高尾滋のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「俺は不変でいたい。俺はお前と、縁の切れるような、そんなものには決してなりたくないんだ」
ある日大正時代にタイムスリップしてしまった高校生、光也の話。そこは曽祖父である慶光が自分と同年齢だった頃の世界。顔がそっくりな光也は勘違いされ、慶光として生活することとなる。
当初予想してたよりもBLだったんだけど、そういう問題じゃなく感動しました。
高尾さんの漫画は、基本的に難解。舞台がどこであろうと、古き良き日本的なノスタルジーを感じさせるものを描く。世界観というよりは、恋愛観が壮大なんですよね。無意味な三角関係のライバル争いとかしない代わりに、誰もが「一世一代の恋」をしている世界なの。
たとえ現代が舞台でも、「学校のかっこいい先輩がちょっと気になるんだよね」レベルの浮ついた恋愛は一切出てこない。基本命がけ。「お前のためなら死ねる」レベルの恋。しかも主人公だけじゃなく、片思い両想い関係なく脇役も全員そう。
それが重苦しく感じて、そういう気分じゃない時に読むと食傷気味になるんだけど、本当に深いから、「高尾作品にどっぷり浸りたい!」って思う時が数年に一度のサイクルで訪れるんだよね。
特に大正ロマンとかは作風に合いすぎてて絶対にヤバいわけ。最終回付近切なくて泣いたわー。 -
Posted by ブクログ
紫信さんから衝撃の告白を受けた才蔵さん。それでも思いは止まらない。
「しのぶ様だけがいればいいのに」
眠る彼女に囁いたその意味は?
年始を迎え殿の実家の寺にやってきた二人。そこで彼らは殿についていろいろなことを知ることに。部屋から発見されたアルバム、「俺ヒストリー」、それと、紫信さんの母上、松子さんの若いころの写真・・・。
殿と義人さんは幼なじみらしい。ストイックそうな義人さんのほうが私は好きなのだが、殿の言動はドキドキしてしまう。
「可哀相に 俺を捨てるのは辛いだろう」
「最後に笑うのは俺だって
きっと証明してみせるよ」
くあー…、まぶしい、まぶしすぎる…!
紫信さんと才蔵さんとともに、これから殿と松子さんの話もどんどんからんでくると思われる…。どきどき。