カレル・チャペックのレビュー一覧

  • 園芸家の一年

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    園芸を始めてまだ1年だが、すでにこのような思考になってきている。雨が恋しい、土の改良のことばかり考える、植物の名前にうるさくなる。。100年くらい昔の園芸家も今のそれと変わりないんだな。ユーモアに溢れる本書だが、解説を見るに、とても大変な時代に書かれたものであり、挿絵を描いている著者の兄も悲惨な最後を遂げたとのこと。このユーモアがその時の体制への批判。園芸家の人間くさい感覚や喜び、振る舞いが、それを許さない全体主義的な時代背景への抵抗なのかと思うと、今純粋に園芸を楽しめている私は、とっても幸せだ。

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    2022年02月07日
  • 白い病

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    ネタバレ

    1937年刊行の戯曲です。
    新型コロナパンデミックの今の一冊、ということで本屋さんで見つけて買いました。
    小一時間もあれば読めます。
    謎の疫病の治療薬を開発した一人の医師の、命を救いたいという想いや平和への願いと、戦争をしたい国家や民衆・・・。
    ラストは衝撃的でした。
    ファシズム批判の作品ですが、正義感・群集心理・倫理観・マスメディアについてなど…色々と考えさせられる作品でした。

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    2022年02月15日
  • 白い病

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    戦争前夜に流行した特異な感染症の特効薬を見つけた医師が、その公開と引き換えに世界平和を求めるが…

    戦争に突き進む大衆の愚鈍さと
    誰を治療し誰を治療しないかという倫理的問題

    コロナ禍のような不安定な世情では
    SF戯曲の持つ力が際立つ

    悲劇的結末がリアル

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    2022年01月24日
  • 白い病

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    ネタバレ

    初めて戯曲を最初から最後まで読んだけど、ほとんど台詞で構成されている分、なまじな小説よりは読みやすいなと感じた。

    感染症の治療と引き換えに平和を求めるという構図。
    2022年の日本人の感覚からすると「そんなの戦争してる場合じゃない」と思うけど、当時はそうでもなかったと思うと事の深刻さが少しは分かる気がする。


    なんか自然と
    「たいした奴だな。簡単に5人も死なせるなんて。こっちは1人助けるだけで精一杯だ。」
    というブラックジャックの台詞を思い出した。


    ラストはこうなるか・・!やられた!!という感じ。

    「『白い病』のこのような結末は、群衆の興奮、本能、激情と、それらを利用することに手を染める人々への警告となっている。しまいには、権力そのものも、浅はかに権力に近づいた者たちもすべて滅びる。」

    と作者も書いているようだけど、正にその通りだと思う。

    たとえ戦争下に置かれていなくても、現代のメディアの影響力とか情報の拡散スピードとかを考えると凄く普遍的なテーマだと思う。

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    2022年01月10日
  • 園芸家の一年

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    年年歳歳花も同じからずっていう本。

    園芸を趣味とする人の日々と業の深さをおもしろおかしく綴った軽いエッセイなんだけど、いとうせいこうさんの解説を読み、書かれた時代や社会背景を知ると、受け取り手としてのこちら側の本の味わい方が良い意味で大きく変わる。



    『真正の、最善のものは、わたしたちの前方、未来にある。これからの一年、また一年は、成長と美を加えていく。神様のおかげで、ありがたいことに、わたしたちはまたもう一年、未来に進むのだ!』

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    2022年01月08日
  • 白い病

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    50才前後になると皮膚に大理石のような白い斑点が出来死にいたる伝染病が流行しひとりの医師が治療薬開発に成功するが治療にあたりその条件が貧しい人と軍拡反対することだった。ユダヤ人だったカレルチャペルの愛するチェコがナチスドイツに併合される頃の作品。いろいろと考えさせられます

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    2021年11月23日
  • ロボット RUR

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    思ってたロボットと違った。クローンとかゲノム編集とか技術の進歩した今の方が、リアリティがあるのではないか。

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    2021年09月02日
  • 白い病

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    前半は伝染病と世間の恐怖。
    (これが、コロナ予言といわれる個所)
    後半は、人と力の恐怖。
    岩波にしては、訳が読みやすくうれしい。

    この作者も未来を見てたのでは。。。

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    2021年07月23日
  • イギリスだより ――カレル・チャペック旅行記コレクション

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    チェコ語で書かれた原典など読むことはできないが、本書の訳文の多彩な文体を見ていると、翻訳大変そうだなあ、と想像できる。

    飄々とした味わい、ちょっぴりの皮肉。
    ペンクラブの招きでのロンドン行きだったそうで、当時のイギリス文人の錚々たる顔ぶれの戯画もある。
    何でも、チャペックをそれまで高く評価していたチェスタートンは、本書p.206の戯画でかなり不愉快になったとか。

    約100年前のイギリス。
    ロンドンの様子は変わったに違いないけれど。
    郊外や地方の町はどれくらい変わったのだろう。
    そして、イングランドの人々が「私たちが行かない所」と言ったアイルランドは。
    チャペックがアイルランドに執心したことにも、どんな思いだったのだろうと考えてしまう。

    チャペックは大英帝国の文化的な支配力にも意識的だった。
    イギリス人はどこへ行ってもイギリスを引きずっている。
    世界各国に小さなイギリスを作ってしまうと。
    外国で自分の文化から抜け出せないというなら、きっと私自身もそうだろう。
    国の力が強ければ、単なる個人の嗜癖も、政治的な意味を帯びかねない。
    難しい問題だ。

    チャペックはイギリス人の島国根性も指摘する。
    そして、無口で非社交的なくせに、時々ユーモアを発動する、とも。
    逆に思う。
    チェコの人はそんなにみんなおしゃべりなのか?
    しかし、チャペックは、そういうチェコ人をとてもあいしているようだ。

    チャペックには他の旅行記もあることを知った。
    よし、じゃあ次はチェコ国内の旅行記を読んでみよう。
    手に入ったら、だけど。

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    2021年07月04日
  • ロボット RUR

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    ロボット=機械だと思ってたら元祖は神をも恐れぬウェットウエアだったのね!

    人間の欲望の深さとそれを満たすための非人間性が怖い。
    相手は人間じゃないからその非難には当たらない、というけど
    かつてインディアンもアボリジニもイヌイットも
    黄色人種も黒人も女性も人間ではなかった。

    ロボットたちが団結して反抗してくるようになると
    「異民族ロボットを作ろう、そうすればお互い憎み合い団結しないから」
    には降参。

    それでも作者は人間の側に立って書いた、というから驚きです…

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    2021年06月15日
  • 園芸家12カ月 新装版

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    面白い!
    まさかこれほどユーモア溢れ、小気味良い寄席のような面白い本たど思ってもみなかった!

    現在の我が家は庭もなく、園芸と言えば4個のサボテンを何年も愛おしく育てている(サボテンの花は本当に美しいのです!)以外、何もしていないのだが…
    そんなの全く関係なく楽しめる

    熱心でマニアックで、少々偏屈オヤジの園芸エッセイだ
    サブタイトルでも付けることを許されるのであれば、「頑固親父の園芸生活12ヶ月」…みたいな感じだ
    間違ってもインスタに投稿されそうなオサレ女子の園芸生活とは全く違う!
    また、憧れのイングリッシュガーデン手引書みたいなのとも全く違う!
    とにかく表に出てくる花のビジュアルだけを大事にする園芸家ではなく、土をいじってなんぼの、コテコテの園芸家なのだ


    注)ネタバレ有
    ※ネタバレ無しにこの本の面白さを伝える力量がないため…


    チャペック曰く
    ~ほんとうの園芸家は花をつくるのではなく、土をつくっているのだ
    園芸家の喜びは花よりもっと深い大地の胎内に根ざしているのだ~

    ふふふ
    これだけで掴みはOKだ

    そして以下の表現がなんともユーモアと知的表現でお見事である
    ~次の世に生まれ変わったら、園芸家は、花の香に酔う蝶になんかにはならい
    窒素を含む、かおり高い、くろぐろとした、ありとあらゆる大地の珍味を求めて、土の中をはいまわるミミズになるだろう~

    そして、土の肥やしとしてにうってつけの舗道に転がっている馬糞を欲しいけど拾えない羞恥心と葛藤しているのだ
    そう、花よりダンゴならぬ、泥ダンゴ
    といった感じだ

    また最高に素晴らしい土は、こんな風に表現されている
    ~ベーコンのようにこってりしていて、羽のように軽くて、ショートケーキのようにボロボロくずれやすい土
    品格のある美しさを持っている
    それに反し、ねっとりとした土、かたまった土、じくじくした粘りっけの強い、冷たい不毛の土は役に立たない醜い土で天が人類か授けたものだ
    人間の心の冷酷さや、頑迷さや、陰険さと同じようにそういう土はみんな醜い~

    時折こんな感じで土(自然)も人間も同じなのだと、何かチャペックの訴えが聞こえるようである


    3月春
    植物たちの芽吹き
    チャペックがもし自分が作曲家であったなら「芽の行進曲」を作ったかもしれないと言っている
    ここで各楽器に見立てた植物たちの行進が描かれていて楽しくなるのだが、さらに好きなのが以下だ

    ~芽が出る
    ねばねばした鱗片からは、若々しいみどりが顔を出し、ふとった芽がひらきかかって、小さな葉脈と小さなたたみ目の、やさしいすかし細工が押しあって出ようとしていた
    赤くなってはにかむことはないのだ
    たたんだ扇をひらくがいい
    うぶ毛をはやしてねむっている芽よ、目をさませ
    スタートの命令が、もう出たのだ
    楽譜にのらない行進曲の、はなやかなラッパを吹き鳴らすがいい!
    日を受けて光れ、金いろの金管楽器
    とどろけ、太鼓
    吹け、フリュート
    幾百万のヴァイオリンたちよ、おまえたちのしぶき雨をまきちらすがいい
    茶色とみどりのしずかな庭が凱旋行進曲を始めたのだ~

    躍動感が音楽を通して伝わる見事な部分
    シビれます!

    いちいち表現力が素晴らしい
    目の付け所がニクイ!
    こんな園芸エッセイ他にないだろう
    なんというか、本当に土臭いリアルな部分に、心を掴まれてしまうのだ
    チャペックの溢れんばかりの園芸愛、そしてユーモアあふれるエッセイ
    自然と人間に対する鋭い観察力…
    園芸愛が強すぎて、奥様やお子様にけん制されている俗っぽさがなんとも可笑しい!
    園芸エッセイという枠にとどまらない多彩な読み方ができる

    植物に無知でもまったく問題なくしっかり楽しめます!

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    2021年02月24日
  • 園芸家の一年

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    24時間365日、頭にあるのは庭のことばかり、気になって気になって来客中も旅行中もうわのそら、自慢の草木の名前を尋ねられれば聞かれてないことまで早口で語り倒し、間違えられようものなら大激怒…。弟カレルのユーモラスな筆致と兄ヨゼフの可愛らしい挿絵で活写されるアマチュア園芸家たちの生態があまりにも「オタク」そのもので腹がよじれるほど笑ったが、この牧歌的なエッセイがどのような時勢を背景に書かれたかを知って愕然とした。

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    2021年02月09日
  • 白い病

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    白い病は、今年のコロナが世界中に広がる中
    ぜひ一度は読むべき小説だと思う。
    戦争と疫病が蔓延する世界。
    コロナが流行している今も何処かで戦争
    は起きている。
    コロナを引き金に暴動が、世界各地で現実に
    起きているし病気が終息しても、紛争は無くならず
    また新たな病が世界で起こるかも知れない。
    貧富の差も問題だ、薬が買えないとしたら
    また紛争の引き金になる。
    ガーレン医師の求める理想的な平和と元師の戦争で
    国の求心力を求める事は表裏一体で、どちらの選択も難しい事なのかも知れない。

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    2020年12月01日
  • 園芸家12カ月 新装版

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    園芸家のつぶやき&心の中だろうか。
    いやいやあるある。ちょいとでも植物を育てたら、痛い程わかるなぁ。
    ここまで、私はマニアックではないけど。
    フレーズが詩的だなと思ったら、著者は本業は劇作家でした。

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    2020年10月24日
  • 園芸家12カ月 新装版

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    「ロボット」という言葉を生んだカレル・チャペック生誕130周年。北海道より北に位置するチェコで晩秋来春の庭計画を夢見、牛糞堆肥を愛し、クロッカスに狂喜し、雑草と水撒きに格闘し、いつかはダリア、薔薇の新種を求め。酒も煙草もやらずガタイが良く品行方正なガーディナーの12カ月。植物を愛する姿が愛しすぎと園芸王子三上さんも大絶賛。

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    2020年09月02日
  • 園芸家の一年

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    本書をのんびりとと、時折吹き出しながら読み終えた。巻末のいとうせいこう氏の解説を読むとこのエッセイの書かれた時代背景が書かれていて、そのことを思いながらまた振り返ると文章に、それまでと異なったライトの当たり方がされてしまった。面白かった。サボテン人間。サボテンダー。

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    2017年03月18日
  • 北欧の旅 ──カレル・チャペック旅行記コレクション

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    80年くらいの前の北欧旅行記。船旅がメインのこの本、今は何となくオシャレで素敵なイメージしかない北欧の国々は、厳しい自然の中で様々な歴史を経てきたのだ、という当たり前のことに気づかせてくれる。とりわけ海からむき出しの岩、時には荒れる広い広い海、とりまくたくさんの木々や森。自然について執拗なほどしつこく、ありったけの比喩で書かれているのでちょっと読みづらいけど、イラストが添えられていてなんともかわいい。
    旅であるがゆえの一過性物悲しさの切り取り方が響く。
    「何でもない、申し上げるが、何でもないのだ。しかし美しい。描くというよりもむしろ愛撫したいような美しさ。」

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    2014年09月13日
  • オランダ絵図 ──カレル・チャペック旅行記コレクション

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    ネタバレ

    著者が1931年にオランダを訪れたときの観察記。80年以上前に書かれたとは思えないほど現在のオランダ風景と重なる。運河、自転車、風車、犬。オランダの光は本当に透明でものの輪郭が細部まで見える。その色彩はクリーンで涼やか。こういう風土からレンブラントやフェルメール、ヴァン・ゴッホが出てくるんだなあという感じ。チャペックの旅行記はウィットがあって面白い。

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    2014年08月27日
  • イギリスだより ――カレル・チャペック旅行記コレクション

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    チェコの作家カレル・チャペックの
    イギリス旅行記。

    現在でも多くの外国人が集まるような
    観光スポットを訪れているが、
    「外国人ジャーナリスト」である
    彼独自の目のつけどころがあったり、
    ユーモア溢れる文体で(私は偉大なる
    作家に向かって失礼かと思うが、
    「チャーミングな文体」だなぁと
    感じる。)綴るイギリスは
    欠点もあるが愛すべき国であると、
    約十年以上も前に旅した時のことを
    思い出しながら読んだ。

    文頭につけられた「あいさつ」と
    いう文、「旅に出て、私にとって
    心に残るのは有名な観光地ではなく、
    そこで生活を営む人々である。」と
    いった内容の言葉が私の心に刻まれた。

    私達は、
    その人の属する国や社会、団体を
    分析、評価するのではなく、
    その人自身を、
    もう少し言葉にしてみるなら、
    「その人が毎日どのように考え、
    生きているのか、
    その人が愛し、大切にしているものは何なのか」
    を見て、考えて、
    時には自分のそれと比べてみてもいい、
    同じ、似ている、
    まったく違う、わからない・・・、
    どんな感想が生まれても、
    その自分が見つめている相手が、
    自分と同じように、日々儚い、かつ大切な命の
    炎を燃やしているのだということを
    実感するべきだ。

    そして余計な雑音に惑わされず、
    自分が手に入れた実感を、何ものも裏切らない、
    確かなものとして信じればよい。

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    2013年05月03日
  • スペイン旅行記 ――カレル・チャペック旅行記コレクション

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    マチスのダンスにも似た、躍動感のある自由な線画が楽しい。靴みがきの恍惚のダンス、ろばにまたがった農民、格子窓のちっちゃな楽園、魔術的な装飾、闘牛、愛しあう男女、束縛されない率直な歌、フラメンコ、等等。
    「世界が千もの違う顔を持ちどこへ行っても異なるという理由で、全世界を愛するということのほうが喜ばしい」

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    2013年03月31日