横関大のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
犬好きなのでついつい手に取ってしまいました。
盲導犬と関わる人たちのハートフルな人間ドラマ。
連作短編のとってもライトなミステリー。
といっても推測で解決しちゃったり、ミステリーとしては物足りなさはあれど、お仕事小説のようでもあったし、最後はウルっと感動したりと、心温まるお話でした。
最後のお話では阿久津さんの素敵なセリフもありました。
私もわんちゃんを飼っているので身に染みて感じますが、誰かが隣にいてくれるだけでいい、そう思った時にそばにいてくれたのがたとえ動物でも救われます。
わんちゃん好きだけど、感動系は感情移入しすぎて読むのは辛いって方はこちらの小説はサラッと読めるのでおすすめで -
Posted by ブクログ
最初、この設定が現実社会のようなのに、女しかいない警視庁、その係長という要職についている人が起こす殺人事件が続き、リアリティーがあるようなないような設定にイマイチ世界に入り込めず、離脱しようかなぁと思ったが、第三話『竜虎、相搏つ』が良かったという感想を見かけて、そこまでは頑張って読もうと努力した。
結果、離脱しなくて良かった。
この本の良さは、最後まで読む事でよりわかる。
よく歴史を反映してるって言葉も、最初はすっきりしなかったけど、最後はなるほどー!と思えた。
私のように離脱しかけている人は、とりあえず我慢して読んで欲しい。
きっと最後にスッキリして、読んでよかったかなと思える、、、 -
Posted by ブクログ
「ルパンの娘」からのシリーズ5冊目。
いきなり和馬が殺人の嫌疑をかけられ逃走せざるを得なくなったり、杏が学校に出たきり行方不明になったり、のっけから大変な状況に。
スピーディーに話が進み、杏は誘拐されたと分かっては、その身代金の受け渡し期限というタイムリミットも加わって、どうなることやら…お楽しみの展開。
とは言え、Lの一族と探偵の娘にかかれば、相手のことを探っていくのもお茶の子さいさいで、あと○時間と言われてもあまり緊迫感はなし。
まあ、このシリーズはそれで良いのだと思いながら読んだが、話の展開もだんだんと筋が見えてくると、犯人の企てはいかに“即興と計算”であってもうまく行き過ぎで、それぞ