富野由悠季のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
アニメに追いつかれる前に必ず読もうと、アニメ版1巻発売前頃から少しづつ読み進めてます。
今回初の地上戦で、連邦首都ダカールでの攻防がメイン。このあたりはZ・ZZでも何度か登場しているのでイメージしやすいですね。
見所はいろいろありますが、やはり巨大MAとのバトルがクライマックス。人型ロボット兵器の戦闘シーンを小説で描写するのは素人が考えているよりずっと難しいのかもしれない。しかし、このモビルアーマーという巨大な兵器はアニメだとでかいのがガシャガシャ動いてビームを撃ちまくって終わりという画面になりがちなのに対して、小説だと、その巨大さを獣に例えたりいろいろ人型でないことや巨大であることをうまく使って文章に表現しているのが読み応えありました。
あと4冊、先が楽しみだ。 -
Posted by ブクログ
10年かけての完結とあって感動もひとしおであった。
自分はガンダムに特別な思い入れがなくテレビシリーズもほとんど観たことがなかったが、それでもジ・オリジンは世界観や戦争の構図がじっくりと描かれていてロボット物というよりも戦争物として面白く読むことができた。
引いた視点で大局を描くというよりも、複数の人間の主観的な視点を描くことで全体像を浮かび上がらせていくような構成は地味ながら丁寧。善人・悪人という二元論では語れない複雑な図式は読み応えがあった。特にジオン側であるザビ家の兄弟達の関係性は物語に奥行きを与えている。
物語以外の部分では、やはり絵が良かったように思う。緻密でかっこいい。
少し古くさいところも含めてこの漫画の「ガンダムっぽさ」を根幹で支えているのはこの絵柄だと感じた。
テレビアニメで名場面とされていたシーンやセリフもしっかり再現されていた。
物語が終わってみてとにかく思ったのは「ブライト艦長マジ大変だっただろうな」ということ。
女性クルーに非情だなんだとチクチク嫌味を言われながらわがまま放題な若造パイロット共をなだめすかし、民間人の老人や子供を連れての決死の長旅。手柄はアムロが持っていき、責任は自分が取らされる。あげく好きになったクルーにはフラれる。
地獄である。