富野由悠季のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
DVDでは第2巻の前半部分あたりまで。
この巻も、ほぼDVDの流れと同じ、まだ一連の騒動は落ち着いていません。
わかりませんが、きっと物語の中では1巻からまだ一日か二日しか経っていないんじゃないかと思われ。なもんで、物語もまだ始まったばかりで、謎だらけという印象が続きます。
三冊使ってまだここまでしか来ていないというのは、だらだら書かれていのではなくて、全く反対、濃密過ぎる文章だからですね。相変わらず、モビルスーツや艦隊の宙域戦闘も、事細かに描かれていて、楽しめます。
DVDでは第2巻の後半の、語り中心の部分は好きだったので、それが文章で描かれるのを読めるのは楽しみです。次巻も期待して。 -
Posted by ブクログ
過去に発表されたフィクションが、本当にあった歴史であるかのように、もう一度読み解いて再編纂されることになるなんて!
ガンダムは、歴史小説の域に達しているといっても、あながち大げさではないでしょう。後に発表されたガイド本によると、まるで、織田信長とか坂本龍馬を題材にフィクションを構成していくかのように、安彦良和を中心とした制作スタッフが、大まじめに、1年戦争当時の政治・経済の状況はこうだったのではないか、登場人物にはこういう生い立ちがあってその後の人物像が形成されたのはではないかなどと議論し、ストーリーや絵が練られていったそうです。
そういった作者の情熱が込められた作品は、やっぱりおもしろいです -
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Posted by ブクログ
ガンダムUCの原作小説?
アニメを先に見ていましたが、アニメ版では意図がわかりにくかったり、なぜそのように描かれているのかが解らない部分が多くありました。が、アニメ版をそのように観て後に読む小説版は、情報量が圧倒的。アニメ版で理解不能だった細かいシーンや演出全てに理由が付いている、ってぐらい細かく描かれており、アニメを観ていると、全てに合点がゆくと思います。反対に小説の後にアニメを観ると、細かい部分まで画として表現されている事が解ると思います。
アニメ版とは細かいエピソードや流れが完全には一致しないのですが、基本的なストーリーは同じ。
納得のSF・軍事的描画なので、安心して読み進めれました。 -
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