横関大のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
客に笑顔で降りてもらうために最大の努力を払うのがモットーのタクシー運転手『五味省平』。だがこの日、彼のスマイルタクシーに乗ってきたのは、ニコリともしない十歳くらいの少年、しかも途中で強盗を働く。行きがかり上少年の逃亡を手助けする形となってしまったのだが・・・。
はたして彼は、笑顔の客を送りだすことができるのか。
訳あり少年を乗せた主人公。濡れ衣を着せられた悪徳弁護士を乗せた美人女性ドライバー。その元妻を乗せた厄年でツキの無い運転手。三台の車中が目まぐるしく入り乱れ、やがて真実へ辿り着くストーリー。文章は味わいに欠けるけど、スピードある展開は楽しめた。
ただ、そっかー、『袴田』さんは違うのかー -
Posted by ブクログ
「ルパンの娘」の続編。
警察一家と泥棒一家にプラスして、
今度は探偵一家の娘(美雲)が新人刑事として登場。
相変わらずテンポよく進む展開でさらっと読めます。
複数の殺人事件やバスジャックなどが複雑に絡み合ってるんですが、
それを美雲がスイスイ推理して謎を解いていくという…
そんな新人おるかい!&考える前に答え言われてしまった!!感がありますが(笑)
そもそも、警察一家とか泥棒一家とか探偵一家とか、
設定自体がドラマチックなので、それも含めて楽しめる感じです。
最後の最後に次回作へのプロローグ的な内容が…
気になるので、次は「ホームズの娘」読まないと。 -
Posted by ブクログ
ピザ配達人という仕事に誇りを持ちながら、仲間とバンド活動にいそしむ伊庭亮太。配達先に警察がいたかと思ったら、なんと犯人が立てこもる先にピザを届けてくれと依頼される。困っている人がいると助けずにはいられない性格の亮太は、なぜ自分が名指しされたのかわからないまま、ピザを配達することになる。
途中で知り合うおっさんが敵なのか味方なのか、それに最後まで振り回される感じで読み進めることになるが、まぁ…リアリティはあまりないなぁ。第二部で第一部の数年後が読めるので、そこで「あぁ、よかった」という読後感は味わえるけど。青春ものが好きな人にはおすすめかも。