横関大のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
一章ごとに舞台とテーマが変わる構成で、飽きることなく読めた。「この問題、私が解決いたします」ときっぱり言い切る莉子はカッコいい。
最初は総理大臣である父のコネをフル活用するのかと思っていたら少し違っていた。
父のコネも使うが、自分の実績で築いた信頼と人脈を主に使う。また、解決すべき問題に対してしっかり思考を重ねて、最善の結果を残すために努力を惜しまない姿勢が素晴らしい。
泣き言も言わずひたすら行動する莉子には嫌味がなく、応援したくなる。権力者の娘という設定で「恵まれた立場を利用する」というよりも、莉子の場合は自分の力で道を切り開いていく強さがあって、読んでいて気持ちがいい。 -
Posted by ブクログ
シリーズ第3弾。今回もミス・パーフェクトは難問を解決して行きました。
第一問 介護離職者が相次ぐ零細出版社をどうにかしなさい。
第二問 ハラスメント町長問題で炎上した某町のイメージを回復させなさい。
第三問 いじめ問題で揺れる某舞踊団の旧態依然とした体質を改善しなさい。
第四問 某製菓メーカーの異物混入事件を解決しないさい。
ハラスメント町長もいじめ問題の舞踊団も現実にあったあの事件からヒントを得て出来たお話なのかな?と思いながら読みました。
そして、本日伊東市の田久保市長が市議会解散を宣言。伊東市の市民の皆さんは市のイメージダウンを嘆いていたので、ミス・パーフェクトのお力をお借りしたい所ではないでしょうか?「この問題、私が解決いたします!」て登場して欲しいですね。
ラストで莉子の健康問題があったので、ミス・パーフェクトも生身の人間なんだよね~と気付かされました。さてさて、まだ続編は出るのでしょうかね~。 -
Posted by ブクログ
盲導犬訓練施設で働く研修生の歩美と、先輩訓練士兼指導係の阿久津が、身の回りで起きる盲導犬関連の事件を解決する物語。街を歩いていると盲導犬を連れている人を見かけることがあるが、盲導犬が実際に飼い主とつながるまで大変な訓練を経ていることを知らなかった。盲導犬訓練施設という馴染みのない設定だったが、説明も兼ねて物語が進んでいくので盲導犬に関する知識も増えて面白い。
歩美はちゃきちゃきした性格で、たまにもれる関西弁と独特な言葉遣い(よっこい正一とか笑)が彼女のキャラを引き立てている。一方阿久津は物静かでミステリアスな雰囲気を纏っており、美麗な見目立ちも彼の謎をより一層引き立てている。盲導犬に関わる様々な事件を、阿久津の一言からこのコンビが次々と解決していく。そして、最後の章で阿久津の過去に迫るのだが、彼がどのような経緯で盲導犬訓練士を目指したかを知ることができて、気持ちのいい終わりだったと思う。 -
Posted by ブクログ
ネタバレゴミ屋敷の掃除をするため、2人の女性とある屋敷を訪れた美晴は、ひょんなことから誘拐に加担することになってしまう。しかもその標的は総理大臣の孫!
闇バイトって本当こわいよね。まぁこの話には裏があるんだけど……。
420ページとめちゃくちゃ分厚いのに、面白くて一気に読んでしまった。誘拐というひとつの事件をひたすら追っていくのだが、群像劇にすることでいろんな視点から物語を見ることができ、それが味変にもなって飽きさせない。最後までテンポよく進んでいくから止まらない。
誘拐犯(主人公サイド)、総理大臣の息子、事件を追う警察、そして記者。基本的にこの4つの視点がいい感じに切り替わっていきます。それぞれ立場がぜんぜん違うから、展開される話もぜんぜん違って面白い!
とくに面白かったのはやっぱり主人公サイドですね。誘拐した子どもを仲間に引き入れて、ほのぼの生活を楽しんでるんだから。どうやって終わるのか想像もつかない。
ラストも「なんだって~!?」と驚きつつも納得してしまい、最後まで楽しませてもらいました。
でもこれはミステリなのか……?