横関大のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
頑張る爺たちの活躍を応援したくなる一冊。昭和の強盗団「アカツキ強盗団」の3人、五郎、誠、幹雄は今となっては裏家業を引退し、神保町で喫茶店を営業している。しかしそこに幹雄の親戚であるヒロキ(漢字がすごいことしか覚えてない)が訪ね、どうしても金が入り用だから現金輸送車を襲撃したいと言う。そんなヒロキを助けるため、アカツキ強盗団は再び現役復帰をするが、それを元刑事の小栗忠正が嗅ぎつける。
読み進めていくうちにアカツキ強盗団と忠正の対決になるのかと思いきや、五郎の大胆な行動で思わぬ展開になっていく。高齢ならではのハプニングに襲われ、それでもデジタル化していく世の中にも食らいついて現役復帰を目指す爺たち -
Posted by ブクログ
「ルパンの娘」から数えて3作目。
このシリーズ、登場人物はそれぞれ一芸(?)に秀でているものの、それ以外のことになると穴だらけというところが、読んでいてなんとなくほのぼのさせられる。
そうした緩さの一方、警察一家⇔泥棒一家⇔探偵一家という構図や“Lの一族”の内輪の争いが絡んで緊張感を持たせるところが、絶妙なバランス。
前作の終わりで美雲が渉に一目惚れをしたが、その交際の進展を交えながら、巻頭の殺人事件の黒幕捜しを中心に、保育園での華のパパ友との付き合いや和馬の高校時代の憧れの彼女との再会などが絡み、サクサクと話が進む。
全ては、前作に引き続き登場する三雲玲の過去に収斂するが、一族の災厄とも言う -
購入済み
だんだん、面白く!
テンポ良く読める作品で、続刊になるに従って面白くなっている様に思います。次の作品も早く読みたくなりますっ!
登場人物みんな、幸せになってほしい。