横関大のレビュー一覧

  • K2 池袋署刑事課 神崎・黒木

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    横関大の連作ミステリ短篇作品集『K2 池袋署刑事課 神崎・黒木』を読みました。
    横関大の作品は『ルパンの娘』以来なので約2年振りですね。

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    池袋が大変だ。
    猿が逃げ、警察官が人を投げ、他の女と浮気をしそうになると犯人が現れる。
    謎が謎を呼ぶ事件のそばには、いつも神崎と黒木がいる。
    頁をめくるたび現れる興奮と感動。
    最終話で、神崎は究極の二択に直面する。
    擁護か、決別か。
    黒木が相棒にすらひた隠し守ろうとしていたものとは――江戸川乱歩賞作家による黄金コンビの狂想曲!
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    講談社の『小説現代』に2010年(平成22年)から2014年(平成24年)の掲載された短篇6編と、書き下ろし短篇1編が収録されており、2014年(平成24年)にシリーズの第1作として刊行された作品です。

     ■第一話 勲章
     ■第二話 失態
     ■第三話 幽霊
     ■第四話 力走
     ■第五話 遺言
     ■第六話 祝儀
     ■第七話 因縁
     ■第八話 決別

    池袋署刑事課強行犯係所属に異動してきた神崎隆一… そこには、警察学校の同期の黒木がいた、、、
    真面目な優等生の神崎と、チャラチャラしている黒木… 水と油のような二人だったが、なぜだか馬が合い、警察学校卒業後も連絡を取り合っていた。

    猿の捜索、泥酔した警察官の失態、幽霊騒動を解決し、二人はバディとしての絆を深めていく… あるとき、神崎はふと思う、、、
    なぜ黒木はいつも自分の力になってくれるのだろう? 神崎と黒木が警察学校で出会ってから10年以上、黒木は神崎に伝えていないことがあった……。

    数々の事件を解決した後に神崎が直面する究極の二択… 同期の擁護か、決別か― 
    黒木が相棒にすらひた隠し守ろうとしていたものとは… すべてがつながる感動と興奮のラストまで、一気読み必至!

    読み進むにつれて、徐々に黒木というキャラの人間性や良さがわかってきて、どんどん感情移入しちゃいましたね… 面白かったです、、、

    黒木のマンションに出る幽霊の探索から始まり、マンションの前の住人が自殺した真相を神崎が解いたかと思うと、実は殺人事件で、その真相を黒木が解き明かす『幽霊』、

    警察学校での神崎、黒木、富田が出会い、友情を育む展開が印象深い『力走』、

    黒木が神崎に贈った結婚の祝儀は女ではなく、手柄だった『祝儀』、

    そして、黒木が刑事を志す原因となった事件、その関係者を護り続けた理由、神崎の父親との関係… 黒木の秘密が明らかになる『因縁』から『決別』への展開、

    この辺りが印象に残りましたね… この二人は、以前読んだ『チェインギャングは忘れない』に脇役として登場していたようなんですが、記憶にないんですよねー

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    2022年04月04日
  • 罪の因果性

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    読み易く素直に物語は面白かった。惜しむらくは、自転車で飛び出した女子高生が誰なのかの最後のどんでん返しが希薄だったこと。ここまで練られたプロットならもう一つ伏線を用意していてもと感じた。

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    2022年02月25日
  • 罪の因果性

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    ネタバレ

    いったいどう話が繋がるのかとハラハラしながら読みました。
    そう来たかーと言う結末でしたが、共感はしづらかった。
    復讐の動機としては弱かった気がします。
    復讐の相手、三人のうちいちばん復讐しなければいけなかったのは野上では?
    原因を作った(と思っていた)女子高校生、そして急ブレーキをかけて追突事故を誘発した佑美については致し方ない行動だったのでは?
    佑美の電話対応も取り立ててミスがあったわけでもないし、佑美とひとみんが気の毒でモヤモヤしました。

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    2022年02月19日
  • 罪の因果性

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    ネタバレ

    ふとした事がきっかけになり、それが負の連鎖となって自分の身に降りかかってくる。

    誰にでも弱さや迷いはあるが、隠すことで余計に在らぬ疑いをかけられ、自分自身を追い込むことになるという…
    どうなるのだろう…と最後まで目が離せなかった。


    市役所職員の倉多佑美は、大学時代に自動車事故をおこした。すでに終わっている事で気にも留めていなかった。
    それが、市役所で働き6年目、かかってきた一本の電話により人生が狂わされる。
    人生を狂わされたのは彼女だけではなく、命まで奪われるという地下アイドル、そしてその犯人にされた男。
    真相を突き止めたのは、地下アイドルを推していたファンだった。

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    2022年02月05日
  • 罪の因果性

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    偶然かと思っていたら必然だった。
    小さな因子が積み重なった悲しい話。
    でも、巻き込まれてしまった人はなんとも声を掛けられないくらい可哀想。

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    2022年01月14日
  • スマイルメイカー

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    面白くてさくさく読める。最後に判明する大仕掛けもミステリとして納得。たしかに違和感を感じ続けていた。

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    2022年01月05日
  • ルパンの帰還

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    ネタバレ

    和馬と華に娘「杏」が生まれ、その育児に追われながらも子育てに苦しむ。
    バスジャック事件が絡むが、2重3重の背景が語られる。新人刑事、北条美雲が活躍。華の影が薄くなる。

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    2022年01月05日
  • 罪の因果性

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    こんな因果関係があったなんて……。
    とんだとばっちりって感じがしなくもないけど。これを実現させた人の執念を感じる。

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    2021年12月18日
  • スマイルメイカー

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    読みやすい文章であっという間に読み終わった。
    都合よく繋がってる気もしたが、それも含めて映画を観たような印象。

    終わり方もいい。
    もっと続きを読みたい気さえした。

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    2021年12月15日
  • ルパンの娘 映画ノベライズ

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    華の意外な秘密や、衝撃の結末があり、ドラマのミュージカル要素などドラマがパワーアップして劇場版になった様な感覚です!

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    2021年12月03日
  • ピエロがいる街

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    ネタバレ

     ラストで綺麗に決まるどんでん返しのための叙述トリックに全てをかけた作品、という印象。この最大の見せ場以外の伏線や展開や文章は少々底が浅い印象を受けるため(待)、「ふーん、こんなもんか、じゃあ結末はどうせこうなるだろ」と舐めてかかってしまったのが罠だったのか、うっかり騙されてしまいました(笑) 仕掛けが分かってから作品を読み返すと、全く違った印象で再度楽しめそうです。これは小説ならでは、ですね。映像化しても全く魅力がないわ……。

     とはいえ……前述のとおり、それ以外については全体的に、ちょっとご都合主義だな、とか、苦しいな、という気持ち悪さもぬぐい切れず、なんとも惜しい感じです。
     リアルに描いては盛り上がりにかけ、かといって大袈裟にしては鼻白むし、地方行政という舞台をエンタメに仕立てるのって難しいなぁ……。

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    2021年12月03日
  • グッバイ・ヒーロー

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    いちょう祭りで50円で買った。ナイスエンタメ。テンポもいいしそこそこ泣けるし良い小説だった。ツッコミどころを無視して読み切れる疾走感があったね。ピザ屋でバイトしてた事あるからそこも楽しかったよ。

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    2021年11月24日
  • 罪の因果性

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    最初と最後で事件の見え方がくるりと変わる、私の好みどんぴしゃりの作品だった。
    地下アイドルの呼び方の由来は、メジャーでないからってことだと思ってたけど、そうでない説の方が浸透してるのかな。(諸説あるんだろうけど。)
    殺された地下アイドル荻窪ひとみの事件の真相を求めて調査を行った星谷の粘り強さには感服する。
    その調査は詳しくは語られないけど、アイドルおたくならではの気付きがある。
    壊された人生は元には戻らないけれど、新しい道に進むきっかけには、きっとなる。
    それにしても、「因果」って、どこに転がっているか分からない。

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    2021年11月16日
  • ルパンの帰還

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    単純に面白い。バラバラな事件が、徐々に一つの奔流となって流れ出す。その流れの辿り着いた先は本当の川の本流であった。この巻の物語は、新たな物語の序章だったのだ。
    壮大な敵が立ち上がる。早く続きが読みたいと思う。ドラマとはまた一味違う、本格的なサスペンス。でもドラマの影響で、脳内変換により三雲華は深田恭子で、北条三雲は橋本環奈に、三雲尊は渡部篤郎になる。しかし全く違和感なく読めるし、その配役が本当にハマっていると思えた。その意味でドラマもキャスティングにばっちり成功していたのだろうと思う。

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    2021年11月14日
  • 罪の因果性

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    元公務員としては、あるあるだなと感じ、怖くなった。すぐに叩かれる公務員。
    自分ならとすぐに置き換えてしまう。
    まず、住所を聞くような問い合わせが合っても知らせないのだから調べない。そうすれば、惑わされないで済む。
    そして、図らずとも、相手に住所がバレたらしかったなら、すぐに上司に報告。
    あの時点で報告していたら多少、責められてもそんなに大事にはならなかっろう…
    対策が取れるのだから…  
    でも、自分だってもし、ミス続きの時だったら…上司が嫌なやつだったら…誤魔化そうとしないと言い切れるか…
    そこばかりが気になってしまった。

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    2021年10月22日
  • スマイルメイカー

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    ネタバレ

    あまり期待してなかったけど、
    面白かった。

    時間軸が違う事には、
    すぐに気づきましたが、
    五味さんが…

    優くん、シッカリし過ぎてるかも。

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    2021年10月19日
  • スマイルメイカー

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    お客様を笑顔にする事をモットーに生きている笑わない男五味省平。そんな五味が1人の乗客によって事件に巻き込まれていく。

    テンポの良い展開と魅力的なキャラクターで最初から最後まで楽しむ事ができました。中盤からは謎も回収されていき一気読み。

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    2021年10月14日
  • 罪の因果性

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    3年前のストーカー殺人事件で、人生を狂わされた元市役所職員・佑美のもとに、星谷と名乗る謎の男が現れる。彼による事件の“再検証”が、壮大な悲劇の連鎖を明らかにし…。書き下ろしクライム・ミステリー。

    重層的というか、凝った構成の作品だと思う。それに加えて横関大特有の巧みな文章に誘われて、ページを捲る手がなかなか止まらなかった。結末の何とも言えない虚しさも印象的だった。
    (B)

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    2021年09月27日
  • 罪の因果性

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    ネタバレ

    逆恨みも混ざったやりきれない事件でした。
    星谷の”ひとみん”を思う気持ちが事件を解決に導きました。
    すごい執念だと思う。

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    2021年09月15日
  • 罪の因果性

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    ネタバレ

     市役所に勤める佑美は家出した恋人を探していると言う男性から電話を受ける。粘着質な質問をしてくる男に、意図せずに相手の女性の住所がバレてしまった。その後、男がストーカーで相手の女性は地下アイドルだった事が判明し、更に女性はその男に殺されてしまった…

     最後まで読んでタイトルの意味が解りました。まさに、バタフライ・エフェクトですね。
     被害者だと思っていた佑美は実は別な所で地下アイドルと関わりを持っていて、まさかそんな展開になるとは意外過ぎて、犯人の身勝手な正義感が崩れた時、何とも後味の悪さを感じました。

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    2021年08月11日