高尾滋のレビュー一覧
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ネタバレ自分の愛した女性と駆け落ちするために自らの死を偽装し、16歳の花嫁・万里子を騙し、いなくなってしまった俊。万里子は深く傷つく。彼女は傷心のまま、彼と訪れるはずだった花の都パリに降り立つ。けれど、そこで俊が残した指輪と手紙がスリに奪われてしまう。
したたかで、慈愛に満ちた大和撫子・万里子。
逆境に立ち向かい、それを強く乗り越えようとする彼女の姿に潔さといじらしさを感じる。幸せになって欲しいなぁ~。ニーラム、頑張れ(笑)
着物の和とオリエンタルな雰囲気、パリの華やかな街並み・小物などなど、それらのコラボが素敵すぎる!話の続きも気になる!早く読まなきゃ!! -
Posted by ブクログ
ネタバレ高尾さんの漫画は「人形芝居」が一番好きだけど、高尾さんの漫画で一番好きなキャラクターはなんと言っても風茉くんです。
少なくとも1話につき1回は心臓を貫かれたかと思うほどときめかせてくれる風茉くんのただならぬ男らしさ!これについては今更語るべくもありませんが、風茉くんの賢さ、冷静さ、意志の強さ、行動力、負けん気、そして咲十子への愛。その全てが端的に表された名言はなんと言っても10話のこれ。
「どうやっても俺は咲十子より早くは生まれて来れないし、一足とびに年はとれないじゃないか。そうしたら、今の自分でできることなら何でも…出来ないことだってなんとか、するしかないじゃないか。年齢や姿は関係なく、想 -
Posted by ブクログ
異国の恋人と一緒になるために犠牲にされた名ばかりの花嫁、万里子。
ようやくオリエント急行から降りてパリに着いて、傷心の彼女にまだまだ降りかかる災難。
大好きな人と結婚できたと思っていたのに、実は騙されていたことに本人も傷ついてますが、彼女に好意を持った周りの人々も罪悪感に苛まれているのがなんとも泣けます。
生きているのに形見を貰う万里子が可哀想で可哀想で。
彼女に恋をしかけているお金持ちのニーラムといい感じになればいいなーと思います。どんなに素敵で有能な人で恋人との将来が絶望的だからといって、死んだことにして16歳の新妻を騙すなんてことするような人はすっぱり忘れた方が良いと思うんですけどね。
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Posted by ブクログ
ネタバレ万里子ちゃん乱暴ですね
前作のいちこちゃんも怒った時の乱暴の仕方がすさまじかったですが、今回は同年代の少女相手に首を足で踏む、と
なかなか・・・・・こわいことをなさる
まぁそれほど怒っていたんでしょうね
高尾さんはたまに、本当に残忍な攻撃を描かれますが、今回のはさすがにびっくりしました
1巻では見られなかった、万里子ちゃんの激しい内情がたくさんあったと思います
それと万里子ちゃんの魅力的な表情しぐさもたくさん見られました
俊さまの「愛さずにはいられない」という台詞もとてもインパクトが大きかったです
こんな風に言われるなんて、どういう子なんだろう、どういうことなんだろう、と思わせるような、前巻で