高尾滋のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
マリコは悪く言って強情、良く言って頑な、かな。一途と言えばいいのかしら。
本当にいい子で、よく動く。
表情も色々あって見ていて飽きない。
礼儀正しく愛くるしい。
しかしながら…人妻…いや、未亡人ながらもまだ16歳の女の子なのですよ。
大和撫子も素敵だけどもっと自由に…と思っていたら、かなり自由に…本当に自由に動いています。
行動力あるし、好奇心も旺盛、物怖じしない。
いいですね。冒険ものって感じで。愛され主人公。安心して見ていられる。
ちゃんと女の子らしい面もあって、本当に可愛い。
あのボンボンにどう対抗するのか気になるところですけども…
それよりももうちょっとニーラムさんを構ってあ -
Posted by ブクログ
クリスティの「オリエント急行」へのオマージュだという噂を聞いて読んでみました。
私にとってはひさしぶりの高尾さんですが、相変わらず絵が好き。
舞台は昭和初期、父親の借金のカタに?年上の実業家に嫁ぐことになった16歳の万里子さん。
でも30歳年上の夫はじつは幼いころからの憧れのひとで・・・
新婚旅行へと向かうオリエント急行のなか、事件が起こります。
主人公がまさに小さなレディというかマダムなのがポイント高いです。
純粋で繊細なところと勇敢で容赦ないところをあわせもっていて、
しかも語学の天才とか・・・うらやましいッス。
2013年6月現在2巻まで刊行中。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ高尾滋さんの初期の作品集。
今の絵柄もいいなあとは思うけど、昔の繊細な絵柄もやっぱりいいよなぁ。
表題作「忘れ雪の降る頃」は、高校生カップルを巡るお話。主人公の雪子のいじらしさが、ディアマインの咲十子にちょっと似てるかも。
中編「帝都南天隊」は、幽霊モノというか事件モノというか。短期連載だったみたいだけど、もうちょっと読みたかった。
「デイジー・トリック」はまさかの百合でびっくりしたけど、ノマホモ百合が混在する花ゆめではよくあることなので気にしません(さらり)。
うーん、短編集でいろんなテイストが入るのはわかるけど、もうちょっとまとまってるともっと嬉しかったかも。
★は実質3.5かな。