横関大のレビュー一覧

  • ルパンの娘

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    いやあ、面白かった。夢中になって読んだ。泥棒一家の娘と警察一家の息子のラブストーリー。奇抜な設定から繰り広げられるてんやわんやや謎解きも面白かったし、登場人物各々のキャラ設定も愛着が湧いて続編を期待したくなるほどだった。何よりも全編を貫く主人公2人の互いを想う気持ちが微笑ましく、愛おしかった。ただ1つ、最後の最後の謎解き(種明かし?)は蛇足だったような。

    それにしても、いくつになってもこの手のラブストーリーに憧れてしまうこの気持ちはいったい何なのか。これが未だに解けない謎です。

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    2023年05月28日
  • 偽りのシスター

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    「横関大」の長篇ミステリ作品『偽りのシスター』を読みました。

    『チェインギャングは忘れない』に続き、「横関大」作品です。

    -----story-------------
    麻薬密売の容疑者を射殺してしまった刑事の「楠見和也」。
    しかし上長の指示で、後輩の「野口」に罪を被せることに。
    同居する兄にも真実を言えず、「和也」は良心の呵責に苛まれる。
    そこへ腹違いの妹と名乗る女「麻美」が現れた。
    三人の歪な共同生活に戸惑う「和也」だったが、そんな中、「野口」が自殺、現場では何故か「麻美」の目撃証言が――。
    〝妹〟の狙いは一体何なのか?
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    2013年(平

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    2023年05月09日
  • チェインギャングは忘れない

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    「横関大」の長篇ミステリ作品『チェインギャングは忘れない』を読みました。

    「横関大」作品は約3年前に読んだ『沈黙のエール』以来ですね。

    -----story-------------
    護送車が襲われ、五人の受刑囚が脱走した日、シングルマザーの「早苗」は記憶喪失の青年「修二」と出逢う。
    母子は次第に彼に心を惹かれていく。
    一方、池袋署の刑事たちは連続殺人鬼“サンタクロース”を追っていた。
    二つの事件が交錯するとき、チェインギャングたちが動き出す。
    過去と現在を繋ぐ爽快な真相とは。
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    2011年(平成23年)に刊行された作品です、、、

    意外な展

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    2023年05月08日
  • グッバイ・ヒーロー

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    おっさんに翻弄された。
    好感の持てる主人公にシュールな文体?で引き込まれる。
    最後にはちょっと泣かされた

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    2023年04月26日
  • ルパンの星

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    今回は三雲玲さんは出てこないのかなと思ったら、最後の最後に出てきた。この人がちょっとあやしいなーというのが少し透けて見えて、今までのシリーズに比べて推理に大どんでん返しが少ない印象。渉さんと美雲の仲違いの原因は納豆かな?なんて推測していたけど残念ながらハズレ。でも似たようなものだったね。渉さんと復縁してキレキレの美雲になってまた話を盛り上げてほしいな。

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    2023年03月02日
  • 沈黙のエール

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    横関大4冊目。いつもの雰囲気。洋菓子店を営む父親が殺害され、時を同じくして店舗も放火にあってしまう。謎多き事件を通して娘である里菜は、これまで自分だけ知らされていなかった家族の秘密を知ることになる。やや甘いのだが、最後の感動でやや甘の★4つ

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    2023年02月18日
  • 罪の因果性

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    怖い作品だ。

    生まれてから死ぬまでの間、人に迷惑を掛けない人間なんていやしない。
    何気なく発した言葉、取った行動、もしそれが誰かに許しがたい恨みを買っていたとしたら…。

    地下アイドル刺殺事件、その直前に職場に掛かって来た1本の電話で個人情報を漏らしたとされ辞職に追い込まれた女性。
    犯人と断定され逮捕された男性。
    三人に訪れた不幸の源を知ると、なんとも遣り切れない思いに駆られる。

    悲劇が連鎖し、確証バイアスによって罪のない者が犠牲になる。

    犠牲になった地下ドルの発言はあまりにも不謹慎だが因果応報と呼ぶには重過ぎる代償だ。

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    2023年02月17日
  • ホームズの娘

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    おもしろかった。『ルパンの娘』シリーズの第3弾。ちょっといまひとつという評価もあったから、どうかなーと思ったけど今回もおもしろかった。
    渉と美雲の結婚話も気になるし、腕利きの犯罪者三雲玲も存在感あるし、ゲーム感覚で人を殺しても平気な玲の感覚には恐怖を感じるけど、はちゃめちゃな三雲家と変わり者の北条父がいい味を出していて、話の展開もスピード感とスリルがあって私は好きだった。

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    2023年02月13日
  • スマイルメイカー

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    ネタバレ

    お客さんがタクシーを降りるときに必ずスマイルにしたいちょっと変わった運転手五味と、そのタクシー運転手仲間が乗せたそれぞれの客が綿密に絡み合い、読み進めるほどにトリックがわかっていって面白かった。

    最後は、まさかのアメリカで展開されていたお話だったの!?とびっくりした。(この解釈があってるのか他のネタバレ感想をいくつか探したけれどわからず…)

    こういうタイプの本は、タネを知ってからまた最初から読みたくなるからまたいつか読みたい。

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    2023年01月07日
  • 彼女たちの犯罪

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    中高の同級生の横関くんの作品を久しぶりに読んでみた。

    一気に読ませる筆力ある。プロットもよく、最後まで楽しめた。
    ややご都合主義な展開は、エンターテイメント小説ということで目をつぶろう。

    居酒屋で刑事が飲みながらあそこまで業務内容に突っ込んだ話をしちゃいけないだろ、とか思ったりもしたが、最後の方でこの物語の時代背景も明かされて、当時のコンプライアンス意識だとある程度しょうがないのかも、となった。

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    2023年01月04日
  • ホームズの娘

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    いろんな事件が起こり、その裏にはモリアーティと名乗る犯罪計画を売る悪人がいる。。。
    この作者さんはすごくエンタメを意識してるように思う。めっちゃ楽しませてもらいました。
    ドタバタ劇や根底にある家族愛と、恋人への愛。全員が幸せになってほしいと思う。
    タイトルの通り、探偵の娘 北条三雲がメインなのやけど、最後ほんとに美雲三雲にならなくてよかった。。。
    Lの一族はこれで断ち切られてしまった気もするけど、それでいいのかも。

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    2022年12月20日
  • ピエロがいる街

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    兜市の秘書課に勤務する比南子は困っていた。「会いに行ける市長」宍戸は、時間が空いていればどんな来客でも応対する。財政難で議会の大荒れが予想される中、市民は市長に会いにくる。
    就職活動中の立花稜が駅前で悩んでいると、顔に白粉を塗り、口紅を塗ったピエロに話しかけられ、市民を助ける活動を手伝うことに。兜市が抱える難題に直面する市長とピエロ。
    ピエロの正体が判明したとき、物語は鮮やかに反転する!

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    2022年12月18日
  • 罪の因果性

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    「オタクを舐めるな」

    3年前に殺された地下アイドル

    推しの死に納得できず
    再検証を始めるために
    オタクが動き出した

    バラバラに垂れ下がる紐を
    一本一本引っ張ったら…

    絡み合い、繋がっていく快感が
    悲しすぎる結末を手繰り寄せる

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    2022年12月12日
  • スマイルメイカー

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    こんなタクシードライバーが実在するなら、ぜひともお目にかかりたい。
    家出少年・優。
    バツイチの弁護士・マリ。
    保釈されたばかりの男・成岡。
    各々が乗車する三台のタクシーは、一体どこへ向かうのか。
    あちこちで巻き起こるドタバタ劇。
    その行き着く先には最高のハッピーエンドが待っている。

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    2022年11月26日
  • 彼女たちの犯罪

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    医者の妻の神野由香里はある日突然失踪し、海で遺体で発見される。自殺なのか?他殺なのか?一方、由香里の夫、智明は繭美という女性と浮気をしていたが、事件の前に繭美と由香里が出くわして...というお話。
    どこがどうつながるのか気になって読み進んだ。
    私が由香里だったら夫の両親と同居して自由のない生活を送るなんてまっぴらごめんだと思ったw

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    2022年11月23日
  • 沈黙のエール

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    「横関大」のミステリ作品『沈黙のエール』を読みました。

    『ピエロがいる街』、『グッバイ・ヒーロー』に続き「横関大」作品です。

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    「家族だから、言えなかった」
    最後に明かされる真実に、あなたは涙する。
    号泣ミステリーの大本命!

    修行中のパティシエ「里菜」。
    七日後にフランス留学を控えた彼女の元を一人の少年が訪れる。
    遠い親戚だという彼が現れた夜、父が殺され、実家の洋菓子店が火事になった。
    警察は素行不良の里菜の兄に疑いを向けるが、そのとき第二の殺人が起きる。
    すべての始まりは十年前。
    大切だからこそ生まれる家族の秘密。

    2つの殺人と、1つの火

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    2022年11月16日
  • グッバイ・ヒーロー

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    「横関大」のミステリ作品『グッバイ・ヒーロー』を読みました。

    『ピエロがいる街』に続き「横関大」作品です。

    -----story-------------
    ピザを届けるのが俺の仕事だ。
    それがたとえ、拳銃を持った男が立て籠もっている場所でも。

    立て籠もり現場にピザを届けることになったバンドのリーダー「伊庭亮太」。
    だがそこにいたのは、腰の低い「おっさん」だった。
    託されたメッセージ。
    奇しくも今夜は大切なライブの日。
    だけど困っている人がいたら助けなければならない。
    「おっさん」と「亮太」の長い一日が始まる。
    次々くり出される意外な展開が止まらない!
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    2022年11月15日
  • 誘拐屋のエチケット

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    「誘拐屋のエチケット」横関大
    誘拐屋なんてお仕事が実際あるかどうかわかりませんが、似たようなことは発生している可能性はあるような。
    コミカルな部分があり、とても楽しく読み進むことができました。
    どんな職業にもエチケットは必要ですね。
    とても面白かったです。
    続編も読みたいです

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    2022年10月20日
  • ルパンの星

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    Lの一族の娘・三雲華は、刑事で夫の桜庭和馬とともに娘・杏の育児に追われていた。
    一方、北条美雲は失恋の痛手を負い所轄でくすぶる日々。
    ある日、美雲の管内で元警察官が殺され久しぶりに和馬とタッグを組むと、捜査は意外な方向へ――。
    ドラマ化でファンが急増した「ルパンの娘」シリーズ待望の第4弾

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    2022年08月11日
  • ルパンの娘

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    ずっと気になってた作品についに着手できた。途中途中、若干ポップだな…と思う表現や設定はあったものの、設定や、やや意表をついた展開はよかった。読みやすいのでサクサクすすむ。とりあえずシリーズ全巻読んでみようと思う

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    2022年07月16日