横関大のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレドラマ鑑賞後に読む。あくまでも原作とドラマ比べの感想なのでご容赦頂きたい。ドラマの南良刑事、江口のりこが凄い演技だった。原作は男性だった事が面白く、引き込まれた。ドラマ目線で読むのだが・・・江口のりこが如何に南良刑事を魅力的にした事がわかる内容だと。原作の南良刑事が飄々とした爽やか切れ者なのだが江口のりこは遠目に画面にうつると、なんかちょっと気になるのだ。話し口調と竹内涼真の肩に顎をのせたりなんかして、タップダンスのせいかもしれないが。
ドラマの竹内涼真は良い苦悩ぷり。手を何度も洗うシーンが心の傷をあらわしていて、そこに万季子を想ってる感情ものせて恋愛ドラマとして見応えを作った。『じゃあ、あんたが作ってみろよ』での演技と逆なのだ。苦悩しまくる顔と汗と「僕が拳銃を撃ちました」シーンの泣きはよかった。
まさかまさかの同棲相手を殴ってしまうという原作内容で、ガックリしてしまったが、それがトラウマとして書かれている違いに驚いた。原作版だと直人がいかに万季子を想っているか。その事が切々と伝わってきて、それを小学生のキスしようとするシーンで竹内涼真が万季子を想ってると変化させた脚本家の腕に驚いた。
ドラマ版では、ちょっと情け無い圭介と直人だが、原作では圭介も直人もながい尺のせいか、心情がよく伝わった。特に私は直人の想いに共感する事が多かった。ドラマでも直人役の渡辺大知が拘置所のシーン、何故万季子が好きなのか丁寧に描かれて納得の内容だ。
この本があなたの視点や考え方を変えた部分は何ですか?とあるが・・・。直人が万季子を守るため身代わりになろうとした事は美しかった。うーん。しかし、子供の万引きを隠すため人殺ししたら、まずいと思わなかったのか?「人殺しの子供といじめられないか?」と原作で言ってるし。
万季子は浅はかでしかない。
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Posted by ブクログ
ネタバレドラマが面白かったので原作を読んでみました。
ドラマではミステリーよりも恋愛要素が強く、子供時代の初恋をそのまま抱き続けてる4人の姿にあまり共感ができなかったので、その点では原作の方があっさりしてて好きだった。
ドラマのまきこと純一の惹かれ合う姿は原作には一切ない。(個人的にはラブストーリーがあまり好きじゃないのでその点がとても良かった)
▼ドラマと原作との違い▼
・昔から純一とまきこに恋心はない
・純一はアルコール依存症でDV男
・ひろみは元キャバ嬢(でもいい子なのは変わらない)
・南良刑事は男性
・当時流れ弾で巻き込まれた一般人は主婦
・まきこと純一には一切恋愛感情がないので
必然的に正樹は圭介が面倒見ることになりそうな展開(そこまでは描かれない)
ドラマを見てから原作を読んでよかった点は、頭の中でドラマのメンバーが動いてくれるのでとてもイメージしやすいところ。
そして細かい設定は違えど、メインのストーリーは全く同じなのでドラマを思い出しながら少しずつ細かい設定を肉付けしていけるところ。
小杉署長が持ち去った現金の行方も本で分かりすっきり。
ただ、ドラマと違って過去の事件はもう時効になってるので小杉署長の処分は上層部に託される形になっている点や、純一とひろみの今後、正樹や圭介の今後の関わり方などは描かれず、読者の想像力に託される感じの終わり方なので好みは分かれるかも。
南良刑事は原作でもよかった。
ドラマのように恋愛要素を求める人は原作は読まなくて良いし、私は原作の方が展開も早く、それぞれの時点で描かれるのでみんなの感情が分かりやすく、恋愛要素もないのでストーリーに集中できて好きだった。
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Posted by ブクログ
ドラマを見ていたので
原作を読みたくなった
ドラマや映画の原作とどこが違うのか
考えながら読むのが
なんか楽しいので
よく後から原作を読むことが多い
「再会」はドラマの方が良かったかな
細かな設定が惹きつけるものに
なっていた
小学校の頃に起こった事件に
関わってしまってから23年がたち
タイムカプセルに隠していたはずの
ピストルがまた使われた事件が起こる
偶然が必然か
4人はまた顔を合わせることになる
そして県警からやってきた
若い刑事
それぞれがさまざまな闇を抱えて
生きていた23年
わずかなほつれから
すべてが明かされていく‥
つらいけどよかったんだろうなと
ほっとさせられて読み終わる
ドラマと両方がいいかも
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Posted by ブクログ
心地良いため息。
こういう小説が読みたかった。そう言ってしまえる。
泥棒一家の娘と警察一家の息子。
2人は素性を隠して付き合ってきた。
が、いよいよ結婚を見据えたとき、時を同じくして起こる殺人事件。被害者は伝説のスリ師=泥棒の祖父。次第に明らかになる恋人たちの素性と過去。
謎深き殺人事件と2人の恋の霧は、晴れるのか。
設定がおもしろく、両家の人物が人物としてちゃんと立ち上がってきて、上質な群像劇にもなっている。
各章タイトルがこちら。オシャレ。
第1章 刑事と結婚する方法
第2章 刑事は泥棒がお好き
第3章 招かれざる泥棒
第4章 泥棒より愛を込めて
素敵な設定のままに、物語も高低鮮やかに織り交ぜながら進んでいく。設定のまま最後までおもしろい。
やっぱり無理…?
暗くハラハラする中盤。刑事さんよ、それ以上捜査するな!真相にたどり着くな!と思いながら読んでしまう。
ついつい盗んでしまう一家と、ついつい探ってしまう一家。
そして反逆の最終章。
そう来たか。泥棒一家よ、警察一家よ。
あんたたち、ほんとに最高だよ。
自分の評価として、おもしろい!人に勧めたい!は星4としている。
その娯楽としての枠を超えて、現実の仕事の支えになるもの、生きる支えにまでなってしまう力を持つ小説のみを厳選して5としてきた。
本作はそういう意味で厳密には星4。
でも、多少の無理設定は気になりつつも、登場人物みんなが輝いて、反逆の第4章が素敵だった。しかもちゃーんと設定を、彼らの今までを大切にした鮮やかさだった。あぁ、本作くらいは飛び抜けてもいいかと思わせてくれた。読後のこの気持ちを足して星4.5。
少し時を置いたら冷静になって4に戻すかもしれないけれど、その時は両家にお詫びしたい。
いや、いっか。この気持ちを大切にしよう。物語も人生も、心意気だ。 -
Posted by ブクログ
中々の大作かな、終盤まで読んでも、未だ、先が見えてない。
「たいした情報ではないかもしれません。わかったことは三つです。ドールズは二十八年前に結成された。ドールズは人形──人形の意味はわかりませんが、とにかく人形を守るための組織であること。最後の一つ、人形は七体いる。以上です」
クローンは同一の起源を持ち、尚且つ均一な遺伝情報を持つ核酸、細胞、個体の集団。もとはギリシア語で植物の小枝の集まりを意味する。
交響曲というものがあるんだ。いわゆるシンフォニーってやつ。管楽器、弦楽器、打楽器などで構成されるオーケストラによって演奏される大規模な楽曲のこと
ソロの演奏者とオーケストラが合奏する曲のことを協奏曲、ソロの楽器がピアノの場合はピアノ協奏曲、ヴァイオリンの場合はヴァイオリン協奏曲って具合にね」
クローンとオリジナルが顔を合わせることを意味しているようです。直訳すると『有り得ない遭遇』ですね」
「すまない、高倉君。君の彼女、安城美那はクローンなんだ」何番目のクローン
「でもどうしてです? なぜ朝比奈はクローンを殺したりしたんでしょうか。クローンを狙わせた黒幕は朝比奈だったんですよね。それに有馬教授まで……。実の父親なんですよ」
翻弄される運命、背負わされた宿命。
世田谷で発生した不審死事件。鑑識の到着前に厚労省の外郭団体「ドールズ」と称する組織が現れ、現場を警察から横どりしてしまう。感染症の疑いかと思われたが、彼らの行動を不審に感じた捜査一課の川村直樹は、サイバー犯罪捜査官の高倉竜生と捜査を始める。次第に明らかになったのは、政府が28年前から隠してきた「クローン人間」の存在だった……。巨大な運命の渦に巻き込まれた人々の、〈いのち〉を巡る物語が動きだす!