んな感想、表現を駆使して書き綴っているのが読んでいて楽しいです。
    交通機関についての話が個人的にお気に入り。

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    2022年11月09日
  • 白い病

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    初版は1937年とある。作者が世界情勢に向けて語っていたのだと思うと胸が傷む。コロナ禍に次ぐウクライナの問題、これは現代のことではないの?と思ってしまう。2020年に翻訳していた訳者も、出版社の人たちも今頃驚いているに違いない。

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    2022年08月25日
  • ロボット RUR

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    「ロボット」と言う名前の元となった小説だな(戯曲だったけど)、と思い読んで見たら、
    ・ロボットは、これまでイメージしていた「機械」で出来たモノ、では無く、化学的、人造人間、的なモノだった。でもそこ以外は確かに現在のロボットの概念と同じものだと思う。
    ・1920年の作品だけど、SF、と言うカテゴリーとして読める設定だった。
    サクッと読んでおいて損はないかと思います。
    (追記)
    あのロボット三原則で知られるアシモフは、奇しくも1920年生まれみたいですな。

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    2022年06月19日
  • 長い長いお医者さんの話

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    チャペックの有名な児童文学を、数ヶ月かけてのんびり読んだ。
    チャペック兄のゆるいイラストも、とても良かった。
    郵便やさんの話、幻想的な犬のダンスをみた犬の話、正直者のルンペンがかばんを見守り、一年間拘留された話が印象的だった。

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    2022年04月24日
  • 園芸家の一年

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    園芸家は土にこだわっている。

    最終章の一節、わたしたち園芸家は、未来に対して生きている。
    これはこの本の真髄のように思う。

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    2022年04月16日
  • 長い長いお医者さんの話

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    チェコの作家、カレルチャペック氏の中編小説集。

    カレルチャペックは装丁が可愛くて、大学生の頃気に入っていてちょこっと読んでいました。
    こちらも装丁が可愛くて、手に取ってみることに。
    装丁デザインは和田誠さん。さすがですね。
    挿絵を手がけたのは兄のヨゼフチャペック氏。
    古さを感じさせないとってもお洒落なイラスト。才能のある兄弟ですね。
    (ちなみにこのカレルチャペック氏、「ロボット」ということばを作った人らしいです)

    タイトルの「長い長い郵便屋さんのお話」を含む、9つの物語。
    大体は自由奔放でハチャメチャ。といった雰囲気。

    郵便局やカレル広場の小人の話、お巡りさんが竜を退治する話、チェコの川に住むカッパの話、山に住む魔法使いと医者の話、森や野原にいる妖精たちの話…
    など、ファンタジー要素もあるんだけど、キラキラした雰囲気ではなく、ユーモアと皮肉、イタズラ心が効いた物語ばかり。
    少し理屈っぽさもあり、子供が読んだらちょっと小難しいかな。
    「長い長い郵便屋さんのお話」が好きかな。お手紙を触ったその温度で、送った人の感情やそのお手紙の大切さがわかるという小人が愛らしい。

    たまに海外小説もまた読んでいこうと思います♬

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    2022年03月29日
  • 白い病

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    かなり今に近いものを感じた。
    求めるものが違うし、それを譲ることができない両者の葛藤を見た。
    追い込まれた時に人間は何を優先するのか、
    相手のことを知ろうとすれば何か変わったのかも

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    2021年09月10日
  • ロボット RUR

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    カレル・チャペック初読み。作者は「ロボット」と言う単語を世に知らしめた人という記憶していたので、どんな物語なのだろう、いつか読みたいと思っていた本。この物語のロボットの外見は人間そっくり、金属質感のする機械的ロボットとは異なる。アンドロイドとかレプリカントTypeだ。ヒューマノイドに近い人造人間のイメージ。1920年の作品。今から100年も前に人造、生命、魂の物語を書かれていることに驚かされた。単純に興味深く面白い。映画「メトロポリス」「ブレードランナー」「ターミネーター」の原点はここにあった。

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    2021年03月24日
  • 白い病

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    中国初の50歳以上の人ばかりがかかる感染症。最初は皮膚病から始まり死に至る。治せるという医者は正義感の強い人で、治療法を伝える代わりに軍備を解け、平和を約束しろ、というが独裁者は承知しない。やがて感染した独裁者はしぶしぶ条件をのむが自分の蒔いた種、医者は自分の信者に殺害されてしまう!群衆はどこへ向かうのか!ってこれすごい風刺だ。スペイン風邪の流行や当時のチェコを取り巻く状況と重ねて書かれたということですが、なんだか今もぴったりすぎて、唸ってしまいます。

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    2021年02月12日
  • 白い病

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    重い内容。衝撃的な結末だった。
    治療薬を見つけた博士は
    平和と引き換えでなければ治療薬を渡さないという。
    戦争か?治療薬か?
    国のトップたちはどうするのか?
    現在のコロナ禍と似ているが、これは戦時下なのでもっと大変だったと思う。
    群衆の愚かさが恐ろしい。心のゆとりがなくなるのは、今も同じだと思う。

    コロナ禍のなか新訳された、チャペックの戯曲。
    戯曲のためセリフだけで書かれている。
    2020年9月15日 第1刷発行。
    最近の出版だが、いつの?って思いつつ読んだ。
    途中で気づいたが、
    カバー折り返しの説明に1937年刊行と。

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    2021年02月09日
  • ロボット RUR

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    こないだ、岩波のロボット読んだけど、新訳?阿部賢一訳が原書発行から100周年で刊行されたんでもっかいよんでみてます。

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    2021年01月28日