あらすじ
シリーズ累計45万部突破!
2度のドラマ化と映画化で記憶に刻まれた
泥棒一家、探偵家族、刑事一家の物語――劇的クライマックス!
三雲華が、Lの一族をめぐる「パンドラの箱」を開ける!
「しかしもう遅い。ここで引き返すわけにはいかなかった。おそらく全部繋がっている気がした。
杏が誘拐されたのも、和馬が殺人犯に仕立てられたのも、すべて一本の線で繋がっている。
そして、その先には、封印された私の記憶があるはずだ」――本文より
【あらすじ】
Lの一族の娘・三雲華の夫である桜庭和馬は、ホテルのバーで張り込み中、突如意識を失う。
目覚めるとスイートルームにいて、浴室には女の死体。殺人犯に仕立てられたのだ。
そのころ華に「娘を返してほしければ十億円を用意しろ」との脅迫電話が。
二つの事件が交錯し、一族の秘密が浮かぶ。シリーズ最高傑作!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
横関大の長篇ミステリ作品『ルパンの絆(英題:Bonds of Lupin)』を読みました。
横関大の作品は、昨年10月に読んだ『ホームズの娘』以来ですね。
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シリーズ累計45万部突破!
2度のドラマ化と映画化で記憶に刻まれた
泥棒一家、探偵家族、刑事一家の物語――劇的クライマックス!
三雲華が、Lの一族をめぐる「パンドラの箱」を開ける!
「しかしもう遅い。ここで引き返すわけにはいかなかった。おそらく全部繋がっている気がした。
杏が誘拐されたのも、和馬が殺人犯に仕立てられたのも、すべて一本の線で繋がっている。
そして、その先には、封印された私の記憶があるはずだ」――本文より
Lの一族の娘・三雲華の夫である桜庭和馬は、ホテルのバーで張り込み中、突如意識を失う。
目覚めるとスイートルームにいて、浴室には女の死体。殺人犯に仕立てられたのだ。
そのころ華に「娘を返してほしければ十億円を用意しろ」との脅迫電話が。
二つの事件が交錯し、一族の秘密が浮かぶ。
シリーズ最高傑作!
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2021年(令和3年)に刊行された作品で、泥棒一族「Lの一族」の娘・三雲華と、警視庁捜査一課に所属し家族全員が警察官という青年・桜庭和馬が、様々な困難に見舞われながらも許されない恋愛を敢行する、ルパンの娘シリーズの第5作です。
■第一章 ダイヤルLを廻せ
■第二章 スタアの災難
■第三章 間違えられた女
■第四章 泥棒の家
Lの一族の娘・三雲華の夫・和馬はホテルのバーで張り込み中、突如意識を失った……目を覚ますとスイートルームにいて、浴室には女の死体、、、
そのころ華の元に、「娘を返してほしければ10億円を用意しろ」との脅迫電話がはいる……2つの事件は交錯しながら、やがてLの一族の秘密が明らかに―。
これで本当におしまい? 映画とは異なるもう一つの「ルパンの娘」シリーズ最高傑作……家族を決めるのは、血ではなく愛。
夫の桜庭和馬が殺人容疑で警視庁の仲間から追われ、娘の杏は誘拐され10億円の身代金を要求される……その陰には、三雲華の伯母であり冷酷な犯罪者である三雲玲の存在がちらつく、、、
事件の真相が徐々に明らかになる過程で判明する華の出生の秘密……警察一家の桜庭家、泥棒一家の三雲家、そして探偵一家の北条家のオールキャストで愉しめる展開でしたねー シリーズ物として存分に愉しめました。
杏を誘拐した一味なんだけど、悪人ではなく、杏を助けようとして窮地に陥る、元プロレスラーのヒール役だった大岩晃のキャラも印象的でしたね……続篇が刊行されれば、ぜひ、登場してほしい人物ですね。
Posted by ブクログ
読み返すとしたら、やはりラストシーンでしょうか。 桜庭和馬と三雲華の夫婦にとって最大の危機が訪れ、凄く不安になりながら読みました。それにしても、和馬は本当に精神がタフです。こういう男性がパートナーだったら心強いなぁと華が羨ましくなるのは私だけでしょうか。
Posted by ブクログ
11月-12。3.5点。
ルパンの娘、完結編。
和馬が嵌められ、殺人事件の容疑者に。杏にも危機が迫り。。。
完結編らしく、濃い内容だった。面白かったが、ラストの華の復活が駆け足気味だったかな。
Posted by ブクログ
「ルパンの娘」からのシリーズ5冊目。
いきなり和馬が殺人の嫌疑をかけられ逃走せざるを得なくなったり、杏が学校に出たきり行方不明になったり、のっけから大変な状況に。
スピーディーに話が進み、杏は誘拐されたと分かっては、その身代金の受け渡し期限というタイムリミットも加わって、どうなることやら…お楽しみの展開。
とは言え、Lの一族と探偵の娘にかかれば、相手のことを探っていくのもお茶の子さいさいで、あと○時間と言われてもあまり緊迫感はなし。
まあ、このシリーズはそれで良いのだと思いながら読んだが、話の展開もだんだんと筋が見えてくると、犯人の企てはいかに“即興と計算”であってもうまく行き過ぎで、それぞれの事件のつながりも弱いように思えた。
終盤で明かされた秘密にはなんだかどんより。
それもあって今回は華の活躍する場面が少なくて残念。
最後でああなるのだったら、その前に「おとうさん」と呼んであげて欲しかった。