高尾滋のレビュー一覧
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多分、少女漫画の王道。家出した15歳少女を拾ったのは、仮面の少年。連れ込まれたお屋敷には多士済々な住人が揃っていて…。
一子ちゃんのトラウマと始終お面をかぶっている古白くんの設定がどちらもぶっ飛んでいて、最初は「えー?」と思っていたのですが、最初の1冊であっさりマス目が一つ進んで、主客のはっきりした分かり易い話になったと思います。一子の良くできたお母さんぶりと、ちょいちょい顔を出す危うさが、きらきらと素敵でした。でも古白には最後まで感情移入しづらかったです。うーん。
ともあれ、実に王道に人間関係が混じり合い、結び合って、全6巻綺麗にまとまっています。サブキャラ達の心模様ももう少し深めてほし -
Posted by ブクログ
いやもうニーラムの万里子への想いのダダ漏れ感が半端なくて読んでて胸がぎゅーってなった(笑)気持ちを自覚した王子様は凄いねwwパドマが語る事件の真相。兄弟が和解したのも束の間、再び襲ってくる第一王妃の陰謀。悲しみに浸るニーラムを優しく受け止め彼の代わりに優しい涙を流す万里子。第一王妃を止めパドマの汚名を削ぐためにインドへ戻ることを決意したニーラムだが、大切だからと万里子をパリへ置いていこうとする。けれどそこでただ待ってるだけじゃないのが万里子らしいとも言える(笑)1巻当初のオリエント急行での面々がここに来てこう絡んでくるのかと驚きながらも次巻がすごく気になる所で終わった。2人の関係性はどうなって
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ネタバレニーラムの意外な一面が面白くて可愛いかった4巻。メイド姿に怪談嫌い。今までとのギャップに「この愛い奴め」と思ってしまった(笑)ニーラムが兄への復讐を果たそうとしたのを力づくで止めた万里子。その後、変わり者のパリジェンヌ・リディに助けられた2人はリディの別邸で過ごすことになるのだけれど、そこでもひと悶着あったり。価値観の違いを思い知る4巻。それでも、万里子はニーラムのことを知った上で彼を止めるか決めたいと望む。「自分を止めてほしい」と望みながらも復讐に突き進むしかないニーラムを追いかけるため、万里子は彼の後を追う。続きが非常に気になる展開なので早く発売してほしい(笑)
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Posted by ブクログ
花とゆめコミックスで集めたかったけれどどこにもなかったので、泣く泣く文庫版に…。
文化祭以降の二人のやりとりには胸が熱くなりました。
年の差恋愛ものだからこその葛藤が、他のどの年の差恋愛ものよりも丁寧に描かれていると思いました。
年の差恋愛ものって、年下の男の子が妙に大人びていて、つまらないことが多いのですが、風茉くんは確かに大人と同等の思考能力はもっていても、背伸びしたいところや、悩むところ、追いつきたいところ、すべてに子供らしさが残っていて、他の漫画に比べて現実離れしていない感情描写が素晴らしかったです。
(設定が現実離れしていないというわけではないです(笑))