富野由悠季のレビュー一覧
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ネタバレ全編丸ごと過去話だが、あとがきにあるように避けては通れない話であり、また中途半端に行ったり来たりするよりもこの方がわかりやすくてよかった。後付けとはいえ、リリーナの異常なまでの行動力の秘密、サンクキングダムがなぜそこまで重要であると同時に地球統一連合に目の敵にされるのかという点が浮き彫りになった。また、さまざまな人物の過去が明確になることで「大人が始めた戦争を子供が終わらせる」というガンダムの構造を踏襲していることがよくわかるが、アフターコローニー世界ではそれが世代を超えて繰り返されているという点が見逃せない。あまりに歪な世界構造で、まさに「戦争・平和・革命」のエンドレスワルツそのものとなっているように思う。当初は割と素直な終わり方をすると思っていたが、ここまで来ると先の展開が読めない。
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Posted by ブクログ
ネタバレ富野由悠季が映像化しないということで書き上げた作品らしく、また好評との口コミもあったので読んでみたいと思い購入。
原作である逆襲のシャアの続編。
ハサウェイがクェスを殺してしまった、その後となる。
が、物語の冒頭からハサウェイはマフティーになっていて、シャアの反乱から今までの話がないため、どういった過程でそうなったのかはわからない。
マフティーはすべての人類は宇宙へ挙るべきだと主張するからには、シャアと同じく地球を休ませるべきだと考えている。武力による実行という線からしても、人類の革新を夢見るアムロよりはシャアよりだと思う。
でも、トップというにはまだ幼い気がするな。冷静でもないし、冷酷でもない。祭り上げられているキャストみたいだ。
戦闘能力は高いみたいだけれど。この物語の結末は知っているのだけれど。。。今後、物語がどのように進展していくのか期待。
カーディアスという名前が出てくる。UCの元はこれか?
これに出てくるモビルスーツ、モビルスーツというより、ドラグなーっぽいと思うのは、、わたしだけ? -
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映画はオープンエンターテインメント。大勢の人たちが観て楽しめるものなければならない。そのために編集が加えられたものであり、この本こそが原作となる、らしい。
映画版のアムロの恋人チェーンは登場せず、Zガンダムのころのベルトーチカがそのまま恋人であり続けて、そしてアムロの子供を身籠る。
主人公が父親になるというのは確かに子供受けはあまりしないものだろう。共感が出来ないから。
物語の話をするとシャアの総帥でありながら、事故の欲求を押さえられないところ、幼さがよかった。(物語中は純粋という言葉となっているが)
自分の中でアムロという存在があまりも大きすぎ、ニュータイプというレベルでも負けていると思っていながら、対等の立場で戦いたいと自軍の技術を連邦に提供した。それにより完成したニューガンダムと戦い、そして破れる。
対等の立場で戦いたかったのは、ララァを奪われたことによる復讐を完璧にしたかったことと、絶対優位な立場で勝ったとしてもアムロを超えられなかったがこれから先もつきまとうことに耐えられないと思ったんだろう。
実質、アムロはシャアより先をみていた。ベルトーチカが身籠ったこと、親に捨てられた自分が親になれたことに喜びを感じ。戦闘から生還することを違う。
また、映画中はサイコフレームが未知の力を発揮していたが、この原作では人の力を見せていたようにみえる。戦闘中にアムロが撃墜されそうになったのは、アムロの子供のような描写がある。
映画でハサウェイはチェーンを殺してしまったが(なんでそんな編集にしたんだろう)、原作は自分の想い人クェスを自分の手で殺してしまう。その苦しみは次の閃光のハサウェイへと続くのか?
クライマックスは映画と同じ。光に包まれてアクシズの片割れは地球へは落下しなかったが、アムロとシャアの生存は不明。シャアはその最後にロケットの写真、アルテイシアをみた。そこもまた人間臭く描かれていた。
アムロとシャアのライバル関係好きだな。大尉と総帥と身分が違っていても、かつては命を取り合い、または協力し合い、そしてまた敵対し合う。
互いが互いを認め合い、尊重し合うからこそ、シャアを技術をアムロに提供し、アムロもそのシャアの意思は受け取り最高のモビルスーツを完成させた。美しいと思う。
最初のガンダムではジオンが独立国家を名乗って、地球の資源を奪おうとした略奪戦争。逆襲のシャアでは、地球が汚染が進んでいることに気付けない地球人を粛正するために、地球に隕石を落として人が住めない環境にして、地球を休ませようとする。全面的に環境問題とは言えないが、少なくとも初代のころと目的は違う。 -
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ネタバレ宇宙世紀で一番女難の相が出ているのはハサウェイ・ノアではないだろうか…。
クェスに人生曲げられ、ギギにとどめを刺され…。
まあ、そんなことはどうでもいいんだけどね。
ガンダムという一連の作品は人という種がいかに地球と共存していくかということにあると思う。
そして、その両極端にあったのがアムロとシャアで。
それは極端だからこそ、一般的に普通に生きていこうとする「地球の重力に魂を引かれた人」たちにはどちらも受け入れられなかったんだろうなあ。
そして、そのどちらもを受け継いでしまったハサウェイは…。
どいつもこいつも純粋過ぎるんだ…。 -
Posted by ブクログ
ここからは今までは設定のみでこういった媒体では詳しく語られてこなかった戦前の話が展開され、この作品の真骨頂とも言うべき所だろうか。
シャア・セイラの過去を軸に戦前のジオン公国成立付近の話が描かれる。
ジャブローからスムーズに導入し、ダイクンの死を最初に持ってくることで非常に劇的に演出されている印象。
ザビ家内での力関係が本編の印象そのままにさらに具体化されているような感じで呑み込み易いとともに興味深さも感じる。
ラルとハモンや後の部下たちの出し方が凄まじく面白い。現状ラルと兄弟の絡みが少ないのは気になるが、全体的に魅力的に話が展開している。
ガンタンクが戦前から存在している設定は受け入れられるかどうかといった感じか。