あらすじ
妹への叶わぬ恋心を抱いたまま、俺はどうやら死んでしまったらしい。
「お兄の仇、私、絶対とるから!」
妹は刑事になり、死んだ俺は内通者の疑いをかけられ、そして「幽霊のセブンルール」に戸惑っていた。
渋谷署の刑事・長島日樹は、同じく警察官の妹・聖奈と二人暮らし。
実は血の繋がらない妹に切ない感情を抱く日樹だったが、その思いを断ち切るべく捜査に明け暮れていた。
ある日、帰宅中の夜道で何者かに襲われた直後、ある人物と出会う。
「あのね、幽霊にもルールがあるの。だいたい7つくらい。『幽霊のセブンルール』ね」
その1、無念が晴れたら成仏する
その2、昼間はけっこう疲れる
その3、幽霊に生理現象はない
その4、好きな場所に移動できる
その5、寺と鏡には近づくな(焼肉店も追加予定)。
その6、人間界にも影響を与えることができる(ティッシュペーパーを揺らす程度)。
その7、…………
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Posted by ブクログ
マックで(ちょっぴり)泣いた。
「10万人が泣いた」みたいな帯のようなコメントで、どうもすみません。それほどに面白かったです!!
著者の横関大さんは初読み作家さんでしたが、『ルパンの娘』や『忍者に結婚は難しい』など、ドラマ化した作品が多い人気作家さんのようですね。
さて、本作『ゴースト・ポリス・ストーリー』のあらすじと感想になります。
タイトルから丸出しですが本作は幽霊と警察に関わる物語で、主人公はお寺の住職の息子で敏腕警察官の日樹(ハルキ)と、兄に憧れて警察官になった妹の聖奈(セナ)。この2人の視点で物語は進行するのですが、とある事件がキッカケで幽霊 × 警察の構図が誕生します。
437ページとやや長編ですが、聖奈が1つの決断をするまでの第一章から夢中になってしまい、この連休をマックで涼み(寄生し)ながら読み終えた今、良い作品との出会いに感謝しながら食べています。
昔観た洋画の『ゴースト ニューヨークの幻』に似た儚さや美しさを感じつつ、警察小説ならではの緊迫感、知念実希人さんの『死神シリーズ』に似た幽霊の絡み方が私にとってドンピシャでしたね♪
書店で推されている印象は薄いのですが、私は強くオススメします!!
Posted by ブクログ
すごく読みやすいお話でした。
色々な事件が絡み合いっていくのですが、ライトなのでミステリー苦手な方とかでも全然大丈夫です!
きっと、おにいちゃんイケメンなんだろうなぁと。
余談ですが、なんとなくドラマとか映像化とかされるのかなぁと思いました!
Posted by ブクログ
11月-08。3.0点。
兄が刑事、妹が交通課巡査の兄妹。血はつながっていない。
兄が突如刺殺され、妹は志願して捜査に加わる。犯人は意外な。。。
読みやすい。王道の物語の感じ。
Posted by ブクログ
フォローしている方のレビューに惹かれて買ってきた。
渋谷署の刑事・長島日樹は、同じく警察官で血の繋がらない妹・聖奈と二人暮らし。ある日、捜査を終わって帰宅中、夜道で何者かに襲われて死亡、幽霊になってしまう、というところから始まるお話。
そこから、聖奈は兄の仇を討つべく刑事を志願し、幽霊になった日樹は捜査に同行。幽霊ならではの知りえた情報を日樹から夢として見せられた聖奈は次々と事件を解決していく…。
刑事になるのも無理無理で、夢枕に立って伝わらなかったものを夢で見せるってどうやったのかも分からなくて、結構無茶な展開だし、日樹にかけられた内通者疑惑の真犯人もありがちなのだが、そういったことに目くじら立てずに読む話だと思えば、亜里沙をはじめとした幽霊仲間との会話は楽しく、気楽に読めてまずまず面白く読める話ではあった。