横関大のレビュー一覧

  • 誘拐ジャパン

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    ネタバレ

    誘拐。政治家。孫。二年生。賢すぎる。犬。過去に誘拐されたことある女。自衛官。女。2人。友人。ヘリで自殺。官房長官。記者。秋田犬。

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    2025年04月06日
  • 誘拐ジャパン

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    ネタバレ

    ゴミ屋敷の掃除をするため、2人の女性とある屋敷を訪れた美晴は、ひょんなことから誘拐に加担することになってしまう。しかもその標的は総理大臣の孫!
    闇バイトって本当こわいよね。まぁこの話には裏があるんだけど……。

    420ページとめちゃくちゃ分厚いのに、面白くて一気に読んでしまった。誘拐というひとつの事件をひたすら追っていくのだが、群像劇にすることでいろんな視点から物語を見ることができ、それが味変にもなって飽きさせない。最後までテンポよく進んでいくから止まらない。

    誘拐犯(主人公サイド)、総理大臣の息子、事件を追う警察、そして記者。基本的にこの4つの視点がいい感じに切り替わっていきます。それぞれ

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    2025年04月05日
  • 誘拐ジャパン

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    面白い想定。総理の孫を人質にJapanの世直し。そんなに甘くないだろうという点が多々、目につくが、勢いで読み飛ばす。首都機能移転話、いつのまにか消滅してしまったなあ。「ジャネーの法則」知らなかった。「7歳の一年は7分の1で60歳の一年は人生の60分の1」だから、最近、時の流れが早いんだ。

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    2025年03月06日
  • ルパンの娘

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    「沈黙のエール」に続いて横関作品2作目。
    登場人物は多いが、それぞれのキャラが立っていて(特に三雲家)、混乱することなく最後まですらすら読めた。また現実ではありえないようなそれぞれの言動も、この人ならこういうこと言うよね〜!とニヤニヤしながら受け止めることができて、主人公・華の周りで起こる波乱の出来事に同情しつつも、かなり楽しかった。(お気に入りは三雲家父の「渉、いやもといケビン!」)

    最後の展開や両家の物分かりの良さは、主人公にとっても読者にとっても都合が良すぎる感があったが、シリアスな作品ならまだしも、こういったドタバタコメディなら許せてしまう。
    まるで始めから映像化することを見越したよ

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    2025年03月02日
  • 再会

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    冒頭の現在の事件があまりに陳腐で読む気を無くしそうになった。

    それでも少し我慢して読み進めると、過去の事件の謎解きとリンクするように、現在の事件が解決に向けて動き出し、大人になった四人それぞれの人生が陰影を持って描かれる。リーダビリティは中々良い。ドラマ化されているみたいだが、映像化はしやすいだろう。見てみたい気はする。

    現在の事件の犯人や、過去の事件についても真相は割と分かりやすいし、少々ご都合主義的な所も散見されるのでミステリーとしては水準作かもしれない。ただ、四人の友情が気持ち良いので読後感は悪くない。最後にはちょっとしたサプライズも仕掛けられている。

    四人の友情と正樹くんに幸あれ

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    2025年03月02日
  • 沈黙のエール

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    初めての横関作品。深く感動した。
    終盤にかけて、父や兄、深津のそれぞれの行動に隠された強い想いを知り、読み終えた後、改めて「沈黙のエール」という題名を見ると、その意味がより一層胸にグッと来て泣きそうになった。

    あらすじを見たとき、主人公の身の回りに起きる不吉な出来事たちを見てかなりシリアスで暗い内容だと思った。しかしいざ読んでみると、出来事は確かに辛く苦しい内容ではあるが、主人公もその周りの人々もしゃんとしていて、かつ前向きに生きようとしている姿に心惹かれた。
    兄の克己もどうしようもないアホな男だという印象しかなかったが、読み終えるとまぁアホではあるが、家族や仲間想いの頼れるお兄ちゃんだと知

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    2025年02月24日
  • 誘拐ジャパン

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    元自衛隊員の二人と議員先生の縁はわかったけど一部の当事者死亡で結局不正を摘発したり再発を防止したりする方向へは変わってない?総理再選の暁には美晴ちゃんはともかく二人のそういうとこもまとめて救い上げてほしい。

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    2025年02月06日
  • ルパンの娘

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    小説を読むの自体久しぶりだったけど、馴染みやすい文体だったので、楽に読めた。

    多分初めて読む作家さん。
    タイトルで借りたので、あらすじは読んでなかったけど、途中で「ルパンの娘」ってそのまんまそういうことね、となった。

    主人公の2人が愛し合っているというのは読んでいて、あまりピント来なかったんだけど、周りの登場人物、華の家族の三雲家、和馬の家族の桜庭家がとても特徴があるというか魅力的で楽しく読めた。

    設定がモリモリだけど、ミステリとしての謎解きも流れの中にきちんと盛り込まれてた。

    なぜ捕まらないのかとか多少強引な感もあるけど、最後はハッピーエンドなとこは後味が良かった。

    星は4.5くら

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    2025年01月23日
  • わんダフル・デイズ

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    盲導犬の訓練士とその研修生のミステリー小説。
    盲導犬や訓練士に重きを置いたストーリーを期待してるとちょっと残念かもしれないけれど、ライトなミステリーとして、おもしろい。

    歩美や阿久津、麻里子や則本のその後が気になる。次回作があるとしたら、盲導犬やヘルパー犬にもう少しフューチャーした話もあるといいな。

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    2025年01月17日
  • メロスの翼

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    話は面白かったが、翼視点のパートがなく彼のキャラや勘定、思考が伝わりにくい。もちろん全編通して人となりは描かれるのだけど。

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    2025年01月13日
  • 誘拐ジャパン

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    登場人物の設定や状況設定には多少の無理はあるものの、痛快誘拐小説として、サクッと読めてしまう。
    犯人の要求が奇天烈で面白い。途中からは筋書きが読めてしまうが、一気に最後まで読ませる力は本物だと思う。

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    2024年12月27日
  • ルパンの絆

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    横関大の長篇ミステリ作品『ルパンの絆(英題:Bonds of Lupin)』を読みました。
    横関大の作品は、昨年10月に読んだ『ホームズの娘』以来ですね。

    -----story-------------
    シリーズ累計45万部突破!

    2度のドラマ化と映画化で記憶に刻まれた
    泥棒一家、探偵家族、刑事一家の物語――劇的クライマックス!

    三雲華が、Lの一族をめぐる「パンドラの箱」を開ける!

    「しかしもう遅い。ここで引き返すわけにはいかなかった。おそらく全部繋がっている気がした。
     杏が誘拐されたのも、和馬が殺人犯に仕立てられたのも、すべて一本の線で繋がっている。
     そして、その先には、封印され

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    2024年12月25日
  • 誘拐ジャパン

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    ネタバレ

    総理の孫が誘拐された。犯人グループリーダーは三蔵法師?

    中々斬新な誘拐事件でした。
    誘拐された英俊の頭の良さに脱帽でした。将来大物になりそうな予感がします。

    そして、誘拐の真の目的は?
    国を動かす大事件だったけれど、国民も共犯者と言うのが言い得て妙でした。

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    2024年12月25日
  • 彼女たちの犯罪

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    そこが繋がるのか…という感想。
    今までにないパターンの犯罪、犯人といった印象ですごく新鮮なストーリーだった。

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    2024年12月02日
  • 誘拐ジャパン

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    バイトのつもりが、総理の孫の誘拐計画に巻き込まれてしまった美晴。とある過去を持つ彼女は、大金と新しい戸籍という報酬に惹かれ、計画に参加することを決めた。しかし誘拐した総理の孫(七歳)は年齢に似合わず頭が切れ、なぜか彼自身も計画に加担することに。この計画はどうなるのか、そして黒幕の目的は何なのか。痛快な読み心地の誘拐ミステリです。
    いろんな面で天藤真「大誘拐」を彷彿させられるので、あれを好きな人にはお勧めかも。殺伐とした雰囲気はまったくなく、だけれどスリリングさもあって実に楽しい作品です。犯人の要求もとんでもないけど、現実的にも良いかもしれない、と思わされます。
    誘拐された英俊の利発さに舌を巻く

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    2024年11月30日
  • ルパンの絆

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    最後、華はどんな二週間を送ったのか?
    明かされることがあるのか?
    何かあるのでは?と想像したりして、読み終わった後も楽しみました。

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    2024年11月26日
  • ルパンの絆

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    読み返すとしたら、やはりラストシーンでしょうか。 桜庭和馬と三雲華の夫婦にとって最大の危機が訪れ、凄く不安になりながら読みました。それにしても、和馬は本当に精神がタフです。こういう男性がパートナーだったら心強いなぁと華が羨ましくなるのは私だけでしょうか。

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    2024年11月24日
  • 誘拐ジャパン

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    総理の孫が誘拐された!
    映画を見ているみたいな早い展開で、文章も読みやすく良かった。
    映画にならないかなあ?

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    2024年11月20日
  • メロスの翼

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    結構酷い話だけど、ストーリーテリングのうまさでさらっと読めてしまう。もっといい話にも出来たと思うけど。。

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    2024年11月09日
  • 再会

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    面白かった!読みやすかった!
    続きが早く読みたくて、ページをめくる手が止まらなかった。
    それぞれが苦しい過去を背負ったまま生きてきて、やっと…というのはとっても良かったんだけど、
    博美が可哀想だったり、圭介おいって思ったり、いいお話なのに大きな感動に至らなかったのが惜しかったかな。

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    2024年09月29日