高尾滋のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「俺は不変でいたい。俺はお前と、縁の切れるような、そんなものには決してなりたくないんだ」
ある日大正時代にタイムスリップしてしまった高校生、光也の話。そこは曽祖父である慶光が自分と同年齢だった頃の世界。顔がそっくりな光也は勘違いされ、慶光として生活することとなる。
当初予想してたよりもBLだったんだけど、そういう問題じゃなく感動しました。
高尾さんの漫画は、基本的に難解。舞台がどこであろうと、古き良き日本的なノスタルジーを感じさせるものを描く。世界観というよりは、恋愛観が壮大なんですよね。無意味な三角関係のライバル争いとかしない代わりに、誰もが「一世一代の恋」をしている世界なの。
たとえ現 -
Posted by ブクログ
紫信さんから衝撃の告白を受けた才蔵さん。それでも思いは止まらない。
「しのぶ様だけがいればいいのに」
眠る彼女に囁いたその意味は?
年始を迎え殿の実家の寺にやってきた二人。そこで彼らは殿についていろいろなことを知ることに。部屋から発見されたアルバム、「俺ヒストリー」、それと、紫信さんの母上、松子さんの若いころの写真・・・。
殿と義人さんは幼なじみらしい。ストイックそうな義人さんのほうが私は好きなのだが、殿の言動はドキドキしてしまう。
「可哀相に 俺を捨てるのは辛いだろう」
「最後に笑うのは俺だって
きっと証明してみせるよ」
くあー…、まぶしい、まぶしすぎる…!
紫信さんと才 -
匿名
ネタバレ 無料版購入済み3
埼玉県のベッドタウンにある古い一軒家には星碧唯と間地弧帆のカップルが住んでいる。
元々碧唯の祖母が住んでいたのだが彼女の死をきっかけにひと月ほど前から住み始めている。
しかし二人には周りに言えない秘密があった。
それは碧唯の身体が夜が明けるとお人形サイズに小さくなってしまうことだった。
そのため日暮れ後に仕事をはじめて夜が明けて身体が小さくなってから睡眠をとるという生活をしている。
祖母が元々この体質であったのだが彼女が碧唯に魔法をかけていたため今まで小さくならずにすんだのだったが死をきっかけに解けてしまったことからこの体質になってしまった。
そんなある日碧唯は祖母が生前につけた梅酒を発見する