横関大のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
冒頭の現在の事件があまりに陳腐で読む気を無くしそうになった。
それでも少し我慢して読み進めると、過去の事件の謎解きとリンクするように、現在の事件が解決に向けて動き出し、大人になった四人それぞれの人生が陰影を持って描かれる。リーダビリティは中々良い。ドラマ化されているみたいだが、映像化はしやすいだろう。見てみたい気はする。
現在の事件の犯人や、過去の事件についても真相は割と分かりやすいし、少々ご都合主義的な所も散見されるのでミステリーとしては水準作かもしれない。ただ、四人の友情が気持ち良いので読後感は悪くない。最後にはちょっとしたサプライズも仕掛けられている。
四人の友情と正樹くんに幸あれ -
Posted by ブクログ
初めての横関作品。深く感動した。
終盤にかけて、父や兄、深津のそれぞれの行動に隠された強い想いを知り、読み終えた後、改めて「沈黙のエール」という題名を見ると、その意味がより一層胸にグッと来て泣きそうになった。
あらすじを見たとき、主人公の身の回りに起きる不吉な出来事たちを見てかなりシリアスで暗い内容だと思った。しかしいざ読んでみると、出来事は確かに辛く苦しい内容ではあるが、主人公もその周りの人々もしゃんとしていて、かつ前向きに生きようとしている姿に心惹かれた。
兄の克己もどうしようもないアホな男だという印象しかなかったが、読み終えるとまぁアホではあるが、家族や仲間想いの頼れるお兄ちゃんだと知 -
Posted by ブクログ
小説を読むの自体久しぶりだったけど、馴染みやすい文体だったので、楽に読めた。
多分初めて読む作家さん。
タイトルで借りたので、あらすじは読んでなかったけど、途中で「ルパンの娘」ってそのまんまそういうことね、となった。
主人公の2人が愛し合っているというのは読んでいて、あまりピント来なかったんだけど、周りの登場人物、華の家族の三雲家、和馬の家族の桜庭家がとても特徴があるというか魅力的で楽しく読めた。
設定がモリモリだけど、ミステリとしての謎解きも流れの中にきちんと盛り込まれてた。
なぜ捕まらないのかとか多少強引な感もあるけど、最後はハッピーエンドなとこは後味が良かった。
星は4.5くら -
Posted by ブクログ
横関大の長篇ミステリ作品『ルパンの絆(英題:Bonds of Lupin)』を読みました。
横関大の作品は、昨年10月に読んだ『ホームズの娘』以来ですね。
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シリーズ累計45万部突破!
2度のドラマ化と映画化で記憶に刻まれた
泥棒一家、探偵家族、刑事一家の物語――劇的クライマックス!
三雲華が、Lの一族をめぐる「パンドラの箱」を開ける!
「しかしもう遅い。ここで引き返すわけにはいかなかった。おそらく全部繋がっている気がした。
杏が誘拐されたのも、和馬が殺人犯に仕立てられたのも、すべて一本の線で繋がっている。
そして、その先には、封印され -
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バイトのつもりが、総理の孫の誘拐計画に巻き込まれてしまった美晴。とある過去を持つ彼女は、大金と新しい戸籍という報酬に惹かれ、計画に参加することを決めた。しかし誘拐した総理の孫(七歳)は年齢に似合わず頭が切れ、なぜか彼自身も計画に加担することに。この計画はどうなるのか、そして黒幕の目的は何なのか。痛快な読み心地の誘拐ミステリです。
いろんな面で天藤真「大誘拐」を彷彿させられるので、あれを好きな人にはお勧めかも。殺伐とした雰囲気はまったくなく、だけれどスリリングさもあって実に楽しい作品です。犯人の要求もとんでもないけど、現実的にも良いかもしれない、と思わされます。
誘拐された英俊の利発さに舌を巻く -
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ネタバレ23年前、強盗犯によって射殺された警察官の息子圭介と、万季子、直人、淳一の幼馴染4人は、圭介の父の拳銃を持ち去りタイムカプセルに埋めた。
23年後、直人の腹違いの兄秀之が殺される。素行の悪い秀之は、弟の直人をはじめ多くの人から恨みを持たれていた。警察の捜査の過程で、秀之を射殺した拳銃は23年前に4人が持ち去った圭介の父のものであると発覚した。過去の秘密とタイムカプセルのことを知っているのは圭介たち幼馴染の4人のみ。誰がタイムカプセルを掘り起こし、秀之を殺したのか。
4人はそれぞれ、過去の事件に囚われて生きてきた。現在の事件の真相を解明することで、過去の出来事の真相が明るみになる。