横関大のレビュー一覧

  • マシュマロ・ナイン

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    青春系かと思ったら、事件も平行して物語が進んでいく。
    野球部の活躍の軽やかさとドーピング絡みの殺人事件の重さのバランスや緩急があり、読みやすかった。
    野球部員の素直さとまっすぐに頑張る姿が可愛かった。ジャンボラーメンと餃子が食べたくなった。

    最後は皆の未来のことと、事件のその後など、もう少し読みたかったな。

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    2022年07月16日
  • スマイルメイカー

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    時間軸が実はズレてたり、実はつながってたのかー、と、伏線がバラバラあるけどしっかし回収したり。えー、そうだったの!みたいなというよりは、読んでくと段々分かってしまうので、それが思った通りに進んだときの快感を楽しむ、みたいな。後はなんだかアクの強いキャラを楽しむとか。成岡さん態度変わってヤダかわいー、ってなるとか。
    まぁ普通に流されるがままに楽しむのが吉か。

    いやそれより国の設定はおかしくないか。なんでこの設定で日本円で準備してたりするんよ。でも時間ズレてたっけ??というわけで、最後になんか悶々として眠れなくなる。

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    2022年06月27日
  • マシュマロ・ナイン

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    元相撲部員が野球部として活動するお話

    見に覚えのないドーピング疑惑で球界を追われた小尾
    その後、高校の臨時教員として働いていたところ、校長から野球部の監督を任される
    しかし、肝心の部員はゼロ
    不祥事を起こして無期限活動停止中の相撲部員を割り当てろという指示
    食欲旺盛で走るのが苦手な元相撲部員達でなんとか野球を勝とうとすると共に、過去のドーピング疑惑の事件を探ろうとしている人が現れ……


    相撲部員が野球をという面白さはある
    ヒット性の当たりでも鈍足過ぎてアウトになるとか、練習中や試合中でもお腹が空いて食べるとか、そもそも食欲旺盛っぷりとか、テンプレートなデブ像が描かれている
    そんな面々でどう

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    2022年06月02日
  • K2 池袋署刑事課 神崎・黒木

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    横関大の連作ミステリ短篇作品集『K2 池袋署刑事課 神崎・黒木』を読みました。
    横関大の作品は『ルパンの娘』以来なので約2年振りですね。

    -----story-------------
    池袋が大変だ。
    猿が逃げ、警察官が人を投げ、他の女と浮気をしそうになると犯人が現れる。
    謎が謎を呼ぶ事件のそばには、いつも神崎と黒木がいる。
    頁をめくるたび現れる興奮と感動。
    最終話で、神崎は究極の二択に直面する。
    擁護か、決別か。
    黒木が相棒にすらひた隠し守ろうとしていたものとは――江戸川乱歩賞作家による黄金コンビの狂想曲!
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    講談社の『小説現代』に2010年

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    2022年04月04日
  • 再会

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    ータイムカプセルを開けたことがばれるのも、時間の問題だ。

    拳銃と事件の記憶をタイムカプセルに封じた幼なじみ4人組。23年後、ある殺人事件をきっかけに彼らは再会する。その事件の凶器は埋めたはずの拳銃だった。
    .
    秘密を共有してる仲間が引き寄せられるこの設定間違いなく面白いだろうなと読み始めた。話が進む事にそれぞれが知る真相が明かされていってなるほどな〜という展開。
    .

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    2022年03月05日
  • 罪の因果性

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    読み易く素直に物語は面白かった。惜しむらくは、自転車で飛び出した女子高生が誰なのかの最後のどんでん返しが希薄だったこと。ここまで練られたプロットならもう一つ伏線を用意していてもと感じた。

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    2022年02月25日
  • ルパンの娘

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    ネタバレ

    今放送中のドラマと感じが全然違う…!!笑
    原作は、泥棒一家の娘・主人公華の祖父が何者かに殺されてしまい、その犯人を探しながら、彼氏である和馬の家族が警察一家と知り苦悩する。また、和馬も事件を追う中で、華の家族が泥棒一家であることを知り…!?

    ドラマはコメディー寄りだけど原作は最初から"祖父の死"という事件が元にあって、泥棒と警察は結ばれるのか?だけじゃなく事件の真相を追うミステリー?っぽい要素もあって面白かった。
    原作の華は家族と一緒になって盗みをしたりはせず、祖父の盗みの技術を体得してしまったせいで、「無意識に」スリをしてしまうという困った体質(^_^;)だからあまり泥

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    2022年02月20日
  • 罪の因果性

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    ネタバレ

    いったいどう話が繋がるのかとハラハラしながら読みました。
    そう来たかーと言う結末でしたが、共感はしづらかった。
    復讐の動機としては弱かった気がします。
    復讐の相手、三人のうちいちばん復讐しなければいけなかったのは野上では?
    原因を作った(と思っていた)女子高校生、そして急ブレーキをかけて追突事故を誘発した佑美については致し方ない行動だったのでは?
    佑美の電話対応も取り立ててミスがあったわけでもないし、佑美とひとみんが気の毒でモヤモヤしました。

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    2022年02月19日
  • 罪の因果性

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    ネタバレ

    ふとした事がきっかけになり、それが負の連鎖となって自分の身に降りかかってくる。

    誰にでも弱さや迷いはあるが、隠すことで余計に在らぬ疑いをかけられ、自分自身を追い込むことになるという…
    どうなるのだろう…と最後まで目が離せなかった。


    市役所職員の倉多佑美は、大学時代に自動車事故をおこした。すでに終わっている事で気にも留めていなかった。
    それが、市役所で働き6年目、かかってきた一本の電話により人生が狂わされる。
    人生を狂わされたのは彼女だけではなく、命まで奪われるという地下アイドル、そしてその犯人にされた男。
    真相を突き止めたのは、地下アイドルを推していたファンだった。

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    2022年02月05日
  • 罪の因果性

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    偶然かと思っていたら必然だった。
    小さな因子が積み重なった悲しい話。
    でも、巻き込まれてしまった人はなんとも声を掛けられないくらい可哀想。

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    2022年01月14日
  • スマイルメイカー

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    面白くてさくさく読める。最後に判明する大仕掛けもミステリとして納得。たしかに違和感を感じ続けていた。

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    2022年01月05日
  • ルパンの帰還

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    ネタバレ

    和馬と華に娘「杏」が生まれ、その育児に追われながらも子育てに苦しむ。
    バスジャック事件が絡むが、2重3重の背景が語られる。新人刑事、北条美雲が活躍。華の影が薄くなる。

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    2022年01月05日
  • ルパンの娘

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    泥棒一家に生まれた華と警察一家の和馬。
    2人の恋の行方と殺人事件ミステリー。

    キャッツアイみたいに漫画的な設定で、かなりぶっ飛んでいるのにも関わらず、意外にもすんなり理解できて、面白い。
    祖父の死に関わるミステリー部分も上質な謎解きになっていて、読み応えあり!

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    2022年01月02日
  • 罪の因果性

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    こんな因果関係があったなんて……。
    とんだとばっちりって感じがしなくもないけど。これを実現させた人の執念を感じる。

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    2021年12月18日
  • スマイルメイカー

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    読みやすい文章であっという間に読み終わった。
    都合よく繋がってる気もしたが、それも含めて映画を観たような印象。

    終わり方もいい。
    もっと続きを読みたい気さえした。

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    2021年12月15日
  • 再会

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    ネタバレ

    面白かった。現在と過去の事件を絡めて進んでいくストーリーはよく練られてるなあと感心した。一気に読めた。拳銃すり替えるあたり、特に弾丸の数誤魔化すあたりにすごく無理を感じたけど、他の無理も含めてそれでも読ませる力があったと。

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    2021年12月09日
  • ルパンの娘 映画ノベライズ

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    華の意外な秘密や、衝撃の結末があり、ドラマのミュージカル要素などドラマがパワーアップして劇場版になった様な感覚です!

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    2021年12月03日
  • ピエロがいる街

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    ネタバレ

     ラストで綺麗に決まるどんでん返しのための叙述トリックに全てをかけた作品、という印象。この最大の見せ場以外の伏線や展開や文章は少々底が浅い印象を受けるため(待)、「ふーん、こんなもんか、じゃあ結末はどうせこうなるだろ」と舐めてかかってしまったのが罠だったのか、うっかり騙されてしまいました(笑) 仕掛けが分かってから作品を読み返すと、全く違った印象で再度楽しめそうです。これは小説ならでは、ですね。映像化しても全く魅力がないわ……。

     とはいえ……前述のとおり、それ以外については全体的に、ちょっとご都合主義だな、とか、苦しいな、という気持ち悪さもぬぐい切れず、なんとも惜しい感じです。
     リアルに

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    2021年12月03日
  • ルパンの娘

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    先にドラマを見てからこの小説を読みました。
    華さんのキャラがドラマと違うイメージでした♪
    これもなかなか面白かったです♪(*´▽`*)

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    2021年11月25日
  • グッバイ・ヒーロー

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    いちょう祭りで50円で買った。ナイスエンタメ。テンポもいいしそこそこ泣けるし良い小説だった。ツッコミどころを無視して読み切れる疾走感があったね。ピザ屋でバイトしてた事あるからそこも楽しかったよ。

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    2021年11月24日